IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜   作:ネオバレットファイア

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巻き込まれ15回 侵入者

 

 

 

 

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学年別クラストーナメント1組対2組

フィールドでは一夏とおこな鈴が対峙している。

 

「一夏、今なら謝ればボコボコにするレベルを下げてあげるけど?」

 

「どうせ、雀の涙程度だろ?いらねぇよ。本気でこい」

 

「あら?本気で行っていいのね?」

 

そう言うと鈴は地面に着地しISを解除する。

 

「お、おい!鈴どういうつもりだ?」

 

いきなり着地してISを解除されれば誰だって驚く。俺は動じないがな。

 

「いくわよ!ドラゴンガンダム!」

 

次の瞬間には鈴は黄色がメインカラーの龍と三国志に出てきそうな兵士を織り交ぜた機体、ドラゴンガンダムを纏って立っていた。

 

「ガンダム…」

 

そう呟くと一夏は少しふらつく。

 

「ち、ちょっと一夏大丈夫なの?」

 

「あぁ、大丈夫だ。いいからこいよ」

 

その一言が言い終わると試合開始のブザーが鳴った。

 

「ガンダムマイスターNo.2鳳鈴音推して参るわよ!」

 

 

 

 

 

 

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「へぇ、鳳さんってガンダムマイスターだったんですねぇ」

 

「あぁ、そうらしいな」

 

管制室、そこでは織斑先生と山田先生が一夏と鈴の試合を見ていた。

現状、多少は女尊男卑の風潮が薄れたとはいえ未だ女尊男卑の風潮があるのは確かだ。その中でも千冬はMSを危険視していた。

純粋な戦闘力はもちろん、開発者のベルナデットもだ。

 

「(あの小娘は何を考えている?)」

 

『僕はただこの不平等な世界を平等へ戻したいだけだよ?織斑先生?』

 

などと言われた事を思い出す千冬

 

「…やってることは変わらんではないか」

 

自分の親友のやっていることと彼女のガンダムを比べ自然と出た言葉

 

「え?織斑先生何かおっしゃいました?」

 

だが、その言葉は誰にも届く事はなかった。

 

 

 

 

 

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「さぁ、勝負を決めるわよ!一夏!フェイロンフラッグ!」

 

「一か八かだが、やるしかねぇ!」

 

一夏はそのままイグニッションブーストで鈴に接近する。鈴も覚悟はしていたがこの急接近には対応しきれずフェイロンフラッグでガードするも零落白夜に切り裂かれる。

 

「もう一度ォォォォ!」

 

そのまま一夏は逆袈裟切りで切ろうとするが

 

 

フィールドを突き破って何かが入ってきた。

 

 

 

 

 

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「織斑先生!侵入者です!数3、MSの反応いや、IS?え?」

 

「山田先生落ち着け。」

 

「はい!その、数は3なんですが、MSとIS反応の両方が出ています。」

 

「MSとISの混合部隊と言う事か?」

 

「いえ、3機からそれぞれの反応が出ているんです」

 

[織斑先生、俺が行く]

 

そこへアデルからの通信が入る。

 

「でも!オルコット君!シールドレベル4、しかも各扉はロックされてますよ?!」

 

[その声は山田先生か、大丈夫ですよ。こっちには天才がいるんですから]

 

「では、オルコット弟はそのまま侵入者の迎撃、デュノアは生徒の避難誘導を行ってくれ」

 

[了解]

 

 

 

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「なによ、あんたら!」

 

「………」

 

鈴の問いかけに侵入者は答えない。

 

「ぐっ!頭に!」

 

「ちょっと!一夏しっかりして!」

 

一夏は侵入者を見ると頭を抑え屈みこんでしまう。

 

[織斑くん!鳳さん!今、そちらにオルコット君が向かっています!どうにか耐えてください!]

 

「耐えろって言ったって!…あたしもガンダムマイスターの端くれよ、いかなる挑戦者の挑戦も受けてたつわ!やってやろうじゃない!」

 

意気込む鈴だが

 

「…頭に、頭に響く。これは、衝動?破壊衝動?煩い!煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩いんだよォォォォォォォ!」

 

それを無視して一夏は侵入者へと斬りかかる。

だが、予測したように侵入者は避ける。

 

 

 

 

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「ベルナデット!」

 

「わかってる!それよりも侵入者なんだけど」

 

「あの、ドムが腕を太くしたやつか?」

 

「あれ、僕は知らないんだけど」

 

ベルナデットは自前のキーボードを叩きながらそう告げる。

 

「原作では出てきてないということか?」

 

「そう、もしかしたら僕の原作知識が意味をなさなくなってきたのかもしれない。」

 

「そんなのまだ些細なことだ!今はあいつ、一夏がニュータイプに目覚め、しかもその能力に 振り回されている。それが一番ヤバい」

 

 

「そう…だね。よし、解除出来た。アデル、早く一夏止めてきて」

 

「あぁ、まかせとけ」

 

 

 

 

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鈴は黙っていることしかできなかった。

普段優しく、人当たりのいい一夏がここまで荒れたのだ。

 

「人の頭の中で叫びやがって!ウゼェんだよ!黙って俺に斬られろ!」

 

それをバカにしたように侵入者は全て避けていく。

 

「でも、おかしい。なんで避けてばかりで攻撃を一切しないの?」

 

率直な感想は鈴が無意識の中で口に出していた。

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 

「一夏!いい加減に…しろ!」

 

一筋のビームが今、まさに斬りかかろうとする一夏に当たる。

 

「しっかし、酷いな。負の感情が渦巻いてやがる」

 

我らが主人公アデル・オルコットの登場である。

 

「あ、アデル!何すんだテメェ!」

 

「落ち着け、お前は正気を失っている」

 

[一夏ぁ!そのぐらいの敵に!勝てなくてどうする!]

 

管制室とは別の放送席から箒が喋る。それと同時に侵入者はその太い腕からビームを発射する。

 

「ちっ!」

 

アデルは舌打ちするとそのままビームと放送室の間に割って入る。

 

「GNフィールド全開!」

 

ケルディムガンダムの周りに緑色のフィールドが現れビームを無効化する。

 

「一夏!これでもまだ、その精神状態で戦うか?」

 

「……俺は…俺は…」

 

一夏はうわごとの様に呟くとそのままISは解除され意識を失う。

侵入者はそれを確認すると満足したのかそのまま割って入ってきた穴から去って行った。

 

 

 

 

 

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「間違いないね。束さんあんたの仕業だ。僕のMSまで使って何がしたい」

 

ベルナデットのつぶやきは誰にも届くことはなかった。

それと加え、侵入者が来たことで学年別トーナメントは取り止めとなった。

 

アデル、ベルナデット、鈴、一夏、箒はその後事情聴取された。

アデル、ベルナデットの計らいで箒が反省文、謹慎処分になることはなかった。






荒れるワンサマ

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