IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜 作:ネオバレットファイア
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「で?束さんに何の用?」
あのあと指定の場所にて待つこと数分本当に現れた本物の篠ノ之束。
待ちに待ったご対面だ。モビルスーツは勿論きたまま。
「おっと失礼だったね。よいしょ」
モビルスーツを量子変換で指輪にする。それをみて篠ノ之束は驚いたのかしばらく声を出さなか
「なにこれ!すごい!束さんの想像以上の代物だよ!君!名前は?!」
すごく感動してたらしいこっちも想像以上の食いつきでびっくりだわ。
「ベルナデット・デュノア…です」
予想以上の食いつきのせいで敬語がでちゃったよ。
「うんうん、ベルちゃんね。束さんはちゃんと覚えたよ。で?天才束さんになんの用かな?」
興味を引いた瞬間これである。
「ちょっと質問を幾つかしたいんだけど。それと頼みごと」
「質問と頼みごと?全然いいよ!」
「まず、織斑と束さんは2人兄弟?」
「うん、ちーちゃんと束さんは2人兄弟、姉妹だよ。」
「ふーん、じゃあ頼みごとなんだけどこの名前の人達探してくれない?」
そう言って俺はリストを束さんに渡す。
「へ?そんなこと?別にそれくらいならいいけどそれくらいならベルちゃんでもできるよね?」
「面倒だからパス。だって僕まだ8歳だぜ?お父さんとお母さんにあーだこーだ言われたくないし。束さんと同じ頭脳を持っていようがまだまだ子供なんだ。もう少し時間をかけて束さんの様な天才として世にでるさ少なくともあと2年は静かにしておくよ」
「ふーん、…あと二年の辛抱か。」
「え?何?」
俺の勝手な理論を納得してくれたようだ。何やら不穏なことを口走っていたようだが気にしない。
「んーんなんでもない。そういえばベルちゃんそれ、ISとは全然違うみたいだけど?何それ」
「これ?あぁ、MS(モビルスーツ)って言うんだ。束さんのISとは全然性能は劣るよ」
それは勿論嘘だ。ISとくらべMSの性能は段違いだ。機動力、火力この二つだけでもかなりの差がある。だがしかし、ISとは決定的に違う所がある。それは絶対防御の有無と男女構わず乗れると言う明らかな差である。ISが発展途上機であるならばMSは完成品である。このMS自体白騎士に備わっていないビーム兵器を搭載してある。
まさに決戦兵器の名前に相応しいのではないだろうか。
「へぇ、じゃあその機体のデータちょっとくれたら頼みごと受けてあげる。」
「いいよ。それくらいなら別に。どうせ世の中に出す物の試験機だし。今回の白騎士だって束さんそんなもんでしょ?」
「ベルちゃんよくわかってる〜」
で、ここからが本題だ。
「でもね。僕と束さんじゃ目的は違うよ?」
「え?どういうこと?」
本当に訳がわからないのか少し束さんは焦っているようだ。
「束さんが宇宙進出が目的なら僕はその先を見ている」
「その先?」
「そう、僕の目的は新人類の誕生をこの目に見ること。」
その一言でまた、好奇心に火をつけてしまったのか束さんの目が新しいおもちゃを手に入れた子供の様なキラキラとした目をしている。
「新人類ってどういうこと?」
「ニュータイプ、『革新者』(イノベイター)のどちらかの誕生だよ。」
「?どういう人種なの?」
少しもわからないのか束さんの頭上にはてなマークを幻視した。それは勿論わかるわけがない。だってこの世界にニュータイプもイノベイターの概念があるわけがない。
「ニュータイプはなんて言うんだろう。んーニュータイプは少し感が良くてすれ違いが少ない人のことかな?イノベイターはどのような人間でも相互理解ができる人のこと」
「へー、ベルちゃんはその人達を見つけて何をするつもりなの?」
「全人類との対話そして戦争の根絶かな?」
その一言を聞いて束さんは不機嫌そうにする。
「ベルちゃんそれは本気?人間は人間である為にその業から逃げることはできないんだよ?だから戦争は終わらないし今でも影で暗躍する人がいるんだよ?」
その言葉は至極まっとうだ。まっとうなだけに夢も希望もない。だからこそ俺は言わなくてはならないのだろう。
「人間だからこそ、理解しあわなければならないんじゃないかな?」
「え?」
「確かに人間は何かにつけて争う醜い生き物だ。だからこそ、そんな人類に光を見せなきゃダメなんじゃないかな?」
俺の本心と多分誰かの受け売りの言葉を混ぜて篠ノ之束にぶつける。
人間は理解し合える。理解しあわなければならない。これから先に起こるであろう女尊男卑の世の中の風潮に立ち向かわなければならない。
その為ならば幾ら人間が死のうが俺には関係ない。理解しあうまで俺は止まらない。絶対に。
「ぷ…あはははははは、ベルちゃんいいね。もっと気に入ったよ。頼まれごとはしっかりやるよ。じゃあ後でここにデータ送ってね。バイバイ!」
そう言うと束さんは消える様に去って行った。
さて、家に帰るかな。
「ベルナデット!何処に行ってたんだ!お父さん心配したんだぞ!」
家に帰るとお父さんが心配そうにしていた。表向きだけは。多分1番心配しているのはシャルロットの事なのだろう。でも、それはそれで俺は嬉しい。原作のシャルロットの親へ対する見方は相当酷いものだった。だが、俺が生まれたせいかそれが変わってやはり1番はシャルロットだったと言うことがわかった。今の妻はどうでもいいし、その娘もやはりどうでもいいのだろう。
今はまだ見ぬ同時期に生まれたシャルロットを夢見ておこう。
その頃イギリス
「きゃー!アデル!しっかりしてくださいまし!」
「ねぇ…さん僕はねぇさんの弟に生まれてよかっ…た」
「アデル!アデルー!誰か!誰か助けてください!」
「はい!カット!よかったよ!今の演技。子役デビューも間違いなしだね!」
「「はい!」」
オルコット兄弟は演技の練習をしてた。
死ぬ演技のためにアデルがセシリアの料理をアホほど食べて臨んだのは言うまでもない。
その後アデルは病院へ運ばれた。
あれ?ベルナデット(京谷)まともじゃね?
いいよ、これから多分ベルナデットのクレイジーサイコレズがはっきされていくんだし!