IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜   作:ネオバレットファイア

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巻き込まれ30回 宿命へ

 

 

 

 

 

 

 

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トニーと一緒に蜘蛛男とトカゲ男に遭遇してから2日今日も今日でやることはない。

けど、このままお土産も無しに日本に帰るわけにはいかない。何かないかと適当にブラブラしていると普通の高校らしきものが見えてきた。

 

平和でいいなーなんて考えて眺めてると学校からけたたましくベルが鳴り始めた。面倒くさいとは思いつつ少し前にニックと契約したのを思い出す。

別にこの学校がどうなろうと僕の物語には関係がない。そう言ってしまえば一番早いのかもしれない。けど、あの態度が腹立つニックに笑われる事は絶対にしたくはない。

そう思うと足は勝手に学校の方へ向かっていた。

 

学校まであと少しというところで邪魔しに入ってきた。

 

「君、邪魔だよ…」

 

「邪魔しにまいった。」

 

桜井良太、こいつの行動は読めない。復讐が第一としての行動原理にあるのはわかるけどってそれよりもたかだか高校にこいつが出張ってくる意味がわからない。

 

「ごめんね?博士は俺らに必要なんだ。君に渡す訳にはいかない。」

 

そう言うと桜井はISを量子変換する。だが、そのISは一度画像で見たようなシャープなフォルムではなく黒い西洋甲冑と日本の鎧を足して2で割った様な無骨なフォルムだった。

 

「手合わせ願おう。ベルナデット。俺の新しい力の試運転がてらにな!」

 

そう言うと桜井は物干し竿、いや、それの倍はあるであろう長さの刀を呼び出した。その刀は切るというより叩き潰す事を考えて作られた構造だ。いや、もはや刀というよりバスターソードの方が近いかもしれない。

 

「妙に情熱的なダンスのお誘いじゃない特別にそのお誘いに乗ってあげる。行くよ、スサノオ」

 

スサノオを呼び出し構える。

構えた瞬間に桜井は見た目が鈍重なフォルムとは違いものすごいスピードで突っ込んできた。

 

「切り捨て!ごめん!」

 

「それは!こちらのセリフだぁぁあ!」

 

言うが早いか桜井は大剣の様な刀を振り下ろしベルナデットはウンリュウとソウリュウで受け止める。

 

「桜井良太、君が何を考えているかは知らんが!私の道は開けてもらおう!」

 

受け止めていたウンリュウとソウリュウで左に受け流しそのまま勢いを利用し回し蹴りをいれる。

そして一閃、二閃と剣戟を浴びせていく。

 

「この程度か?MSも大したものじゃないな…」

 

そう桜井がつぶやくとベルナデットの脳内に危険信号が鳴り響く。

だが、その信号も遅く気がつけばベルナデットの目の前には大量の刀が降ってきていた。

 

「そんなせっこい手を持ってたなんてやるじゃん。」

 

スサノオの右角は折れ、ウンリュウも真っ二つに折れてしまっていた。そして、スサノオの関節部の所々から煙が上がっていた。

 

「データは揃った。あとはベルナデットが本気を出すだけだよ。」

 

「本気?これが本気だよ?」

 

「嘘をつくんじゃあない。使ってない奥の手があるだろう?」

 

2人がそんな会話をしていると気がつけば周りには学校から避難した学生が遠巻きに見ていた。

 

「ちっ、面倒くさくなった。だけど、予定通りになっているから俺はここまでだな。残念だが、その奥の手は今度見せてもらう!」

 

そう言うと桜井は一瞬にして消えた。

少し安堵していたベルナデットだが、1人の女子生徒がベルナデットのもとへ走ってきた。

 

「すみません!こんな状態で頼むのはおかしいですけど、学校にピーターが!ピーターが残っているんです!助けてください!」

 

そう言われてため息をつきながらベルナデットは首をふった。

 

「知ってる知ってる。もとはと言えば学校からの非常ベルの音を聞いてここまできたんだ。僕に任せ…かわいい」

 

「え?」

 

「いや、なんでもない。それじゃあ行ってくるよ」

 

ショートしているスサノオの全体をひきずり学校へ向かう。

 

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どうにかこうにかして学校内へ入ると学校内は鋭い爪で引き裂かれた様にボロボロとなっており所々に蜘蛛の糸が散らばっている。

ショートしていたスサノオは解除し新しくエクシアを装着する。

 

「スサノオよりは劣るけどそうも言ってられないな…」

 

エクシアを装着すると遠くの方から大きな物音が聞こえてくる。

そっちへ向かうと赤と青の全身タイツ、この前見たスパイダーマンだったかとどデカイトカゲが一戦交えていた。

 

「スパイダーマン!邪魔をするなぁ!」

 

「おいおい、冗談はその顔だけにしてくれよ。」

 

蜘蛛の糸を腕から飛ばしパチンコの要領で自分を飛ばす。

そしてトカゲは唐突な行動に対応できずその体当たりを食らってしまった。

 

「楽しそうじゃん!まぜてよ!」

 

そう言ってトカゲに斬りかかるがすんでの所で避けられ、ギリギリ尻尾を跳ね落とした。

 

「ぐぅぅ!またしても!邪魔をするなぁ!」

 

尻尾をはねられご機嫌なのか、パンチを振りかぶってきた。

 

それを受け止めるが強い何かに引っ張られ飛ばされる。

 

「ごめん、これは僕の仕事だ。僕がやらなくちゃいけないんだ。邪魔はしないで欲しい。」

 

それを聞いて少し驚いたがなぜか笑ってしまった。

 

「くっ、あはは!わかった。僕はこれにて失礼するよ。僕の仕事もここまで。帰ってコーラでも飲むとしよう。でも、スパイダーマン、背負い過ぎると救えないものも出てくる。気をつけた方がいい。」

 

男の勝負に水を差してしまった事を今更だけど気がついた。

さっさと退散することにしよう。

 

 

 

 

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「で?君はそのまま帰ってきたわけかい?」

 

トニーの家に戻って今日あった事を話した。

 

「男の勝負に水を差すのは失礼じゃない?」

 

「ははは、そうだね。それよりも、そのトカゲっていうのは先日橋で大暴れしたこいつのことかい?」

 

投げ渡された新聞を読むとその事を書いてあった。スパイダーマンもそれに加担したとも書かれていて、両方とも警察に追われている様だった。

 

「警察にふたりを捕まえる手段なんてあるのかねぇ?」

 

「さぁ、でも、決着はつきそうだけどね。」

 

そう言って新聞を座っているソファの隣に置く。

 

「あっ、そう言えば。明日からIS学園臨海学校だけどくるかい?まじかでISを触れるかもよ?」

 

「本当に?じゃあ、泊まる所を抑えておこう。ジャービス!」

 

「かしこまりました。トニー様」





お久しぶりでガンス。
これも全てモンストが面白いせいだと思うの。
待ってた人ごめんよ

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