IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜 作:ネオバレットファイア
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世界は結構広いんだ。結構広い筈なんだ。なんでですかね?なんでなんですかね?私何かしました?教えてよ、神様。美人な神様ならわかるよね?
「どうしてなんだよ…」
「どうも、初めましてベルナデット・デュノアです。」
話は数時間前に巻き戻る。
今日はアデル・オルコットとセシリア・オルコットの10歳の誕生日だ。親バカの親はパーティーを開くことにした。イギリス中の著名人だけでは飽き足らずフランスの方にも招待状を送りつけたと聞いた。その中に軍事関係者がいると聞いたその時から覚悟を決めるべきだった。姉の料理を食べるよりも覚悟を決めるべきだった。
よりにもよってこんな序盤からあいつと遭遇するとは…
姉と誕生日ケーキのロウソクを吹き消すことからこのパーティーは始まった。
ロウソクを消してからは来賓の人達と親が挨拶回りしているのについていった。するとイギリスの著名人の中では見ない自分と同じ年代の子供を見つけた。多分フランスの方からの招待客だろう。パーティーでは中々子供は見ないので嬉しくなって話かけようとしたがどうやらプレゼントのお披露目らしく親に特等席に連れていかれた。
「さぁ、セシリア、アデル今からみなさまが貴方達の為にプレゼントをくれるからね」
などと母は乗り気だったのを記憶している。ここからが問題だった。
司会のイギリスでは有名人が意気揚々と紹介を始める。
「ではまずトップバッターはこの会社から!フランスでも有数の軍事産業会社デュノア・コーポレーションから次世代型パワードスーツMSが贈られます。では、開発者のベルナデット・デュノアさんお願いします!」
壇上に上がってきたのは先程声をかけようとした少女だ。
会場の来賓全てがどよめいた。だが、しかし同じ年でこんなことをできるのは1人しか知らない。いや寧ろ理解してしまうのに時間はかからなかった。
「………おいおい、マジかよ。………よりにもよってこのタイミングでくるか?京谷よ…どうして…」
「?アデル。今何かおっしゃいました?」
「いいや、別に。同じ年でそんなもの作れるなんてすごいなぁって思っただけだよ」
姉には来賓のどよめきのせいで聞こえなかったらしい。それはそれでいいのだが。もう一度壇上の少女に視線を戻す。
「みなさま、初めましてベルナデット・デュノアです。今日はアデル・オルコットくん、セシリア・オルコットちゃん誕生日おめでとう。いきなりですが世間では今ISと言うパワードスーツが有名ですが私はそれを良く思っておりません。ISは現在467個のコアで世界中に配られて各国で研究を進められています。ですが、良く考えてもみてください。たった467個です。最大でも467機しか存在できないのです。
来年にはモンド・グロッソなるISの世界大会があります。多分このISの世界大会モンド・グロッソはオリンピックの様に良くて4年に一度の大会となるでしょう。
ですが、何度も繰り返される大会のなか過去の優秀な機体それこそ大会優勝者の栄光の機体ですら解体されるのです。それは悲しい。だからこそ、ISと同等の力を持つパワードスーツMSを私は開発しました。これこそが私の傑作です。
紹介しましょう。RX-78-2『ガンダム』です。」
ステージ中央に置かれていた布が被せられていたものを少女が取り払うと俺の世界では有名なアニメーションの機体がそれこそまさに夢が形になったようなものがそこにはあった。
「では、実戦をしてみようと思います。今回はISのイギリス代表と私が現在試作中の新型機体に乗って戦ってみようと思います。」
ベルナデットもとい京谷の演説を黙って聞いていた来賓は今の言葉でまたどよめき始めた。
「みなさま落ち着いてください。これはお父さん、お母さんにわざとやらされているのではありません。これは、私自身の希望です。大丈夫。危険はありません。」
幾分かはどよめきは抑えられた。それでも俺としては危険はないというより危険が危ないと思う他なかった。
場所は変わって、オルコット家のIS専用スタジアム。
スタジアム内にはベルナデットとイギリスの代表がMSとISが対峙している。
「ベルナデットさん、先程紹介した機体とは別の形と見受けられますが?」
「こちらが現在開発中のGNドライヴ搭載機GN-001『ガンダムエクシア』です。」
一通り話終えると同時に試合のブザーが鳴った。
「ガンダムエクシア、目標を駆逐する!」
「フォークス参ります」
まず、ベルナデットはGNソードを展開し、フォークスへ接近する。フォークスはそのままロングソードを展開し鍔迫り合いで応戦する。
それを待っていたと言わんばかりにベルナデットはフォークスを蹴り飛ばしGNソードを収納する。そのままビームライフルでフォークスを狙い撃つ。蹴り飛ばされてバランスを崩したフォークスは全弾もらってしまいSE(シールドエネルギー)の半分を削られる。
「もう、デモンストレーションはいいでしょう。これで決めますTRANS-AM(トランザム)」
あいつは昔からそうだった。切り札は温存せず最初からぶっ放していくスタイルは変わらない。
そのままエクシアは赤く発光すると残像を残しながら超スピードでフォークスを切りつけていく。
最後の一撃と言わんばかりに縦回転を加えGNソードでフォークスを叩きつけると試合終了のブザーが鳴った。
その後誕生日パーティーはお開きとなり。イギリスの軍事部の人間がベルナデットと名刺交換しているのを見た。嫌な予感しかしない。
そして、5年後。舞台はIS学園へ。
次回予告!
「ベルナデット・デュノア、です!あそこの織斑くんとは将来を誓いあった中です!」
「おいおい冗談は休み休みにしてくれ」
「いいですわ!決闘ですわ!アデルもよろしいですね?」
「どうしてこうなった」
巻き込み04回 主人公と遭遇してしまったらもう平凡とは無縁
はい、次回から本編突入だね