IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜 作:ネオバレットファイア
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あれから一週間。時は流れるのが早いものでクラス代表決定戦が授業として開催された。観戦するのは1学年全体だそうだ。それと勿論授業の一環として行われるのでレポート課題が必須となっている。
まぁ、そこまではいいんだ。そこまではな。
「ねぇねぇ、織斑先生ぇ!」
「なんだデュノア」
「この試合ってさ、3人の勝ち抜け式なわけじゃん?」
「あぁ、そうだな。それがどうした?」
「それってつまり運が良くて僕のMSが活躍できるのって2回までってことだよね?」
「そういうことになるな。」
「そんなことだと僕の家の宣伝が出来ないわけじゃん?」
「二回できれば上々だろう」
「嫌だね。僕は欲張りなんだ。なので、僕もこの試合に参加する。それに、二回勝ち抜いた奴って結局自分の試合の見直しをしてレポートを書くわけでしょ?そんなんじゃつまらないし何かフェアじゃない気がする訳よ。他の人の試合を見ることによって得るものってあるわけじゃない?そういう訳でトーナメント表も作ってきてるしいいよね?」
「お前がそこまで推すならそれでも構わんがしっかりレポートは書けよ?先日のような適当なレポートな受け付けないからな。」
「はいはい、わざわざこの天才で美少女で完璧なベルナデットちゃんがそんなことするわけないでしょ?」
なんてことがあったせいで急遽予定は変更されトーナメント式になったのだ。
第一回戦は俺と一夏
第二回戦はベルナデットと姉さん
多分あいつは意地でも上がってくるんだろうな。
「アデル。あんな男コテンパンにして叩きのめしてやりなさい。」
そんなことを考えていると、応援として姉さんが俺のピットに来ていた。
今日は、ベルナデット曰く「1番自分が気に入っている機体を使うといいよ。」とのことなので遠慮なくやらせてもらおう。
「うん、姉さん任せてよ。」
そう言って俺はフィールドに立つ。それと同時に一夏も反対側のピットからでてくる。
「ケルディムガンダム。目標を狙い撃つ…」
「それがガンダムってやつか。世界に9機しかない機体を拝めてラッキーだな。」
「さて、悪いが一夏、フィッティングはまだ終わっていないようだがさっさと終わらせて少し過保護な姉に自分が戦えることを証明しなければならないのでな。何時までも守られるだけの存在じゃないってな。」
「…!あぁ、そうだな。俺も今できること全てを千冬姉に見せるそして守れるような男になるんだ。」
俺の言葉で何かを掴んだのか急にやる気を出した一夏。だがしかし、ナニカサレタヨウダの俺は強いぞ?なんてったって地の力が違うからな。
試合の開始を知らせるブザーがなる。
それと同時にGNピストルを抜き一夏へ向けて一斉射を行う。だが、それを全て避けられてしまう。
「「ファッ?!」」
少し前まで一般生徒だった一夏が謎に動きがよすぎる。まさか…
もう遅いが一夏もフランスの天災にナニカサレタヨウダ。余りの事に俺と一夏は驚き一瞬動きが止まる。
まぁ、一方的な試合は楽しくないしこれで五分な訳だ。
「一夏、遠慮なく行くぞ!行け!GNビット!」
管制室では千冬、山田、セシリア、箒、ベルナデットがそれを見ていた。
「へー、織斑君凄いですね。あの一斉射撃を全部避けるなんて」
山田先生は関心しているが千冬は驚いている。
「まぁ、私の自慢の弟だからな。(あんな動きが素人にできるわけがない。)」
ちらとベルナデットの方へ視線を向けるがベルナデットはニヤニヤしていた。
(アデルの時みたいに一夏にも睡眠学習装置使っておいてよかった。やっぱり主人公はこうでなくちゃね)
「くっ!」
「30分結構持った方だな。次で終わらせる」
何故か体が思った以上に動くんだが、射撃武器と近接ブレード1本だとやっぱり近接ブレードのみが不利だ。そんなことは分かってる。でも…千冬姉に俺も守れるって事を証明しなきゃ!
「TRANSーAM!」
アデルは赤く光ると残像が残る位のスピードで接近し蹴り飛ばす。そのままGNピストルで追い討ちをかけ一定距離離れるとGNビットでさらに攻撃を強める。GNピストルを捨てGNスナイパーライフルⅡで照準を合わせる。
「狙い、打つぜ!」
そして一夏の付近にあるGNビットの9つあるうちの2つを打ち抜き爆発させる。
「あーあ、マジかよ。こんな所でそうなんの?」
「一夏ぁ!」
焦って叫ぶ箒だが
「ふん、機体に救われたな馬鹿者が」
「やだ、織斑君かっこよすぎ」
ちゃかす千冬とベルナデットをみてもう一度画面を見ると本来の姿の一夏のIS『白式』があらわれた。
「これで本当に俺専用になったって訳か。」
一夏は画面に表示された確認ボタンを押すと近接ブレードの名前が変化した。
《雪片二型・鶴翼》
雪片、それは織斑千冬の愛機『暮桜』の一本しかない武装の名前だ。
「まったく、俺はいい姉を持ったよ。せめて家族の名前位は守るさ」
「全くだな。」
そのまま一夏はアデルに急接近する。
「ちっ!(トランザムのスピードを超えるってなんだよ!)」
そう思っていると通信が飛んできた。
「あ、アデル、トランザムが通常とは違ってどんどん性能が落ちてく仕様だから早くトランザム止めた方がいいよ。量子残量も少なくなってきてるしね」
「そういうことは先にいえー!」
そう叫ぶ頃には一夏は懐に飛び込んできていてワンオフアビリティの『零落白夜』を纏った雪片で斬りつけて来ていた。
それと同時に試合終了のブザーがなる。
『試合結果:ドロー』
「あーあ全く持って面白いわ」
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