IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜   作:ネオバレットファイア

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巻き込み07回 姉と姉の矜持

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

試合終了後、管制室に向かうと姉が待ってた。

 

「ごめん姉さん。引き分けだったよ。オルコット家の恥だね、初心者に負けるなんて」

 

「いえ、アデルは十分戦いましたわ。次はわたくしの番です。幾ら相手がデュノア社のご令嬢だからと言って手を抜くつもりはありませんし、負ける訳にも行きませんわ。姉としての矜持がかかってますから。」

 

いい笑顔で言う姉だが、この代表決定戦の2日前にベルナデットを含む1年1組の姉もしくは弟がいる生徒を集めて謎の集会を開いたという。その中でもやはりベルナデットとは会話がヒートアップしたらしい。

あぁ、そういうことか。つまり、ベルナデットのやつ家の宣伝なんて二の次で我が姉との決着をつける為にこのトーナメントを企画したわけだな?やってくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「セシリア・オルコット。私はこのときをまっていた。どれくらい待っていたかと言うとその、あれだ。ようはあれだ!」

 

「言いたいこと纏めてから喋ってください!」

 

 

 

アリーナ第二試合。

ベルナデット・デュノアVSセシリア・オルコット

 

試合開始前に会話をしていたのだが、セシリアに怒られた。

 

「ですが、中遠距離型のわたくしに近接格闘型機体で挑むとは、モビルスーツの生みの親ベルナデット・デュノアの程度もしれたものですわね。」

 

「ふ、甘いな。悪いが今日の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!!」

 

「なっ!(なんですの?この普段ではあり得ない気迫は!?)」

 

そのセシリアの一言から試合は開始となった。

 

「先手必勝!距離は頂く!」

 

ベルナデットは試合開始と同時にブースターをふかしセシリアとの距離をほぼゼロにまで持っていく。

 

「この、戦闘で接近された時の焦り様、あいも変わらず近接格闘型に接近されると弱い様だな!?セシリアオルコットォォォオォオオオオ!」

 

「くっ!この機体を使った時のベルナデットさんはやりづらいですわね!!インターセプター!」

 

そう叫ぶとセシリアはブルーティアーズの唯一の近接武装のインターセプターをコールする。そのままベルナデットを斬り払うと再度スナイパーライフルをコールし、狙い撃つ。

 

「貴女のその訳の分からない機体に対抗するためにわたくしは!わたくしはぁぁぁぁぁ!」

 

何かベルナデットの機体にトラウマでもあるのだろうか、セシリアは片手にスナイパーライフル、もう片手にバルサンを片手にベルナデットを追いかける。

 

「くっ!まさか、バルサン型のナノマシンをばら撒く装備を完成させるとはな!それでこそセシリア・オルコット!そうだ!これとやりたかった!」

 

暫くセシリアのバルサンから逃げるとバルサンが爆発四散する。

 

「なんと!あの装備はまだ完全ではないとは…ならば切る価値もなし!それでは決着をつけさせて頂く!それではとくと見るがいい!私が作りし我がマスラオの奥義を!トランザム!」

 

そう、何を隠そうベルナデットの機体はマスラオなのだ。少し前から読者の皆さんは何故バルサン?と思っていただろうが、台所の悪魔と外見がそっくりなマスラオはセシリアのトラウマを刺激するには十分すぎた。

そのせいか、セシリアは本国にバルサン型のナノマシン武装を申請していたのだ。イギリスも最初は何故バルサンなのかという疑問に至ったのだが、マスラオとの戦闘記録を見た所為で作るざるを得なくなったのだ。

だが、作者個人としては、結構マスラオもスサノオも好きなのであれなのだが、今は関係ないので置いておこう。

そして、マスラオには特殊プログラムが積んである。その名もブシドープログラム。

名前の通り、口調が、グラハム・エーカー、ミスターブシドーに強制的に似てしまうプログラムだ。本来ならいらないプログラムだろうが、いらないプログラムだからこそ必要なのだ。

 

「MS乗りとしての矜持、姉としての矜持!今ここで!君を乗り越えてみせよう!セシリア!」

 

「随分なこと言ってくれますわね!わたくしにも負けられない姉としての矜持がありましてよ!ブルーティアーズ!!」

 

セシリアが叫ぶとブルーティアーズのアンロックユニットから4機のビットが飛ぶ。これは、イギリスが独自に開発したBT兵器。参考は勿論ベルナデットの遠隔操作兵器搭載型ガンダムだ。

 

「ビット兵器の操作、そして射撃能力の向上!…それでこそだ!セシリア・オルコット!」

 

「「はああああああああああああああああああああああ」」

 

 

 

『試合結果:勝者ベルナデット・デュノア』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「セシリア、いい勝負だった。またやろう」

 

「それはいいですけど、もうあの機体はこりごりですわ」

 

試合は終わり二人は熱い握手を交わした。

 

そして勝者が出た時点でこのクラス代表決定戦は終わりを告げた。そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「織斑君!!クラス代表就任おめでとーーーーー!!!!」」」」」

 

食堂にはクラッカーの火薬臭さとパーティーのそれらしきケーキなどが置かれていた。

それに壁にはお題目の『織斑一夏クラス代表就任パーティー』とかなり気合が入った飾り付けまでされていた。

 

「なぁ?ベルナデット?」

 

「そうか、気のせいだろう。」

 

「まだ何も言ってない!?」

 

「まぁ、それでもみんな祝ってくれてるんだ。今は喜んでおけよ。」

 

そのままベルナデットは立ち去ろうとしたが

 

「それって俺に責任押し付けて逃げるって事だよな?」

 

「あ?もちろんじゃん!」

 

「いい笑顔してんじゃねぇよ!?ちくしょー!」

 

そのままベルナデットはその場から退散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーもう!なんでこんなに広いのよ!しかも総合受付ってどこなのよ!」

 

校門をくぐった所にツインテールの少女は苛立ちを隠さず叫ぶ。

 

「しかも地図が適当すぎて当てになりゃしないわ。ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヨーグルッチー!ヨーグルッチー!ヨ、ヨ、ヨ!ヨーグルッチ!」

 

ツインテールの少女の目線の先にはR&Bよろしくなリズムで商品名を口ずさむ少女が自販機のジュースを大人買いしていた。

少女はためらった。このような訳の分からない少女に絡んでもいいのか?だが、ここで絡みに行かなければ総合受付にはたどり着けず、運が悪ければ学園内で野宿する羽目になる。

 

「あーもう!行けばいいんでしょ!?」

 

少女は何にキレたのかは知らないが早足で自販機大人買いしている少女に近づく。

 

「ねぇ、あんた。総合受付ってどこか知らない?」

 

「ヨ、ヨ、ヨ!ヨーグル…あ、勇気リンリン!リンちゃんマンだ!」

 

「それはやめなさい!ってかあんた…まぁ、愚痴は後でいいわ。案内してよ。…ベルナデット」

 

「性格きついと一夏に嫌われるぞぉ?」

 

「う、うるさいわね!」

 

「はいはい、それでは中国代表候補生、ドラゴンガンダムのパイロット鳳鈴音(ふぁん・りんいん)IS学園にようこそ。」





感想、評価お待ちしてます。

鈴ちゃんって何ガンダム乗せればよかったんですかね?ごひのガンダムとか?
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