久しぶりではありますので、文体とかが変わってるおそれがありますけど、感想とか頂ければ幸いです
樹side
俺は今宇宙にいる。宇宙じゃ少し語弊がある? じゃあ言い換えよう。俺は今、宇宙船の中にいる。具体的に言うと、時空管理局の時空航行艦船「アースラ」の中。なぜかって? それはなのはが強制的に俺を連れてきたから。別にこの世界の管理局に行くことはやぶさかではない。どの世界に行っても役所っていうのは重要だしな。ただ、どうしてなのはに対して拒否権と言うものが行使できないのかを知りたいのだが、ユーノに聞いても苦笑いをするだけだった。
それで今は、一通りこのアースラの中を案内してもらい、今俺の目の前にいるのは、おそらく俺と同い年くらいだろうと思われるクロノとか言う執務官。
「……で、なのはみたいに君には民間の嘱託魔導師として協力して欲しい……って聞いているのか? 」
「? まったく聞いてなかった。つーかお前の話に興味は無いし、そもそもいろいろと言われて混乱してるんだから、少しは整理させろ。協力の話もそれからだ」
「まあいいだろう。君が魔法を手にしてから、まだそんなに日は経っていないとなのはから聞いている。協力するしないは別にして、今後の為に一応君の魔力量を測りたいのだがそれぐらいは協力してくれないか? 」
クロノがなんかあきらめたような、悟ったような顔をしてそんなことを言った。それから、俺は少し特殊な部屋の中で、金髪の少女と対峙していた。
「樹君……で合ってるよね? 私はフェイト・テスタロッサです。今日はよろしくお願いします」
こうして俺とフェイトとの最初で最後の模擬戦が始まった。
フェイトside
PT事件。私の生みの親であるプレシア・テスタロッサが、ジュエルシードを集めて失われた都「アルハザード」へ行こうとして、次元災害を引き起こした事件。私はその事件の重要参考人として、そして関係者としてアルフと一緒に裁判に臨んでいた。明日は最後の審理だったのだけれど……いきなりなのはと見知らぬ男の子(?)が来た。
見知らぬ男の子の名前は樹君と言うみたい。今、その樹君はエイミィさんとクロノくんにアースラの中を案内してもらってる。その間なのはといろいろお話をしながら待っていたのだけれど、いきなりクロノ君から樹君の魔力と魔導師レベルを測りたいから、模擬戦の相手になって欲しいという念話が入ってきた。
そして二十分後、室内訓練場。私はバリアジャケットを展開して、アサルトフォームのバルディッシュを手に持ち彼と対峙した。
「樹君……で合ってるよね? 私はフェイト・テスタロッサです。今日はよろしくお願いします」
彼は漆黒のバリアジャケットに、黒い槍形のデバイスを持っていた。ただデバイスの形が私やなのはとは少し違う形だった。
樹side
フェイトと打ち合い始めてから五分くらい。最初の予想通り俺はフェイトに押されていた。まぁ実戦経験があまりにも違いすぎる。当然といえば当然のことではあった。
「この辺が頃合か……行くぞアルテミス。カートリッジ・ロード」
「イエス、マスター。カートリッジ・ロード。アタッキング・フォルム」
「炎の精・イフリートの力を具現化、剣よ纏え。ファイアー・スクリプト」
アルテミスから説明を受けていた古代ベルカ式の最大の特徴である「カートリッジシステム」あらかじめ装填してあったカートリッジを使用し、排夾、そして槍から剣へのフォルムチェンジ。そして精霊降臨、属性付与……アルテミスからの説明を受け、実際に使用してみたが……かなり使いやすい。事実今まで拮抗していた戦力バランスが、一気に変わり……フェイトが対処しきれなくなったところで、クロノからストップが掛けられた。
鈴音「いやー九ヶ月ぶりの更新だねぇ」
樹「引越しとかいろいろあったんだろ?じゃあしょうがないな」
鈴音「まぁそうだね~。で、なのは次回予告は?」
なのは「ん~九ヶ月ぶりで私も読んでないから……次も楽しみにしててね~」