汚い女を見つけたので虐待···え?聖女なの?やっべ。   作:訥々

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パン作り→襲撃

やあみんな、俺だ。

陽光が差すいい朝ですね、おはようございます!

今日も絶好の虐待日和だぜヒャッハー!

 

「んぅ···?ここは···」

「おはよう。よく眠れたみたいだな」

「っ!?あ、おはようございます!」

 

目が覚めたら知らない天井で、しかも虐待人の家にいたんだ···さぞや驚いただろう、絶望しただろう。

可哀想に···誰がこんなことを···(悪魔の笑み)

 

「あの···まずはありがとうございます。お陰様で、ぐっすり眠れました」

「そうか。なら顔を洗って朝飯を食え」

「あの!······話したいことが、あるんです」

 

ふむ。話したいこと···なんだ?

虐待がキツすぎるから家に帰らせてくれ、とか?

そういやコイツの家って何処なんだろうか。

もしくは···あれか、朝はパン派なのか?

だとしたら残念、今日の朝飯はご飯だ。ククク。

明日からはパンにしよう。

 

「その···私、家に戻ろうかと思います」

「·········」

 

させねえよ?(真顔)

見たところ、コイツは心身共に疲弊しきってる。

上等な衣服を着ていたのにあんな森の中で倒れているのもおかしい。

コイツに火急の用が無い限り“虐待”はやめないぞ!

 

「家······ね。帰るなら送っていくぞ」

「いや、そういう訳には行かないんです···」

「何故だ?事情があるなら話せ。そんなに疲れきった状態で、しかも一人で森をうろつくのは危険すぎる。急ぐ理由があるなら送っていく」

「·········私は今、追われてるんです」

「追われてる?なんだお前、罪人か?」

「そんなところです」

 

そう言う女に、罪人っぽい雰囲気は無い。

確定ではないが、嘘だな。

 

「問題無い。追っ手が来たら俺が追い払う」

「駄目です、危険すぎます!あなたが魔術使いと言えども···!」

 

俺が魔術使いだと知った上でなお()()()()()だと?

単なる罪人の追っ手がそれ程までに強いとは思えん。

コイツが魔術使いの実力を知らないのか、それとも追っ手が余程強いのか···。

 

「侮るな。俺は木っ端に負ける訳が無い。······この話はこれで終わりだ。取りあえず飯を食え」

「············分かりました」

 

俺がそう言うと、ようやく飯を食べ始めた。

負ける訳が無い···というのは半分虚勢だが、半分は本音だ。自分で言うのもなんだが、俺はかなり強い。

 

 

 

「「ごちそうさまでした」」

「あ、洗い物は私にさせてください」

 

朝飯も食い終わったところで、さて、今日はどんな虐待をしてやろうか···と考えていると、女に『洗い物をさせろ』と言われた。

食事の直後の洗い物は、一番苦痛なはずなのに!

 

「いいのか?まだ本調子じゃないだろうし、洗い物くらい俺がやるぞ」

「それでは悪いので、私にも何か···せめて家事だけでも手伝わせてくださいっ」

「むう···分かった。頼んだぞ」

「はい!」

 

“食事の直後に洗い物をさせる虐待”は余りにも強度が強すぎるから、虐待人である俺ですら躊躇うほどなのだが···この女···強いな。

ククク···燃えてきたぜ!

泣き叫ぶ程の苦痛を与えてやる!

 

 

 

「洗い物は終わったな?」

「はい」

「ならば、次の虐待といこう。今回は肉体的苦痛を与えてやる。覚悟しておけ」

「肉体的苦痛···!?何故だろう、あんまり怖くない

「聞いて驚け、震えろ······今から俺と······“パン作り”をしてもらう!」

「えっ」

「パン作り、したことあるか?」

「いえ、未経験ですね。······パン作り···そッ、そうきましたか〜〜〜ッッッ

 

未経験か···イイなァ!最高だ!

パン作りというのは、本当に大変なんだ。

俺は米も好きだがパンも好きで、“自分で作ってみたいな!”という軽い気持ちで最初は作ってたんだ。

 

心が折れかけた。

 

・あんまり膨らまない

・形がいびつ

・食感がおかしい

・生地はベタベタするし粉が舞ってキッチンが汚れて嫌になる

・なんかうまくいかないし、疲れるしで心が折れてしまう

 

ざっと挙げただけでも、これだけの失敗例がある。

試行錯誤の末にようやく我流のレシピが完成した時は、思わず感涙しかけた。

 

そんな苦行を強制するという虐待ッ!

っかー、俺ってば一流の虐待人!最低だぜ!

 

「それでは···レッツ☆ベイキング!」

 

 

 

 

 

 

 

「捏ねろ、とにかく捏ねろ!パンの出来はここで大きく変わるぞ、15分は捏ねるんだ!」

「くっ···そろそろキツいです······」

「よし、バトンタッチだ。よく頑張ったな!」

 

 

そうして捏ねることキッチリ15分。

······うん、もう十分だろう。

表面も滑らかだし、押すと弾力がある。

それじゃあ、発酵するか。

 

「取りあえず1時間くらい放置だな」

「結構長いんですね」

 

キチンと膨らんでくれるかなあ······ワクワク

 

 

 

キュイン───

 

 

 

「ッ!!」

 

こちらへの急激な魔力の高まりを感知し、女を横抱きにしてその場から離れる。

その直後、ほんの数瞬前にいた場所が()()()()

 

「あ゙ー!?パン生地がァァァ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

超展開で読者を置き去りにするスタイル。良くない。

 

 

 

 

 

◯魔術使い

すごくレア。そしてすごく強い。

魔術師団の武力は国力に直結する。

なのにアホの王様が乱用したからさあ······。

 

虐待人の印象

  • 極悪
  • 人でなし···ッ!
  • 悪(笑)
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