汚い女を見つけたので虐待···え?聖女なの?やっべ。 作:訥々
「っ!追っ手が来ました!逃げましょう!」
「あー···アイツ等がお前の言ってた追っ手か」
黒いローブに身を包む、十数人の襲撃者たち。
感知魔術を使ってここまで追ってきたんだろう。
それに、十数人がかりとはいえパン生地どころか、そこそこ強めの
確かに、かなりの手練れだ。
そんな奴等がなぜこの女を狙っているのかは気になるが···まあ取りあえず······
「殺るか」
「この人数は無理ですって!ああもう、だから私から離れた方がいいって······!」
知るか。
こちとら、初めて他人とパン作りしてたんだ。
楽しかった···一人で作る時とはまた違う楽しさがあった。だけどパン生地はもう、塵すら遺っていない。
そして、
「───
「え?聖剣···?」
「───極光」
俺の魔剣から放たれた色彩が、全てを包み照らした。
───光が収束する頃には、追っ手どもは全員気絶していた。
ハッハッハ、
「なんじゃあ!?今の光は──」
「師匠!師匠じゃないですか!」
「おお、ヴァルトか。そうか、さっきのはお主の
「え······今の、聖剣?···しかも凄く高純度の···そしてこの
「おーい、大丈夫かの?」
「はっ······し、失礼しました。余りの情報量の多さに、混乱してしまいました」
「儂の名はマーリン。元·魔法師団団長にして、最凶の虐待人じゃ!」
マーリン。
見た目には、村娘の格好をした可憐なのじゃ
恐らく
耳は人族と変わらないが、師匠ならば魔法を使って余裕で隠蔽できるはずだ。
「はへぇ?虐待人···?」
「ククク···儂の正体を知り、恐怖に打ち震えるその姿···べりーぐっどじゃ!お主気に入った!名はなんじゃ?」
「こ、こんな可愛らしい方まで虐待人(笑)だなんて···信じられない···!······私は、ヘルガと申します」
「ヘルガ?···あっお主あれじゃろ!聖zy──」
「ちょっとお口チャックして下さい!?」
「
そういや、まだ名前を聞いてなかったな。
虐待人としたことが、ついうっかりだぜ。
それにしても···ヘルガ?···何処かで聞いたことのある名だと思うんだが···ダメだ、思い出せん。
「まだ俺も名乗ってなかったな。俺はヴァルトだ。よろしくなヘルガ。ククク······」
「ええ···よろしくお願いします」
「しかし師匠、今日はどうしてここまで来られたんです?普段は村で子供たちを“虐待”しているはずでは?」
「うむ。実は先程、教会で“キャンプファイヤー”をしての。その“後始末”をしとったところなんじゃ」
「「···どゆこと?」」
◆◆
えー······。
師匠が言うには──
・魔法師団を使い潰し、民に圧政を敷いているのは暗君だが、その黒幕は教会。
・だから教会を焼き討ちした。
・ついでに王宮にも攻め入り、暗君を捕らえた。
・今は逃げ出した不穏分子の捜索中。
──とのことだ。
「「ええ······(引)」」
「
斬れ味最悪···というか全く斬れない
師匠だけでなく、彼女の虐待対象すらそれ程強くなっていたとは、予想できなかったぜ······このヴァルトの
「しかしそれなら、俺も協力したのに···」
「スロー
「言いたいことは山のようですが······あの、ルビ振りおかしくありません?」
「何を言う。ノー虐待ノーライフじゃろ」
「そーだそーだ!」
「そうですか(諦念)」
ノー虐待ノーライフ···いい響きだ···!
さすがは師匠だぜ。俺の座右の銘にしとこ。
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◯聖剣
光属性の魔力を内包した剣。名前は大仰だが、この世界では実は割とありふれてる。
使用者の魔力量や
魔法剣ってカッコいいよね。
◯マーリン
合法ロリ。
元·魔法師団団長にして、最凶の虐待人。
本人だけでなく、彼女の
彼女もまた、圧倒的
虐待人の印象
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悪
-
極悪
-
人でなし···ッ!
-
悪(笑)