「出久〜?生きてるか〜?」
試合が始まる前、俺は保健室にいる出久に声をかけに行った。なんならオールマイトもいたわ。バレんのな意外と
「うん!無事…とは言えないけど…片手壊しちゃった」
「あの威力に慣れてないんだからしょうがないだろ。フルパワーを2回もだしやがって…」
「ごめんなさい…」
「まぁ全力でぶつかれたんだろ?」
「うん」
「ならいい。20%を一瞬出せたのも偉いしな」
「ありがとう!かっくんは…かっちゃんとだね」
「まだ負けねぇよ。さっきちょっと危うかったけどな」
「そうだよ!見てて心配だったんだから!」
なんて軽口を交わしていると召集をかけられた。
「おし…じゃあいってくるわ」
「うん!頑張って!」
「おう!」
「準決!どうやら2人は幼馴染らしいぜ!!無月翔対爆豪勝己!!!」
「てめぇに今度こそ本気出させてやるわ」
「本気出さないとこっちが負けそうなんでね。かかってこい」
「START!!!!!!!!!!!!」
「死ねぇ!!」
「そんくらいで死ぬかよバカがぁ!!」
開始の瞬間俺たちはぶつかり合った。俺は勝己の爆発を勝己は俺の拳をお互い受け痛み分けとなった。てかスピードやっぱ上がってんな…こいつ汗をもう既にかいてきてやがる…ってやば!
「蹴りにしては威力弱いんじゃない?なまった?」
「それが本命じゃねぇ…っよ!」
「がっ…!」
思いっきり蹴りを食らってしまった…まず最初のハイキックを防いだけど足裏を爆破してさらに重い蹴りを叩き込んできやがった…!
呪◯廻戦の逕◯拳かよ…!
「本気を出してみろよ!来いよコラ!!」
「やってやろうじゃねぇか!!蹴りは…こうやんだよぉ!!」
お返しといわんばかりの蹴りを脇腹に叩き込む。クリティカルとまではいかないけどいいダメージが入った。
「そんなもんじゃねぇだろうがお前は!!」
そう言って勝己は中距離戦に切り替える。ヒットアンドアウェイをやられるのは近距離しか攻撃できない俺にとっては辛いことこの上ない。近づこうにも爆破されるか逃げられるかだ。他から見ても結果は分かりやすく「サポート科にしては頑張ったか…」など言われる始末。
「くっ…そがぁ!!」
攻撃は当てられるがその倍以上のダメージがこっちに通ってくる。殴って攻撃すれば痛み分けと言わんばかりの爆破を食らう。日々の特訓で癖が読まれてるせいか死角になる場所や攻撃タイミングも読まれている。
俺も…もう終わりかぁ…
「いい加減にしろてめぇ!!!!!」
そう言うと勝己は俺に掴みかかってきた。
「本気だせつってんだろうが!!」
「いや…俺は本気で…」
「気づいてねぇとでも思ったか?」
「なにがだよ…」
「まだあん時のことがトラウマだから全力が出せねぇか?」
「っ…」
爆豪視点
あれは小1の頃…
「爆豪ヒーロー事務所行くぞ!」
「へいへい。今日はどこ行くんですかしょちょー?」
「今日は裏山まで行くぞ!最近ヴィランが出たらしいからな!」
「え〜?危なくね?」
「俺は強えから大丈夫だ!」
「ま、今日は出久もいないし付き合うか…」
俺たちは当時近くにでた凶悪ヴィランを探しに出かけていた。当時は個性が最強だから何かあってもどうにでもなるなんて甘い考えをして向かった。今考えりゃあそれが間違いだった。
俺等は近くの裏山まで行った。そこで見てしまったのは逃亡したヴィラン組織だった。その中に感知系の個性がいたらしく逃げようとしたが捕まってしまった
「コイツラどうしちまうか…」
「クソが!!離せ!クソヴィラン共!!」
「あぁ…うるせぇ…なっ!」
「勝己!!」
抑えられて抵抗ができずオレは蹴られてしまった。練度がねぇオレの個性なんて凶悪なヴィランには効かなかった。
「うっぜぇなコイツラ…バラしちまうか」
「っ…やめろ!はなせ!」
小さいながらも何をされるか分かってしまった。きっとこれから死んでしまうのだろう。ホントにバカなことをしてしまったと後悔していると
「勝己ぃ!!すぐにヒーロー呼んでこい!!」
拘束を振りほどいた翔が戦っていた。それもたった1人でだ。
「俺も…!」
「バカか!!早く行けぇ!!」
俺は必死に逃げた。逃げてヒーローを呼び現場につれて俺も戻った。そのときは…
「あぁ…勝己戻ってきた。ありがとな」
そこには一面の血の跡が広がっていた…どうやら死んではいないらしい。最初は拳で戦っていたが個性を使われると厳しく、ナイフで応戦し、拘束したらしい。
「勝己怪我してんじゃん!?早く治さ…」
「近づくな!!」
「は…?」
「近づくなっていってんだよ!!化け物!!」
「わ…わりぃ…」
「あ…いや…ちが…」
「ヒーローの皆さん。この子お願いします。俺が警察まで同行するんで」
「わかった。しっかり送り届けよう。すまない…本来なら我々がすることだったものだ。」
「大丈夫です。」
「ま、待って!待ってくれ!」
そう叫んでいると突然首を叩かれた。
「大丈夫。これは夢だよ」
そんな優しくてだけど寂しそうな声が聞こえた。
翔視点
「…なんのことだ。そんな記憶俺には…」
「証言はもう他のヒーローからもらってんだよ!!夢じゃねぇってのももうわかってんだよ!!」
「そうか…軽蔑したか?」
「するわけねぇだろ!!お前は俺を助けてくれた…」
「ヒーローなんだからよぉ!!!」
「ッ…!」
「もう怖くもねぇ!!お前を守っていけるくらい強くなってんだよ!!!だから…」
「本気で来い!!!翔!!!」
心が救われた気がした。彼に拒絶されてからずっと自分の力を押さえつけてた。嫌われたくなかったから。大切な幼馴染だから。けどもう勝己は強くなった。俺が庇わなくていいほどになら…
「期待には答えないとな…!」
「そうこなくっちゃなぁ!!」
「だけど…」
「あ…?」
「棄権します」
「ハァ!?」
翔まさかの棄権!?一体何が…?
今回過去が一部明かされましたね。実はまだ100%の力を出していなかった翔くんでした。今まではまだ幼馴染たちが強くなかったから生身でもいけてたみたいで、前のオールマイトとの組手や4人同時組手はパワードスーツの性能チェックも兼ねてた…ってことにしてください。大体今で半分の力くらいかな…?
雄英体育祭が終わったらアンケートにしてたプロフィールみたいなの作ろうと思います!
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