「明、修。さっきのやつ調整したいから手伝ってくれない?」
先程の発言通り勝己か焦凍とのエキシビションマッチが決まったためサポートアイテム諸々の準備に取り掛かる。そのため人員が必要であるので修と明を呼びに来た。
「翔さん!何を使うんですか?」
「う〜ん…今回使う予定じゃなかったけどリベンジャー出すか…?いやガントレットも使いたいし…」
「なら新しいの作るか?スーツ諸々の設計図も材料もあるだろ?」
「は?いやいや…お前あっても1時間だぞ?無理だろ俺等だけじゃ間に合わねぇよ」
「確かに私達だけじゃ無理ですね。私達だけじゃ」
「は?」
確かにスーツなどは設計図や途中経過のものがあるから作れはするが到底間に合わない。だが、明たちからはなにか策があるように感じる…なんだ…?
「1年H組の皆さんに手伝ってもらいまーす!!」
「はぁ!?いや…お前ら良いのかよ!?」
まさかの同級生全員が手伝ってくれるとのことだった…え?ほんとにいいの?決勝とか1番面白いとこじゃん…
「俺たちずっと見てるだけじゃ暇なんだよ。経営科と違って商業にも取り組めないし、普通科みたいにヒーロー科への転入も別に狙ってないからな」
「それに!翔くんならヒーロー科でもボコボコにやってくれそうだからみんなその手伝いをしたいわけ!」
「共同作品を作るのも面白そうですしね」
口々にクラスメイトのみんなが手伝ってくれると意思表明をしてくれた。やばい泣きそう…
「とりあえず工房までは行こう。修、おれの試作品ってもう置いてある?」
「お前片付けめんどくさいつって置いてきたまんまだわ」
「そうじゃん恥ずかし…」
とりあえず工房に移動している間に設計図の共有や材料の有無、改善点があればそこを修正するなどを話した。
「よし!じゃあ準備始めますか!!」
「「「「「「おー!!」」」」」」
次々に開発を始めていく。俺は身体能力の向上と防御機構を積んだスーツの作成に取り組んでいたが設計図のみでうまくいくわけもなくゴタゴタしている。
「そこのナット1種じゃねぇ!!3種だわ!!」
「でもそうしねぇとここが固定しきらねぇんだよ!!」
「AIダウンロードまでまだ時間かかります!!」
「補助は要らん!!そこを抜けば容量楽になるだろ!!!修、明!
2人は指示出し頼む!!修はプログラムの方!!明は武器のほう頼む!!俺はスーツをやる!!」
「「了解!!」」
それで前回の最後になった状態に陥っている…助けて…
最終的に俺が勝ったら飯を奢るということを言った結果、急に統率が取れるようになった。現金だなこいつら…ということで試合会場へと向かっていく
「さぁ!!今回雄英体育祭史上初のエキシビションマッチ!!!サポート科の本気はヒーロー科の1位にどれだけ届くのか!!!無月翔対爆豪勝己!!!」
お互い言葉は交わさなかった。ただ静寂だけが続き、そして…
「START!!!!!!!!!」
開始の瞬間お互い地面を蹴り真っ直ぐ相手に向かっていった。
「くらいやがれぇ!!」
「よっ…!くらうかそんなへなちょこ爆破ぁ!!」
「がぁ…!?」
そう言い思いっきり勝己を殴り飛ばした。さっきのような殴りだが本気+スーツの補助により格段に攻撃力が上がっている。そのためダメージが大きかったようで大きく吹き飛んだ。
「まずは動作確認だったけど問題なさそうだな。みんなありがとねー!!!」
観客席で応援してくれているクラスメイトに向かって叫んだ。みんな、どういたしましてー!や夜は焼肉なー!!なんて返してきた。財布が痛いよ…
「やるじゃねぇか…」
「すごいでしょこのスーツ!H組みんなで作ってさぁ身体能力を向上させるだけでなくいろんなサポートがついてんだよ!例えばここには…」
「うっせぇ!!クソナードと一緒のことやってんじゃねぇ!!」
「え〜…説明したいのたくさんあるのに…じゃあ武器も使いますか」
その瞬間、遠くからアタッシュケースのようなものとガントレットが飛んできた。
瞬間、それはそれは形を変え巨大な斧として姿を現し、ガントレットは腕へと装着される。観客席は大盛りあがりのようでいい演出になっただろう。
「武装、ハルバードってとこかな」
「武器があろうと変わんねぇ!!」
「俺も使うのは初めてだけどやってやる!!」
見た目通り重く、小回りがきかないだろうがガントレットによって振り回りやすくなっている。試しにまずは一撃振り下ろす。かわされてしまったがセメントスが作った床を破壊し真っ二つに割れた。
「威力バケモンかよ…当たらなきゃ関係ねえ!!」
「くっそ…」
1発食らってしまったが防御機構がしっかりしているためほぼノーダメだがどのくらい耐えられるか分からない。試作無しのぶっつけ本番だからいつ故障してもおかしくない。
考え込んでいると勝己は空からの攻撃に切り替えた。汗が落ちてくれば連鎖爆破も可能かもしれないし、斧の状態なら俺にとっては相当相性が悪い。
「オラオラァ!!どーした?もう降参かよぉ!!」
連打連打の爆破攻撃。息をつく暇もないほどの攻撃。普通ならやられているだろう。だが策はある
「変形、ライフル」
斧は形を変え、スナイパーライフルと成った。俺はスタミナが切れ、爆破し終えた瞬間まで待ち、その間に第二の策を準備する。
爆豪視点
空からの絨毯爆撃は効果的だったようで繰り返し撃つ。溜めて放てばすぐだろうが避けられたら隙ができてしまう。連打として撃つことで反撃の隙を与えないようにした。
スタミナが切れ、回避行動に専念しようとし、爆破をやめた瞬間目に何かが飛び込んできた。それに目をやられ体勢を崩してしまっていると…
「それはレッド・ボム。俺が作った特殊催涙弾だよ」
気づけば、あいつは空に飛んでいた。一体どうやって…?
「これで終わりだ。変形、双剣」
すぐに反撃に出ようとしたが武器を変えて身軽に動くやつを催涙弾を食らった状態では捕らえられるわけもなく攻撃を許してしまう。
「くっ…そがぁ!!」
「まだまだだな」
そう聞こえた時には俺は組み伏せられ、剣を首元に突き立てられていた。そうか、負けたのか。
「このすげぇ戦いを制したのはサポート科無月だぁー!!!!!ほんとにサポート科かよあいつ!!!」
不思議と悔しい気持ちはわかない。本気のあいつとようやく戦えたことに嬉しがっているのだ。こっからがスタートだ!!ぜってぇに倒してやる!!超えてやる!!!!
そう思いながら俺は意識を手放した。
翔視点
「おっ目覚めたか」
試合が終わり表彰式の後にエキシビションマッチを行ったこともあり、勝己が目覚めるまでゆっくり待っていた。
「おい」
「ん?なに?」
「最後、空飛んでんのはどうやった?」
「目が覚めた瞬間それかよ。熱心だね〜」
「いいから教えろ」
「あれね〜…ガントレット自立可動式なんよ。それ踏み台にして飛んだ」
「いつの間に…」
「あれあったらライフルの弾撃てないんだよ。後煙でこっちも有利だったし」
「くっそ…油断した」
「珍しいじゃん」
「今度は負けねぇ」
「まずはヒーロー科で鍛えてくるんだな。じゃ!俺クラスの奴らに飯おごんないといけないから先行ってるな」
「おう」
彼の顔はとてもスッキリしていたような気がした。自分の実力が足りないことも課題点も見つかったし、何よりあいつは向上心とプライドの塊のようなやつだ。すぐに登り詰めてくるだろう。
「俺も…頑張るかぁ…」
そうつぶやきクラスメイトの下へと走って向かった。
これにて雄英体育祭編終了でございます!
長かった…結構行き詰まったりクオリティに差が生まれてしまったりしてしまったので満足できていない方も多くいると思います。申し訳ございません
今回鋼のムーンサルトさんの複合武器の提案とムッシーさんのレッド・ボムを採用させていただきました!ご提案いただきありがとうございます。
次回は翔のプロフィール、武器などのまとめを作った後原作とはあんまり関わらない感じになった後2人の英雄に入れればと思っています。
評価、コメント等大変励みになります!是非書いて頂けると嬉しいです!登場させたい武器、音楽等ありましたら活動報告の方にコメントお願いします