錠前サオリの裏バイト奇譚   作:@Ana

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注意:今回の内容は救急医学部案件・売血調査編の重大なネタバレとなります。先に本編を読んでからご覧下さい。
また、筆者は総力戦とか適当にしかやっていないのでステータスや細々としたところがよく分かっていません。変なところもあると思いますが笑って許していただけると幸いです。
ボス戦になったらこんな感じかなと言う妄想まとめです。適当によろしくお願いします。


幕間・なんちゃってボス攻略情報.売血調査編

 

『カオス理論』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________かの者は無貌にして千の貌を、千の名を有している。故に全てに精通し、宇宙の理そのものであるのだ。

……いいや先生、宇宙とは秩序(コスモス)ではない、混沌(カオス)だ。エントロピーの通りに全ては混ざり合い、その果てには……いいや、それは黒服の領分だ。これ以上詳しく語る必要はあるまい。

 

(木材の軋む音)

 

……さて、あの夫人が手を伸ばしたのは無貌の美の側面。この世の全ての美の原点であり頂点でもある。1人の芸術家として、その美を表現した作品を産み出そうとしたことがあった。それが愚かで、烏滸がましく、どれだけ傲慢なことかにはすぐに気が付いた。だが夫人は手が届いたのだな。望んだ形かどうかは別として、その美を見事に表現して見せた。そこに羨望を……いいやもっと強い感情、そう……嫉妬だな。それを感じずにはいられんよ。

 

…………しかし先生。道(パス)が繋がったのは不味かったな。

 

あれは夫人を通してキヴォトスを認識した。夫人が伸ばした手を引き摺り込んで道とし、そして飛来した。

一度繋がったら、一度認識したら二度と知らなかった頃には戻れない。そしてエントロピーだ、先生。あれはキヴォトスに入り込み、混ざり合おうとしている。そうなった暁には、最後は混沌だけが残ることだろう。

……ああそうだ、混沌だ。無貌の神、千の貌を持つ神、矛盾するその者の本質は混沌なのだ。秩序(コスモス)も、記号(テクスト)も、全てを飲み込む大いなる混沌(カオス)。キヴォトスはそれに見つかってしまったのだ。先生とキヴォトスが持つ神秘を全てかき集めても、根本を断つことは出来んだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

"……恐ろしいね。"

 

"でも、そんなものに負けない混沌が、キヴォトスにはある。"

 

…………ほう。

 

"ちょっと困ったところもあるけれど、強くて、カッコよくて、頼りになる。そんな混沌が。"

 

"相手が何であろうと、私のやることは変わらない。私はみんなを信じて、大人として出来ることをするだけだよ。"

 

……その混沌とは、かの学園の校風……いいや、本質か。であれば先生の本質も変わることはなく、生徒を信じる……不変の本質を握り締め、エントロピーを切り拓こうと言うのだな。

 

(木材の軋む音)

 

…………先程言ったが、根本を断つことは出来ん。だがあれがキヴォトスに入り込むには依代が必要となる。そしてその依代はどうしてもキヴォトスの記号(テクスト)に当てられ、秩序(コスモス)に縛られてしまう。

その上、最初に使っていた依代である『夫人』は使い物にならなくなり、『本』は破壊された。今、かの者はこの地に流し込める力の大部分を用いて、自分で依代を生み出さなければならなくなっている。

それらの障害を取り払おうとしてかの者は血を、力を、神秘を求めるのだ。さすれば更なる混沌(カオス)を引き摺り込み、記号(テクスト)も秩序(コスモス)も捩じ伏せられる。そうなったらどうしようもあるまい、だがそうなる前なら……。

 

"………………。"

 

…………永遠に続く、その場凌ぎに命を賭けるしかない戦いとなるだろう。それでも己が本質を信じ、その様を表現し続けると言うのなら……先生、此度は私から喝采を送ろう。

 

(木材の軋む音)

 

…………芸術家として、どうせ描くなら無貌の美より、其方が信じた混沌達の輝きを描いてみたくなった。

故に嗚呼、先生よ。

 

 

 

 

 

 

 

________どうか無様な姿を魅せてくれるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総力戦「市街地戦・赤き姫君」

 

SNSの紹介

【総力戦開催中】

ゲヘナの廃墟群に赤き姫君が飛来!新鮮な血を求めて都市部へ侵攻しています!

シャーレとゲヘナの合同作戦が開始されました!ゲヘナの生徒さん達が一緒に戦ってくれるので、EXスキル「血塗られた舌」などの強力な攻撃を発動してくる血管をみんなで破壊しましょう!

総力戦「赤き姫君」開催中です!

 

 

攻略情報

地形:市街地

攻撃タイプ:神秘(Insane以降)

防御タイプ:弾力装甲

 

 

所持スキル

パッシブスキル:超再生能力

相手が受けたダメージの50%分回復し、自分が受けたダメージの20%分回復。さらに1秒毎に、自分のHPが70%以下なら10回復、50%以下なら100回復、30%以下なら1000回復。

グロッキー状態中は回復しなくなり、被ダメージが1000%増加。

 

パッシブスキル:⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

血管を5体召喚。血管は一定時間経過後にEXスキルを発動します。血管のHPがゼロになるとグロッキーゲージが10%蓄積。EXスキル発動後HPが0になりますが、それによってグロッキーゲージは蓄積されません。

 

EXスキル:第一の血管・膨れ女

第一の血管が召喚から30秒後に発動。30秒間、通常攻撃に巨大な血管の腕による攻撃力50%分の追加攻撃。この効果は重複しない。

 

EXスキル:第二の血管・シュグオラン

第二の血管が召喚から45秒後に発動。洗脳された使用人A、B、Cを3体ずつ召喚する。

 

EXスキル:第三の血管・黒い牡牛

第三の血管が召喚から60秒後に発動。血管の巨大な鞭で全ての敵に対して攻撃力の1000%分のダメージ。被弾の有無に関わらず全ての敵をフィールド最奥に吹き飛ばす。

 

EXスキル:第四の血管・嘆き悶える者

第四の血管が召喚から75秒後に発動。全ての敵に対して7秒間の恐怖状態を付与。

 

EXスキル:第五の血管・血塗られた舌

第五の血管が召喚から90秒後に発動。1番近い敵3人の血を吸ってHPを0にし、その生徒のHP分回復。

 

EXスキル:無貌の神の咆哮

アクティブゲージが最大まで溜まった時に発動。フィールドに存在する全ての血管のEXスキルをその場で発動させる。

 

 

ルーム詳細

ゲヘナ自治区の化粧品会社、バートリー社の社長夫人が呼び出した正体不明の巨大怪獣。

とある失われた文献には真の美を司る存在として描かれており、それに憧れた夫人が儀式で力を得ようとし、逆に利用されてしまいました。

人間の血を吸って自身を強化しているようですが、その果てに赤き姫君がどうなり、何をしようとしているのかは分かっていません。ですがそれが成された時、キヴォトスは壊滅的な被害を受けることでしょう……。

 

 

 

 

TIPS

・制限時間4分。

・トラックに乗ってゲヘナ自治区廃墟群を疾走しながら戦う第一フェーズ、都市部で正面から戦闘を行う第二フェーズに分かれている。第一フェーズでは支援砲撃が行われ、第二フェーズでは味方NPC生徒が登場して一緒に戦ってくれる。他のボスと同様に一定ダメージを与えたら場面転換し、フェーズ変更となる。

・現状唯一のNPC生徒が味方として登場する総力戦。第二フェーズでSTRIKERとしてカスミ(風紀委員会)・メグ・ヒナ・イオリ・ハルナ(風紀委員会)・イブキ・ジュリ(美食研究会)・アル・サオリ(救急医学部)が、SPECIALとしてアコ・チナツ・イロハ・セナが戦闘に参加し、自動で攻撃及びEXスキルの発動を行う。

・味方NPCのステータスは難易度によって変動。LUNATICでは全員が固有2、レベルとスキルが最大まで強化され、ティア8の装備を身に付けている。

・攻撃力や防御力を下げるデバフ、火傷や中毒等の状態異常は本体と血管どちらにも有効。

・気絶、恐怖、挑発、混乱、強制移動などによる行動キャンセルは無効。

・出鱈目なHP量とパッシブスキル:超再生能力による打たれ強さが最大の特徴。味方NPC生徒との攻撃やグロッキー状態中の被ダメージ増加でどんどん削っていく必要がある。幸いにもグロッキー状態の上限がないので、何度も血管を破壊して行動不能にし続けよう。

・戦闘中に5体の血管を召喚してくる。血の色が薄い順に第一〜第五の血管と名付けられており、数字が大きいほど頑丈。それぞれの血管に指定された時間内に倒さないと強化なEXスキルを発動してくるため、特に3人同時即死の攻撃を放ってくる第五の血管は早急に落としたい。

・アクティブゲージが最大まで溜まった時にEXスキル:無貌の神の咆哮が発動し、フィールドに存在する全ての血管が一斉にEXスキルを発動してくる。5体とも残った状態で発動しようものなら戦線の崩壊は免れない。

グロッキー状態中はこのスキルを発動してこないが、上手くタイミングを合わせれば赤き姫君がパッシブスキル:⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎で血管を再召喚する前にEXスキル:無貌の神の咆哮を発動させることができる。

・第一フェーズではグロッキーゲージが貯まらないが第一から第三までの血管しか召喚されない。また、味方NPC生徒は登場しないが万魔殿による支援砲撃が行われる。

 

 

 

小ネタ

・⬛︎月に行われたイベント『OPERATION:CHAOS セナとサオリの売血調査』で登場したボス。設定によるとイベント終了後、ゲヘナで自然発生するようになったものと思われる。ペロロジラなどの他ボスも同じように自然発生している様子なので、キヴォトスでは怪獣襲来なんぞ日常茶飯事なのだろう。

・ゲヘナとシャーレの合同作戦で戦うと言う設定のため、現在実装されている全てのゲヘナ生徒が味方NPC生徒、あるいはムービー中に登場している。イベントでは登場しなかった便利屋68もいるが、恐らく先生が呼び出したのだろう。もちろん、イベントでセナと共に主役を飾ったサオリも参戦している。

・味方NPC生徒の中でもカスミ・ハルナ・サオリ・ジュリは同イベントで実装された別衣装で登場する。また、立ち絵のみ公開されていたキララ(風紀委員会)がムービー中に登場しており、イベント復刻の際には実装と味方NPC生徒として参戦することが発表されている。キララ(風紀委員会)のスキルによっては戦略が変化することだろう。

・ちなみに別衣装が与えられた生徒は共通して本来の部活と同時に対応する部活の生徒として設定されている。例としてサオリ(救急医学部)の部活は『アリウススクワッド/救急医学部』と表記されている。このため通常サオリのサブスキル:リーダーの責任感の対象となる。

・場面転換時のムービーは一度は視聴を推奨。都市部に開いた大穴に落ちた赤き姫君と、それを取り囲むようにゲヘナ生徒達が立ち塞がり、攻撃を仕掛ける姿は非常にカッコいい。




赤き姫君の元ネタはお察しの通り某這い寄る混沌です。
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