フロストパンク世界にTS転生して落とされる話   作:キサラギ職員

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ロジスティシャンとかいうマニアックだけどいないと困る職業の人たち


各集落の状況

 

「へぇあんたがリーダーか」

 

 廃船キャンプ。そこは文字通り大型の船が乱立する場所であり、大量の木材クレートやらがあり、木々も生い茂ったかつての海岸にある。氷河期にあってはもはや浅瀬の海は凍り付いてしまっているので徒歩で渡れるわけだが。

 廃船キャンプで出迎えてくれたのは、慇懃無礼そうな目つきの鋭い男だった。

 

「ケインだ。ここの集落でリーダーやってる」

「ジュンだ。ニュータウンでリーダーやってる」

 

 一応、握手してみる。ジロジロ上から下まで見られた。ちなみに原作だと廃船キャンプは元犯罪者のゴロツキ連中が大勢おり問題を度々引き起こすわけだが、なるほどいる連中を見るとどうも同じような臭いがする。

 早速案内された本部は船の中にあり、作業場を一望できるようになっていた。

 

「見てわかると思うが木材は腐る程ある。だが道具は使い古しで食いもんもない」

「そういうと思って工具類は持ってきたし、食料は相応に持ってきたよ」

「準備がいいな。まるで最初からこっちの状況わかってたみたいだ」

 

 ギクッ。まあそうなんですけどね。

 俺は手帳を開きつつ話し合いを進めることになった。

 

「木材クレートをかき集めりゃいいとはいえ、何しろ加工する場所が欲しい。暖房システム、つまり蒸気ハブだが専門家も欲しい」

「連れて来たよ。5名だけど使ってあげて欲しい」

 

 だいたい想定通りである。専門家、つまりエンジニアを連れてきているので、彼らの集落で働いてもらおうと思っている。

 

「悪いな、これで生活は大幅に改善されるはずだ。代わりに木材をやりたいところだが、道中の整備も必要だろうな。それに関してはうちとあんたとで人手を集めて、半分半分建設する方向性で行きたいが」

「そうしてくれると助かるよ」

 

 なんだか思ったより大人しい連中だなとは思ったが、見た感じ食い物に困っている様子だった。毎日スープしか飲んでないと愚痴ってる連中もいたくらいなので、この温泉から貰った食料は大いに役立つことだろう。

 

・木材の定期的な取引

・サプライチェーンの構築

 

 等について協議した。まあ温泉と事柄がほぼ一緒だな。

 

 

 

 

「あなたが………ヨゼフと申しますだ」

「ジュンだ、ただのジュン」

 

 子供たちの炭鉱にもやってきた。

 自動化されているとだけあって、運搬はほぼ自動化されていた。採掘は子供たちがやっていたが。

 

「お姉ちゃんどこから来たの!?」

「ニュータウンって大きいクレーターの街から来たんだぞ」

「綺麗な服だね! どこで作ったの!」

「秘密かなぁ」

 

 子供たちに質問攻めにされながらも、炭鉱本部に案内される。やはりと言うか、寂れていた。ひっくり返ったままの会議机を尻目に、唯一綺麗にされている一角に赴く。まあ放棄されていた炭鉱だからな。

 ヨゼフさんは、お湯をすすめてくれた。お茶じゃないあたり本当に困窮していることがわかる。

 俺はここで切り札を切る。

 

「これ……もう貴重品のお茶ですけど、お菓子もどうぞ」

「! こ、これは茶葉………クッキー………ありがたく頂戴しますだ」

 

 イギリス人(?)らしく、その喜びようはこっちが引くぐらいであった。

 早速茶を二人で楽しみつつ、俺が連れて来たエンジニアたちと戯れる子供たちを見遣る。

 

「子供たちはよくやってくれていますがいかんせん物資不足と技術者不足は補い難いものがありましてぇ……わしとしても心苦しいのですわ」

「そうと思い、技術者を連れてきました。故障した機器類の点検と修理に充てさせます。食料も持って来ました」

 

 俺は食料のリストを手渡す。ヨゼフさんの手が震えている。

 

「かたじけないですなぁ……しかしこちらとしても石炭をあの子らに掘ってもらうことくらいしかできませんだに」

「それが重要になってくるんですよ。他の集落もいくつか確認されてまして、石炭の必要性が……」

 

 

 

 同じような内容を話し合って、次である。ちなみに物資を持って行かないといけないのでいちいち往復してるからな。

 

 

 

「あなたがリーダーですか。レイです」

「ジュンです」

 

 がっちりと軍服姿の男と、俺は握手した。

 最後だ。陸軍倉庫の村。と言うよりこの人たち軍人さんじゃないか? 記憶に間違いがなければイギリス陸軍の服を着ている、気がする。あるいは着ているだけなのかもしれないけれど。事前の通信で、軍人さんじゃないのかなという気はしていたんだけどね。なぜか通信の最後に所属部隊つけてくるんで。

 

「お察しの通り国からの連絡が途絶えて以降、私が指揮を執っている残党ですよ。もう守るべき国も滅びているのですがね」

 

 と実直そうな軍人さんは皮肉そうに言った。

 陸軍倉庫。原作でみたまんま、山の中腹をくりぬいて作った場所に、人々が身を寄せ合っている。規律が取れてはいるもののみんな疲れた顔をしていた。

 本部に案内される。本部と言うより、倉庫の中だな。山の中というだけあって断熱は利いているけれど、がらんどうの中に天幕張ってるだけのシンプルな場所だった。寝袋が並んでいる。

 

「不足している物資がよくわからなかったので、木材、石炭、それからちょっとだけですけどお酒も持って来ました」

「! 酒ですか。いや失礼。この氷河期に入ってから一口も飲んでいないのですよ」

 

 若干興奮した様子でレイさんが反応してくれる。軍人と言えば酒、たばこである。煙草の栽培にはいまだ成功していないのであげられないけれどね。

 ……といいたいところなんだけど温泉の住民が栽培してるというか洞窟に生えてるコケを乾かして煙草にすれば『いい気分』にはなれるんだろうなあ。

 

「もう一度国を興してみようと思います」

 

 俺は大胆にも構想をぶちまけることにした。

 

「各種物資の調達のめどは立っています。それを集めて流通網を確立させて国を立て直すという壮大な計画を考えてはいるのですよね」

「……素晴らしい。その計画、一口乗らせていただきましょう」

「軍人さんの集団と言うことは、ロジスティシャンの人っていたりしませんかね?」

 

 軍人であることが確認できたので、俺は聞いてみた。

 物流に携わってきた人間こそいれど、それを専門にしていた人間がいなかったのだ。だが軍人と言えば兵站と密接に関わって来る仕事である。

 

「おりますとも。まあ、運ぶべき荷物が無くて暇していたところですがね。彼らを、あなたの集落に送りましょう」

「助かります。道中ですが……」

 

 まさか人材をゲットできるとはな。

 こうして俺は、食料、鉄材、石炭、の入手先を手に入れたのだった。これで何とか乗り切れればいいんだけどな。




ステータス:定住中
メインクエスト:大寒波を生き延びろ
       :他の集落との関係を構築しろ
       :大嵐を生き延びるためのシェルターを作り物資を備蓄しろ
小目標:各集落とのロジスティクスを確立する
生存者数:306名 エンジニア13+子供たち(子供たちの一部は、建設作業に従事しています)
死者数:13名
     
食料:あと1日分 収集中
木材:少し 収集中 製材所が停止しました/ウォールドリルが稼働しています
鉄材:少し 収集中 製鉄所が稼働を開始しました
石炭:3日分(ジェネレーター連続稼働のため&前哨基地からの送付) 収集中 オートマトンが24時間体制で働いています
スチームコア:持っていない

「ジェネレーター」
改造完了 反射板と出力系の改良

「児童法」子供たちは、技術者の手伝いをしなくてはならない。状況に応じ、簡単作業を行わなくてはならない。
「労働法」通常通りの8時間シフト 延長12時間シフトまで可
「基本法」殺すな、盗むな、怠けるな。違反した者はむち打ち刑と処する。
「私有財産」これは、認めない。
「投票権」これは、認めない。ただし都市の自立が確立されたのち投票権を付与し民主主義体制に移行する準備がある。
「スープ食」具材を煮込んだスープを提供することでかさましして大勢に食事が行き渡るようにします。
「墓地」埋葬地を設けます。
「正式な葬式」葬式を執り行います。
「死者の碑」死者を弔うための碑を建設します。
「緊急診療所」テント施設。コストの低い簡易の医療設備を建設する。
「荒療治」手足切断を含む手術の許可を出します。
「パブ」飲み屋を建設します。
「風呂屋」風呂屋を建設します。

次の建物があります
・本部 執務室を備えた家です エイダンとジュンの家でもあります
・宿泊小屋(320名分)
・診療所
・飛行ハンター小屋(クロスボウ含む装具の開発済み)二棟
・ワークショップ(二階建て)
・集積所(収集物が枯渇したため運用停止しました)
・道 クレーター内部、砂利を敷いた道を建造しました
・ビーコン 観測気球 遠征隊を組織できます また嵐を観測できます
・温室 作物が出来上がるまで時間がかかります カロリー大の作物が出来上がるには数か月はかかるでしょう カブ、葉物、など一部農産物の出荷が始まりました。
・温室(畜産部) イノシシ数頭を飼育しています
・温室(酒造部) ベリー酒を製造しています
・温室(蒸留部) 純度の高いアルコールを生成する部門です。
・製鉄所 クレーター内壁に露出している鉄鉱石や砂鉄を採取、鉄に変えます
・製材所 クレーター内部の木を伐採して木材にかえます。クレーター内部の木材が枯渇したため、運用停止しました。
・炭鉱 露天掘りを開始しました
・墓地 数百名を埋葬できる墓地です。現在13名が埋葬されています。
・記念碑 死者を弔う記念碑です
・岩塩採掘所 料理に使われる岩塩を採掘する場所です。豊富に転がっているので数名派遣すれば十分でしょう
・パブ 仕事終わりの一杯程格別なものはありません
・風呂屋 体を清潔に保つことは、健康の秘訣です。
・ウォールドリル 永久凍土から木を採掘します。
・チャイルドシェルター 子供たちの学校です
・炭鉱 石炭を生産します。オートマトンの駆動を考慮した設計です。スチームコアを使用しました
・前哨基地 廃鉱山との間でキャラバン隊を組織しています
・物流本部 建築中

次のオートマトンが稼働しています
・一号機『Ironclad (アイアンクラッド)』(駆動系の改良済み)
 炭鉱で働いています

エイダン・ウィンターズ(あなたのことをもっともっと知りたいと願っています)

アイザック・ヒル(あなたのことを信頼しています)

ルーク・エヴァンス (あなたのことを、信頼しています)

イーサン・ロックウェル (技術者になりたいと強く思っています。鉄材リーダーのままです)

アデル・ブラックモア(オートマトンと一緒に働いています。ようやく炭鉱が立ち上がったのでほっとしています)

住民(希望が高く、不満も低いです。他の勢力が見つかったことで、上昇志向が高まっています)


『勢力』
・温泉 地熱の籠った洞窟で生活する集団です。食料を生産できます。
 人員が補充され、ポンプの修復が行われました。住居の拡充も実施しました。
リーダー アイリーン 黒髪の美女

・廃船キャンプ 廃船を起点とした船の墓場のような場所です。木材を主に生産します。
物資を届け、人員を派遣しました。
リーダー ケイン 軽薄そうな男

・子供たちの炭鉱 子供を大勢抱える自動化された炭鉱です。石炭を生産します。
物資を届け、人員を派遣しました。
リーダー ヨゼフ 人の好さそうなおじさん

・陸軍倉庫の村 前時代の陸軍が管理していた倉庫を抱える村です。鉄材を取り出せます。
物資を届け、ロジスティシャンの人材を確保しました。
リーダー レイ 実直そうな軍人
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