防御全振り個性のヒーローアカデミア   作:毘沙門

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プロローグ

世界人口の約8割が何らかの特異体質である超人社会となった現代

人々の持つ超常の爆発的増加に伴い、それを用いた犯罪も増加していた

増え続ける犯罪者に対抗するため同じく超常を使い犯罪者を捕まえる者たちがいた

 

これがヴィラン、ヒーローの語源と言われている

 

ヒーローは民から敬られ、ヴィランは恐れ慄かれた

 

それが現代にも続いている

そしてそんなときヒーローを目指している少女と少年がいた

 

 

 

 

「ねぇねぇ!私雄英受けるんだよ!知ってた?」

 

「知ってますよ、先輩なら合格できますって…ここまで積み上げた努力が無駄になるわけないでしょう」

 

「うん!そうだよね!よーし!頑張っちゃうぞ!」

 

波動ねじれ中学3年生 個性波動 今年で受験生であり明日には雄英高校筆記・実技試験が控えている

竜のことは異性として意識し始めている

 

下野 竜(しものたつ)中学1年生 個性 応龍

個性 応龍について、必ず後手に回るが普通の個性より身体強化、遠距離攻撃、カウンターなどが強力になる防御系個性

 

「あ!そうそう!たっくんも2年後雄英ヒーロー科うけるよね?」

 

「ん?波動先輩が通う予定のクラスですよね、受けますよ」

 

「そっか!ならたっくんが雄英来たらまた一緒にお話しよ!」

 

「えぇ、俺でよければ」

 

俺はねじれ先輩が楽しい高校生活を送ってくれると思っていた

 

が、事件は起きた

半年後俺の家に涙らしきでぐしゃぐしゃになった顔のねじれ先輩が家を訪ねていた

 

「先輩!?!?」

 

俺は焦った、それもそうだ。半年前にはあんなにこやかな顔をしていた先輩が泣いているのだから

 

「ひっぐ…ひっぐ…たっくん…」

 

「先輩、何があったんです」

 

そこからねじれ先輩は話しづらい口調で、自分が質問攻めが多い幼き精神を持つが故にクラスメイトの堪忍袋が切れたらしい

さらにそこからいじめに発展しつつあるということ

 

「ヒーロー志望がやる事じゃねぇな」

 

「ねじれ先輩、俺前言いましたよね また話そうって」

 

「それ、今にしませんか?」

 

「…ふぇ…?」

まだ泣き止んでいないのだろうか気が抜けた声でこちらを向く波動先輩

 

「別に話すなら何処でもできますし、人に寄り添うことだってできる」

 

「それに、今先輩が折れたら俺がヒーロー目指す理由がありませんから」

 

「ッ〜〜……」

 

「ありがとう…たっくん」

 

「じゃあ、聞いてくれる?」

 

「はい、勿論」

 

そして俺と先輩はたくさん話した

とにかくたくさん

あれからねじれ先輩は「気の合うクラスメイト見つけたの!」と嬉しそうにはしゃいでいた

その時の俺は中学3年生で始業式を迎える

 

 

 

筈だったが…

 

 

 

「雄英高校特待生推薦試験、担当試験管の相澤消太よろしくね」

 

そう、俺はすでに雄英高校の試験を受けている 特別な

筆記は終わってあとは実技だけだ 

なんで春に受けているのかというと、どうやら波動先輩や先生方の推薦があまりに苛烈だったのか俺だけ早期受験という対応を取ったらしい

 

(何してんだあの人は…)

 

「んじゃ、ぱぱっとはじめるよ」

 

「制限時間3分までに被害を最小限、仮想ヴィランの全滅が合格条件だ」

 

「んじゃ、ハイスタート」

 

たッ!

 

そう言われた直後俺は全身に個性を巡らせ、向かってくるロボットを次々と投げ飛ばしていく

 

だがそのとき脅威は突然あらわれる

 

「!?なんだ?」

 

そこに居たのは15メートルを有に超すであろう巨大なロボットヴィランが姿を現した

 

 

「……なるほど、こいつをどうするかが狙いってわけか」

 

「ならば…」

 

俺は右腕に個性を集中させ龍の形をした衝撃波をロボットに放った

 

「砕け散れぇ!」BAOOO!!!

 

 

 

巨大ロボットヴィランは一瞬で粉々になった

 

「………流石といった所か、波動が推薦するだけはある」

 

「よし、試験はこれにて終了だ。家に帰ったらよく身体を休ませるように」

 

「…ありがとうございました」

 

色々驚かされたが試験は終了…あ

 

「…始業式……行けなかったな」

 

それから時はながれ新年の2月

雄英高校からの結果は5月に来ており合格だった

これで先輩と同じ場所に立つことができる

俺には知らないどこかの誰かを助けることができる

そう思い俺は夏休みから寺に籠もり、古武術、柔道、合気道など個性に混ぜ込ませると強いであろう武術を鍛え続けた

それと去年の秋にはねじれ先輩から前に言っていた気の合うクラスメイトを紹介してもらった

1人は通形ミリオ先輩、なんかギャグ使って笑いを掴もうとしているが急すぎてリアクションに困るがユーモアがあるいい先輩だ

もう一人が天喰環先輩、通形先輩とは真逆で内気で気弱な性格、俺のことをじゃがいももして見ようとしたらしい

ノミの心臓呼ばわりされてるらしいがゾウリムシ以下の心臓だろあれは…

けれど、そんな先輩達はBIG3という雄英高校最強の生徒らしい波動先輩もその中にいるのは正直驚いたが…

「ちょっとたっくん!今失礼なこと考えたでしょ!」フンス!!

 

「心読まないでくれません?」

 

「アッハッハ!元気があるなあ!これなら次の新入生も楽しみなんだよね!」

 

「早く…帰りたい」

 

(3人揃ったら軽くテンションがカオスなんだよなぁ…)

 

そして今に至る

 

「……よし、今日はこんくらいにしとこう」

 

「明日はヒーロー科の特別先行授業があるらしいし身体は休めておかねぇと」

 

どうやら俺の場合は特殊で入学前に色々と準備があるらしい

そういえば俺は特待生としての入学だったし、普通にはない事もするのだろう

明日が楽しみだ

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

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