推しの子+西村京太郎 十津川警部(渡瀬恒彦版)VSカミキヒカル 作:宇宙とまと
元々8月の、『158話ルビーショック』の後に急遽作成した、小説の内容を大幅に修正・加筆して完成させました。『推しの子160話以降の展開を予想』して作成しました。今日と明日で完結します。(木曜になれば、最新号が出てしまうので)ピクシブにも投稿します。
注意事項です
1 推しの子単行本未収録のネタが有ります。
2 サスペンスなので、『死』『殺人』『自殺』という表現が有ります。
3 投稿者の独自の推論があります。
4 推しの子以外の登場人物が主人公で、(十津川警部)オリジナルの推しの子人物も登場します。
5 結末はビターエンドを予定しています。
6 声優ネタが有ります
7 投稿者のメンタルは豆腐ですw
8 ピクシブと同時投稿です
「警部、12月の宮崎も良いもんですね」
「台風シーズンも終わり、気分良いね」
私、警視庁捜査第一課第一班係長の、十津川省三(とつがわ・しょうぞう)が初冬の宮崎に居るのかは理由が有る。
昨日宮崎市の殺人事件で、3名を殺傷した犯人が東京都内で逮捕された。普通その場合は、県警の刑事つまり宮崎県警の刑事が、引き取りに来るのが通例だ。
だが、東京に前日宿泊した2名の刑事が、運悪く宿泊先の食中毒事故に巻き添えになり、両名とも緊急搬送された。県警も、このところ殺人に傷害、強盗等の事件が何件か発生し手が空いておらず、県警本部長と、私の上司に当たる三上刑事部長が協議し、この数日妙に平和な警視庁捜査一課の中から十津川班から、2名を派遣する事になった。
この時誰を選ぶかは私に権利はあるのだが、上司の本多捜査一課長が、
「十津川君、たまには君も九州へでも行って来たらどうか、確か直子さんと、最初に出会ったのは宮崎らしいじゃないか」
直子(かたせ梨乃)は私の妻で、〇年前に結婚した。確かに直子と最初に出会ったのは宮崎だ。意気投合し帰郷後も交際が続いた。
「へえそうなんですか」
「直子さんに、宮崎土産でも買ってあげろよ」
部下と上司にに囃し立てられ、結局私と部下の西本が、予定より1日遅れで宮崎に移送する事になった。本当、課長は無駄に一言多い。
だがその提案を受け入れ、直子が食べたがっていた高級マンゴーを購入し発送した。
帰りの飛行機は午後5時発なので未だ5時間ある。
案内板宮崎なんとかドーム
「今日は何かイベントが有るのかな?」
ドームには多数の人が開場待ちをしており、周囲には食べ物の屋台も出ている。
「B小町って言う有名なアイドルですよ」
「どこかで聞いた事が、あああの伝説の」
16年前のクリスマスに、ドームライブを開く寸前、センターの星野アイがストーカーに殺害され、当然中止になり2年後に解散した。確か最近再結成された筈だ。
「あの時には庁内でも、泣いている奴が何人もいたよ」
「そうなんですか」
「特に当時警部だった、本多課長なんか枯れたサボテンみたいになってたね」
少し不謹慎だが、二人は笑った。
隣接する区画にシーフードレストランが有る。
「あそこで飯にするか」
「いいですね。ティクアウトも有りますから、どこか海が見える場所で食べますか」
「乗った!」
駐車場に車を止めて降りる。周囲の熱気はすさまじく、冬とは思えない。
西本が、一人のファンを指さす。男は
『ルビー命』と書かれた服を着ている。
「確かルビーとアクアが、アイの実子ですよ」
「週刊誌で大きく取り上げられていたね」
そして、かつてピーマン体操で一世を風靡した、重曹をなめる……もとい10秒で泣ける天才子役の有馬かな。
もう一人が、インフルエンサーとしても有名なMEMちょ。
「彼女本当に20歳かな?」
「確かに違和感がありますね。二つほどは、サバ読んでてもおかしくは無いですが」
「いや西本が思っているより、もっと上だよ多分」
警視庁捜査一課は、いわばVIVANTの『別班』の様な、日本警察の最高峰のエリートだ。MEMちょの年齢詐称wに気付かない輩が、配属できる場所では無い。(と思うw)
その時周囲が騒がしくなった。
「何でしょうか?」
するとドームの関係者の専用口の方角から、一人の若い男が走って逃げて来る。背後からはイベントスタッフらしい二人が必死に追跡している。
「そいつスリです!」
「関係者の私物でも狙ったのかな」
スリは通行人やファンとぶつかりながらも、なかなかの速度で逃げて来ている。
「警部」
西本が指さす方角を見ると、会場外の道路にバイクが停車している。恐らくあれで逃げるつもりだろう。
二人も追跡に加わるが、人が多く容易に近付けない。
「これは逃げられてしまうかな」
十津川がそうつぶやいた瞬間、スリの頭上に居たカラスが、次々とスリに襲い掛かった。
「うわあやめろ」
スリは地面に蹲り、必死に防いでいる。その間に追いついた二人がスリ男を拘束した。
直ぐに警邏中の警官が二人走って来たので、引き渡した。
「ありがとうございました。身分証はありますか?」
十津川と西本は警察手帳を示した。警官はばねのおもちゃみたいに敬礼した。
「後、ご苦労様です」
「気にしないで、一仕事終えてちょうど、昼飯でも食おうと思ってた処だから」
西本がスリが落とした手提げバックを拾い上げた。
「関係者のかな?」
十津川がスタッフに呼び掛けようとした時、
「あれっ、その張られているシールの、ルビーちゃんと、兄のアクア君だよ。もしかしてスリから取り返したのって、ルビーちゃんのバック?」
長身の女性ファンが気付いた。
「刑事さんすげえ」
「刑事さんナイスです」
「あの年配の人、俳優さんみたいでかっこいい!」
ファンたちは、拍手したり歓声を上げたので、照れ笑いを浮かべスタッフに財布を渡すと、急ぎ駐車場へ向かい車で移動した。
結局空港に向かう途中の、シーフードレストランで海鮮料理を堪能し空港へ向かった。
午後5時過ぎ 宮崎県上空
「今頃アイドルの子たちは、ライブの真っ最中かな?」
十津川は左側の窓から、闇に覆われつつある九州の陸地を眺めた。
この時私は未だ知らない。この後我々は、新生B小町と関わり、ある一つの苦い結末を迎える事に、そして3か月前から関わるある事件とも繋がる事に。
BGM
『十津川警部シリーズOP曲』(TBS版 ユーチューブで聞けます)
西村京太郎氏生誕94周年
『宮崎・東京・加賀殺意のルート』
タイトルは適当です
飛行機の上
??
「面白い事になったね」
西村京太郎氏
1930年9月6日ー2022年3月3日 品川区生まれ
赤川次郎・山村美紗・松本清張らと共に、日本を代表するミステリー作家。
トラック運転手や、私立探偵などを経て作家に。初期は誘拐事件や、タンカー強奪などの社会推理ドラマを多く書いていたが、1978年に『寝台特急殺人事件』を発売して以降、本格的に鉄道ミステリーに移行する。
鉄道捜査官シリーズ(沢口靖子さん)や、探偵左文字(水谷豊さん)シリーズがドラマ化されている。
が、一番有名なのは名警部十津川を主人公にしたシリーズ。
十津川警部を演じられたのは、若林豪さんや、船越英一郎さんなど10人以上います。
2番目に有名なのは、
三橋達也氏(後に 高橋英樹氏に交代)と亀井刑事 (愛川欽也氏 後に高田純次氏に交代)
のコンビが主演の、『西村京太郎トラベルミステリー』で、73作品放映。
「カメさん、我々も〇〇号に乗ってみようじゃないか」
鉄道成分はこっちの方が多いです。一番壮大なのは、『特急「白鳥」十四時間』 1985年放映
『白鳥』は当時、大阪ー青森間を一日1往復していました。
が、なんといっても人気ナンバー1なのが、
渡瀬恒彦さんと、伊東四朗さんの「十津川警部シリーズ」(1991ー2014 54作品放映)
実はこっちの方が原作のイメージに近いらしい。
卑劣な犯人に対し、激怒することもあり、風間杜夫の時は、彼が建てたかった新病院の模型を、粉々に粉砕したり、『西鹿児島駅殺人事件』では、卑劣な誘拐犯のお口に、拳銃の銃口をねじ込み脅しています。そこだけ見ると『極道物』に見えますねw
ちなみにまだ無名だった時の、阿部寛さんが2回ほど登場しています。
一番壮大なのは『シベリア鉄道殺人事件』 アーリャ何とかと違いw、ロシアでロケしてます。
後警部はアクア君以上に、女性に人気ありますw
第2話は、今日午前11時頃に投稿します。
160話を見るのが怖いですね。『アニメしか見ていない人に、外で本誌最新話の内容を話すな』などという前代未聞の警告CMまでありますからね。