この素晴らしい世界にCHEMY×STORYを! 作:山田プロキオン
ボーイミーツガールって意外に描写難しいので、ガッチャードやこのすば、戦隊レッド異世界で冒険者になるや仮面ライダーキバを回って観察して描いています。本当に難しい…
「う〜ん…なんだ……?ホッパー1?」
ふと腹部にのしかかる重々しい感覚に、それまで完全に眠りについていた錬太郎の意識は徐々に覚醒しつつあった。眠気が纏わり付いた鈍重な瞼を擦り、何とか開けて見ると、ベッドにいる自分に跨るゆんゆんの姿があった。
「(どういうことなんだ…それに、ゆんゆんの様子が…)」
目の前の状況に混乱する錬太郎だが、同時にゆんゆんの様子がいつもと違うことにも気づいた。息は荒く、頬は上気しており、紅魔族特有の紅い瞳はこれまでにない程ひどく輝いており、潤んでいた。
「(と、取り敢えず。まずは起きよう…)」
今までの戦闘の中で培われた瞬時の思考力で判断を下すや、ベッドから身を起こそうとする錬太郎。しかしそれは叶わなかった。
「錬太郎さん!!」
「うおっ⁉︎」
起きあがろうとした錬太郎の身体をゆんゆんが覆い被さるようにして押し倒したからだ。普段のゆんゆんからは想像もつかないような速さに、錬太郎も反応出来なかった。その際に錬太郎の両手首はゆんゆんの両腕に拘束されてしまい、解こうにもゆんゆんの尋常ではない万力の握力がそれを許さない。
無理に暴れて逃れようとすることも考えたが、それではゆんゆんが怪我をしかねず、助けを求めて声を出そうものならゆんゆんの両親が駆けつけ、あらぬ誤解を招いてしまう。
さらに最悪なことに、ケミー達は魔王軍の侵攻及びロード達を警戒して紅魔の里で夜のパトロールをしているが為にここにはおらず、カズマ達もめぐみんの実家でお世話になっている。つまりこの状況を打開するために頼ることの出来る協力者は1人としておらず、錬太郎1人だけで何とかしなければならない。
ただでさえ寝起きで日中に比べて思考力が鈍っているというのに、目の前の課題はマルガムやモンスターと戦う時以上に対応が難しいもの。降り掛かるかつてない難題に錬太郎は頭痛を感じたが、それでもゆんゆんのためにやらねばと覚悟を決めて、ゆんゆんの様子を伺った。
「何も…逃げようとしなくたって…いいじゃないですか…」
「ご、ごめん。でも、起きたら目の前にゆんゆんがいてちょっとびっくりしたというか…」
「⁉︎す、すみません…わ、私さっきからおかしいんです…訳もわからないまま錬太郎さんの部屋に来ちゃって…こ、こんなの明らかに寝込みを襲おうとしているようにしか見えませんよね?そんな人、嫌いになっちゃいますよね?」
「え…?いや⁉︎そんなこと…」
会話のキャッチボールすらままならない程に興奮しているゆんゆんは、遂に嗚咽を漏らして泣き始める。ゆんゆんの頬を伝って流れる雫が掛布団と錬太郎の寝巻きに染みを作った。
「わ、私…怖いんです…あ、あの時…錬太郎さんの覚悟を一緒に背負うって言ったのに…
なのに…アクアさんやあるえも、錬太郎さんと親しそうで…わ、私がいなくてもいいんじゃって、思われてるんじゃないかって…」
「そ、そんなこと思ってないよ!!」
「じゃあ聞かせてください!!じゃないと、私…どうしたらいいかもう、わからなくて…」
錬太郎はゆんゆんの不安を否定するが、ゆんゆんもその根拠を尋ね返し、先程にも増して拘束する手の力を強める。
血管が圧迫されるような感覚に、痛いと錬太郎は感じたが、ゆんゆんも同じ程心を焦がしていたその痛みがこの手の痛み、逃げてはいけないとゆんゆんの瞳を見つめ返し、答えた。
「ゆ、ゆんゆんは大切だよ。いらないなんて…そんなこと、一度も思ったことはない。寧ろ、僕は君に救われたんだよ…」
「え…」
錬太郎の返答にゆんゆんは呆けた顔をして、思わず手に込める力を緩めた。窓から差し込む月明かりが、暗かった部屋の中に差し込み、お互いの顔を優しく照らした。
「錬金事変で故郷を失って、王都に身を寄せても皆から後ろ指を指されてロロ叔父さんも亡くなって、ネガマスクを倒す日々にいつしか皆掌返して英雄のように称え出して、自分とケミー以外の何を信じていいかずっとわからなかったんだ…
でもそんな僕に君は、カズマ達と一緒に向き合って僕の覚悟を背負うとまで言ってくれた。その時、ずっとのしかかっていた肩の荷が降りたような気がしたんだ…自分を信じてくれる人がいるんだ、必要としてくれる人がいるんだってわかって、嬉しかった。だから…」
錬太郎はゆんゆんの腕からするっと両手を抜き出すと、優しくゆんゆんの手を包み込み、宝石のように輝くゆんゆんの瞳を真っ直ぐに見つめた。
「嫌いなんかじゃないよ。君は僕の心を救ってくれた。僕の方から御礼を言わせて。
ありがとう。ゆんゆんは大切な仲間で相棒、僕はそう思ってる」
錬太郎の言葉は、ゆんゆんの心の陰りを陽の光のような温かさで溶かしていく。それまで自己嫌悪と不安や焦燥に蝕まれていたゆんゆんの負の感情は杞憂となって彼方へと消えていき、かわりに心の中が歓喜と安堵の色に染められていく。
洪水の様に塗り替えれていく己が感情を齢14の少女が制御出来る訳もなく、ゆんゆんは勢いに任せて錬太郎に抱きついた。
「よ、よかったぁぁぁぁぁ!!!!」
「わっ⁉︎ゆんゆん、ちょっ⁉︎苦しいよ。力緩めて…」
「嫌です!!もっとぎゅーってさせてください!!」
錬太郎の頼みを聞き入れず、力の限り背中に回した手に力を込めるゆんゆん。先程の手の拘束といい、あんな華奢な身体のどこにそのような力があるのだろうか。一難去ってまた一難と錬太郎が憂える中、事態は思わぬ形で収束した。
「あ、あれ?私は何を…」
背中に回った腕の力が弱まると同時に、ゆんゆんも漸く落ち着きを取り戻した。ふと目の前の状況を窺うと、自分は錬太郎の部屋にやって来て、ベッドの上で彼に抱きついている。何がどうしてこうなったのか。そんなことを考える余裕もなく、ゆんゆんは顔をみるみる紅潮させていった。
「〜〜〜ッッッッ⁉︎⁉︎⁉︎」
そして声にならない叫びを上げるや否や、目にも止まらぬ速さで部屋を出ていってしまった。
「(ま、まさかゆんゆんがあんな大胆になるなんて…)」
部屋の外から一部始終をこっそりと見ていためぐみんは、衝撃のあまりに両手で口を覆い、ゆんゆんに負けず劣らず顔を赤くしていた。そして同じく様子を観察していた者がもう1人。
「あらあら、私の開発した本音を曝け出す効用のポーションで良い雰囲気にしようと思ったんだけど、あともう少しだったわね…」
嬉しさ半分、悔しさ半分といった様子で、ゆんゆんの母ゆんちゃむは物影からニコニコと微笑んでいた。
翌朝、錬太郎はクロっちやホッパー1といったケミー達、ゆんゆんの家族と共に居間で朝食を摂っていた。里の料理人が指導を懇願するといわれるゆんちゃむの料理の腕は錬太郎も目を見張るものが多く、机に並べられた色とりどりの皿の数々には感嘆するしかなかった。
見るからに食欲を唆る料理の数々に、ケミー達も目を輝かせ、朝食はさぞ明るい雰囲気になるかのように思われた。が、しかし
『錬太郎どうしたの?何で左手でフォーク持ってんの?』
『ホパ?』
「えっ⁉︎ああ〜、いやぁ。なんでも、ないよ。寝起きでまだシャキッとしてないというか…ハハハ」
「ゆんゆん、大丈夫か?ぼーっとして、心ここに在らずみたいだぞ」
「ふぇ⁉︎ううん、大丈夫よお父さん!!あっ、目玉焼きに塩かけよっと」
「ゆんゆん、それ砂糖よ…」
クロっちやひろぽんらが指摘する通り、朝から錬太郎とゆんゆんの様子がおかしい。2人とも互いを観察するように視線を向けるものの、目が合おうものなら瞬時に瞳を逸らし、あからさまに何かがあった様子が見て取れる。さらにケミー達やゆんゆんの両親の間で会話はあるものの、錬太郎の口数は極端に少なく、ゆんゆんに至っては無言を貫いている。
昨夜の一件で、2人は別に如何わしいことをした訳ではないが、後から思い返してみると両者共に顔から火が出るほど恥ずかしいと感じてしまうが故に、妙に気まずいのである。
その後も居心地の悪いまま朝食の時間は終わり、錬太郎とゆんゆんはカズマ達との待ち合わせ場所であるめぐみんの家へ向かった。曰くめぐみんが折角来たのだから自分の故郷の案内をしたいのだという。
めぐみんの家へと向かう道中でも、当然ながら錬太郎とゆんゆんの間に会話はなかった。何度か互いに話そうとしたものの、結局踏切ることが出来ず、そうこうしているうちにめぐみんの家に到着してしまった。
「よ、よう。錬太郎にゆんゆん」
「あ、うん…おはよう、カズマ…」
「おはようございます…」
「どうした?元気ないけど…」
「い、いやぁ⁉︎そんなことないけど…そう言うカズマこそ!!なんか挙動不審だよ!!」
「あぁ、それはこの
錬太郎とカズマの話の輪に割り込むアクアを皮切りに、めぐみんやダクネスがぞろぞろと現れる。めぐみん自身、昨日の夜に是非を尋ねずカズマに一撃を浴びせたことは申し訳なく思いつつも、それはそれとして母の策に身を委ね、勢い任せに襲おうとしたことに対してはご立腹のようで、仕返しに昨夜の悪評を広めたのだそう。
「おはよう皆。私は行く場所があるから
「おぉいダクネス!!お前まで一緒になって言うんじゃねぇよ!!」
「何故ですか?2人はただ事実を述べているだけですよ
アクア、ダクネス、めぐみんという思わず流麗と称賛してしてしまいそうな連携プレーが、カズマのメンタルをごっそりと削っていく。もうとっくにカズマさんのライフはゼロを通り越してマイナスの域に達してしまっていた。
「な、なぁ錬太郎!思春期男子同士お前ならわかってくれるよな⁉︎肌寒い夜に女の子がお布団に1人眠る部屋に閉じ込められちまったらやることなんて、なぁ!!」
耐えられなくなったカズマは、涙目になって錬太郎へ助け舟を求めた。
「諦めなさいなカスマさん。あの錬太郎よ?カスマさんの理念なんか理解する訳ないじゃない」
「黙ってろ駄女神!!」
「あ〜〜!!駄女神って言った!!クズマの癖に私を馬鹿にしたぁ!!」
「もうお前は喋んな!!話がややこしくなるんだよ!!」
カズマは同意を求めていた錬太郎を他所に、いつものようにアクアと口論に発展する。お決まりの光景にめぐみんとダクネスは呆れ気味、ゆんゆんも苦笑いを浮かべるしかなかった。
「ま、まぁカズマが変なことしようとしたのは悪いけど…そ、そんな気を起こさせようとした環境にも問題が、あるんじゃないかなぁ?
と、当事者じゃない僕がとやかく言う権利はないし、何せ僕もカズマと同じ立場だったらどうするかわからないし…」
カズマとアクアの諍いを宥めるように錬太郎は返答する。錬太郎のカズマの意見を肯定しているとも否定しているとも取れる発言にアクアとダクネスは意外そうに目を丸くした。
「な!そうだろ錬太郎!!」
「何か怪しいわね…もしかしてカズマさんに裏で賄賂を渡されてるんじゃないの?」
「そんなことないよ、もし仮にそうだとしてもアクアじゃないし受け取らないよ」
「アンタの中で私どういう評価されてるのよ⁉︎私立派な女神なのよ⁉︎あっ!!わかった!!きっと昨日ゆんゆんの家でカズマさんと同じようにゆんゆんに手を出そうとしたんでしょ?だから後めたいんでしょ?」
「違う!!違う!!不純なことは断じてなかった!!」
カズマとの口論から飛び火し、今度は錬太郎にまで疑いをかけるアクアに錬太郎も必死に反論する。一方で昨日のことを思い出してか、ゆんゆんとめぐみんは顔を真っ赤にしていた。
「と、取り敢えずこの話は一旦保留して、早く観光に行きましょう!!」
「おい、俺の呼び方のことスルーする気かコラ!!」
これ以上泥沼になる前にと、めぐみんが提案したことでその場は収まり、錬太郎とゆんゆんがどの様に昨夜過ごしたか、根掘り葉掘り追及されることはなかった。こういう時に意外と気遣いの出来るめぐみんに、ゆんゆんは本当に感謝したのだという。
ダクネスと複数体のケミーを除いて、一同は紅魔の里の観光に移った。とはいえ観光名所も流石紅魔族クオリティといったところ。普通の感性を持つ者達からしたら、奇妙奇天烈としか言いようのないものばかりだった。
猫耳スク水の美少女フィギュアが御神体として祀られている、明らかに転生者絡みの神社や、聖剣と御大層に呼称される普通の銅剣が突き刺さった岩、石化して像として飾られている本物のグリフォンや、明らかに胡散臭い願いの叶う泉など、突っ込み出したらキリがない。
そして今は、ファンタジー全開なこの世界には浮いているとしか言えない大きな工場のような場所を訪れていた。
「ここは我々紅魔族の天敵が封印されていると伝えられている謎施設です。その天敵は『魔術士殺し』と呼ばれています」
「ねぇ、他には何かないの?」
「一応ありましたよアクアさん。邪神の封印された墓や名もなき女神が宿った土地などがあったのですが…」
「まぁ今は色々あって封印は解けてしまったんですけどね」
「お前らの里の警備はどうなってんだ⁉︎マジモンの邪神が封印されてたんなら下手すりゃ世界滅ぼしかねんぞ!!」
他人事のようにあっけらかんと重要そうなことを流すめぐみんに、カズマは思わず怒号を上げた。
「でもそんな伝説染みたことは胸が躍るね。僕のアルケミアにもそんな話があったなぁ。例えば、赤い魔女とか」
「「「赤い魔女?」」」
『赤い魔女…確かにいたね。正直僕も嫉妬しちゃうくらい魔法の腕は凄かったよ』
『ホッパ!』
「おおっ…⁉︎始まりの錬金術師達といい、レンタロウの故郷の伝説も我が琴線に触れるものばかりですね!!」
錬太郎の語るアルケミアの言い伝えに、カズマ達は首を捻り、クロっちとホッパー1は当時を懐古していた。その中でもめぐみんは赤い魔女に紅魔族としてシンパシーを感じた様で続きを話すよう錬太郎をせかした。
「始まりの錬金術師の1人で先代ガッチャードのソラが、辺境の地で出会った魔法使いってだけで詳細は良くわかっていなんだ。その後ソラと結婚したとか、魔女は旅に出たとか色々記録があるんだけどね。
ただ、沢山の上級魔法を駆使して破壊神との戦いでソラ達始まりの錬金術師達のサポートをしたみたいなんだ」
「上級魔法を沢山扱って尚且つクロっちも舌を巻くほどの技術力って、もしかして赤い魔女って紅魔族だったりするんじゃねぇか?」
「あと『赤い魔女のみちしるべ、錬金戦士に暁を宿す』っていう言い伝えもあるけど、その詳細もよくわかってないんだよね…クロっち達も当時のことは破壊神との戦闘に無我夢中であまり覚えてないらしいし…」
「まぁでもよく分からないっていうのもロマンあっていいんじゃない?」
「アクアの意見も一理ありますね。では、次の場所へ向かいましょう!!」
その後錬太郎達は、めぐみんの要望で里の服屋へと立ち寄った。暫くすると奥から店主らしき人物が現れて出迎えてくれた。
「おや?めぐみんとゆんゆん、帰ってきていたのかい?後ろにいる人達は、もしかして里の外から来たのかな?いらっしゃい!!
我が名はちぇけら!!アークウィザードにして、上級魔法を操る者!!紅魔族随一の服屋の店主!!」
「こんにちは。随一の服屋ってなんというか、凄いですね!!」
「あぁいや、この里に服屋はウチしかないの」
「そういう意味⁉︎この里の連中色々ぶっ飛んでねぇか?」
「めぐみんであんななんだからそんなの今更でしょカズマさん。こういう時こそ動揺せずに合わせるのよ、フィーリングよフィーリング」
「おい今ちょっと聞き捨てならないこと言ってませんでしたか?喧嘩なら買いますよアクア!!」
「ぎゃああ⁉︎めぐみんやめて暴力はんた〜い!!」
「あの…店で騒ぐのはちょっとやめて欲しいんだけど…聞いちゃいないか…」
『なんというか、ご愁傷様…』
『ホパァ…』
店のことなどお構いなしに売られた喧嘩は買ってやると、めぐみんはアクアに食いつく。そしてそんなめぐみんを宥めるように錬太郎、カズマ、ゆんゆんが抑え役に回る。
パーティの日常茶飯事をよく知らないちぇけらは、呆気に取られ、そんな彼にクロっちとホッパー1は同情するのだった。
「いやぁ〜、お店のローブ全部買っちゃいましたね〜」
「めぐみんお前…ちょっとは加減しろ。財布の中身一気に吹き飛んじまったぞ…」
「僕の財布もぺったんこだ…」
ちぇけらの店にて、錬太郎とカズマはめぐみんとゆんゆんのためにローブを購入した。しかしながらめぐみんが調子に乗って結構な数のローブを買ってしまったことにより、カズマと錬太郎は有金を大分失ってしまった。特に錬太郎は必要最低限のお金しか財布に入れていないため、残った額は5000エリス。こんなんでどうやって外食からお土産まで済ませればいいのだろうかと、ほろりと一筋の涙が財布に溢れ落ちた。
「そういえばカズマさん、ちぇけらさんの物干し竿を見て驚いていましたけど…」
「ああ、あれな。ゆんゆん、ちぇけらは家に代々伝わる由緒正しい錆びない物干し竿と言ってたが違う。ありゃあライフルっつう武器だよ」
「らいふる…ですか?」
カズマの言うライフルがピンと来ないようで、ゆんゆんはこてんと首を傾げる。詳細を話そうにも、元いた世界のことに関係するため、面倒に感じたカズマは、細かい説明を後にすることにした。
「さぁ、沢山の観光名所を巡ってきましたが、やはり一番皆に見て欲しいのはここです!!」
歩を止めためぐみんがずびしと指差した場所には立派な建築物、所謂校舎があった。めぐみんとゆんゆんはその学校のものと思われる制服に着替えて、声高らかに自身らの学舎を紹介した。
「「ようこそ、魔法学園『レッドプリズン』へ!!」」
因みにカズマは学校名が赤い監獄とは物騒な…と内心思ったのだとか。
赤い魔女とか、アルケミアに関する新情報を出してますが、混乱してませんかね…?不安です…