暗黒錬金術師伝説10 暗黒!ライザのアトリエ2   作:dwwyakata@2024

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2、それぞれの戦い

クリフォードが足を止めると、険しい表情のクラウディアがいた。

 

まあそうだろうな。

 

クリフォードはそう思う。

 

見た所、バレンツのお嬢さんの実力は、現状のクリフォードと同等くらいと見て良いだろう。

 

とんでもない使い手だという噂は聞いていたが、あの様子からして。

 

多分あのライザと冒険した、という事が要因だろう。

 

一番伸びる時期に、最高の経験を積んだというわけだ。

 

羨ましい話である。

 

クリフォードはそんな機会に恵まれなかったし、才覚が優れていたわけでもなかったから。

 

それこそ地道に石を積むようにして強くなったのだから。

 

「俺に何用かい、バレンツのお嬢さん」

 

「クラウディアよ、クリフォードさん」

 

「知っているさ。 知らなかったのは、思ったより好戦的だって事かな」

 

「大事な友達を守るためなら、私は悪鬼にでもなります」

 

街中だが。

 

仕掛けて来るつもりか。

 

いや、そのつもりは無さそうだ。一瞬構えそうになったが、構えは解く。

 

力量は五分。

 

インファイターではないようだが、そうなってくると互いにアウトレンジでの戦闘になってくる。

 

もし開戦したらこの辺りは更地になると見て良いだろう。

 

それは、流石に王都にいられなくなる。

 

「貴方の悪名は聞いています」

 

「具体的には?」

 

「情け無用の賞金稼ぎ。 血も涙もない破壊者、とね」

 

「ふっ、過大評価だな。 確かに俺はトレジャーハンターの資金稼ぎのために、普段は荒事で生計を立てているが。 どうせ俺に捕まって官憲や集落の連中に引き渡された悪党が、好きかって言っているだけだろ」

 

実際、そういう奴にリベンジマッチを挑まれたこともあるし。

 

相手の力量や言動次第では殺さなければならなかったこともある。

 

何をやっても心が変わらない奴はいる。

 

悪党の中には、殺さないといけない奴は確かにいるのだ。

 

元々クリフォードは生まれが生まれだから、そういう奴はたくさん知っているし。容赦もしなかった。

 

傭兵や賞金稼ぎとして金を稼いでいる間に。

 

そういう連中から恨みを買ったのも事実だ。

 

もっとも、今の時代。人間相手に賊だのしているような輩に、ろくな奴はいないし。そんなのは死んで当然だとも思っているが。

 

「ライザに近付いたのはどうして」

 

「俺は正直に話したが」

 

「トレジャーハントが目的と」

 

「そうだ。 俺はトレジャーハントが本業で、賞金稼ぎやらはあくまで副業なんだよ」

 

じっと睨まれる。

 

本格的に嫌われているなとちょっと苦笑いするが。

 

ただ、正直な話。

 

油断出来る相手でも、舐めて掛かれる存在でもない。

 

特にバレンツ商会の財力を背景に本気で排除に掛かられたら、冗談抜きに生きていけなくなるし。

 

ライザとともに遺跡探査の途中。

 

後ろから撃たれることだけは避けたかった。

 

しばし沈黙が続くが。

 

クラウディアは、やがて静かに言う。

 

「ライザは今本調子ではないの」

 

「あれでか?」

 

「ええ。 話してみてすぐに分かった。 三年前のライザは、本当に太陽そのものだった。 今のライザは、どこか曇ってしまっているの」

 

「信じがたいが……」

 

今の力量でも、はっきりいって百年に一度の才覚の持ち主だとクリフォードは思う。正直な話、なんでもありの総合戦で挑んだら勝ち目は無い。

 

ドラゴンキラーというのもホラではないだろう。

 

というか、エンシェントドラゴンでもない限り、今のライザを確実に倒す事は無理ではないのかとすら思う。

 

それが本調子ではないのか。

 

本調子だと、一体どれほどの実力なのか。

 

逆に面白くなってきた。

 

「よし、こうしよう。 俺は絶対にライザを裏切らん。 もしも俺が怪しいそぶりを見せたら、即座に撃ち抜いてくれてかまわないぜ」

 

「どういうつもりですか」

 

「俺の目的はロマンに到達することなんでな。 そんな英傑の側で冒険をすれば、一人で冒険するのとは比較にならないロマンに到達出来るさ。 俺にとっては、その方が大事なんだよ」

 

「……」

 

困惑しているな。

 

人間は、自分の理解外の存在に出会うとどうしても一瞬でも動きを止める。

 

これほどの使い手でもそれは同じだ。

 

クラウディアは恐らくだが、相当な化け物とやりあってきている。

 

バレンツほどの大型商会の令嬢だ。

 

それこそ金が絡む地獄みたいな世界を見てきている筈だ。

 

それでも、まだ見た事がないような存在を見れば。

 

動きは止まらざるをえない。

 

「人材は生えてこないことをあんたは知っている筈だ。 そんな中、俺が協力を申し出ていることは……損にはならないのではないのか?」

 

「……」

 

「考え込んでいるな」

 

「そうね。 少し想定とはちがう人間ね」

 

クラウディアが顔を上げる。

 

おおこわ。

 

クリフォードを見る目は、歴戦の射手そのものだった。

 

「分かった。 ただしもしも嘘をついていると分かったら、即座に射貫く。 貴方が言った事よ。 責任は自分で取って貰います」

 

「ふっ、それでかまわないさ。 それに俺も、あのライザの裏を掻いて、生きて逃げて帰れるなんて思わないんでね」

 

「……」

 

「じゃあ、俺は行くぜ」

 

そのまま、根城にしている宿に。

 

クラウディアは、追ってこなかった。

 

それにしても背中が久々に冷えた。

 

どんな遺跡に出向いても。何を相手にしても。恐怖なんて全く感じなくなっていた筈なのに。

 

あの娘、人間としてとてもライザが好きなんだな。

 

本当に人生を変えるほどの存在だったんだな。

 

だから彼処まで出来る。

 

それで、性愛の対象としては見てもいないのだろう。

 

だから色々と歪む。

 

面倒な話だ。

 

だからこそに、一番の親友で。

 

一番の大事な人で。

 

その身を守るためだったら、文字通り世界を敵に回してもいいし。なんなら人間一人殺すくらい、なんとも思っていないというわけだ。

 

それは別に心の闇でもなんでもない。

 

むしろ、立派な覚悟なのだと思う。

 

ましてや人類が衰退する一方のこの世界だ。

 

それくらいの覚悟を決めている人間でないと。大きな組織の跡取りなんて、本来はやってはいけないのだろう。

 

勿論覚悟を決めていたら、何をやってもいいと言う訳ではない。

 

それに、この手の輩がよくやりがちな。

 

感情を最優先で動くような事も、クラウディアはしていなかった。

 

あれはまだクリフォードを毛嫌いしているはずだ。

 

それでも、決して開戦の方向で動こうとせず、利害を最優先で動いた。

 

其処は、素直に尊敬できる所だった。

 

それにしても、面白いな。

 

ライザを太陽と称していたのは、まさにその通りだと思う。

 

それでも、今は陰りが出ているというではないか。

 

思わずクリフォードは、これから見られるロマンに思いを馳せて。ふっと笑っていたのだった。

 

 

 

パティは自宅に戻ると、しばらくは無心に勉学をした。貴族院にも出て、授業を何コマか受けておく。

 

相変わらず貴族院の生徒達はろくでもない連中で。

 

教師の授業をろくに聞いてもおらず、大声でバカみたいな話をして、ゲラゲラ笑っていた。

 

それはそうだろう。

 

授業の成績は金で買っているのだ。

 

それで此奴らは、「高度な成績を受けている」とか評されているのである。

 

呆れてものも言えない。

 

ただ、パティにはちょっかいを出してこない。

 

此奴らのリーダー格を以前、決闘で半殺しにしたからである。

 

そいつは今でも恐怖で貴族院には来られないらしく。

 

手袋を投げつけての正式な決闘であったから文句も言えず。

 

泣き寝入りをしているそうだ。

 

泣き寝入りではないと思うが。自業自得というのだと思うが。

 

それについては、はっきりいってどうでも良い。

 

授業を終えて、家に戻る。

 

途中、例の馬鹿な集団に通路で遭遇したが。パティを見ると、顔を引きつらせてさっと避ける。

 

どうでもいい。

 

此奴らを、パティは人間だと認めていない。

 

農業区で働いている人々を差別して、各地で食糧を生産している人達を嘲笑って。

 

ただ金を転がすだけで、偉くなったつもりでいる大馬鹿者達。

 

此奴らの親も含めて、いずれ滅びるべきだろう。

 

ただ此奴らが金を持っているのも事実。

 

だから、お父様も徹底的に強く出ることは出来ない。

 

ある程度、パティも我慢しておかなければならない。

 

それがとにかく、歯がゆいのも事実だった。

 

自宅に戻ると、タオさんの出してくれた宿題を片付ける。今日は時間があるので、徹底的に勉強をして。

 

夕方になる頃に、ノルマをある程度前倒しで終えていた。

 

メイドがいたので、鍛錬を頼む。

 

パティが母親代わりだと勝手に思っているメイドは、無言で頷くと。庭に出て、棒を手に取る。

 

軽く話をする。

 

ライザさんに指摘されたことを説明すると。

 

メイドは頷いていた。

 

「なるほど。 確かに一利あると思います」

 

「先駆者としてはどうすべきだと思いますか」

 

「まずは更に速度を磨きましょう。 反応速度を上げることが、まずは第一です」

 

「はい」

 

確かに理にかなっている。

 

カウンターを主体に戦っていく。

 

それはそれで、確かにパティの戦闘スタイルに合っているのだが。それをやるには。まずは基礎的な能力を上げる必要がある。

 

「今まで漠然と組み手をして来ましたが、戦略的に伸ばしましょう。 お嬢様の反応速度を上げるべく、これから組み手の方針を変えます」

 

「お願いします」

 

棒を防ぐか、避けるように。

 

そう言われたので、頷く。

 

構えを取り、距離を取ったが。

 

その距離を、瞬く間に侵略されていた。

 

生唾を飲んだ瞬間に、腹に鈍痛が入っていた。そのまま吹っ飛ばされて、必死に受け身を取るだけで精一杯。

 

立ち上がるまで。メイドはそのままでいた。

 

「もう一度お願いします」

 

「分かりました」

 

今度は大上段だ。

 

棒……更には槍。長柄の武器というのは、実の所突きだけではなく殴打にも使う事が出来る。

 

リーチの長さが強さの所以で。

 

傭兵の中にも、これを使う人間が多いのは。

 

剣で同じ時間鍛錬するよりも、槍で同じ時間鍛錬する方が強いからだ。

 

かろうじて、訓練剣を盾にして防ぐが、ノータイムで今度は横殴りに払われて、吹っ飛ぶ。

 

立ち上がる。

 

呼吸を整えていると、メイドは言う。

 

「目でかなり追えています。 しかし、初撃が見えていません」

 

「!」

 

「私をもう少し、包括的に観察してください。 初撃を見切るのは、初見殺しに対応できるのと同義になります。 私の動きを見て、どういう攻撃を繰り出してくるのか、攻撃の前兆があるのか、それを理解出来れば、更に速く動けると思います」

 

「なるほど……ありがとうございます」

 

また向き合って、武器を構える。

 

それから、しこたま打ち込まれる。

 

今までだって、二百回に一度一本を取れれば良い方だったのだが。

 

それですら、手加減されていたのがよく分かって、色々と悲しくなる。

 

だけれども、それでもパティの願いだからやってくれていたのだ。

 

感謝して、撃ち込みを受ける。

 

立ち上がれなくなったので、少し休憩を入れる。

 

水を飲む。

 

これだって湧かしておいてあるものだ。

 

ライザさんはいとも簡単にやっているが。パティのような固有魔術がエンチャントだったりすると、熱変換は応用がとても難しい。

 

野外で生きるのに必須だとして、お父様に出来るように言われて。やれるようにはなっているが。

 

それでももの凄い労力がいる。

 

薪を集めて火を起こすのは、更に労力がいるし、木だって幾らでも生えているわけではない。

 

それを考えると、この水にも感謝しなければならない。

 

どんな食べ物も、服も、それを作るまでにはものすごい労力と資材が掛かっている。

 

常に感謝して生きるように。

 

そう、くどくどとお父様に教わってきた。

 

それはお父様が一介の戦士から騎士になり。武勲で身を立ててきた王都最強の戦士だからこそに言える事。

 

だからこそ、パティはその言葉を反芻して。

 

水を飲み干すと、立ち上がる。

 

そして、もう一回と、言うのだった。

 

メイドは頷くと、更に打ち込んでくる。一瞬だけ、何か見えた気がした。がつんと、鋭い一撃を防ぐ事が出来る。

 

メイドが離れる。

 

「コツが見えましたか」

 

「はい。 少し、緩やかにやってくれましたか?」

 

「いいえ。 今までと同じ水準で動いています。 元々お嬢様は、基礎訓練を欠かさず、戦闘経験も積んでいます。 体の方が、少しずつやるべき事を理解してきている、ということです」

 

「分かりました。 それではもっと体に叩き込みます」

 

更に何度も打ち込まれる。

 

何度か攻撃の前兆みたいなのは見えたが、それまでだ。

 

夕食の時間と言われたので、剣を降ろす。

 

しこたま打ち込まれたが。

 

それでも、凄く有意義だった。

 

ライザさんは数日はかかると言っていた。

 

そうなると、まだまだ本格的な戦闘はないだろう。その間に、動きの前兆を読めるようになっておきたい。

 

目を鍛えるだけでは駄目だろう。

 

そもそもメイドが言っていたように、動きを総括的に見ろということだ。

 

獣はそういえば、動く前に色々と動作をしている。

 

メイドのあの動きは。さらに洗練されている。

 

そう思うと、とても良い師匠についているのかも知れない。

 

そう思うだけで、パティは幸せであって。それを噛みしめないといけないのだと思うのだった。

 

夕食を追えて。風呂に入って。寝る前に少し鍛錬をして。

 

それでぐっすりと眠る。

 

心地よく体を動かしたので、よく眠ることが出来た。

 

回復の魔術はいらなかった。

 

痣が出来るような打ち込みは受けなかったからだ。

 

ずっと鍛錬をしてきたのだ。

 

その程度でどうこうなるような柔な鍛え方はしていない。

 

ただ、それでもタオさんやライザさんにはとても勝てる気がしない。

 

そもそもこれでもなお、訓練は不足している、と言う事なのだろう。

 

起きて、朝食を取って。朝の鍛錬を終えた後は、アトリエに向かう。

 

アトリエには、今日も一番で到着していた。

 

ライザさんは既に色々と済ませていたようで、今は近所の人に湯沸かしをしていた。パティは少し待つ。

 

フィーはまだ寝ているのか。

 

それはまあ、仕方がないと思う。

 

フィーに助けて貰ってからは。

 

同じ駆け出しとして、随分と親近感をパティは感じるようになっていた。

 

「おはようございます、ライザさん」

 

「おはようパティ。 ごめんね待たせて」

 

「いえ。 近隣の人々の為に活動しているのは素晴らしいと思います」

 

「いやいや。 そんな大したものじゃないよ」

 

アトリエに一緒に入る。

 

まだフィーはベッドで気持ちよさそうに寝ている。起こすのも可哀想なので、軽く先に話をしておく。

 

タオさんがボオスさんと来て。

 

クリフォードさんが少し遅れて来た。

 

クリフォードさんが驚いていた。

 

「参ったね。 かなり早く来たつもりだったんだが、それでも最後か」

 

「クラウディアは今日はまだ作業があるって言っていたから、最後になりますね」

 

「ふっ。 これはおじさんももう少し早く起きないといけないかな」

 

「いえ、この時間だと充分過ぎるくらいですよ」

 

アトリエの中で、軽く話し合う。

 

今日は湖畔近くで、試験をするという。

 

まずは、タオさんが当たりをつけた湖畔まで行く。

 

これは昨日と同じだ。

 

クリフォードさんは今日も出向くが。今回、タオさんが逆に来ない。

 

タオさんは、今日は調べてきた資料を調査したいという。

 

「クリフォードさんの実力は僕と同じかそれ以上だ。 あの場所に行くなら、問題ないと思う」

 

「分かった。 タオ、他の遺跡についても、出来るだけ調査してくれる? 大いなる呪いとやらについても」

 

「うん。 まだ幾つか仮説が出てる段階だから、今日の内に仮説から根拠のある説にしておきたいんだ」

 

タオさんは一緒では無いか。

 

だけれども、それは仕方がない。

 

今は、パティも自分がやるべき事をやる。

 

それだけだ。

 

打ち合わせを終えると、すぐにアトリエを出る。

 

クリフォードさんが、荷車を引くという。

 

ライザさんが少し考えた後、頼むという。

 

まあ、持ち逃げされるようなこともないだろう。この人は、どうも貴族共を見て来たパティからは分かるのだが。

 

嘘つきのにおいはしない。

 

胡散臭いし、荒事をしてきた人だと言うことも分かるのだけれども。

 

それはそれとして、本気でロマンを追い求めている変人なのだろうと言う事も確信できるのだ。

 

「パティ、昨日は勉強とか結構していたの?」

 

「はい、いつも人生は勉強ですので」

 

「へえ、若いのに立派だねえ。 特に貴族の坊ちゃん嬢ちゃんは、ある意味猿よりもタチが悪かったりするのにな」

 

「それは否定しません。 貴族院の学生達が、授業中金で単位を買えるとたかをくくって、せっかくの勉学を完全に遊んで過ごしているのは、私もいつも見ていますので」

 

私がそういうと、クリフォードさんと一緒に笑った。

 

あんなどうしようもない連中。

 

擁護なんかできない。

 

人間は、見た事がないものに夢を見がちだ。

 

貴族は凄いに違いないとか。

 

優秀に違いないとか。

 

そう思い込んでいる人間はその類。

 

パティは実際に見て来ているからこそ言える。

 

それは間違っているのだと。

 

街道に出ると、無駄話はなくなる。此処からは、魔物がいつ襲ってきてもおかしくないからだ。

 

ライザさんは、荷車をクリフォードさんにまかせてフリーになったからか。杖を手に、周囲をいつもより鋭く見ている。

 

熱魔術を使っての探査なのだろうが。

 

それにしても、いつも以上に視線が鋭い。

 

本調子では無い、というのが理由だろうか。

 

それとも、今まではパティは、背後にいるライザさんをよく観察できていなかっただけかも知れない。

 

少しでも早く追いつくために。

 

パティは、周囲を少しでも多く、観察しなければならなかった。

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  • オリジナルの長編
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