陰でも自由にやりたくて!   作:カサシチ

2 / 8

 今回、物語は全然進みません。
 
 完全なる説明会なのであしからず。


『自由』の鍵

 

 俺がシャドウガーデンの組織No.2になってから早三年、今の年齢は13歳。

 

 シャドウガーデンのメンバーは俺とシャドウを含めれば九人になった。

 

 そして後から入ったメンバーをアルファを含めて七陰と呼称している。

 

 第一席のアルファ

 第二席のベータ

 第三席のガンマ

 第四席のサ…じゃなかった。デルタ

 第五席のイプシロン

 第六席のゼータ

 第七席のイータ

 

 ちなみに、

 俺が悪魔付きを治したのが、アルファとデルタとゼータ

 シドが治したのがベータ、ガンマ、イプシロン、イータになる。

 

 

 全員それぞれ癖の強いメンバーだ。

 このメンツを纏めているアルファって凄いと思う。

 今度、何かプレゼントでもしようか迷う。

 

 そんな七陰達は俺とシドの特訓などを経て元から強いやつも居たけど、全員が有能になった。

 

 こんなこともあった。

 

 「あれ?俺やること無くない?」

 

 そう気づいたのだ、俺はやる事が!無い!

 

 シドは大将として張っているし、七陰は各々でシャドウガーデンに貢献している。

 

 俺は?………となったので俺は考えた。

 

 俺のポジションで何が一番丁度いいか。

 

 それはすなわち、シドの代理と保険だ!

 

 シドの代理はわかると思う。

 あいつはちゃんと定期報告書読まない。

 だから、代わりに俺が読んで理解している。

 

 そしてシャドウの代わりに命令を出すこともしばしば。

 そして、七陰で対処が出来なければ俺が出る。

 

 ということしている。

 

 ここまではシャドウガーデンの話。

 俺……ヴィスワとしては、特訓に特訓を重ねている。

 

 気づいたのだが俺には特殊な能力がある。

 戦闘時に髪色が紫に、左目の黄色と右目の水色のオッドアイになる。

 

 そして左手から雷の魔力が、右手から水の魔力が、それぞれ使える様になったのだ。

 

 ここで俺は確信をした。

 目が力の媒介になっている。

 

 おそらく雷だから黄色、水だから水色という感じなのだろう。

 

 そして、右目と左目にはそれぞれに種類があって

 

 右目には水、氷、風、天の力が

 左目には雷、炎、植物、地の力がそれぞれに宿った。

 

 この複雑なシステムを理解するのに時間は掛かったが、使えることができた。

 

 そして今の俺は、おそらくシドよりも強い。

 まぁ、根拠という根拠はステータスと経験の差ぐらいしかないのだが。

 

 ここまでが今までの三年間の話だったりする。

 

 ん、じゃあ今何してるかって?

 

 「んふ〜〜んふふふ〜〜んへ〜〜。」

 

 「よし、よーし。」

 

 デルタを他の七陰が見てる中でナデナデしてる。

 いやどうしてもデルタを見てると前世で飼っていたワンちゃんを思い出して仕方がない。

 

 ゼータはしっかりしているから大丈夫なのだが、どうしてもどうしてもデルタはそう見えるのだ。

 

 あと一つ疑問なんだけど。

 デルタを撫でていると周りの目がこっちを向いているのだ。非難しているような目でもないし、一体全体なんなんだろうな。

 

 「あの……ヴァルタ、そろそろ始めてくれないかしら。」

 

 呆れた様子のアルファがこっちを向いて言ってきた。

 ちなみに始めるとは簡単にいうと俺が教えること。

 戦闘だけではなく、知識とかも。

 

 そのぐらいしか取り柄がないのよ。

 

 「了解。オッホン、ではまず魔力の性質についておさらいしよう。」

 

 俺は皆の視線を集める。

 そして俺は自分で作った黒板の様なものを使って説明する。

 

 「魔力とは空気中や物質、生物に存在する物だ。」

 

 「そして、この魔力という存在は中々に浮いているものなんだ。」

 

 すると七陰のほとんどが?を浮かべる。

 

 「浮いている……ですか?」

 

 「そうだガンマ、俺が言う浮いているとは物理的な意味では無い。簡単にいうと必要じゃないものなんだ。」

 

 「魔力が存在しなくても生物は生きていられる、だが生物に強大な力を与えることができる。それが魔力だ。」

 

 俺がそれを言い切ると大体皆わかったぐらいの感じだった。

 デルタは俺の隣でしゃが見ながらパーになっていた。

 

 「ここからは魔力の利用についてだ。」

 

 「魔力というエネルギーは色々なエネルギーに変換できる。例えば光。」

 

 俺はそう言って指先に魔力を込めて光を作る。

 

 「魔力はこの他にも、熱、運動、音、などなどに変換できる。」

 

 「魔力は色々な物に変換できて、沢山ある。」

 

 「とてもオールラウンダーな存在だ。アルファみたいな感じだ。」

 

 そう言うとアルファはありがとうと言ってきた。

 やっぱり七陰の顔良すぎるよな。

 

 「これが俺の思う魔力の基本。これからは君達が知らない領域に入るぞ?」

 

 「準備は出来てるわ。」

 「勿論、教えてください!」

 

 「わかった、ちなみにこれは俺の独自の研究でしかないということを踏まえておいて欲しい。」

 

 「まず、魔力の他に霊力や妖力、呪力なんかがある。」

 

 「霊力、妖力、呪力……ですか。」

 

 「そうだ、今からこの三つを紹介する。」

 

 「霊力は主に他者への支援と武器の強化が強い。」

 

 「妖力は自分の基礎ステータスの上昇が強い。」

 

 「呪力は攻撃力が爆発的に上がるが、強くなり過ぎて暴走することがあるという物だ。」

 

 「そして霊力と妖力は主に自分で生成する物で、呪力は自分を犠牲にしない限りはそこらにたまに漂ってるぐらいの物だ。」

 

 「でも、私たちは霊力や妖力を使えないわ。」

 

 「いや、自覚していないだけだ。量がかなり少ないからな。」

 

 語るだけ語ったそうして俺は一旦話すのをやめた。

 

 「なるほど……これほどまでの知識をお持ちとは、流石です。」

 

 「やっぱりヴァルタは凄い。」

 

 「ありがとな。」

 

 するとここまで黙って何か考えていたゼータが喋る。

 

 「ねぇ、これって掛け合わせることが出来たりしない?」

 

 「お、いい視点を持ったなゼータ。」

 

 すると、ゼータは少し顔を赤くして俯いた。

 大丈夫かな。

 

 「率直に言えばできる。が、無理だ。」

 

 「どういうこと?」

  

 頭に?を浮かべたゼータが喋った。

 

 「簡単に言うとパズルの様なものだ。繋がるものは繋がるが、繋がらないものは繋がらない。」

 

 「それも魔力とそれ以外のどれかしか繋がらないんだ。」

 

 まだ出来ないが、俺は絶対に全部組み合わせてやる。

 

 「ちょっと残念。」

 

 「だが、俺はそこに注目をおいたんだ!」

 

 「注目?でも出来ないんじゃないの?」

 

 他の七陰もそのゼータの言葉に頷く。

 

 「そうだな、だがここで俺は出す。それは神力だ。」

 

 「し、神力?」

 

 「そう、これについては俺もよくわかってない。使用経験はあるが使い終わった途端に使い方がパッと分からなくなる。それに」

 

 「おそらく神力は自らの魂が生成し、自らの魂とマッチすることで使えるようになる。明確な原理はないが経験からそうおもっている。」

 

 俺はこの神力を使って神力を中心に魔力、霊力、妖力、呪力を組み合わせれると思っている。

 

 その為には神力を操れるようにならなければならない。

 俺の目指す物の為に。

 

 「とりあえず以上だ。」

 

 そう言った俺は魔力で木刀を八つ生成する。

 そしてその木刀を七陰に一つずつ渡した。

 

 「よし、実践訓練だ!霊力使えるかどうか俺が試してやる!」

 

 その後、満足そうなヴァルタと大きな怪我こそないが、傷だらけになった七陰がシドの目に映ったのはまた別のお話。

 

 シド「何やってるんだろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 神力で全部組み合わせた状態のヴァルタがどのくらいの能力なのかまで決めてあります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。