「完全体になりさえすれば……!」から始まる人外転生者の追憶   作:GT(EW版)

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 年一で訪れる、なんか凄くRPGやりたい気分が訪れてしまったので更新が遅れました。


この人外共は甘すぎる

 ……気を取り直して、話を戻そう。

 

 行く先々で何度も召喚に応え、数々の世界を渡ってきたナナシとしては異世界召喚による次元の壁への影響には、色々と思うことがあったのだろう。だが生憎、私はその悩みに対して優しく寄り添ってやる気は無かった。

 所詮十年程度しか一緒にいなかった私では、彼の胸中を完璧に理解できる筈が無いからな。100年の間熟成させ続けてきた彼の悩みには、他人が安易に触れて良いものではないのだとわかっていた。

 

 それでも一つだけ確かに言えるのは、その悩みは今考えなければならない話ではないということだ。

 

 懺悔でも何でもやりたいことがあるのなら、後でいくらでも聞いてやる。それこそ彼の方から話す気になるまで、いつまでも待ってやろう。

 だが今はまずコイツが邪魔だと、そう発破を掛けるとナナシも次第に普段の調子を取り戻していった。

 まったく……私はお前のお父さんか。

 

 

「お母さん、じゃなくて?」

 

 

 冗談はよせ。

 

 何にせよ、ナナシが本調子になれば私たちが負ける道理は無い。

 三人がかりの連係攻撃により戦局は優勢に傾き、その猛攻で私たちは着々とネプチューンデビルセクトを追い詰めていった。

 

 しかしそこでくつくつと忍び笑いを漏らしたのが、最初の攻勢とは打って変わり、時間を稼ぐように防戦に徹してきたネプチューンである。

 よもやまだ何か隠し球を持っているのかと警戒する私たちの前で、奴は言った。

 

 

『いいのかな? 私にばかり構っていて』

 

 

 劣勢に陥った筈の彼は、しかし何の動揺も見せること無く、妙に余裕な態度を取っていた。

 そんな彼がしたり顔で告げたのは、私たちが魔界に突入している間放置状態になっている人間界──皇女たちの居る集落に対しての話だった。

 

『我が主は既に、貴様らの拠点を突き止めている。忌々しい守護神の結界を破る術もな。私は貴様らを足止めする為の囮──今頃は最後のデビルセクト「コーカサス」が、生き残った全ての人類を滅ぼしているだろう!』

『何だと!?』

 

 コーカサス──という呼び名は、私たちがこれまで「M(マスター)型」と呼称してきたあのデビルセクトのことで間違いないだろう。

 デビルセクト最大の全長と黒鉄色の外殻、三本の巨大なツノを持つその姿は、マザーたるイビルセクト・アルファの特徴を最も色濃く受け継いだ「コーカサスオオカブト」のような姿をしている。

 そんな怪物が今、人間界の最終防衛ラインに侵攻している最中だと言うのだ。

 

『ふん……追い詰められたからと、下手な脅しを!』

 

 ネプチューンの語った情報はこちらの戦力分断を狙った命乞いに過ぎないと、大魔王は一笑に付そうとするが私とナナシには無視することができなかった。

 不気味だったのだ。ネプチューンの様子はこの場を乗り切る為のハッタリをかましているにしてはあまりにも落ち着きすぎており、不穏なものを感じずにはいられなかった。

 

『なに、脅しかどうかは自ずとわかる。ただ私から言えるのは、貴様ら三人が奇跡的に私を倒せたところで、その頃には既に貴様らの帰る場所は消え去っているということだ』

『ならば貴様を瞬殺して、全員で向かうまでッ!』

 

 確かに大魔王の言う通り、この状況においてもたらされたその情報を私たちの分断を狙ったハッタリと切り捨てるのは簡単だ。

 しかし、もしもそれが本当だとしたら……その可能性が1%でもあるのなら無視するわけにはいかないのが、現状の人間界が如何に詰んでいることを表していた。

 

 ……それでなくともこの時の私には、妙な胸騒ぎがしていたのだ。

 

 

「まさに、虫の知らせという奴ですね!」

 

 

 その上手いこと言ってやった感がなんかムカつくが、実際のところそういう奴だったのかもしれん。完全体となった私には、そのようなシックスセンス的な感覚がぼんやりと備わっていた。故にこの時のように何となく感じた嫌な予感などは、どうにも的中することが多かったのである。

 そんな私の心情を他所に、追い詰められている筈のネプチューンは堂々たる佇まいから言い放った。

 その身から冷気と熱気、相反する二つの闘気を迸らせて。

 

 

『できるかな? 今や最強のデビルセクトとなったこの私、ネプチューンを相手に』

 

 

 これまでの挑発的な言動は、奴自身の腐った性根もあるのだろうが私たちの足止めに徹していた為だったのだろう。その身からこれまで以上のプレッシャーを放ちながら二本の剣を構える姿は確かに神々しく、自らを神と語るのもあながちデタラメばかりというわけではないように感じた。

 そんなネプチューンのもとへ一歩踏み出したナナシが、その背中を私と大魔王に向けたまま口を開く。

 

 

『クーレスと大魔王は行け』

 

 

 本気の力を見せたネプチューンに対して一歩も臆さず刀を構えた彼は、私たちに言い渡す。「コイツはここで、私が倒す。お前たちは皆を守れ」と。

 確かに奴の言葉が事実なら、私たちは一秒でも早く皇女たちのもとへ戻らなければならない。

 かと言って今目の前に立つ悪辣な蟲を見逃せば、後々厄介なことになるのは目に見えており、それがベストな落としどころと言えた。

 だが……アトラスを喰らったことでデビルセクトを超えたデビルセクトとなったネプチューンを相手に、単独で倒すと言ってのけた勇者に大魔王は剣呑な態度で訊ねる。

 

『一人でアレをやれるのか?』

『大丈夫だ。それに……M型は、父の仇なのだろう?』

『……後で必ず迎えに行く。死ぬなよ、勇者』

『ああ』

 

 目を合わさぬまま、そんなやり取りを交わす勇者と大魔王。

 世が世なら敵同士だったかもしれない二人の間には、確かな絆があった。

 

 

「イイですね……」

 

 

 それに嫉妬するわけではないが……私は何か、自分が除け者にされているような気がして少し癪に障った。

 

 

「イイですねぇ!」

 

 

 ……故に私は、この場を離れる前に、少しだけ口を挟むことにしたわけである。

 

 

『ナナシ』

 

 

 彼の名を呼びかけ、私は語る。

 時間が押しているので、要点だけを掻い摘んで伝える。

 

 

『貴様が救ってきた者たちは皆、貴様に感謝していたぞ』

 

 

 元々は、たった一人で人間世界全てのイビルセクトと渡り合ってきたナナシだ。

 そんな彼の実力を、私はこの身を以って誰よりも理解している。故に私は大魔王と違い、ネプチューン如きに彼が遅れを取るなどつゆほども思っていない。

 

 だから私が呼びかけたのはそれとは別件──召喚勇者として戦い続けてきた自らの人生に対して、ネガティブに受け止め続けるのもいい加減にしろという思いだ。

 

 私は男の傷に優しく寄り添ってやる健気なヒロインではないのでな。ネプチューン程度の話術に動揺していたこの時の彼には、彼の宿敵として苛つく感情があった。

 だから私はその尻を叩くように、去り際にあえて厳しい言葉をかけてやったのである。

 

 

『貴様が過去の経験から何を悔やみ、何に罪悪感を抱いているのかは知らん。だがこの世界の者が見てきた勇者ナナシの姿は最初からずっと……世界を救う、希望の光だった筈だ』

『クーレス……』

 

 

 だから誇って良いのだぞ、と。

 そこに罪悪感を抱えるのは、貴様が今まで救ってきた者たちをも裏切ることなのだと言ってやった。

 

 ……それは私個人の持論だったが、少なくとも皇女の奴も同意見だったと思う。横で人間界へのゲートを開きながらウンウンと頷いている大魔王の姿を見るに、人外のくせにさも人類全体を代表するように語った私の言葉も案外的を射ていたらしい。

 まあ、仮にそうでなかったとしても構わんがね。他の者の意見など、私にとってはどうでもいいことだ。

 

 何より大事なのは──

 

 

『……お前にとっても、か……?』

 

 

 ──この私自身の感情である。

 

 しょうもない第三者に彼が糾弾されることにも、彼がそれを否定しないことにもムカついた……私の気持ちはそれだけだ。

 

 だから。

 

 

『今更言わせるな──と言いたいところだが、そう言うと貴様は見当違いの解釈をするからな。だから一度だけ言ってやる』

 

 

 100年も生きているくせに、子供でもわかるような人の機微がわからない。誰よりも強いくせに、自分を出来損ないの勇者と決めつけている。……でも、他人にはどこまでも優しい。

 そんなどうしようも無くアンバランスで不完全な「人間」の、頼もしくもぎこちない後ろ姿に苦笑しながら──私は頭部だけ戦闘形態を解除し、素顔を晒した肉声から真摯に言い放った。

 

 

『貴様のことは初めはいずれ立ち向かわなければならない障害として、私にとっては希望の光どころか、絶望そのものだったさ。

 

 ……だが十年も共に居れば、そんな感情などとうに消え失せた。ああ、そうだ。貴様と共に戦い続けた時間は、最高に刺激的で──楽しかったよ、ナナシ』

 

『……! そうか……』

 

 

 ……ま、そんな言葉だったかな。よく覚えていないが。

 

 私自身も彼に対する心情の変化をあえて言語化したことは無かったから、面と向かってはっきり口にしたのは初めてのことだ。言い終わった後、隣の大魔王から注がれる生暖かい眼差しがどうにも居心地が悪かったので、曝け出した頭部はすぐに兜で覆い直した。

 今にして思うと気恥ずかしかったのだろう。あの時の私は。

 そんな私の告白がこの時の彼にとって救いになったかどうかは本人のみぞ知る話だが……彼はただ一言、抑揚に乏しくも嬉しそうな声で「ありがとう」と返した。

 

 

「響いたと思いますよ。言葉にして初めて伝わるものもありますから」

 

 

 ……そうだな。うん。その通りだ。

 

 

 ──と、そんな一幕を挟んで私と大魔王は、ナナシを一人魔界に残して人間界へと帰還したわけである。

 

 

 ネプチューンの思惑通り、こちらの戦力をまんまと分断することになったのは癪だが、奴の言葉がでまかせだったのならそれで良し。皆の無事を確認した後、即座に蜻蛉返りするだけだ。

 

 しかし現実はそう私たちにとって都合が良いものではなく……ゲートを通って人間界に帰還した私たちが目撃したのは、守護神の結界が破壊され、無数のイビルセクトによって蹂躙の限りを尽くされている集落の姿だった。

 

 

「そんな……」

 

 

 ネプチューンの言葉は真実だったのだ。

 彼が時間を稼いでいた隙に、人間界のイビルセクトは人類最後の防衛ラインを突破していた。私たちはそうならない為に少数精鋭の電撃戦を仕掛けていたのだが、敵の総司令官であるイビルセクト・アルファの動きが想定を上回ったのである。

 

 吹き荒れる嵐。

 炎上する集落。

 無数の眷属たちを引き連れて、その空に我が物顔で君臨するイビルセクトの王──人々から「M型」と呼ばれていた最大のデビルセクト「コーカサス」の禍々しくも雄々しい姿を見つけた時、怒りの咆哮を上げ、我を失って飛び掛かっていったのは大魔王だった。

 それも無理は無いだろう。空から見渡した集落の状態はそれはもう悲惨な有様であり、降りて確認するまでも無く手遅れであることは明白だった。つまり彼の敬愛する皇女も含め、そこに住んでいた者たちは全員──

 

 

「……間に合わなかったのですね……」

 

 

 そう……私たちが駆けつけた頃には、私たちの拠点は完全に滅んでいたのだ。

 それを理解した時、この胸に込み上がってきた喪失感と憤怒には私自身も呑み込まれそうになったものだ。

 

 だが、辛うじて私に残っていた冷静な思考が、即座に「そんな筈はない!」と脳裏に浮かんだ最悪のシナリオを拒絶した。

 

 私たちは確かに間に合わなかった。しかし、人類はまだ滅び尽くされていない!

 あの性悪な皇女が、その皇女に付き従う人々が、たかが私たちが数時間目を離していただけで呆気無く最期を迎えるなどあり得ないと──彼女らと共にこの世界と何年も対峙してきた私だからわかる。

 だからこそ私は、周辺一帯を飛び回るイビルセクトたちを手当たり次第薙ぎ払いながら呼びかけていた。

 

 

 ああそうだ。ナナシが救ってきた者たちはいつまでもずっと、彼に責任を背負わせ続ける弱者などではない。そうだろう? ────!!

 

 

 こんなことでお前たちが、お前が終わるわけがない。

 儚い願望ではなく、確信めいた思いを込めて……私は高らかに彼女の、皇女の名を呼んだ。

 その声に、答えは返った。

 天から降り注ぐ、金色の光と共に。

 

 

『その通りだ! 友よ!』

 

 

 光は、神の裁きだった。

 私の必殺技クーレスビームにも劣らない威力の光線が、遥か空から降り注ぎイビルセクトの群れを蹴散らしていったのである。

 

 光を放つのは、全長15mに及ぶ白きカイコガの神。

 そしてその頭の上には、私の呼びかけに応えた一人の女性の姿があった。

 

 

『待たせたな! いや、待っていたぞと言うべきか!』

 

 

 初めて会った時はまだあどけなく、イタズラ好きな猫のようなクソガキ感があったその容貌は、戦いの年月を通して研ぎ澄まされた宝剣のように洗練されていた金色の彼女。

 まあ、成長期を過ぎても今の私より身長も身体の起伏も慎ましかったがな。しかしその威風堂々たる佇まいは他の誰よりも自信に満ち溢れていて……ナナシとは対極の生き様であった。

 

 そんな彼女が今、私や大魔王が飛んでいる空よりも高くから舞い降りてきたのである。もちろん、彼女自身が飛行しているわけではない。

 彼女は一人、お蚕様の頭の上で仁王立ちしていたのだ。

 

 

『我が統べるこの世界、異邦の蟲などに渡してなるものか!』

『わたしもムシなんだけど……』

『守護神殿は別だ! 決まっておろう!』

『そっかぁ』

 

 

 そんなどこか気の抜けるやりとりを遥かな空で行う一人と一柱の登場を目の当たりにした瞬間、無防備に呆然と立ち尽くさなかった自分を褒めてやりたい。

 皇女はやはり、当たり前のように生き残っていた。それはいいとして──あの女は、陽の世界の守護神であるお蚕様を伴い、あろうことかこの戦場に舞い戻ってきたのである。文字通りの意味で。

 

 

「触れてても冷たい指先……って、あれ? お蚕様が飛んでる? 貴女、あの方はもう力を使い果たして飛ぶ力も残っていないと言ってませんでした?」

 

 

 放つ光、空に落ちる(物理)。そんな感じの無双ぶりだったが、ああ、確かにお蚕様はイビルセクトと戦う力を失っていた。

 その筈だったのだが……とんでもないことに、あの女は私たちが遠征している間にやりやがったのだ。守護神お蚕様の復活を。

 かつて宇宙で繰り広げたイビルセクトのオリジンたちとの戦いで傷ついたお蚕様の翅を、皇女は自らの錬金術を以って新たに「錬成」したパーツを以って繋ぎ合わせた。

 真っ二つに折れたナナシの聖剣を修復したのと同じ要領でな。

 

 さしずめ「お蚕様ゴールドリペア」と言ったところか……もしくは「鎧お蚕様」。

 

 お蚕様本来の白い翅の各所に黄金の模様が刻まれた新たな翅の姿は、皇女好みの派手な彩色に変わっていたものだ。

 

 

「な、なんて畏れ知らずな……! でも凄く見たい……! 皇女様パネェです……!」

 

 

 ふふっ、キミがビビる姿を見れて嬉しいよ。私もビビったが。

 

 翅の修復はお蚕様側から提案してきたようだがね。大魔王に力を貸してくれた破壊神様と言い、あの世界の神様は随分と人懐っこくて働き者である。

 だがそうでもしなければ本当に、人類は絶滅していたことだろう。皇女の手によって守護神が蘇ったことでどうにか人類は踏み止まり、集落の人々の避難も既に完了していたようだ。

 その吉報に私も安堵したが、大魔王はもっとだろう。神を乗りこなしながら舞い戻ってきた黄金の王の姿を見て、彼は全身の力が抜けたような──戦場故に本当に抜けたわけではないではないだろうが、苦笑混じりに微笑んでいたものだ。

 

 

『……貴女と会えて良かった。でなければ私は、猟奇的殺人魔王になっていただろう』

『貴様のそのネタ、流石に聞き飽きたぞ。だが……貴様たち三賢者を従えられたのは、我にとっても望外の喜びだった』

『ありがたきお言葉です。先に逝ったあの二人も喜んでいるでしょう』

 

 

 魔界を破滅に導き、今また人間界を蝕もうとする最強のイビルセクト「M型」。またの名をコーカサスという最大の敵を前に、神と共に降臨したことであの女も熱に浮かされていたのだろう。

 彼女は魔族の王子ではなく帝国三賢者に対する礼として大魔王に改めて賞賛を贈り、大魔王はその言葉を噛み締めるように受け取る。

 そうして彼は、今は亡き殺人ピエロとオカマタコ魚人のことを想いながらハープを構え、掻き鳴らす。

 

 蟲に覆われたこの空の下で、それでも世界はまだ終わっていないのだと──人々の魂そのものと言える、熱いロックが響き渡った。

 

 

「最終決戦の雰囲気が出てきましたね」

 

 

 雰囲気と言うか、実際そうだからな。

 

 あちらではナナシが必ず、ネプチューンデビルセクトを倒す。

 だから私たちがコーカサスデビルセクトを倒せば、私以外全てのデビルセクトは居なくなるわけだ。

 後はマザーたるイビルセクト・アルファを仕留め、仕上げに私から世界中のイビルセクトに自害のシグナルを送ればそこで戦いは終わりだ。

 

『この日をどれほど待ち望んだことか……』

 

 言葉にしてみれば、やることは実にシンプルである。そんな中、最終決戦を前に神の助力を得て参戦した新世界の王様は、お蚕様の背中に失礼してその横に降り立った私の姿を見て得意げに慎ましやかな胸を張る。

 

 ……この私に心配をかけておいていつも通りなその姿に、私はただただ呆れるしかなかった。

 そんな私の気持ちを知ってか知らずか、彼女は嵐を纏う最大のデビルセクトの姿を見据え、高らかに鼓舞した。

 

 

『やるぞクーレス! 我らの手で、この戦いを終わらせるのだ!』

『ああ、この期に及んで前線に出てきたことには何も言わん。遅れるなよ友よ!』

 

 

 ──そうして私たちは、デビルセクト四天王との決着の刻を迎えたわけである。思えば熱に浮かされていたのは、私もだったな。ハイテンションで恥ずかしい台詞を吐いていた気がする。

 

 ……だが、彼女と共に戦えたのは悪くない気分だった。




 ヒロインの一言によって勇者は超人と化し、この後少ししてネプチューンは魔界で息を引き取りました。
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