僕のノッキングアカデミア   作:ごきしば

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職場体験の続きと期末テスト前のはなしです。


10話 職場体験②

 次の日

 俺とミルコは保須市に向かうためにタクシーで移動していた。

 

「牙狼。お前とは昨日戦ってある程度どんな個性かはわかったがもう少し詳しく教えてくれよ」

 

「あぁ、いいぜ」

 

 俺は個性の詳細を話した。

 

「その進化ノッキングってやつ私にも後でやってくれよ」

 

「なんでだよ。あんたレベルならそこらの敵には負けないだろ?」

 

「そりゃそーだが今の力以上を体験してみたい。何かを掴めるかもしれん」

 

「はぁー、あれなかなか身体に響くんだ……」

 

ドォォォォォォォォォン! 

 

 ちょうど保須市に着くと外から爆音が聞こえた。

 

「牙狼すぐ降りて向かうぞ!」

 

「あいよ!」

 

 俺とミルコは現場に向かうと幸い市民は避難できていたようだが町中は破壊され、市民を逃がそうとこうせんしていた何人かのヒーローが倒れていた。そしてそこにいたのは6体の脳無だった。

 

「なんで脳無がここにいんだよ!!」

 

「牙狼! あの怪物を知ってるのか!?」

 

「脳無は敵連合がつかってる怪物だ。雄英襲撃のときにもいた」

 

 俺たちに気づいた脳無がこちらに襲ってきた。

 

「牙狼! ここは私が引き受ける! お前は周囲の人を安全なところまで避難させろ!」

 

「了解。すぐ戻る」

 

 俺はミルコを信じて倒れているヒーローを担いで離れた場所まで避難させた。

 

「ここに医療班はいるか!?」

 

 警察官が負傷者を運んで来た俺に話しかける

 

「このヒーローたちはあの怪物にやられてしまったのか? すぐそこに救急隊員がいる」

 

「じゃこの人たちのこと頼む」

 

「まって君みたところ学生だろ? 戻るのは危険すぎる!」

 

「ただの学生じゃない職場体験中の雄英高校1年酒井牙狼だ。覚えておけよ!」

 

 俺は負傷者を引き渡してミルコの元へ戻った。

 

「戻ったぞ! ミルコ!」

 

 俺は戻るとミルコと脳無は交戦していた。そして戦っている脳無はUSJのときの脳無よりも弱かったがそこらへんのヒーローよりは遥かに強かった。

 

「戻ったか牙狼! こいつら個性を複数もってやがる!」

 

「あぁ知ってるよみた感じ再生はなさそうだな。雄英襲撃してきた脳無より雑魚だ」

 

「こいつら雑魚レベルなのか!」

 

「ミルコ。進化ノッキング施してやるからこの場を任せてもいいか? この町に友達がきているからそっちが心配だ」

 

「まじか! あぁやってくれ!」

 

「あんたなら耐えられるだろ! 進化ノッキング40%!」

 

ズキュ────ーン!!! 

 

「ハハハッ! なんだこれ感覚が研ぎ澄まされて力がみなぎってくるぞ!!!」

 

「じゃーここは頼んだぞ! それと戦闘許可もくれ!」

 

「そんなのくれてやるよぉぉぉぉ!」

 

 ミルコは楽しそうな顔をして脳無に突っ込んで行った。

 俺は緑谷と飯田を探しにその場を離れた。上空から探そうと個性を使い上から様子を見ると見覚えのある2人がいた。

 

「どうですか死柄木弔。ヒーロー殺しと脳無によるこの破壊」

 

「まだまだだ。こんなものじゃ足りない」

 

 死柄木と黒霧が現場から少し離れた建設中のビルの上で会話していた。

 

ズドォォン! 

 

「なんだ!」

 

「よぉ雄英襲撃以来だな敵連合!」

 

「お前はあのときのくそリーゼント! なんでここにいやがる!」

 

「ちょうど職場体験中だったもんでな」

 

 黒霧は俺が現れた瞬間ワープゲートを展開する。

 

「待て逃げる前に1つきかせろ。お前らの親玉が2年前にとある敵を俺と親父のところに送り込み返り討ちにあったが、あいつは姿を消した。お前らが回収したんだろ!!?」

 

「お前。なぜ先生のことを知っている? まぁいい教えてやるよあいつは確かに回収した。そしてまだ生きてるぞ!!」

 

 俺は2年前襲撃してきた敵が生存していると知りハチキレた。

 

「お前ら絶対に1人残らずぶち殺してやるからなぁぁぁ!」

 

 俺が斬撃を放とうとした瞬間、死柄木は足場に触れて崩壊させ俺は体勢を崩した。

 

「1人残らずぶっ壊すのは俺たちだぁ」

 

 死柄木はそう言い残し姿を消した。

 

「クソっ! 逃したか。まぁいい先に緑谷たちを探さねーと」

 

 引き続き上空から探していると1匹の空飛ぶ脳無が緑谷を連れ攫う瞬間を目撃した。俺はすぐにその脳無を叩き落とした。

 

強衝撃波ノッキング(ハードインパクトノッキング)

 

ズドォォォォォォォン!!! 

 

 叩き落とされた脳無は以前の脳無よりも弱かったため一撃で固まって動けなくなっていた。

 

「大丈夫か緑谷!」

 

「牙狼くん! 来てくれてたんだ!」

 

 俺と緑谷が話していると目を離していた隙にすでに緑谷たちによって捕まっていたヒーロー殺しが逃げ出した。

 

「偽物が蔓延るこの社会も徒に力を振りまく犯罪者も粛清対象だ。全ては正しき社会の為に」

 

「あの男はヒーロー殺し!」

 

 あとから応援に来たエンデヴァーが攻撃しようとすると

 

「贋物……正さねば……誰かが血に染まらねば……英雄を取り戻さねば!! 来てみろ贋物ども俺を殺していいのは本物の英雄だけだ!!!」

 

 そこにいた誰もがヒーロー殺しの気迫、殺気に圧倒され一歩も動け出せなかったなか1人の男が前に出た。

 

「何が全て正しき社会のためだ……俺が来てやるよ……てぇめーら1人残らず返り討ちにしてやる!!!」

 

 牙狼がヒーロー殺しの前で怒りながら叫ぶ。牙狼の叫びはヒーロー殺し同等、それ以外に気迫があった。

 

「……」

 

「こいつ気を失ってるぞ」

 

 そしてヒーロー殺しは連行され脳無も鎮圧された。緑谷たちは病院に運ばれあとはプロヒーロー、警察にその場を任せた。

 

「牙狼! 友達は無事だったかー?」

 

「ミルコ! あんたも無事だったか! 脳無はどうした?」

 

「1匹残らず叩きのめしたよ。それより進化ノッキングありゃーすげーな。あのレベルの脳無ならどうってことなかった……」

 

 バタっ

 

 ミルコは進化ノッキングの反動でぶっ倒れた。

 

「すみません。このバカウサギも病院に運んでやってください」

 

 ミルコも病院に運ばれた。

 

 次の日病院

 俺は緑谷たちとミルコの見舞いに来た。緑谷たちは警察から厳重注意と感謝をもらったそうだ。

 

 敵side

 

「あぁーくそ、あのガキどもどこまでも邪魔しやがって!」

 

「落ち着いてください死柄木弔」

 

「先生! あのくそリーゼント野郎どうにかできないのか!」

 

「確かにあの男は面倒だでも今は我慢するんだ弔。脳無の上位種も完成が近い超上位種はまだまだだけどね、今は連合を大きくすることだけ考えろ。新しい志願者もいるようだしな」

 

 トントン

 

「噂をすれば……」

 

「失礼しまーす面接に来ましたー」

 

「私ステ様大好きです!!」

 

 敵連合は着々と成長していく。

 

 職場体験がおわり翌日

 

 峰田「お前ら4人ヒーロー殺しに会ったんだってな!」

 

 上鳴「牙狼お前記事にすっぱ抜かれてるぞ! 雄英高校1年酒井牙狼! 迅速な救助活動、ヒーロー殺しに立ち向かう! だってよ」

 

 牙狼「俺は最後にでしゃばっただけだ。ヒーロー殺しをあそこまで追い詰めたのは緑谷たちだ」

 

 轟「でも俺たちは最後やつの気迫におされて動けなかった」

 

 緑谷「牙狼くんはヒーロー殺しが怖くなかったの?」

 

 牙狼「……いやとくに何も感じなかったな」

 

 俺はあのときのことを振り返ってみたが恐怖心は全くなかった。恐怖を感じたことは今までの人生であると言えるが、どのようなものだったのか少し薄れていた。

 

 飯田「今後あのような者をこれ以上出さぬ為にも頑張っていこう!」

 

 みんなは授業が始まるため席についた。

 

 時は流れ6月後半期末テストまで1週間を切っていた。期末テストで赤点をとった者は林間合宿に行けず学校で補習を受けることになっている。

 

 上鳴21位「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してね────!」

 

 常闇15位「確かに」

 

 砂糖13位「しかも期末は中間テストと違って……」

 

 峰田10位「演習試験もあるのが辛いところだよな」

 

 芦戸20位「あんなはもっとバカだと思ってたのに!」

 

 轟6位「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねえだろ」

 

 牙狼5位「そーだぞバカ共。轟の言う通りだぜ」

 

 上鳴「牙狼てぇめリーゼントのくせして勉強できんのかよ! ふざけんな!」

 

 牙狼「俺の頭バカにしてんのか? よし歯くいしばれよ」

 

 八百万1位「牙狼さん暴れないでください! みなさん私でよければ座学ならお力添え出来るかも知れません」

 

 耳郎8位、瀬呂18位、尾白9位「自分たちもお願いします!」

 

 八百万「良いですとも! 牙狼さんも良かったらご一緒しませんか?」

 

 牙狼「なんだよやけに嬉しそうだな。いいぜバカ共をみてるのは面白いしな」

 

 切島16位「お前人徳ないな」

 

 爆豪3位「俺もあるわてめぇ! 教えて殺してやる」

 

 昼休み

 俺たちは昼食をとりながら期末テストについて話していると緑谷に1人の男が突っかかってきた。

 

 緑谷「試験勉強に加えて体力面でも万全に……あイタ!」

 

 物間「ああごめん。頭大きいから当たってしまった」

 

 緑谷「君は確かええと……」

 

 牙狼「確かこいつの名前は半端物マネ君だ緑谷」

 

 物間「違うー!!! 物間寧人だ!」

 

 牙狼「あんまり変わんねーだろ」

 

 物間はヒーロー殺しの遭遇や体育祭でのA組の注目は期待度ではなくトラブルを引き付ける的なものだと煽って来た。

 

 物間「あー怖い! 僕たちを巻き込まないで……」

 

 拳藤「飯田のこともあるんだからシャレにならんこと言わない!」

 

 B型の姉御的存在である拳藤の首チョップで物間は気絶した。

 

 拳藤「ごめんね皆んなこいつちょっと心があれなんだ。せっかく同じヒーロー科なんだ一緒に頑張って行こうね!」

 

 拳藤は気絶した物間を連れて去って行った。

 

 放課後

 爆豪「おいデク! 体育祭みてえな半端な結果はいらねえ! 次の期末テストで完膚なきまでに差ぁつけててめぇぶち殺してやる! 轟、牙狼お前らもだ!」

 

 爆豪はイラつきながら教室を出て行った。

 

 牙狼「おぉ〜〜怖いねぇ〜〜」

 

 轟「なんだそれ?」

 

 牙狼「グラサンかけたおっさんのモノマネだ……」

 

 テスト前の休日。牙狼、芦戸、尾白、耳郎、上鳴、瀬呂は八百万の家に勉強会をしに来ていた。

 

 上鳴「わぁーお、でっか」

 

 耳郎「あんたアホずら晒さないでよ、ぶふっ!」

 

 芦戸「ここまでお嬢様だったとは八百万恐るべし」

 

 全員八百万の家の大きさに驚いていた。

 

 尾白「あれ? 牙狼いなくないか?」

 

 瀬呂「もうすぐ来るとおもうんだが」

 

 牙狼「おーっす。すまん遅れた」

 

 全員「誰だよお前!!!???」

 

 牙狼「は? 俺だよ」

 

 牙狼がリーゼントではなかったのだ。

 

 上鳴「お前その髪どうしたんだよ!」

 

 牙狼「オフの日は髪セットしねーんだよ」

 

 耳郎「あんた全然雰囲気ちがうじゃんやば」

 

 芦戸「イケメンかよ! 絶対そっちのほうがいいよ! あ、やおもも驚かせようよ!」

 

 牙狼「リーゼントのほうがカッケーだろ! おい、なんだお前らやめろ!」

 

 牙狼は頭に袋を被せられた。

 

 八百万「皆さんいらっしゃいませ! 中へお入りください! 牙狼さん袋なんて被ってどうしたんですか?」

 

 芦戸「いーからいーから!」

 

 俺たちは家の中に入る。

 

 八百万が紅茶を用意しに行ってる間に袋を外された。

 

 八百万「皆さんお待たせしましたわ! え! 誰ですの!?」

 

 八百万があまりの衝撃に紅茶を床に落とすと瀬呂がギリギリのところでキャッチした。

 

 八百万「牙狼さんでしたか。その、雰囲気がいつもとかなり違くて……」

 

 牙狼「リーゼントのほうがカッコいいよな八百万?」

 

 八百万「私はどちらもお似合いだと思います!」

 

 俺たちは勉強を始める。

 

 上鳴、瀬呂、芦戸「勉強いやだぁぁぁぁぁぁ!」

 

 牙狼「うるせーぞバカ共黙って勉強しろ。なぁ八百万ここの問題はこの公式を応用すればいいんだよな?」

 

 俺は八百万に顔近づけると八百万は顔を赤く染める。

 

 八百万「……」

 

 牙狼「おい聞いてんのか?」

 

 八百万「あ、はい! そうですわ!」

 

 牙狼「集中しろよ」

 

 八百万「できませんわ! いつもと全然雰囲気違うですもん」

 

 上鳴「はいそこー。イチャイチャするなー。勉強しろー」

 

 尾白「上鳴もね」

 

 A組の皆んなは期末テストに向けて勉強を頑張っていた。

 

 




八百万「牙狼さん!お紅茶おいしですか?」
牙狼「悪くないなでも俺には少し甘すぎる。もう少し甘さ控えめなのあるか?」
八百万「はい!それでしたら・・・」
上鳴「牙狼。人生は苦いんだ紅茶くらい甘くたっていいだろ?」
牙狼「なんか聞いたことあるセリフだなそれ」
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