「うぃーっす」
俺は教室に入り自席についた。すると峰田と上鳴が俺の席にすごい顔をしながらすっとんできた。
「おい、牙狼お前……何かおいらたちに言うことあるよな」
「いったいどんな手を使ったんだよぉぉぉぉ!」
「あ? お前らなに言ってんだ? みっ峰田お前離れろ! 上鳴髪の毛触るんじゃねー! 崩れるだろーがぁ!」
峰田と上鳴は俺に言った。
「しらばっくれるなよ! お前が昨日八百万と2人でご飯行ったのおいら知ってんだぞ!」
「入学してまもないのに女の子と仲良くなりやがって俺にも紹介してくれよぉぉぉ〜〜〜」
怒っている峰田とすがりつく上鳴。第三者からみればとても気持ち悪いものとなっていた。
「なんだそのことか。なんもねーよただ飯を食いに行っただけだ」
「そ、それでも羨ましいぜ」
「八百万が昨日の帰り俺に泣きじゃくって、私どうしたらいいですか!? アドバイスお願いしますわ〜〜! とか言ってさ。そのアドバイスの報酬に飯奢ってもらったんだよ」
「しかもあいつ俺のあとついてきてたんだせ? これは立派なストー……痛っっ!」
俺は後ろから何かで頭を殴られた。
「私泣いてなんかいませんわ! 話を盛らないで下さい!!」
殴ってきたのは恥ずかしそうにしていた八百万だった。俺はすまんと言って、みんなで授業開始まで過ごしていると相澤先生が入ってきた。
「皆んなおはよう。昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績はみせてもらった」
爆豪と緑谷は軽い説教をされていた。
「さて今日の本題だが……学級委員長を決めてもらう」
「学校ぽいのきたぁぁぁぁぁー!!!!」
皆んなはしゃいで我こそはと挙手をした。俺はめんどくさいので立候補はしなかった。委員長に選ばれたのは飯田。副委員長には八百万。
昼休みになり緑谷、麗日、飯田、耳郎、にご飯を食べに行こうと誘われて一緒に食堂へと向かった。
「食堂のご飯美味しいね! ってか牙狼くん食べる量多くない!!?」
俺は野菜炒めにカツ丼そしてラーメンを食べていた。
「たくさん飯食ってトレーニングしないとデカくならないからな」
皆んなはたくさんと言っても多すぎだろという顔でこちらをみていた。
「そういえば牙狼くんはなんで学級委員長に立候補しなかったの?」
「めんどいから」
「えーでも牙狼は委員長とかやっていけそうだけど。入学試験の時に助けてもらったけど皆んなを引っ張ってくれそうな感じしたんだよね」
と耳郎は言う。
「あれは俺と緑谷がロボットを倒してたまたまお前らが助かっただけだ」
皆んなと話しながら昼食をとっていると急に警報がなった。何者かによって雄英高校のセキュリティーが突破されたようだ。俺は警戒して行動していたが特に何もなくこの事件はおさまった。
午後の授業が始まった。
「今日のヒーロー基礎学は人命救助だ。今からバスでUSJに向かう。皆んな準備しろ」
皆んながはしゃいでるなか俺は思い出した。USJで敵が襲撃してくることを。このことを先生に言っても根拠がないしどうすることもできないだろう。俺は先生に言うこと諦め自分の力で解決することを決めた。
USJに到着。
「すっげぇぇぇぇ! これがUSJかよ!!!!」
そこには水難、火災、土砂災害などいろいろな災害地がつくられていた。
「あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です。その名も
雄英高校の教師であるスペースヒーロー13号が解説していた。13号の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまう。先生からの激励の言葉をもらい訓練を開始しようとすると、やつらは黒い霧の中から現れた。相澤先生は叫ぶ。
「一かたまりになって動くな! 13号生徒守れ。あれは敵だ!!!」
一瞬にしてその場にいる全員に緊張が走る。
俺は敵の主要戦力を確認する。そして驚いた。脳無が2体いることに。確か原作では1体のはずだったが。
「あれ? オールマイトがいねぇな。誰か殺せばきてくれんのかぁ……」
相澤先生は13号に生徒の保護を任せ飛び出し敵を制圧していく。俺も加勢しようと飛び出した。その瞬間黒い霧が目の前に現れた。イレイザーが個性を抹消していると思ったが途切れたのだろう。
「初めまして我々は敵連合。せんえつながらこの度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
俺と一部の生徒は霧に呑まれた。13号は飯田に急いで学校に戻り事態の報告、応援を頼みむかわせた。
「黒霧! 脳無を1体あのガキの元に飛ばせ。あいつはなかなか強いらしい。こっちこられてもめんどくさい殺しにいかせろ」
「わかりました」
黒霧は1体の脳無を飛ばし。
「あのガキって誰のことだ! お前らの目的はなんだ?」
相澤先生は怒る。
「騒ぐなよイレイザー。どうせ全員殺すんだ聞いたって無駄だろぉ」
牙狼サイド
「クソまんまとやられちまった。俺は1人か。皆んなは無事なのか?」
「こいつ1人にこの人数をさいたのかよ!?」
俺の周りには30人ほどの敵がいた。
「さっさとこのガキを殺して他も殺しにいくぞ!」
1人の敵が叫んだ瞬間襲いかかってきた。
「雑魚はだまってな! グランドノッキング!」
バキィィィィィン!!!
ノッキングにより固まった敵を俺は1人ずつ気絶させていった。相澤先生の元に向かおうとしたとき脳無が現れた。
「久しぶりだな脳無。あの2年前の脳無とはちげーか」
俺はある仮説を立てた。たぶんこの脳無は原作のUSJ脳無より強い。2年前の脳無もそうだったからだ。なぜ原作より強いのかは知らないがそんなのは考えてもしょうがない。
「
俺は70%の力でノッキングをした。
「ガチでやるのは2年ぶりだぜ! お前と遊んでる暇はねぇ!」
「めめめめ・いれ・い……」
脳はわずかだがはなした。脳無には知性がある。俺は原作脳無より強いと確信して飛び出した。
「
脳無に攻撃したとき脳無もそれにあわせて拳を振りかざしてきた。
ドォォォォォォォォォン!
脳無と拳が重なり押し切ったと思ったが脳無の腕から炎がでて威力が上がる。そして同時に俺と脳無は弾け飛んだ。
「発火の個性か……他にも個性もってたら厄介だな」
脳無は脚からの発火により高速で向かってくる。脳無は右の大振りで殴りかるがそれを避け一回転して蹴りのカウンターを仕掛ける。
「
スパァァァァァン!
さすがの脳無も至近距離による強烈な斬撃には耐えられず真っ二つに切れた。俺は脳無がまだ動いていたので割れた上半身に向け拳を連打した。俺はトドメを刺そうと全力で殴りかかろうとしたそのとき。動かなかった脳無の下半身が動き出し俺の顔に強烈な蹴りを入れた。
ズドォォォォォォォン!
俺は飛ばされた。脳無は千切れた身体を近づけ再生していく。
「ハァ、ハァ、あれか昆虫とかそれ系の神経の類の個性か? まぁいい。次は絶命させてやるよこのトカゲがぁぁぁぁ!」
俺は怒り脳無まで一直線に飛んでいった。
「
ドンドンドンドンドンドンドンドン!
脳無は俺の連続する打撃に合わせパンチしてくる。互いの強力なパンチラッシュが続くが俺のほうが強く脳無の両腕は弾けた。
「
脳無に強衝撃ノッキングを撃ち込む。普通のノッキングとは違いさらに数倍強い衝撃波にのせたノッキングは脳無の動きを止めた。
「これは流石に効いたか。2年前は普通のノッキングで止まらなかったもんな!」
俺は脳無の頭を掴み衝撃波を纏った手で捻り潰した。
脳無はピクリとも動かず倒れた。
先生の元へと行こうとしたとき身体に激痛が走った。
「くっっっ! 流石にドーピングして大技3つもだすと身体にくるなっ、ハァハァ……でも2年前よりかは反動が小さくなってるな……」
俺は他の飛ばされた生徒のことも心配したがあいつらなら大丈夫だと思いすぐ先生の元へと向かった。
先生の元へと到着したがそこは悲惨な光景となっていた。腕を折られ顔叩きつけられて潰されている相澤先生。背中の部分がえぐられ倒れている13号。緑谷は脳無と交戦していた。
ボロボロになった親父と姿が重なり激怒した。
「これ以上仲間を傷つけてみろぉ! 死すら生温い地獄をみせてやる!!!!!」
俺は緑谷と交戦中の脳無の前まで一瞬で入り込んだ。
「
ドゴォォォォォォォォン!!!
強力なノッキング技の後から更に衝撃波をとばし反応できなかった脳無はもろに攻撃をくらい吹っ飛んだ。
「な、なんでお前がここにいるだ! もう1匹の脳無がお前を殺しにいったはずだぞ!?」
「あぁ、あのトカゲことか。向こうでグチャグチャにしてやったよ」
死柄木は身体を激しく掻きながら言った。
「先生の嘘つき。何があの時の脳無より強いだよやられてんじゃねーか!もうすぐヒーロー達がくる生徒1人くらい殺して帰るぞ黒霧」
「は? お前逃げれると思うなっ!????」
吹っ飛ばした脳無が俺の元へ現れ攻撃をしてきた。ギリギリのとこで反応して衝撃波を身体に纏いガードするが押し潰される。
(なんで動けるんだよ!? さっき強めのノッキングも乗せてたはずなのに!!)
この脳無は硬化して更に身体についている穴から衝撃を外に逃していたためノッキングの効きが甘くなっていたのだ。
「牙狼くん!!!」
緑谷は俺に声をかける。
「大丈夫だっ」
俺はすぐに起き上がり腕による斬撃を飛ばす。
「
脳無は身体に力を入れゴツゴツになった。斬撃は当たったが深くは刺さらなかった。俺はそれを見て瞬時に追撃をかける。
「ギネスパンチ!!!」
脳無に当たったと思ったそのとき。俺の腕は黒い霧に包まれ自分の拳が腹部の前から現れ自分に直撃する。
ズドォァォォォォォォン!!!
(ここでワープかよ! ドーピングして肉体が強化されてるとはいえこの一撃は、い、意識が飛んじまう……)
自分の一撃をくらった俺は血を吐いて倒れる。倒れ込んだ俺に向かって脳無は拳を叩きつけようとした。そのとき、
「牙狼く──────ん!!!」
緑谷が飛び出してきた。
「どっけ! 邪魔だ!! デク!」
BoooooM!! パキ────ーン!
爆豪が緑谷よりも先に脳無に攻撃し、轟が身体の一部を凍らせた。切島は死柄木に殴りかかるが避けられる。
「くっそ!! いいとこねー!」
「スカしてんじゃねえぞモヤモブが!!」
「大丈夫か牙狼?」
3人の助けにより俺は助かった。
「ハァハァ、助かったぞ3人とも。お前らは危ないから下がってろ」
「やられちまってるお前が下がってろくそ雑魚!」
「は!? まだ全然余裕だから舐めんなよ爆発頭!」
俺はかなりのダメージをくらったが立ち上がった。
「次から次へと湧いてきやがってヒーローの卵ども」
スドォァォォォォォォン!
その時俺たちの平和の象徴が現れた。
「皆んなもう大丈夫だ。私が来た!!」
オールマイトは一瞬でモブ敵を倒して相澤先生、そしてその場にいた生徒を敵から離した。その間に死柄木にも一撃を与えていた。氷結から逃れた脳無がこちらに襲いかかってくる。オールマイトは生徒たちを庇って攻撃をもらう。
「ゴホッゴホッ……加減を知らんのか」
オールマイトはしっかりカードしていた。俺とは違い吹っ飛ばされることなくその場で耐えていた。
「オールマイト! 脳無は複数個性をもってます! 超再生にショック吸収、更に硬化もします!!」
俺が言おうとしたのに緑谷に言われてしまう。
「ありがとう緑谷少年!」
オールマイトは脳無の元に飛び込んで凄まじいラッシュをするが脳無も身体を硬化させて反撃する。
「しかし硬いなその上衝撃も吸収するとは! それならその硬さも吸収も再生も追いつかないくらいの力でいこう!」
オールマイトが放っているパンチは1発1発が100%の力を超えていた。俺はこの威力に息をのんだ。これが衰えてなおNo.1の男かと。
「オールマイト! 助太刀するぜ!」
俺は今ある力で全力で脳無にノッキングをした。
「ミリオンノッキング!!!」
無数の乱撃によるノッキングによって脳無の動きが止まった。
「HAHAHAやるじゃないか酒井少年! さぁ敵よこんな言葉を知っているか!!? Plus Ultra!!」
脳無はオールマイトの最後の一撃で許容量を超え上空へと吹っ飛ばされた。
脳無を倒し俺とオールマイトはもう限界で一歩も動けなくなっていたが。死柄木と黒霧は襲いかかってきた。その時黒霧に1発の銃弾があたった。何かと思い銃弾の飛んできた方向をみると多くのヒーロー達が到着していた。
「1ーA組クラス委員長飯田天哉!! ただいま戻りました!!!!」
「あーあ来ちゃったか。ゲームオーバーだ帰って出直すか黒霧……」
逃げようとしたとき意識を取り戻した13号がブラックホールで引き寄せようとしたが、死柄木は黒い霧に包まれた。
「今回は失敗だったけど今度は殺すぞ平和の象徴オールマイト。それと今回お前がいなければ脳無が誰かしら殺せてた、それを邪魔しやがってリーゼントのガキお前も殺すからな」
「おい!!てぇめーらの先生に伝えておけ!お前らが何をしようと最後に勝つのは俺、いや俺たちヒーローだからなぁ!!!!」
死柄木たちはこの場から消えていった。
俺は敵が去ったことに安心したのかその場で意識が途絶えた。
次回雄英体育祭編です。