僕のノッキングアカデミア   作:ごきしば

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ちょっと長くなってしまいましたがこれで雄英体育祭編ラストです。
牙狼が絡んでいるところ以外は基本原作と同じですので良い感じに解釈しちゃってください。

トーナメント表
芦田→芦戸です。


8話 雄英体育祭②

 予選通過者は42名。次の競技は2〜4人組で行う騎馬戦と発表された。先ほどの予選の成績により個人個人にポイントが振り分けられていた。

 

「42位が5p、41位が10pと5p刻みで振り分けてあるわ! そして1位に与えられるポイントは1000万!!!」

 

「上位の奴ほど狙われちゃう下剋上サバイバルよ!!!」

 

 全員が俺のほうを向いた。

 

 騎馬戦のルールは制限時間が15分。振り当てられたpの合計値が騎馬のpになり騎手はそのpがかかれたハチマキを装着それを奪い合う。騎馬は崩れても続行。悪質な崩し目的の攻撃は一発退場。上位4チームが最終種目へと進む。

 

 牙狼、爆豪、轟の3人は人気があり多くの生徒が声をかけてきた。

 

「残念だが俺は組む相手を決めたんだ」

 

 牙狼はそう言って皆んなの元から去っていった。

 

「よう宣戦布告野郎。俺と組もうぜ」

 

 俺が声をかけたのは雄英体育祭前にA組に視察に来て宣戦布告をした心操人使だった。

 

「最初の競技のとき後ろからみていたが、お前話しかけた生徒に運んでもらってたろ? 俺のよみがハズレてなきゃ人を操る系の個性だろ?」

 

「俺も初見殺しにあうのはごめんだ。絶対に次の舞台まで連れてってやる」

 

 急に話しかけられた心使は驚いていたが真剣な顔をして言った。

 

「その話本当か? 俺にはこの雄英体育祭で結果を残すしかないんだ」

 

「嘘はいわねぇよ」

 

 心使は牙狼の提案を受け入れチームを組んだ。

 

「他はどうするんだ?」

 

「いや。俺たち2人で騎馬を組む」

 

「なぜだ!? 人数が多いほうが有利だとおもうんだが」

 

「俺がお前を担ぐ。1人のほうが行動しやすいんだよ」

 

 心操はあきれていた。

 

「で、心操お前の個性の詳細を教えてくれよ」

 

 心操は個性の詳細を話した。

 

「ハッハッハッハァ! 俺のよみは当たったか! なかなか強い個性だな。どんな強敵でも初見殺しできるとは強いヒーローになれるじゃねーか!」

 

 心操は個性が発現してから洗脳という個性は敵向きなどとマイナス思考な言葉ばかりいわれてきたが牙狼は違った。

 

「調子くるうなぁ……でも俺は戦闘向けの個性じゃないし相手が多数いるこの騎馬戦ではうまく個性を使いこなせないと思うぞ」

 

「大丈夫だ俺に任せろ。俺はその個性でお前がどこまで上り詰めるのかをみてみたい」

 

「まぁ逃げまわって死守するのはつまんねーよな。俺がしっかり援護してやっから根性みせてみろよ心操!!」

 

 試合開始時間となった。

 

「いくぜ! 残虐バトルロイヤルカウントダウン!! 3! 2! 1! スタート!!!」

 

「心操ハチマキを俺によこせ! いいから早くしろ!」

 

 心操はわけもわからないまま言われるがままにハチマキを牙狼に渡すと牙狼は個性をつかい上空へと高く飛び上がった。

 

「うわっっっっ! 何やったんだよおまえ!!!」

 

 心操は顔を青ざめていたが俺は気にせずに下にいる生徒たちに叫んだ。

 

「お前らぁ! ハンデをくれてやる!!!」

 

 俺はそう言って1000万p越えのハチマキを投げ捨てた

 

「ふざけんな! 何したんだお前!!」

 

「だってこっちのほうが面白いだろ。心操もう攻めるしかねーぞ根性みせてみろやぁぁぁぁ!」

 

「この騎馬戦で生き残れなかったらお前を一生恨むからなぁ!」

 

 俺と心操は地上へと着地した。

 

「なんてことだ!! 酒井、心操チームがハチマキを投げ捨てたぞ!!! バカなのかあいつらぁぁぁぁぁぁ! そしてそのハチマキを手にしたのはなんと! 緑谷チームだぁぁぁぁ!」

 

 プレゼントマイクの実況がはいる。

 

「1000万pハチマキとれたよ! みんな!」

 

「やばいぞ緑谷! 皆んながそのハチマキめがけて襲ってきてるぞ!」

 

 緑谷チームを狙い乱戦が勃発していた。

 

 0pになった俺たちは誰にも襲撃されないでいた。

 

「さーてどうするか心操」

 

「どーするじゃねーよ! もうとりにいくしかないだろ!」

 

 心操はキレていた。

 

「掲示板見たところB組がほとんど点もってるじゃねーか。心操B組からぶんどりに行くぞ!」

 

 俺らが向かったのは鉄哲チームだ。

 

「B組そのハチマキよこせや!」

 

「なんだお前ら!」

 

 鉄哲チームの誰かの個性により地面に足が沈んだが足から衝撃波を出すことにより抜け出して近づき心操は鉄哲と取っ組みあいになる。

 

「そのハチマキ俺たちによこせよ」

 

 心操は話しかけた

 

「ふざ! …………」

 

 鉄哲は心操の洗脳にかかって動きがとまりハチマキを奪われた。

 

「どうしたんだ鉄哲!」

 

 鉄哲チームが混乱しているうちに場所を離れた。

 

「やるじゃねーか心操!」

 

「やるしかないからな。時間があと僅かだ次はどうする?」

 

 俺は周りを見渡すと。緑谷チーム対轟チームは白熱した接戦を繰り広げ、爆豪はB組のチームと激しく交戦していた。

 

「緑谷1000万とられてるじゃねえか。心操! 1000万を奪いにいくぞ! 俺が一瞬で突っ込んで轟の動きを止める。その瞬間お前はハチマキを絶対にとれ!」

 

「そんなことできるのか!?」

 

「まかせろ。心操しっかり掴まってろよ!」

 

 俺は力を入れ地面をけりあげ猛スピードで轟チームまで接近した。轟チームの上鳴の電撃に警戒して八百万サイドに回り込む。一瞬の出来事に轟チームは対応に出遅れた。

 

「急に出てきやがったな!」

 

 轟は騎馬のなかで誰よりも先に牙狼の存在に気づき氷で防御しようとしたが一歩遅かった。

 

「ノッキングブレス!!!」

 

ビキィィィィーン! 

 

 俺の口から吹かれる息に乗ったノッキングが轟の動きを一瞬だけ止めた。その瞬間を心操は見逃さずハチマキを一つ奪い取り距離をとった。

 

「Time Up!!!!」

 

 試験の終了が告げられた。

 

 1位心操チーム。2位轟チーム。3位爆豪チーム。4位緑谷チーム以上4組による14人が最終種目へ進出した。

 

 昼休み

 

「いや〜みんなお疲れ! 上位入賞した人は頑張って!」

 

「飯田くんあんな必殺持ってたのズルいや!」

 

「ズルとはなんだ!!? あれはただの誤った使用方法だ!」

 

「おい牙狼! 最後に急に現れて1000万もってちまうなんてよぉ!」

 

「最後のは反応できませんでしたわ」

 

 A組は騎馬戦についての感想について語っていた。

 

「ていうかデクくんと轟くんはどこいったんだろう?」

 

 俺はここら辺を見てくると言って一旦抜け出した。

 辺りを探していると爆豪が1人でいたので話しかけた。

 

「爆豪〜そんなとこでなに!??」

 

 俺は爆豪に口を塞がれた。どうしたかと思えばその奥で緑谷と轟が会話をしていた。俺と爆豪は静かに2人の会話を聞いていた。

 

 昼休憩が終わりレクリエーション種目が始まり本場アメリカから来たチアリーダーがパフォーマンスしているなか会場はざわついた。なんとA組女子もチアの格好をしていた。峰田と上鳴にはめられたらしい。

 

「何故こうも峰田さんの策略にハマってしまうの私……」

 

「アホだろあいつら……」

 

「いいじゃない!! やったろ!!」

 

「透ちゃん好きね」

 

 みんな峰田と上鳴を睨みつけていた。

 

「可愛いじゃねーか。似合ってるぞ」

 

 俺は思ったことを口にする。そうするとA組女子たちは距離をとりコソコソ話しをはじめた。

 

「あいつ絶対女たらしになるよね」

 

「ケロ。こんなこと言わないの」

 

「牙狼さんあの人の発言にはたまに驚きますわ」

 

「え?!! 百ちゃん前に何かあったの!?」

 

「何もありませんわ!!」

 

 俺はあいつら何やってるんだとぼーっとみていた間にレクリエーションが終わり最終種目が始まった。

 

「最終種目は! トーナメント形式による一対一のガチバトルだ!!!」

 

 組み合わせ決めはクジで決めこのような組合わせになった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 人数的に2人がシードとなり獲得したのは俺と轟だった。

 

「牙狼くん! 心操くんと騎馬戦を組んでたよね。僕一回戦目にあたるんだけどどんな個性か教えて欲しいな」

 

「悪いなそりゃー教えられないな緑谷。フェアじゃなくなる」

 

「そ、そうだよね! 皆んなも詳しく知らないなか戦うんだもんね!」

 

「緑谷。あいつはつえーぞ」

 

 緑谷は息を呑む

 

「心操!! お前も頑張れよ!」

 

 緑谷と心操は互いに顔をあわせた。

 

「おい! リーゼント野郎! 決勝でボコボコにしてやるからな! 優勝するのはこの俺だあ!」

 

「頑張って決勝まで上がってみろよ。緑谷! 轟! 爆豪! 誰が勝ち抜いてくるか知らねーが楽しみにしてるぞ!」

 

 自分はもう決勝にでることを前提に話している牙狼と爆豪をみて周りは絶対に負けないと気合が入っていた。

 

 一回戦開始5分前。

 

 俺は1人で観戦席に座って屋台で買ったたこ焼きを食べていたら1人の女の子が声をかけてきた。

 

「隣よろしいですか?」

 

「どうした八百万? 緑谷にも言ったがアドバイスならやらねーぞ」

 

「次の一回戦目私は常闇さんに勝てば次の相手はあなたです。絶対に勝利してあなたに挑戦します」

 

「言うようになったじゃないか八百万。楽しみにしてるぞ」

 

 試合が始まったので俺は八百万と観戦をした。

 

 緑谷VS心操の試合は緑谷の勝利。心操は緑谷を洗脳することに成功したが緑谷が自力で解除して心操を場外へ投げ飛ばした。

 

「かぁーっ! 心操負けちまったか。緑谷あいつ何したか知らねーが洗脳を解除するとはやるな」

 

「緑谷さん相変わらずすごいパワーですね」

 

「俺は少し寝る。八百万が試合呼ばれたら起こしてくれ」

 

 そう言って俺は隣にいる八百万の膝の上に頭を乗せた。

 

「ちょっ!? 何をしてるんですか! 牙狼さん!」

 

「いや俺枕ないと寝れないタイプなんだよ」

 

 俺はそう言い残して眠りについた。

 

 芦田VS切島 切島の勝利

 麗日VS爆豪 爆豪の勝利

 飯田VS発明 飯田の勝利

 瀬呂VS上鳴 瀬呂は放電により瞬殺。切島の勝利

 

「牙狼さん! 起きてください! 私試合に行ってきますわ!」

 

 俺は八百万に起こされ目を覚ました。

 

「お、すげーなおい」

 

 目を開くと発育の暴力を感じさせる胸で視界が覆い尽くされていた。

 

「はい? なんのことでしょうか?」

 

「なんでもねーよ。試合頑張ってこい!」

 

 八百万は試合に向かった。

 

「よろしくお願いしますわ常闇さん」

 

「かかってくるがいい。万物を創造するものよ」

 

 試合開始

 

 常闇は八百万の創造を妨害するためにダークシャドウによる攻撃を仕掛けていたがあらかじめ創造を始めていたのかすぐに完成さてた。

 

「常闇さん! あなたの弱点は騎馬戦のときに爆豪さんから得ました!」

 

 八百万はサングラスをかけて強力な照明機を創造し常闇に向かって光を放つ。強い光によりダークシャドウの力は弱まった。その隙に八百万はバットらしきもので常闇を打ち抜き怯んだところ場外へ押し出した。

 

(あの女の子怖っっっっっわ!!!)

 

 会場にいたみんなは同じことを胸の中で叫んだ。

 

「勝者! 八百万!!!!」

 

「常闇さん。ありがとうございました」

 

「弱点の光を克服するのが今後の俺の課題だな」

 

「事前に弱点を得ることができなかったら私も厳しい戦いになっていましたわ」

 

 一回戦目がひと通り終わり休憩にはいった。

 

(いや〜八百万が常闇相手に完封するとはな。次は緑谷と轟の試合楽しみだな)

 

 俺はそんなことを考えトイレを探しているとなにやら緑谷とあのNo.2ヒーローエンデヴァーと会話をしているのを目撃した。

 

「焦凍との試合くれぐれもみっともない試合はしないでくれたまえ。言いたいことはそれだけだ直前に失礼した」

 

「僕はオールマイトじゃありません……轟くんもあなたじゃない……」

 

 エンデヴァーが無視ひてその場を離れようとすると俺はエンデヴァーの前に立つ。

 

「No.2のエンデヴァーさんじゃないですか! 酒井牙狼です。いや〜焦凍くん強いっすね! 次の相手の緑谷もなかなか強いっすよ」

 

「君は確か1.2種目で 1位をとっていた子だな。君もなかなかのパワーをもつ良い個性だな。焦凍と試合することがあったら君もみっともない試合してくれるなよ」

 

「エンデヴァーさん冗談キツいですよ。俺じゃなくて焦凍がみっともない姿になっちまいますよ」

 

「!!? まぁいい。口だけならなんとでも言える。それに焦凍はまだ炎を使っていない」

 

「氷も炎も使っても勝てやしねーよ。なんならたぶん俺はあんたとも張り合える実力ありますから」

 

 エンデヴァーは子どもの戯言だと思い特に何も言い返さず消えていった。

 

「ちょ! 牙狼くんエンデヴァーに向かってなんてこと言ってるの!?」

 

「いやお前だってなかなか攻めたこと言ってたろ」

 

「え、それは、そのつい」

 

「緑谷、次試合だろ? 頑張ってこい! 俺としては緑谷も轟とも試合したいけど勝ったやつしか無理だもんな。炎使わない舐めプ野郎に一撃くらわしてこい!」

 

 俺は緑谷の背中を叩いて送りだした。

 

 2回戦目開始

 

「緑谷VS轟スタート──!!!」

 

 試合は接戦を繰り広げていたが終盤に轟はふっきれたのか炎を使った。最後は緑谷の全力のパンチと轟の全力の炎がぶつかり合い緑谷が場外に押し出され轟の勝利となった。

 負傷を負って保健室に運ばれた緑谷を心配して皆んなで駆け寄ったがリカバリーガールに締め出された。俺はドア越しから叫んだ。

 

「緑谷! 良い試合だった! お前最高にカッコよかったぞ!!!」

 

 保健室の中からは何も返事が返ってこなかった。

 緑谷ベスト8敗退

 

 切島VS爆豪 爆豪勝利。切島ベスト8敗退

 飯田VS上鳴 放電するよりも速く飯田の攻撃が炸裂し上鳴は場外。勝者飯田。上鳴ベスト8敗退。

 

 八百万VS酒井

 

「やっとだね! 牙狼くんの出番!」

 

「ほんと普通に強いのにシードはずるいよぉ」

 

「八百万は牙狼に対してどう攻めていくのかな?」

 

「おいら、あいつだけは許せねぇ。八百万に膝枕させてもらってたんだぞ! 負けちまえ!」

 

 応援席では盛り上がっていた。

 

「はぁー、やっと俺の番か。宣言通り勝ち抜いてきたな八百万」

 

「ええ。牙狼さんあなたは強いですけど私が勝利して次のステージに進みますわ」

 

「いいぜ八百万その熱を冷ますんじゃねーぞ! 全力でこい!」

 

「八百万VS酒井 スタート!!!」

 

 スタートの合図で俺は八百万との距離をつめた。個性を使わずに拳で殴ろうとすると八百万は盾を創造して防ぐ。

 

「よく防いだな」

 

「おっ重い。個性を使わないでこの重さですの!?」

 

「まだまだいくぜ!」

 

 俺は殴り続け盾がボコボコにされる。最後に更に強めのパンチをしようとした時に盾が避けられ強い光が襲ってきた。常闇戦で使用した強力ライトで視界を奪いにきたのだ。

 

「なんだ!? 眩しい!」

 

「ふん!!!」

 

 八百万は目をつぶった俺の腹にバットを振りかざしたが強靭な身体をもつ俺には効かなかった。

 

「あなたの身体どうなってますの!?」

 

「まさか常闇戦と同じ戦法でくるとは思わなかったぞ! 八百万!」

 

「ここからですわ!」

 

 八百万は距離をとって創造した黒い球を数発投げつけてくる。

 

「なんだ?」

 

 俺はその球をキャッチしようとすると

 

バ────ン! 

 

 八百万が投げた球は爆弾だった。爆弾は俺に直撃して黒煙を上げていた。

 

「やりましたか?」

 

「威力を躊躇しすぎたな?こんなちびた爆発じゃ俺は倒せねぇよ。創造のスピードも攻め方も悪くないな。流石だ八百万」

 

「まだまだですわ!」

 

 八百万は次の攻撃をしようとしたとき俺は手から衝撃波を放ち防げなかった八百万は場外へ弾き飛ばされ勝負はついた。

 

「八百万場外! 勝者は酒井!!」

 

 八百万ベスト8敗退。

 

「大丈夫か? 八百万?」

 

 俺は場外で倒れている八百万に声をかけた。

 

「大丈夫ですわ。全然敵いませんでしたわね」

 

「俺は強いからな」

 

 俺は倒れている八百万に手を差し伸ばした。

 

 準決勝 轟VS爆豪

 

 轟と爆豪はハイレベルな戦いを繰り広げたが勝ち抜いたのは爆豪であった。轟 準決勝敗退

 

 準決勝 飯田VS酒井

 

「牙狼くん。他の競技では全て負けしまったが今回は勝たせてもらうぞ」

 

「全開で突っ込んできな!」

 

 飯田はレシプロバーストで一撃で決めるつもりで高速で俺の元に突っ込んできたが

 

ぐしゃっ! ドォォォォォォォォォン! 

 

 事前に進化ノッキング40%をかけていた俺は動体視力、反射神経が強化され飯田の高速移動による攻撃を見切った。そしてカウンターでラリアットを炸裂させた。飯田は地面に叩きつけられて気絶していた。

 

「飯田戦闘不能! 勝者酒井!!」

 

 飯田準決勝敗退。

 

 決勝戦

 

「決勝まで上がってきたのはお前だったか爆豪」

 

「当たり前だそこらのモブどもに負けるわけねえだろ!」

 

「さぁいよいよラスト! 雄英1年の頂点がここで決まる! この体育祭で派手な快進撃を繰り広げている圧倒的センスの塊爆豪VS 1、2種目で 1位を勝ち取った1年生主席の男酒井! スタート!!!!」

 

BooooooM!!!! 

 

 開始早々に爆豪は広範囲を爆破した。俺は衝撃波で爆発を防ぎ黒煙が上がる中、次の攻撃を警戒していると後ろから爆豪が現れた。

 

「後ろがガラ空きだぜ! これでもくらいやがれ!!」

 

BooM! BooM! BooM!

 

 至近距離で爆破を連発させた。

 

「爆豪の爆破による乱撃が炸裂したぁぁぁ! 黒煙で酒井が見えないがあいつは無事なのかぁぁぁぁぁ!」

 

 爆豪は一度距離をとって様子を見ると黒煙の中から立っている人の姿が見えた。

 

「おい! 今の攻撃まともに入ってたはずだぞ! なんでそんなにピンピンしてやがんだリーゼント野郎!!!」

 

衝撃波鎧(インパクトアーマー)。衝撃波を身体にまとい鎧の役割をしてんだ。そんな爆発じゃ俺のガードは破れないぜ! 次はこっちの番だ!」

 

「グランドノッキング!」

 

 俺が地面に拳を打ちつけると爆豪は爆破によって上に飛んだ。

 

「その技地面に足がついてないと効かねえぽいな!」

 

「まじかよ、よく分析できたな」

 

「てぇめも半分野郎も舐めたことしやがって! 本気でかかって来い! 完膚なきまでに勝つのはこの俺だぁぁぁぁぁあ!」

 

 爆豪は上空から爆破による加速で急降下した。

 

「榴弾砲着弾!!!」

 

 轟戦で見せた榴弾砲着弾よりも更に強い威力で放った。

 

「なかなか良い技だな爆豪。俺の衝撃波鎧も弾き返す威力とは……」

 

 俺は強烈な爆破により鎧が押し負けて軽い打撲をもらった。爆豪が放った爆破は許容量を超えていたようで身体に響いていたのか苦しそうに手を押さえていた。

 

「今の威力でその程度のダメージかよクソが」

 

「いいぜ爆豪。お望み通りまじでやってやるよ。あまりの実力差に折れるんじゃねえぞ」

 

「進化ノッキング60%!」

 

 爆豪は何かを感じたのか後ろに下がり距離をとると俺は一瞬で爆豪の前に現れ、爆豪の首を掴み持ち上げる。

 

「くっそ! 離しやがれ!」

 

 爆豪は俺に向け爆破を連発するが先ほどよりも強い力の衝撃波鎧を纏っていたためダメージを入れることはできなかった。

 

衝撃波降下(インパクトフォール)!」

 

ズドォォォォォォォン!! 

 

 俺は掴んでいた爆豪を衝撃波を纏った拳で地面へと叩きつけた。爆豪はかなりの大ダメージをくらい勝負ありかと思いきやまだ意識が残っていた。

 

「これをくらってまだ意識があるのか」

 

「グハッ! ……ハァ……ハァ、まだ負けてねーぞ……」

 

「これで終わりだ爆豪。楽しかったぞ」

 

 俺は地面に叩きつけられ伸びている爆豪を真上から見下ろして手を振りかざした。

 

「あれはヤバイぞ! とめ……!!!」

 

 観客席にいた先生たちが止めようとしたとき

 

ズダァァァァァァァン!!! 

 

 衝撃波による斬撃が炸裂して地面が切り裂かれていた。先生たちは駆け寄って俺を押さえつけて爆豪の安否を確認すると、斬撃は爆豪に当たっておらずスレスレのところに放たれていた。未だに起き上がれていない爆豪に言った。

 

「あれが直撃してたらお前死んでたぜ。お前の負けだ」

 

「クソがっ……」

 

「試合終了! 今年の雄英体育祭1年生の部優勝は……A組酒井牙狼!!!」

 

「ワァァァァァァァァァ!!!」

 

 客席からは歓声が上がっていた。

 

「それではこれより!! 表彰式に移ります!」

 

 ミッドナイトが進行を進める。本当は3位に飯田もいたが家庭の事情で早退したらしい。今年のメダル授与を行なってくれる人はオールマイトだった。

 

「私がメダルを持って来た!!」

 

 オールマイトの登場で会場は盛り上がる。

 

「轟少年おめでとう……顔が以前と違う今の君ならきっと清算できる」

 

「爆豪少年! どうした元気がないな!? 初めて壁を意識してしまったかな? 君はまだまだ強くなれるNo.1になるんだろ、壁を乗り越えてみせろよ!」

 

「そして酒井少年優勝おめでとう! 君の活躍は凄かったトップヒーロー並にもしかしたらそれ以上に強かったぞ! 君の将来が楽しみだ!」

 

「ありがとうございます。俺の将来ですか……」

 

 牙狼は何か考えていたのか何も喋らなくなった。

 

「では最後に皆さんご唱和ください! せーの」

 

「プルス……え?」

 

「おつかれさまでした!!!!」

 

 最後はプルスウルトラで締めるかと思いきやオールマイトの空気よめないお疲れ様でした発言で会場からブーイングが飛ばされた。

 

 

 

 




心操「優勝おめでとう。優勝した気持ちはどうだ?」
牙狼「膝枕あれめっちゃいいな」
心操「は?」
牙狼「あ?」

次回は職場体験編です。
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