嘔吐系   作:特殊性癖

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サオリ(2),ホシノ,ミサキ,ミカ,ノア,サキ,ミヤコ,コハル

(サオリ)

いつも通り書類と格闘していた日

少し眠くなり始める昼頃

ある一本の電話が入った……

 

≪せ、せんせぇ……助けてくれ……≫

 

"どっどうしたの⁉"

 

電話を受け取った直後

サオリの弱弱しい声を聞き、私は書類をどけ

電話に食いつくように聞き入った

 

≪なにか……なにか猛烈にお腹が痛いんだ…≫

 

"今どこ⁉"

 

そういい、サオリから現在地を聞き出す

 

"幸い近いね、今から行くから何とか持たして!"

 

そういい大急ぎで最近買った自家用車に乗り込み、そのまま発進した

そのまま運転して10分位たったころ、目的地に着いた

 

車を駆け下りた私が見た光景は地面に座り込み、苦しそうにするサオリの姿だった

 

「先生、助けてくれ……うぷ……さっき変な物食べて……お腹が痛いんだ……はぁはぁ……」

 

''とりあえず吐き出そう…ほら背中さすってあげるから''

 

「でも……」

 

私がさすってあげるといったサオリは私に嫌われるんじゃないかと

言っているような顔をする、もちろんその程度で嫌うわけないのだが……

 

''大丈夫、私は気にしないから'' サスサス

 

「……すまない…うっ!…ごええええええ!!……」

 

''大丈夫かい?''

 

ちゃんと吐き戻せはしたがそれでもまだ顔が青い……

全部吐き出しきれなかったのか、気持ち悪いだけなのか……

 

「はぁはぁ…先生、もっと背中さすってほしい…うぅ…」

 

''了解…''

 

「ありがとう…おえええ…」

 

─────────────────────────────────

(ホシノ)

ある日シャーレに電話がかかってきた

電話の内容はアビドスで相談したいことがあるとのことで

書類を粗方終わらし、午後8時過ぎ、アビドスへ到着

アビドスの相談が終わり、帰ろうとしたのだが

もう遅いということで泊っていくことになった

 

そのまま寝ていたのだが、夜中ふと目が覚めた

といっても特にやることがないので宿舎内を軽く歩くことにした

特に何も考えず歩いていたのだが、ふと耳を澄ませると……

 

「ゔぁぁ…………はぁ……はぁ……ユメ先…………」

 

唸り声が聞こえてきた……私はかなり驚きながらも発生源を調べたところ

どうやらホシノの部屋から聞こえるようだ、私はそっとマスターキーでカギを開け、少しだけのぞき込む

 

しっかりと清掃をしてあるドアは滑らかに開き、隙間ができる

その瞬間、ホシノは飛び起きた、こちらに気づいたのか振り向いた後、すぐに下を向き、吐いてしまった

 

「おえぇぇぇ……はぁ…はぁ…はぁ…………」

 

ぴちゃぴちゃと零れ落ちる音が鳴り響く

 

私はドアを開け、汗でびっしょりの吐いているホシノに近づき

優しく背中を撫でる

 

「おぇ……はぁ……はぁ……」

 

ホシノが楽になるまで、撫で続ける

 

しばらく後

ホシノの顔色が回復したことを確認した先生はホシノの部屋を出て、部屋に戻ったのだが

 

「先生……」

 

先生の部屋までホシノがついてきた

ホシノは寂しそうな顔で近づいてくる

 

"どうしたのホシノ?隣の部屋開いてるからそこで寝るんじゃないの?"

 

その言葉に先ほどとは一転

ホシノは恥ずかしそうに言う

 

「寝れそうにないから一緒に……寝てくれない?」

 

"仕方のない子だね……今日だけだよ"

 

先生はそう言い、布団を捲り

ホシノと共に自分も入る

 

"ふふ……すごく幸せな顔だね"

 

幸せな空間が夜空とともに続いてゆく────────────

─────────────────────────────────

(ミサキ)

何気ない、シャーレの一日

 

"お腹空いたな……久しぶりに食堂で飯でも食べるか"

 

私はそう言って椅子から立ち上がり、エレベーターに入る

 

"えっと食堂は居住区だよね"

 

オフィスの一個下のボタンを押す

そうするとエレベーターは居住区に対して降り始める

─────────────────────────────────

|─シャーレ居住区共用WC→|

そう書かれた看板を見つけた

私にとってこれはうれしい話だった

だって今、激しい生理に襲われているのだから

 

「はぁはぁ…本当最悪…気持ち悪いし…おえ…ごおえ…」

 

「…あぁ…なんで今日に限ってこんなに辛いの…お腹痛い…気持ち悪い…」

 

「………………………先生助けて…」ボソ…

 

''ミサキ?''

 

先生は食堂に行こうとしていたがその途中で

トイレからミサキの声がしたので、何かあったのか疑問に思い、扉を開けた

そんな私の眼前に飛び込んできたのは、洗面台に対面して痛みに顔を歪めているミサキだった

 

「先生?…なんで…うぷ………」

 

''大丈夫?…背中さするね…''

 

そういい私はミサキの背中を優しく撫でる

 

「……(先生の手…温かくて…優しいな…)」

 

「おええええ…………」

 

''大丈夫だよ…大丈夫だからね…ミサキ…''

 

ミサキを大丈夫と落ち着かせ、宥める……

そして、ミサキが元気になるまで撫で続ける

 

「先…生…」

 

暫くそうしていると、ミサキの顔色がよくなってきた

 

「ふぅ……落ち着いてきた……もう大丈夫だよ、先生」

 

ミサキの生理は収まったようで表情が柔らかくなる

もう大丈夫と判断し、血を拭き取り去ろうとする

 

「(ぐうぅ~~)」

 

お腹の音が鳴り響く

 

"ミサキ……"

 

どうやら私だけじゃなくてミサキもお腹空いてたみたい……

─────────────────────────────────

方向性違う上、筆者が苦手とするシチュなので注意

(ミカ)

ミカは中庭を歩いていた

次の瞬間、唐突に路地に引きずり込まれる

 

ミカは咄嗟に逃げようとするが、その前にとある物が見えた

路地から一人出てきたのだ、その手に持っていたのは

───先生からもらった大切なリボン───

 

「こんなおしゃれしちゃってさぁ……」

 

それを聞いたミカは嫌な予感がし、取り返そうとする

 

「暴れんな!魔女が!暴れたらこれを燃やすぞ!」

 

───燃やす───

その言葉を聞いたミカは必死に

 

「それだけはダメ‼返して!」

 

そう叫ぶミカに対して

リーダーは懐からビーカーを取り出し

 

「なら、これを飲んだら返してあげますよ」

 

そういって花壇をおもむろに掘り始める

その花壇から出てきたのは、|ミミズ|それを水を張ったビーカーに入れる

 

「ほら、飲めいいんですよ?飲め!早く飲まなければどんどん増えていきますからね!」

 

困惑しているミカの隣で次々とミミズが掘り出され、ビーカーに投入されていく

 

あれを……飲むの?無理に決まってるでしょ……?ミミズだよ?

………‥私が……私が悪かったんだ……もう……もう逃げられない……やるしかない!

 

ミカは覚悟を決め、一気に飲み干す!

 

ゴク……

 

「ッ!」

 

「マジで飲みやがった……」

 

ミカは毅然とリーダーを睨みつける

その気迫にリーダー達は逃げ出していく

 

「魔女が‼次はないぞ!」

 

「裏切者‼」

 

そういって完全にリーダー達が逃げた後

ミカは、花壇の近くでうずくまり、お腹を押さえていた

 

「うっ……うぇぇぇ」

 

私……ミミズを……あれが私の中に……

 

「うぇぇぇぇ……ごほ……ゲホ!」

 

そうして飲み込んだものを吐き出していく

だが、その過程で見てしまった

 

ほんとにミミズ吐き出して……

 

「うえぇぇぇ───」

 

暫くして

 

「───はぁ……はぁ……うぇぇ……」

 

口の中が気持ち悪い……

確か近くにトイレあったはずだから口をゆすごう

 

「うぇぇ……」

 

洗面台でもまだ気持ち悪く、軽く吐いてしまう

全てを忘れんとばかり何回も何回も口をゆすぐ

 

そしてゆすぎ終わり、ミカは急いで元の場所に戻る

 

「はぁ……はぁ……あった」

 

私が……唯一、守れたもの

 

その手には輝かしい、リボンがあった

─────────────────────────────────

いかんキャラがわからん……ノアはあんま知らないからなぁ

だいぶ想像で補っております

(ノア)

───先生が事故にあった

その報告を聞いた私は手元にあった書類をすべて投げ出し、走り出す

 

「はっ……はっ……はっ……」

 

粗々しい息を吐き

私は疾走する

 

なんで……なんでよりにもよって脇腹撃たれて治療のため移動中に……!

 

別に私が行く必要がないことぐらい、わかっている

迷惑になってしまうこともわかっている

合理的ではない、そんな選択でも、それでも走り続け、かなりの距離を走った時

先生が運び込まれた仮病院が見えてきた

 

私はあと少しだけと言わんばかりに踏ん張り、走り抜ける

 

──────そうして病院に着いた

 

「先生!先生はどこですか!」

 

私は看護婦を急かすように先生の場所を聞き出す

そして得られた情報をもとに記憶した地図と照らし合わせ

先生のもとへ走り抜ける、後ろから走ってはいけないと聞こえてきたが

そんなもの気にしている余裕は……今の私にはなかった

 

扉を荒々しく開ける

 

「先生!……あ……」

 

そんなの私の前に現れたのは

死にかけ……そういった方がいいほど重症な先生の姿だった

 

私はそんな先生の姿に耐えきれなくなり、その場を逃げ出す

 

「おぇぇぇ」

 

結局、私は吐いて意識を失ってしまったようで次に気づいたのは、シャーレのベットの上だった

 

1週間後

 

「おぇ……はぁはぁはぁ」

 

あれからしばらくたったが、未だに

私は先生を寝転がっている姿を見てしまうとあの時の先生と被せてしまっていた

 

「ゔおぇぇぇぇぇ」

 

こんなにも自身の忘れられないことを恨んだことがあっただろうか

 

2か月後

 

先生が倒れた───

どうやら疲労の蓄積だそうだ

最近は確かに顔色はよろしくなかったが

倒れる前に言ってくれるだろうと慢心していた

彼が……彼が自身を蔑ろにすることが多いことぐらい覚えていたはずなのに

 

その事実が私に重く圧し掛かる

 

───また……あの時みたいになったら───

 

ふと……重ねてしまった

気分が悪くなった私は、居住区のトイレに駆け込む

 

「ゔおぇ……おぇぇぇ」

 

朝食べた卵とハムとレタスのサンドイッチを吐き出す

消化されぐちゃぐちゃになったサンドイッチの形はわからないが

どこまでも自身の記憶が憎かった──────

────────────────────────────────

(サキ)

ある日の公園

 

いかん……我慢してもお腹は減ってしまう

 

お腹の減った私は最近まともに食料を手に入れられていないことを思い出し、

食料を探しに出ることにした、まずは草の影などに食べられるものが生えていないか確認だ!

 

「最近食料が見つからないなぁ…なんでも良いから口に刺激を…」

 

「ん?…あれは…」

 

私は草むらを探し、次にキノコがあると推測される場所、それは

影などのじめった所を探すことにした

 

「さすがにそうそう簡単にはいかないよな」

 

そう思い、顔を上げた先には高さ40センチはあるだろうキノコがあった

 

「…キノコだ!…しかも結構デカいぞ!」

 

「…いやしかし…毒があるかもしれない…でも…」ギュルル~…

 

「…これは仕方ないことだ…熱でも通せば食べれるだろ…」

 

私は毒の可能性を考え、食べるのをやめようとしたが

空腹で私の判断能力は相当鈍っていたらしい

キノコの毒が過熱では極めて死ににくいことぐらい、よく知っていたのに

 

そのままキノコを掘り出し、土を払い落とす

その後先生からもらった新しいコンロで焼く

 

ちょっと多めに焼こうと思ったがもう我慢できないので

炙ったナイフで細かく切り、いただくとするか

 

※ナイフも炙っても雑菌がある可能性があるのでちゃんと包丁を使いましょう

 

私は何の躊躇もなく口に放り込んだ

 

「意外とおいしいじゃないか♪」

 

毒と旨味はにたものであることをわすれ次々と食べていく

だが、食べ終わり帰ろうと立ち上がろうとした瞬間

 

「ぐ!おぇ……っゔぉええええええええぇ!……はぁはぁ」

 

「…なん……で……ァ……うぉ……おええ……気持ち……悪い……」

 

私は猛烈な腹痛に襲われた

 

''サキー?弁当一緒に…サキ!?''

 

先生がこちらの状態に気づき走ってくる

 

「やっ……ぱり……食べるんじゃ……なかった……ぉ……ぇ…………ぇっぐ......ァ」

 

私は地面に倒れこみ腹を押さえる

 

''ちょっ…大丈夫かい?''

 

先生は倒れこんだ私の近くでしゃがみ

背中をさすり始める

 

「…す…まん…どうしても…お腹が空いて…キノコを食べて…うっ…」

 

「ぅおぇ……お゛ぇぇ……はぁ……はぁ……はぁ」

 

''怪しい物食べちゃダメでしょ……ほら背中さすってあげるから……楽にして良いよ''

 

「…………ぅ……おぇ……お゛ごぉぇぇ…おぇええぇえぇええ!……」

 

結局そのあと30分位は動けないほどの腹痛に襲われ

少し落ち着いたところで、薬を飲み病院へ運ばれた

 

私としたことが……バカなことしたよな

────────────────────────────────

(ミヤコ)

ある日のウサギ公園

 

───サキはやらかしましたが、同じ轍は踏みません───

 

少し前のそういっていた私を今すぐに止めに行きたい気分です……

そう考えている間にも胃袋がうねり、せっかく食べた弁当を吐き出そうとする

 

「う……うゔぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛」

 

私は差出人不明の弁当を食べてしまい

今は洗面器に顔を突っ込んでいます

 

"ほら……大丈夫だからね"

 

先生が背中をさすってくれている

けれどこれは自身の不注意が原因で起こったこと

 

どうして……私は毒や腐っている可能性を考えなかったのでしょう

 

目の前で洗面器の中で混ざり合い異臭を放つ

元々はおいしそうだった海鮮弁当

 

私は…………

 

ポタン……

 

雫がこぼれ、混ざり合った物の表面へ落ちる

 

これは……涙……?

あれ?どうして私……泣いて……

…………そうか…………私……先生にこんな姿を見せているのが……情けないんですね

 

「う……ひぅ……おぇぇぇ……」

 

こんな姿は見せたくないと止めようとするが…………

ミヤコの意思を無視し……無情にも流れ行く

 

"大丈夫だからね……ほら、全部吐き出せば楽になるよ"

 

そう慰められながら私は暫く吐き続けた

そうして吐き気が収まった頃

 

私は……私の思考は……

先生に大きな失敗を見せてしまった……それ一つに支配されていた

 

"ミヤコ"

 

「はい⁉」

 

考え込んでいた私は先生から不意に話しかけられ驚いてしまう

 

"いい?よく聞いて"

 

「はい……」

 

先生は真剣な眼差しで私を見てきました

ただ……その視線は……今の私にはとても冷たく見えました

 

"ミヤコは失敗したと思っているみたいだけど"

 

"人は失敗して初めて成長するんだ"

 

"次はやらない、それが大切なんだ"

 

けれど……それが間違いであったことはすぐに証明されました

 

ちなみにあの弁当はミスで差出人が書かれていないだけで先生が忙しかったため

コンビニ発送したが炎天下で先生の到着が遅れたことから腐っていた、とのことでした

────────────────────────────────

先生視点version(ぶっちゃけこっち書く前提な気が……でもコンビニ配送使ったことないんだよな……あとソラちゃんの反応が違いますがパラレル世界ってことで)

「もうこんな時間か……ラビット小隊に直接渡すように買うような時間はないかな……」

 

私はそう考えショップで目標時間を指定して置き配を手配することにした

 

私が顔を覗かせるとそこにはガラケーを触っているソラちゃんがいました

私に気づいたのかこちらを振り向き大慌てでガラケーを片付ける

 

「……え……うわあ!……い、いらっしゃいませ!」

 

"ソラちゃん……そんなに慌てなくて大丈夫だよ"

 

「えっと……それを買われるんですか?」

 

"うん、ラビット小隊向けにウサギ公園にコンビニ発送しておこうかと、午後9時によろしく"

 

「わかりました!」

 

それを聞いたソラちゃんは元気に返事をし

選んだ海鮮弁当をクーラーボックスに入れたのを確認した私は時間もないので帰る準備をする

 

「了解しました!お買い物はこれだけですか?」

 

"そうだよ、早めに戻らなきゃいけないからあとはお願いね"

 

「わかりました!」

 

そうして帰り着き

仕事に取り掛かる

 

4時間37分後

 

「んー‼やっと終わったー!」

 

私は背伸びをして、すっきりとした気分で時計を見る

 

時計は8時50分を指していた

 

やばい!遅れちゃう!

確か駐車場は地下だから

 

私はエレベーターに駆け込みB1のボタンを押した

 

もう少し早く動いてよ……

 

普段なら大した時間でもないけど

置き配を頼んでいるとなれば話は別である

 

チリン!

 

到着音が鳴ると同時に自身の車を取りに行く

と言っても他に乗る人がいないのでスカスカだが

 

私はそのままエンジンを掛け、発進する

 

しばらく走り続け9時17分

 

完全に遅れちゃった……

ミヤコたち受け取ってくれてるといいんだけど

 

車から降りた私の眼前には見るからに気分が悪そうな、ミヤコの姿だった

大急ぎで車から駆け下り、後部に積んであった洗面器を持っていく

 

"だいじょぶ?ミヤコ?"

 

洗面器を目の前に置き

顔色をうかがう

 

「せ……せんせ……ぇ」

 

"気持ち悪いんでしょ?吐いた方が楽になるよ"

 

そういうとミヤコはこちらを一瞬見た後に洗面器に対して吐いた

 

「う……うゔぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛」

 

"ほら、大丈夫だよ……ここにいるからね"

 

背中を優しく、さすりミヤコが落ち着くまで……一緒にいてあげる

 

"だいじょうぶ……だいじょうぶ……すぐに落ち着くからね"

 

私はミヤコを赤子のように、丁寧に優しく撫で続ける

大丈夫……大丈夫と言い聞かせる

これが……私がしてあげられる事……

 

「おぇぇぇ…………はぁ……はぁ……」

 

"ほら……大丈夫だからね"

 

私が撫で続けていると

ミヤコは泣き出してしまった

 

「う……ひぅ……ひぅ…………おぇぇぇ……」

 

"何か私やらかした?泣かなくていいから!"

 

私は何かやらかしたのかと慌てる

けどその涙は……なにか違う気がした

まるで……■■■みたいだったから

 

私は自分自身にも言い聞かせるように

 

"大丈夫だからね……ほら、全部吐き出せば楽になるよ"

 

まるで……まるで自分を否定する見たいな涙……

……まずは落ち着かせないと……

 

そのまま宥め続けて25分ぐらいだろうか

吐き気は収まったようだ

 

だけど……やっぱり自分を責めている目だ……

 

補足にこっちで書いててあっちで書いてないのは基本あっちが端折ってるだけ

────────────────────────────────

サオリをもう一回書きたくなったから書いてくぞ

(サオリ)

───さて、みんながお腹空いて待っているだろうし帰るか

 

私は陽気な商店街を歩く

 

はぁ……みんなとこう言うところで普通に暮らせれば……いいのにな

全ては虚しいと思っていたが……私はみんながいるから虚しくはないのかもしれんな

 

先生も言っていたな、人と人はつながり生きて行くって

仲間がいることは……幸せかもしれないな

 

「なんだ?」

 

私は肩をたたかれ、振り向く

そこには弁当を持った灰色の髪が特徴的なフードを被った人がいた

 

私は何かと警戒するが……

その人が出してきたのは198円という値札だった

 

私はおいしそうな弁当に警戒を怠り

───買ってしまった───

 

───弁当を食べた後───

 

何か腹が痛くなってきたな……

海鮮系だったし腹を壊してしまったか

 

……いかん!痛みは悪化する一方だ

先生に電話しなければ……

 

「はぁ……は……せんせぇ」

 

「"どうしたの⁉大丈夫⁉"」

 

「たすけて……くれ」

 

「"ちょっと待っててね……今すぐ現在地を特定して向かうよ!"」

 

私は来てくれると聞いた後ますます腹痛がひどくなり

路地に逃げ込み……倒れこんだ

 

しばらく痛みに悶えていたところ

エンジン音が聞こえてきた

 

ドアが開いた音がする

先生が来てくれたのだろうか

 

"だいじょうぶ⁉サオリ‼"

 

先生は心配そうな顔で私の顔をのぞき込む

 

「ゔぁぁ……腹が……」

 

"腹⁉もしかして何か食べてお腹でも壊したの?"

 

先生はそう言い何かを取り出し私の目の前に置いた

深いタイプの洗面器だ……袋に入れられている

 

"ほら……吐いたら楽になるよ"

 

先生は私の体をそっと支え、洗面器の前に起こす

そして背中を優しくさすり始める

 

「ゔお゛ぉ゛ぇ゛ぇぇ……はぁ……はぁ……ゲホゲホ……おぇぇぇ……」

 

目の前の洗面器に形を失った弁当を吐き出す

私の喉と胃袋は異物を吐き出そうとうねり

今日食べたものが……すべて洗面器の中へ落ちていく

 

ポタン……ポタン……

 

あれ……どうして……痛くもないのに……涙が……

ああ……そうか……怖いのか……みんなが……まるで……混ざり合い……みんながわからなくなって……

一人になってしまうんじゃないかって…………恐れていたんだ……

私は……今感じている……先生の温かみを……感じているはずなのに……

どうして……こんなにも……肌寒いのだろう……アツコを失いかけた時よりも……ずっと寒い

 

「おぇぇぇぇ…………はぁ……はぁ……はぁ……せんせぇ……」

 

"大丈夫、私はここにいるよずっとサオリのそばにいてあげるからね……"

 

先生はさすりながら私の顔をのぞき込んだ

───とても優しい顔が見えた───

 

さっきまでは……肌寒かった……はずなのに……どうして……今は……こうも暖かく感じるのだろう

私は……まだ理由を知らないが……いずれ分かるはずだ……

 

しばらくして、私の吐き気は収まった

先生からは怪しいものは食べちゃダメと言われた

あとなぜかみんなに抱きしめられてしまった……なぜか体温より……暖かく感じた

────────────────────────────────

(コハル)

とある通路の一本

そこには話し合っていた二人組がいた

その二人は何かを思いついたのか

別の話を始める

 

トリカス「おい…あのガキ、ミカと楽しそうに話してるぜ…」

 

トリカス2「よっしゃ…今度あいつの飯に少量の毒入れたろw」

 

トリカス「ヤバすぎwww……」

 

~当日~

同通路付近にて

 

「今日はお弁当にしてきたのよ!」

 

''本当かい?すごいね!''

 

先生が褒めてくれてる……悪い気分じゃないわね♪

 

そう思いながら私は弁当の蓋を開ける

そこには頑張って作った料理が入っている

 

先生はそれを見て凄いねと褒めてくれた!

 

「ふふん♪私もたまには弁当も悪くないと思って♪」

 

「それじゃあいただきます!」

 

私はまずは野菜から食べることにしたわ

意外とここの野菜おいしいのよね

 

~♪……食事中……♪~

 

「……」

 

食べ終わったけど……

何なの?この感覚……

 

''……だいじょうぶ?……''

 

「だ、大丈夫よ……!なによ!エッチなこと考えてるの!?」

 

私は強がったけど……確かに違和感は強くなっていた

 

''考えてないよ!''

 

これ……お腹を痛めたかしら……

 

「もう……」

 

ウゥ……なんかお腹が……

 

~しばらく経過(先生side)~

 

「……せん……せい……なんだか気持ち悪い……ゥェ……」

 

''コハル!?ちょっと待ってね!……''

 

まずい……なんだかだいぶ気分が悪そうだ……

ゴミ箱をとって、背中をさすってあげよう

 

「……せん……せぇ……」

 

”ここに吐き出して……無理しないでいいんだよ”

 

吐き出すのを促すように軽く背中を触る

 

(コハルside)

 

「…ごふっ……う”え”え”え”え”え”…」

 

私が頑張って作った弁当の中身が……

形が分からないほどにドロドロに混ざり合ってる……

 

「おえ”っ…お”ごおぉぉぉぉえ…」

 

ああ……せっかく頑張って作ったのに……

なにか……間違ってたのかな……

私が……料理なんて……まだ早かったのかな……

 

「…はぁはぁ…グス…ウゥ…」

 

''……''

 

先生は私を慰めるように背中をなで続ける

先生と一緒に食べたくてお弁当頑張って作ったのに……先生に迷惑かけちゃって……

 

……私……ダメなの……?

 

「……グス……せんせぇ……エッグ……ごめんなさい……ごめん……なさぁい……」

 

''……大丈夫だよ……落ち着いて深呼吸して''

 

───あれから数十分経過し時計は午後の1時を指し示す

私は落ち着いたから

近くの売店で買ってこようとしたんだけど

吐いたのが原因で胃を痛めた可能性があるって言われたわ

だから先生はお粥を作ってくるって言って離れてたんだけど……

 

ガシャ……シャー

 

ドアが開き一人の人が入ってくる

 

''コハル~差し入れ持ってきたよ~''

 

「先生……ありがとう……」

 

''ほらりんごとお水…あとお粥もあるよ''

 

「…………食べさせて……」

 

''もちろん……ほら、あーん''

 

私は少し恥ずかしいけれど……

 

パクッ

 

先生が差し出したスプーンを咥える

 

「んむ…………モグモグ…………美味しい……」

 

''まだまだあるからね''

 

「うん…///」

 

 

 

~???~

 

トリカス「悪かった!…イタズラのつもりだったんだ!」

 

トリカス2「あそこまで体調が悪くなるなんて思わなかったんだ!」

 

必死に弁解しようとする二人組だが、目の前の人たちには効果はなかった

むしろ怒りを増大させ、殺意を感じるような目つきになった

 

ハスミ「イタズラですって?……下手をすればタヒにかけたかもしれないのに…」

 

ミカ「……絶対許さないじゃんね…」

 

ツルギ「……殺す……」

 

トリカス「「うわあああああああ!!!!!」」

 

その後この二人組を見かけた報告はないものの

過度な悪戯は禁止が暗黙の了解として追加された。

一人ずつ分けた方がいいですか?

  • 分けた方がいい
  • 分けなくていい
  • もうちょっと細かくしてほしい
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