ハーメルンでの投稿は初めてです
ですが楽しんで読んでもらえれば嬉しく思います。
読みずらい場合はすみません。
基本的にバルファルクの視点で物語を書いていきます。
プロローグ
ーーーーーーーーー
大社跡 夜
紅い…紅い…紅い…
自身の体が紅い
風景が紅い
獲物が紅い
空が、紅い
自らの龍気に呑まれ、まともな思考が、…出来ない
破壊衝動と獲物を敵を殺すと言う本能が思考すると言う事を妨げる。
そして
視界に捉えるものを破壊する。得に獲物は濃く紅く見える
それが壊れたら次の獲物を破壊するために衝動のままに紅く見える空へ飛び立つ、破壊し続けるために。
全てを紅く染める為に。
だが、まともな思考が出来なくても分かる事があるのだ
それは…
自らの番が回ってきたのだと本能がそれを理解する。
今、目の前にいる小さい体からそれを上回る程の絶大な殺気を放ちながら確実にお前を殺すと言葉を喋らずに伝えてくる。
ならば、全力を持ってして獲物を狩ろう破壊してやると言うことを奴に意識させる為に外気を多く取り込みこれまでに無いほどの咆哮と龍気を放出する。
しかし怯えることも殺気を弱める事もなく奴は刃を構えこちらを睨み向かってくる、そして我自身も獲物に向かって凄まじい速度で一撃を放ちに行く。
一進一退の攻防だった。
我が槍翼と奴の刃が弾き合う音が鳴り響く
お互いの一撃が空を切り、地を叩く音が鳴る
奴の刃が、無防備な我が鱗を砕き剥がす、我が槍翼を砕く、我が自慢の槍翼の爪をその技術と力で壊し捌く。
我が槍翼の一撃が防御する獲物を、防御を出来なかった獲物の体を吹き飛ばし、槍翼から放つ龍気の一撃が奴の殻を焼く。
お互いに致命の一撃を相手に与え確実に殺すため
お互いの武器を持ってして立ち回る。
どれ程の時が経ったのか、
我が思考が破壊衝動と本能に支配されていた思考が目の前の獲物に対してどう立ち回りどう攻撃するかを思考している事に気が付いたのだ。
我が獲物がお互いを確実に殺すために立ち回るうちに自身の思考が冷静さを取り戻しかけていた。
だとしても龍気に呑まれ暴走した影響は治らない、
いつからと同じでこの眼に見える、写る、捉えるが
その景色は紅く、紅く、敵も濃い紅い色をしたまま
だがそれでも敵を視界に捉え続ける。
敵を殺す為に確実に仕留める為に敵を見失わない為に殺気を放ちながら殺し合いを続ける。
……………
…………
………
……
終わりが近い、
冷静さを取り戻した思考がそう判断した。
獲物は敵は奴は、膝こそ地に付けることはしないが血を流し体に纏っている殻が壊れている。
だが、それは我とて同じだ。槍翼の爪は砕け、鱗が砕かれ血を流している。
次の一撃でどちらかが死ぬ
もしかしたらお互いに死ぬ
それを奴も感じたのかそれともそう考えたのか、
一度構えを時、目を瞑り深く息を吸い吐き出しこちらを見る。その目は力強く、自身が生きると言う意思を我に伝えてくる。
…その目を知っている。
龍気に呑まれ暴走した我だがたしかに記憶にある。
あれは死を意識しながらそれに呑まれず生きようとする生物の目だ、今の我ならそう判断できる。
もう龍気に呑まれてはいなかった。
破壊衝動と本能に思考が支配されることもない。
奴に答えてやろう、そう思ったのだ。
そうして外気を全身が悲鳴を上げるのを無視して吸い込み続ける。吸い込む空気が熱かった、如何に外気を龍気に変える器官を持っていたとしても熱を帯びた空気は熱い。
そして体内に溜めた外気を、
特大咆哮と共に胸部から、
槍翼から、頭部から、放った。
奴を視界に捉えたまま、
轟音鳴らしながら空へ飛び立つ
空中で奴を中心に周る。
気が付くと雨が降っていた、体が濡れるが気にはしない、傷が濡れて痛むが気にはしない、視界が悪いが気にはしないのだ。
何故なら奴しか見ていなのだから。
そうして加速し続けながら周り、
奴の正面から最期の一撃を仕掛けに征く。
身体を巨大な槍の様な体勢で飛行し
空中から地上に向け物凄い速度で奴に突撃した。
そして、我が一撃と奴の一撃が同時に相手の命を狩り取ろうとする刹那に我は、正しく奴の姿を認識した。
奴はハンターと呼ばれている人間、
この世界で小さくも強い存在だ。
それを理解したのと同時に胸部に凄まじい轟音と激痛を伴い体勢が崩れ受け身を取れずに木々に激突し薙ぎ倒しながら勢いが無くなるまでぶつかり続け意識が飛んだ。
意識が戻り目を開けて周りを見渡せば、
雨はすでに止み、我が身体がぶつかり折った木々が散乱していた。
そして気が付いた。
視界に写る色は紅では無く、それ以外も写していた。
そうだ紅ばかりを見ているから忘れていたんだ。
風景に彩りがある事を、木々や草花に色があると言う事を、我以外の種にも色があると言う事を。
それを思い出したと同時に呼吸をするのが痛いと感じもう長く持たないと悟った。
だから最期はこの風景を見ながら最期を待とうと思ったのだが視線感じそちらの方を見る。
そこには痛々しい姿をしたハンターとそれを支える人と人と共生する獣人、それとこちらを警戒する何名かがいた。しかし何か出来るわけでもないもう首を動かすのも息をするのも痛いのだ、この状態では何も出来ん。
ハンターが支えられながら、我と殺し合いをした奴がこちらへ歩いてきた。
よく見ると片目と腕に白い物が巻いてある上に腕にいたっては固定してある。
そしてハンターは我に向かって何かを言った
殺し合いの時のような顔ではなく、優しげな顔で
「■■■■■」
そして頭を垂れたのだ。
何を言っているのかわからないが、
嫌な気はしない。
ハンターから目を離し空を見上げる
曇り空の隙間から見える、久しく見ていなかった空
嗚呼、嗚呼
なんて青いんだろうか
そうだ、思い出した
我は、ただあの空を
翔れれば
それで…
意識が完全に途切れ、深い眠りについていく
この弱肉強食の世界において古龍として生を受け
長く生きた、生き続け、そして死んだ。
最期はああなってしまったが、
空が青が見えたからそれで良い、
そう、それで良いんだ。
ーーーーーーーーーーーーー
キヴォトス 某所 廃ビル屋上 昼
何かが破裂する音がする、爆発音もだ
それに加えて叫び声も聞こえる
正直言って、うるさい
寝起きはいいほうじゃないから勘弁して欲しい。
……………………?
はぁ?
……………
何だか暖かいな、とりあえず目を覚ますことにする
じゃないと何が起こっているのか分からない。
ゆっくりと瞼を開く、光を、太陽の光をが眩しい
それと同時に目に映るのは見たこともないような
いや、あの青い空と同じくらい綺麗な空だった。
だが見た事のないものが空にある。
どういう事だ?
それと身体にも違和感がスゴい、
我は何の疑問も抱かずに上半身を起こす
そして寝起きの頭で自分の身体を確認する
まるで人の様だとそれも、人の子供の様だ?
腕も足も、そして腰?の辺りから生えている小さい槍翼もそれに尾まである様だ?
当たり前だ、だって我は古龍だぞ……古龍だよな?
…………?
頭を働かせてながら立ち上がる?
頭を下に向ける、身体に膝くらいまである黒のボロい布を着ている?
だが混乱している。混乱も再度確認する。
胴を腕を足を槍翼を尾を……
最後に頭をペタペタと触って確認を終える。
これは…間違いない、槍翼と尾があるがこれは間違いない
人だ。人の子供になっている。
誰が?それはもちろん我が……
「ーーーーーーーーーーー」
驚きの余り絶句する、それと同時に一時的に考える事を放棄する。
とりあえず空を見渡す、
よく割らないものが見えるが
それでも思う事がある。
この世界の青い空も綺麗だと
最後まで読んでいただきありがとうございます。
文章を書くのが得意ではないのでこれから頑張っていこうかと思っています。
それと思うんですがモンハンの古龍種や禁忌は知能が凄く高いと思うんです。だから人語を覚えようと思えば覚えるんじゃないかなとか、感情とか、思考とかも人に近い存在も入ればそうじゃないのいるとか想像するのは楽しいです。