コミュニケーション下手くそな金属生命体が個性の少年がヒーローになる話   作:シェリーザ

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トーナメントマッチ二戦目です。今回は飯田君が相手なので速度には速度をぶつけてやります。


16スレ目

『さてさて次は準々決勝!!此方も熱いメンツが残っているぞー!!』

 

一通り試合を終えて準々決勝へと突入するトーナメントマッチ。刹那は控室で次の対戦相手である飯田への対策を思考しつつ、精神統一しながら自分の出番を待っていた。

 

『…相手は飯田君、飯田君は速度が速い…安価で募った機体はデスティニー、1.5、ダブルオー…この中で一番速いのは…デスティニー。次はデスティニーで行こう』

 

機体を決定して控室で中継を見始める刹那。現在は緑谷と轟の一騎打ちで、轟の氷結に対し持ち前の知識や判断力で対応していく緑谷と何か少し動きが鈍い轟。流石にモニター越しの脳波は受け取れない為何かに迷っている事はわかるが、何で迷っているかが不明だった。

 

『緑谷君に炎を使わない事を聞かれたのかな…』

 

そう考えていたその時、轟が突然炎を放つ。顔はどこかまだ晴れきってはいなかったがそれでも緑谷の言葉に動かされたのだろう、炎と氷を操り緑谷を追い詰めていく。緑谷も焦りはしているものも、どこか嬉しい気な様子を見せながら轟に足掻いていく。そして…

 

『…僕の出番はない…かな』

 

炎を解放した轟の動きは氷のみの時よりも確実に良くなっており、緑谷をスタジアム端まで追い詰めたのち、恐らく氷を蒸発させて水蒸気にしたのだろう、爆発を起こして緑谷を場外負けにした。炎も解放した轟君について刹那は思考を加速させる。

 

『…両解放の轟君はかなり手強いね、こっちも考えておかないと…』

 

そうして思考の海に耽っている内に刹那の出番が到来、控室に放送が入ったので刹那は立ち上がり、会場へ歩みを進めるのだった…

 

〜〜〜

 

516:鯖太郎

イッチの次の対戦相手は…飯田か

 

517:新世紀鉄血ゲリオン

よくよく考えると

飯田天哉→韋駄天…なんかな

 

518:このすばでいいですとも!

>>517

さあねえ…?

 

519:一般特色ニキ

原作作者のみが知る…という…ミョさん?ちょっと何で今仕事中でしょ待って止ま

 

520:【システム】

一般特色ニキが退出させられました

 

521:竜宮在住の音楽家

>>520

はっ…!?もう駄目だ、おしまいだぁ…!逃げるんだぁ…!

 

522:火継ぎの大正剣士

>>521

と思っているのかぁ…?

 

523:竜宮在住の音楽家

>>522

嫌だ!僕はまだ、死にたく!?

 

524:【システム】

竜宮在住の音楽家が退出させられました

 

525:人修羅モドキのネイティブアース

…まあ、良い奴ら…だったよな

 

526:引き換えチケット

>>525

死んでないわよ

 

527:隣人A

>>526

ほぼ同じもんでしょ

 

〜〜〜

 

『さあさあまだまだ盛り上がっていけ準々決勝!!対戦カードは根も性格も真面目!そして敬意を忘れない本物の真面目男子!!飯田天哉!!対するは、先程スタジアムを倒壊させるほどの熱い熱意と殴り合いを見せてくれた金属野郎!!鋼華刹那!!』

 

『はは…間違ってはないんだけどね…』

 

「くじの段階ではまだ分からなかったが…君と戦う事になるとはな…」

 

『僕も、君と戦うとは思ってなかったよ』

 

2人は軽く話し合った後、刹那は擬態を始め、飯田は構える。刹那の背中には赤と黒の翼のようなものが形成されており、それに加えてかなり大きめの砲門が一つ。そして右手にはかなり巨大な剣が握られており、顔は見方によっては悪役顔にも見えるガンダムとなった。

 

『おっとぉ!?こいつぁ俺でも見たことあるぜ!!確か、ディスティニーガンダムだったか!!?』

 

『…惜しいぞマイク、アレはデスティニーガンダム。ガンダムSEED Destinyに登場する機体で…』

 

イレイザーヘッドの解説中刹那は真紅に光る翼を解放する。その光景に目を奪われる物や、何で構成されているかなど気になる者達で会場は埋まっていく。

 

『…さっきみたいな紅い翼、ヴォワチュール・リュミエールがこの機体の最も大きいと言える特徴だ。アレは一部の敵を誤認させるだけでなく、加速、推進装置の役割も果たしている』

 

『まさに運命の翼って訳だ!!その翼でどこまで羽ばたけるのかー!!?』

 

剣を背中に懸架する刹那。そして飯田に…

 

『それじゃあ…速度勝負と行こうか!』

 

「っ!今度こそ君に勝つ!」

 

両者による目にも止まらぬ戦いが幕を開けた。飯田が即座に接近して蹴りをしようとするが、それを右掌で受け止める刹那。そこから光が微弱に放たれており、危険と判断した飯田がすぐさま離脱する。

 

「今のは…!?」

 

『デスティニーの武装の一つ、パルマフィオキーナ。簡単に言えば掌からビームを発生させる武装だよ』

 

厳密に言えばもう少し複雑な造りで、解説に時間が掛かるのでまた今度となる。それはさておき飯田自身は気が進んでいないが、勝つ為には必要手段として奇襲と闇討ちを始める。スタジアム内を駆け回り隙を見て蹴りを入れる、その発想までは良かった。しかし現実は違う。飯田が実行に移しスタジアム内を見ると…

 

『おっとぉ!!?鋼華がいつのまにか滅茶苦茶増えてるぞ!!?』

 

『ヴォワチュール・リュミエール…長いからVLユニットで略すぞ、VLユニットは残像も発生するほどの推進力を持つからな。流石に今刹那が使っているのは原典の物程ではないが、残像に惑わされるなよ』

 

刹那から情報をバラして良いと言われているイレイザーヘッドは飯田にアドバイスを送るが、正直言ってどれが残像かハッキリ分からない。揺れているデスティニーが残像というのは理解できる、実際数秒後に消えているのだ。しかし刹那の調整で3~4秒に一回に新たな残像が形成されている為飯田としては本体を見破りにくい。だが…

 

「っ!!もらった!」

 

『う!?』

 

飯田は諦めずに走り続けて体当たりや腕を伸ばす事で実体があるかを確かめており、何か金属質なものに触れた瞬間に足のエンジンを全開にして何かを蹴り飛ばす。その正体は刹那で、VLユニットが一度活動停止する。

 

「まだ終わらないぞ、鋼華君!ここで君を離脱させん!」

 

『…なら…かかって来い、受けたってやる!』

 

刹那はパルマを起動させ飯田の蹴りを受け止める。蹴りを受け止められた飯田は慌てず冷静にエンジンを起動させて無理矢理抜けて左脚で蹴りを入れる。刹那はそれに対応して再びパルマで受け止めて飯田にアイアンクローをしようとするが…

 

「それを受けるわけにはいかない!」

 

『わっ!?』

 

左脚のエンジンの出力を上げて左脚ごと身体を引き戻す飯田。飯田の引き戻す勢いに釣られて刹那が体勢を崩す。そして…

 

「もらった!」

 

『っ!!』

 

飯田の右脚の蹴り上げをもろに受けないようにする為に無理矢理体勢を立て直しながら同じく右脚の蹴り上げで対応する刹那。しかし…

 

『バキィン!!』

 

『これはこれは!!何という事だ!!?飯田が鋼華の右脚を蹴り飛ばしたぞおおお!!??大丈夫なのか、イレイザーヘッド!!??』

 

『鋼華の個性は再生が行われるから問題ない、しかし…場外負けの可能性を考えて無理矢理対応しに行ったか。飯田はエンジンで蹴りの威力を上げれるのに対し、デスティニーは脚に何も武装を付けていないからな…蹴り飛ばされるのも無理はない』

 

「っ!?」

 

『まだ、まだ終わってない!』

 

刹那がスラスターを吹かせて飯田に突撃する。しかし騎馬戦でのプルーマ地獄で見せられることはなかったが、日々成長してるのは刹那だけではない。飯田は覚悟を決めた顔をして、脚のエンジンをフルスロットルにし…

 

「こうなれば…!トルクオーバー!レシプロバースト!!」

 

『!?』

 

飛び上がってさながらライダーキックのように突撃する。刹那は対応が少し遅れたものもパルマの出力を少し上げ、VLユニットを起動し右脚の再生速度も上げて自身も対抗し始める。

 

「くっ…!反発が凄まじい…!!」

 

『パルマで受け止める…!!』

 

飯田の足を吹き飛ばさないようにする為にパルマの出力を上げすぎず、下げすぎずをキープした状態で拮抗し合う2人。そして…数十秒後飯田の脚のエンジンは動きを止め、勢いが失われる。

 

「クソッ!ここまでか…!!」

 

『今だ!!』

 

刹那は掴んで飯田を爆破…はせず、そのまま掴んだまま直進して場外へ投げ飛ばす。流石にパルマの爆破掴み上げは危険と判断して投げ飛ばす判断にしたようだ。…そのままやるとゴッドフィンガーとやり方が被るというのもあるだろうが、兎も角刹那は投げ飛ばした。

 

『鋼華が飯田を投げ飛ばしたあああ!!!鋼華が準決勝へ進出だー!!!正直言って右脚蹴り飛ばされた時はヒヤヒヤしたぜ!!…そういやなんだが、鋼華の試合はやけに速攻が多いな?なにか知ってるか、イレイザーヘッド!』

 

マイクは熱狂しつつも自身が疑問に思った事をイレイザーヘッドに尋ねる。イレイザーヘッドは

 

『鋼華はデスティニーやゴッド、ハシュマルなどの上位機体、モビルアーマーへの擬態には一日の制限時間がある。それを超えるとあのフリーダムやバルバトスルプス、クシャトリアと言った中位、下位機体への擬態しかできなくなるからな。…まあ、下位機体でも十分強いがな。特に今回のデスティニーだと火力調整が難しい機体だからな』

 

淡々と答えてそのまま会場へ目を移すイレイザーヘッド。イレイザーヘッドから読めと言われたデスティニーの項目を見て納得するマイクだった。

 

〜〜〜

 

528:雄英の金属生命体

デスティニーなら、あんな奴(物間、峰田)等なんかに負けるもんか!!

 

529:新世紀鉄血ゲリオン

>>528

実際シンの精神状態が絶好調ならワンチャンアスランにも勝てるほどのやばい奴だからなぁ…

 

530:秘封の闘牛ライダー

やめろおおおおお!?

また戦争がしたいのか、あんたt

 

531:【システム】

秘封の闘牛ライダーが退出させられました

 

532:火継ぎの大正剣士

>>530

闘牛ニキに合掌〜!

 

533:マガニャン

合掌〜!

 

534:とあるりんご頭

合掌〜!

 

535:このすばでいいですとも!

>>532

>>533

>>534

さてはお前等労う気はないな!?

 

536:隣人A

闘牛ニキさっさと3人と結婚しちゃいなYO!ってなるのよねえ…

 

537:公安のBLACKSUN

>>536

割と死活問題…デンジ君?この部屋に入って、って?…中にクァンシさんと娘達がいるんですけどなんで

 

538:【システム】

公安のBLACKSUNが退出させられました

 

539:ありふれない星狩り

最近この2人の持ち帰りを何とも思わない自分がいるんだがァ…

 

540:人修羅モドキのネイティブアース

>>539

奇遇だな、俺もだ

 

541:引き換えチケット

>>539

奇遇ね、私もよ

 

542:雄英の金属生命体

ふむ…もし僕の味方になれば、君にガンダムを与えよう?どう、僕の味方にならない?(りゅうおうに擬態)こんな感じか

 

543:マガニャン

>>542

どうしたんだイッチ!?悪堕ちする気じゃないよね!?

 

544:雄英の金属生命体

いや、ガンダム以外の擬態をやって欲しいと観客の方に言われたので…とりあえず前に確かりゅうおうのプラモかなんかを取り込んだ覚えがあったので擬態しました

 

545:鯖太郎

た、助けてくれ…

 

546:新世紀鉄血ゲリオン

成程な…

>>545

どうした鯖ニキ!?誰にやられた!?

 

547:鯖太郎

俺のサーヴァントに…!ちょ、もうバレ

 

548:【システム】

鯖太郎が退出させられました

 

549:マガニャン

…そういえば忘れてたけど鯖ニキはFateに転生してたんだっけ…あそこヤンデレ多いイメージだったけどやっぱり多かったんだ…

 

550:第八世界存在いーすん

確か私の母も父に対してヤンデレを発症してましたね…

 

551:引き換えチケット

まあ…お疲れ様…かしら

 

552:雄英の金属生命体

皆さん惨事ですね…

 

553:ありふれない星狩り

ってかヤンデレいるニキ達全員持ち帰られてるんか…一応ヒロアカの話するべきなんだがなァ?

 

 

〜〜〜

 

その後Bブロックの2試合。まず常闇対サグメ。この対決はサグメの事象逆転の前にまた常闇の速攻で終わる、全員がそう思っていたが…ここでどんどん返しが起きる。

 

「…私の力はこれだけではないわ」

 

なんとサグメが弾幕を放ったのだ。今まで刹那と共にいた事が多かった為あまり使う機会が特になかった故に、全員が知らなかった。特に光弾を多く放った事でその光で常闇の黒影がかなりの弱体化、最終的には弾幕で逃げ道を塞がれた常闇が降参となり勝利。

 

そして準々決勝最終戦の爆豪対耳郎。緑谷は爆豪が再び何か色々言われないかを心配していた試合でもあったが…予想通りブーイングが起きた。爆豪の正面から何度でも叩き潰す戦闘が気に入らない者がいたのだろう、これまた裏を返せば油断を一切せずに戦ったことになるので爆豪としてはどんな相手に対しても油断せず戦っているつもり…しかし周りはそうでないと、何とも言えなくない空気になっていた。

 

「かっちゃんは悪気はないんだけど…」

 

「まあ仕方ないよな、爆豪は性格がマシになりゃそう見てもらえるかもしれないけど…って何だありゃ?」

 

緑谷と切島が話していた時にちょっとした人ごみを発見したのでそれを見に行くと…

 

「おぉ…本当に色々擬態できるんだな!じゃあこれとかやってもらえないか!?」

 

『えっと…カービィですね、確かプラモ取り込んでいたような…よし、データあるから擬態して…はぁい!』

 

「「…」」

 

「…見なかった事にするか」

 

「水を差しちゃ悪いしね…」

 

刹那の擬態ショーを邪魔してはいけないと察した2人は静かに去った。刹那の表情が楽しそうであったからだ。とは言え流石に準決勝の前には呼びに戻ったそう…

 

「待て、足が嵌った!?」

 

「…何をやっている」

 

別所ではたまたま観客席に穴が空いてしまい、トイレに向かう途中そこに足を嵌らせた不幸なスウォルツがいたんだとか…尚間に合ってるらしい。

 

おまけ 没ネタ、いや確かに運命だけど全然違う

 

刹那が擬態を開始する。バックパックはガンダムシリーズではよく見るようなものに変化していき、機体自体もそこまで特徴があるものではない…が全身が青で統一されているのが特徴だ。

 

『刹那が擬態をしたぞー!!!…なんか今回地味だな…ま、気にせず行くか!!イレイザーヘッド、解説よろしくぅ!!』

 

『あれは…大丈夫なのか…?まあ制御できるなら良いが…あれはブルーディスティニー1号機、宇宙世紀の機体なんだが…』

 

『なんだが?』

 

『僕は君に負けないよ、飯田君!《EXAMシステム、スタンバイ!》あ…』

 

『…ブルーディスティニーにはEXAMシステムという判定ガバガバシステムがあってな、…それで暴走しねぇか心配だが…まあ大丈夫か』

 

『いやいやいや!!?俺が言うのもアレだけど全然良くねえからな!!??』

 

…結局勝てた。




補足。今回のVLユニットは出力をかーなーり落としてます。まあ普通に場外負けの可能性ありますし。それと名無し砲などを使わない理由としては火力の加減が難しいからです。唯一火力を調整できるのかライフルとパルマぐらいですからね…しかしライフルブッパは面白くなかったので不採用。パルマ君大活躍の試合でした。

書いて欲しい番外編はありますか?

  • 闘牛ニキの日常
  • マガニキの人間界での1日
  • ゴルニキの胃痛日常
  • スウォルツニキの不幸旅
  • エボルトニキの楽しい実験(笑)
  • 白侍ニキの一日(ブラコンと神霊付き)
  • 本編進めろぉ!!
  • 俺達がガンダムだ!!(番外編を書かない)
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