コミュニケーション下手くそな金属生命体が個性の少年がヒーローになる話 作:シェリーザ
…本当は原作キャラでナイトアイの繋ぎを入れたかったからです。未来予知持ちがいるとこう言うところで助かる。それと投稿した理由…まだ試験が始まっていないので投稿できました。次回はガチで投稿遅れます。
316:雄英の金属生命体
さて…どうしましょう
317:新世紀鉄血ゲリオン
何があったか先に言ってくれよw
318:一般特色ニキ
まあ、ヒロアカ的にはインターンだから予想はつくけどね
319:雄英の金属生命体
なんかBIG3?って3人と戦うらしいdeath
320:星々巡る不死鳥
>>319
何があったか知らんが落ち着け
321:不運過ぎるごとき氏
ああ…そう言えばあの3人とはインターンで戦うのか
322:火継ぎの大正剣士
>>321
んあ?ナニモンだソイツ
323:人修羅モドキのネイティブアース
ビッグ3、原作時の雄英高校内で最も実力が高い生徒3人の総称だな。それで人については…言ってもいいか、コレ?
324:第八世界存在いーすん
別に言っても良いとは思いますけど…
325:パラロス・アギト
まあ簡単な情報だけ渡しゃ良いだろ
326:雄英の金属生命体
僕はどっちでもOKですよ
327:人修羅モドキのネイティブアース
ふむ…なら戦う者の情報を軽く言うか。今回戦うのは通形ミリオ、個性は『通過』だ
328:幻想の白侍
む…これはステインパターンか?
329:不運過ぎるごとき氏
>>328
正解だ白侍ニキ、一見弱個性に見えるが本人のテクニックでそれらを全て…ではないがカバーしている
330:ありふれない星狩り
原作見た感じ、俺的には緑谷とか三雲とかの頭イカれてる発想系に近いわな
331:このすばでいいですとも!
>>330
ソイツらは例にしちゃダメだろ
332:火継ぎの大正剣士
ま、兎に角情報が少ない状態での戦闘ってのも重要だ、イッチ。特に今回の場合はな
333:星々巡る不死鳥
ビッグ3も多分重要だがELSの方が優先されるのは仕方ない
334:引き換えチケット
それは放っておいたら…ねえ…
335:隣人A
私らのところにも下手したら来るんでしょ?…笑えないわね
336:雄英の金属生命体
原作のif世界線のELS…取り込まれないよう精一杯対話してきます!
337:新世紀鉄血ゲリオン
頑張ってこい、イッチ
338:【システム】
雄英の金属生命体が退出しました
339:マガニャン
…それで鉄血ニキ、今回も共有はするの?
340:新世紀鉄血ゲリオン
…今回はしない、と言うか出来ねえ。期間を置かないと共有できないようになってる
341:星々巡る不死鳥
…ああ、確かにそうなってるな。今回のことは恐らく今までの因果律の可能性が高いが…イッチが月光蝶で砂に返すとか言い始めねえと良いけどな…
342:人修羅モドキのネイティブアース
我々ができるのは傍観だけだ…潔くイッチを待つぞ
343:第八世界存在いーすん
…了解です
344:ありふれない星狩り
あいよ
345:パラロス・アギト
わかったぜ
〜〜〜〜〜
「それじゃあ緑谷も戻ってきた事だし、インターンについての詳しい話をしようと思う。まあ俺が説明するよりも実際にインターンを行っている方から言われた方が説得力とかあるだろう」
緑谷と爆豪が問題を起こしてなんやかんやの処理があったが、それを終えた翌日のHRの時間。相澤からインターンについての話がされ、その言葉の直後に教室の扉が開け放たれる。そこから三人の人物が直ぐに入室してきた。かなり大柄で筋肉質な金髪の男、ロングヘアに笑顔が絶えない表情が非常に映えている美人、猫背だが何処か瞳に鋭さと凄みを感じさせる男の三人。
「多忙の中を態々時間を合わせてくれたんだ、感謝しておけ。現雄英生の中でもトップに君臨する3年の3人、通称ビッグ3だ」
相澤の言葉からその3人は雄英生徒の中で断トツの実力を誇る三強の生徒達と分かり、そんな人たちが時間を作って自分達に会いに来てくれたという事に電流が走る…が、
「じゃあ、手短に自己紹介してくれ。天喰から」
「…駄目だ、ミリオ、波動さん…ジャガイモだと思って臨んでも、頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えない…俺はどうしたらいい、言葉が出て来ない…頭が真っ白だ…辛いっ…!帰りたい…!」
相澤に天喰と呼ばれた男が突如縮こまってしまう。その様子に流石の1-A面子はずっこけたり、呆気に取られたりする者が続出した…そんな彼に代わって美人の女性が説明を再開する。
「あ、聞いて聞いて。そういうのノミの心臓って言うんだって!人間なのに不思議!彼は
ビッグ3紅一点のねじれが真面目に話し始めた時は、刹那達全員が『あ、この人は大丈夫そう』と思ったのも束の間、彼女の話は土星エンジンリミッター全開の如くの勢いで脱線していった。
「ねぇねぇ、話は変わるけど君は何でマスクを?風邪?オシャレ?」
「…これは昔に…」
最前列に席がある障子にねじれが声をかける。確かに、障子は普段から口元を隠すマスクをかけており、それは過去のとある出来事が原因なのだが彼がそれを話す前にねじれの興味は既に別のものへ移っていた。
「あと、あなた轟くんだよね!ね!何でそんなところを火傷したの?」
「…ッ!?それは…」
障子の次に狙われたのは轟。しかしその質問の内容は中々キツかった、彼の事情を知るのは緑谷と爆豪なのだが彼の精神等を顧みて色々言ったりしなかったのだが、ねじれにそんな遠慮心などのカケラも存在してなかった。しかもタチが悪いことに彼女は純粋な疑問を口にしているだけで、別に回答を求めている訳ではないという所である。
「芦戸さんはその角折れちゃったら生えてくる?動くの?峰田くんのボールみたいなのは髪の毛?散髪はどうやるの?蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃないよね?鋼華くんの体の金属は鉄?アルミ?金属のまま生まれてきたの?どの子も皆気になるところばかり!不思議!」
この純粋な存在であるねじれにホッコリとする1-A面子。因みに刹那の体は金属で出来ているが、大半はEカーボンで構成されている所だけは注意だ。しかしながらこのクラスの担任を皆は忘れかけていた、不機嫌そうなオーラを察した天喰、ねじれ以外の生徒はそのオーラの持ち主を見て息を呑む。
「…君達は合理性に欠くね?」
「イ、イレイザーヘッド!安心して下さい、大トリは俺なんだよね!前途ー!?」
それは勿論かの合理性の獣、相澤。その様子を見たミリオが慌てながら壇上に躍り出て漸く本来の要件を話し始め…
「多難ー!っつってね!…よぉし、ツカミは大失敗だ!ハッハッハッハ!」
…てくれないかなあ。生徒達はこの3人の様子を見て、『本当にこの人たちが雄英のトップ3?』と疑問に持ち始めており、なんなら上鳴、切島あたりが『コレなら刹那の方が強くね…?』と考え始めているのである。…あながち間違っていないのも本当にタチが悪い。ミリオは一頻り笑った後漸く要件を話してくれる。
「まあ、何が何やらって思ってる子も少なくないよね。必修ってわけでもないインターンの説明に、突如現われた3年生だ。そりゃ無理もないよね、今年の1年生って凄く元気があるし…そうだねぇ…ヨシ、スベり倒してしまったようだし、君たちまとめて俺と戦ってみようよ!」
「「「「「…えええええ!!?」」」」」
この男、1-Aの生徒全員対自身をやると言い始めたのだ。色々とフリーダムな男のミリオ、彼に抗議の声をあげようとする1-Aメンバーだが…
「俺たちの“経験”をその身で経験してもらった方が合理的でしょう?どうでしょうね、イレイザーヘッド!」
「…好きにしな」
彼等の便りの綱、相澤は自信満々の通形の提案を止めることなく許可した。そんな急展開の中でも生徒の皆が困惑しつつも制服から体操服に着替えて体育館γガンマへと向かう辺り、やはり相澤の権能の強さが示される。刹那達が到着した時には通形達も体操服に着替えて体育館に来ていた。
「あの…マジですか?」
「マジなんだよね!」
戦闘準備と言わんばかりに柔軟体操を行う通形に、瀬呂が遠慮がちに尋ねた。尚“本当に模擬戦するんですか?”という意味ではなく、“本当に1人でA組全員と模擬戦するつもりですか?”と言う意味で聞いたのだが、どうやら本気で1人で相手にするらしい。
「ミリオ、やめた方が良い…形式的に『こういう具合でとても有意義です』と語るだけで充分だ…皆が皆、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない…立ち直れなくなる子が出てはいけないよ…」
「あ、聞いて。昔、挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって問題起こしちゃった子がいたんだよ、知ってた?大変だよねぇ…通形もちゃんと考えないと辛いよ、これは辛いよー」
しかし、そんな瀬呂たちとは裏腹に天喰と波動の心配はむしろ後輩たちに向けられている。通形と同じビッグ3である彼らはそれだけの戦力差があることを理解しているということだった。それはさておき、切島や常闇などの面々は天喰たちの言葉に些かの苛立ちを覚えていた。ただ、それは通形たちに対してではなく、己に対してのものだ。
「俺達が弱ェってのは十分に理解してるっすよ…!」
「故に修練を積み重ねてきたのだ…!我等の今の力、雄英の頂点を相手に測らせていただく…!」
彼等はUSJ襲撃でチンピラを撃破したものの、真のヴィランである死柄木や黒霧相手に刹那が自爆特攻をさせた上で逃してしまい、後の脅威を生み出してしまった。また夏休みの合宿襲撃ではヴィランにクラスメイトを拉致されてしまった。個々の戦闘では勝利した者もいるが、全体の結果で見れば笑えてくるぐらいの惨敗である。無論、一生徒である彼らにこれらの責任は一切無いが、『あの時の自分がもっと強ければ…!』などの後悔は全員が持っており、その為に訓練を重ねていたのだった。
「うん、良い顔だ。いつどこから何人で来てもいいよ!さぁ先陣を切るのは誰だ!」
「よぅし…!」
常闇達のみならず、他の生徒達のボルテージも上がっていく。お望み通りにしてやると切島が意気込んで一番手を名乗り上げようとしたところ、背後から現われた緑谷が先に応えた。
「僕…僕が行きます!」
「マジか!意外な緑谷!」
「お、問題児!皆元気だけど、君が一番元気あるなぁ!」
謹慎でついた差を取り戻すのだと気炎を揚げていた緑谷が先頭に立つ。身体強化に特化した彼の個性はかなり強力だ。しかもそんな彼の後ろには切島や飯田など近接隊が7名、後方には常闇や瀬呂など中遠距離の後衛隊が9名。錚々たる布陣で、しかもクラスメイトである彼らは連携力も高い。今までの経験から相手がたった1人だとしても一切の油断もなかったのだ。
「近接隊は一斉に囲み叩き、後衛隊は援護射撃を頼んだ!…あ、刹那は遊撃!よっしゃ先輩、俺達1-Aのご指導…よろしくお願いしまあああす!!」
…某夏戦争風味の切島の挨拶と同時に緑谷が全身をフルカウルで強化して駆け出す。恐らく先手必勝を狙うつもりだろう。通形は不敵の笑みで突っ立っていた…が次の瞬間。通形の衣服が何故かハラリと落ちた。
「っ!?今、服が落ちた!?」
「ああ失礼!?調整が難しくてね!?」
耳郎が顔を真っ赤にして叫ぶ。下着まで全て落ちてしまった彼は慌てて下着とズボンを履き直していた。尚この時点で女子からの株価はどん底である。その隙を逃さず緑谷が頭部を狙って蹴りを当てに行く…がその蹴りは確実に通形の頭に当たる軌道上にあったはずなの当たることなく通り抜ける。続く後方支援も通り抜けられ、気がつけば姿を消していた。
「消えた!?」
「まずはやっぱ遠距離持ちからだよね!!」
飯田が驚愕の声を上げたのに呼応するように通形の声が後方から聞こえた。そこに視線を向ければ、最前線に居たはずの通形が、後衛隊の背後を取るように現われてるではないか。
「ワープした!?すり抜けるだけじゃねぇのか!?」
切島が驚愕の混じった疑問の声を上げながらも遠距離隊を助けるために動こうとする。しかし距離が遠く間に合わず…
「チェストォォォ!!」
奇襲を要警戒していた八百万や常闇達の防御を無視して腹パンが炸裂、中遠距離持ち個性の9人があっという間に倒されてしまう。しかし通形としては、初見でちょっととはいえ抵抗できていたことに感心している様子。その様子を見た相澤が静かに生徒達に言い放つ。
「…お前達、良い機会だからしっかり揉んでもらえ…そいつは…通形ミリオは、俺の知る限り最も№1に近い男だ。無論プロも含めてな」
内容的に半壊する前に教えてくれよという話ではあるが、最大限の警戒を持ってしても防げなかった以上聞いたってどうしようもない。相澤の言う通り本当に通形は強かったのである。これには相澤の隣で模擬戦を見守っていた轟や刹那も、驚きを隠せないでいた。
「一瞬でクラスの半数が…!」
「サグメさんも事象逆転と飛ぶ前にやられちゃったか…」
「轟、お前は行かないのか?轟は№1に興味ない訳じゃないだろ」
「俺は仮免取ってないんで…」
「…そうか」
相澤は轟の大人しい返答に地味につまらなさそうに答える。刹那の観戦を認めた理由は他の生徒達の訓練にならないからである。相澤は此処で思い返してみる…轟については入学当初のガンギマリは何処に行ったのやら、あの頃の彼は危うさを大きく秘めていたが、餓狼の様な貪欲さもあった。ヒーローとしては今の落ち着いた性格の方が好ましいかもしれないが、それでも更なる研鑽のためには多少の貪欲さもヒーローには必要なのだ。刹那についても、最初は初期機体でやりくりしていたのを時には自爆特攻、時には制限時間内でうまく擬態を切り替えて戦っていたりと今の刹那を見たら薄れてしまいそうだが、最初は誰だって例外を除いて弱いのだ。そんな事を含めながら相澤は今では活躍している元胃痛の原因4人組のヒーロー達を思い浮かべながらそんな事を考えていた。
「…あ、全滅しちゃった。切島君惜しかったね…」
「…あそこはしっかり構えて捕まえる…いや、微妙か…」
その間にどうやら1-Aは全滅した模様。天喰やねじれがなんとなく予想できていたのであろう、苦笑いをしていた。とまあ…そんな感じで一先ず全員を観客席に寝かせた後に1対1のタイマンも経験だから分裂なしでやれという旨の話をした相澤によって1対1のタイマンが行われるのだった。…タイマンになるか怪しいが。
「極限の希望を貴方にぶつけます!格闘進化!からの…極限進化ァ!!」
「おお!凄い凄い!姿と色が変わった!」
「あの子も俺と似た個性…」
「その姿的に…真正面から殴り合うのかな!うん、全然いいよ!」
刹那は擬態を開始、まずは赤と白が基調でビームサーベルにシールド、ハンドガンのようなビームライフルだけを装備している本当に単純な機体、エクストリームガンダムに擬態、続けて格闘進化を行い手と足に装甲が追加され右手にビームソードのタキオンスライサーを装備しているタキオンフェーズへ進化、最後に手足の装甲が光り輝きながら展開・強化されタキオンスライサーも青白く光を放ち、左手にはマスターガンダムのマスタークロスを想起させるビーム鞭マスターウェッブが装備された格闘形態の極限、ゼノンフェーズ。
「さあ、僕の分と僕の分の鉄拳を浴びせてあげます!!」
「それ恨みしかないって事じゃないよね!?」
…本来のパイロットのレオス君も自分の分の想いを乗せた拳で殴ってたし大丈夫だろう。それはそれとして刹那はタキオンスライサーとマスターウェッブをしまって通形に接近する。通形は構えて近づいたタイミングで透過して反撃を狙ったようだが…
「うぐっ!?」
「ユニバァァァァァス!!!」
刹那にも熱血漢が伝染しているがそれどころではない。通形が想定していた以上にダッシュが異常に早く、透過する前に怒りの鉄拳が命中して吹っ飛ばれさる。単純な爆速走から繰り出された拳はかなりの痛手の筈だが、通形は表情一つも変えずに受け身を取って透過し始める。
「滅茶苦茶速いけど、ならこっちはワープすりゃ良いよね!」
その言葉と同時に通形の姿は消え、刹那は辺りを探索…ではなくて両掌を合わせるように構えた後空に向かってあげる。そこから巨大な光の玉が現れ、玉から軽い弾幕が放たれる。
「おっと!まさか遠距離持ちだったか!けど当たらなきゃどうってことは無いよね!!」
「うぐっ!?」
しかしそれをものとせず、飛び上がった後身体を透過させることで回避、更に着地後素早く刹那に接近してボディブロウを放つ。刹那もコレには堪えたようて、足取りが悪くなる。そこを畳み掛けるように通形は迫る。
「耐久力高そうだと思ったけど、もう少し必要じゃ無いかな!!」
「…と、思いましたよね!!ゼノンは殴り合いの耐久力は高いんですよ、これしきではやられません!!ぶっ飛ばす!!」
「うおっ!?マジか!!」
しかしそれは釣りのようで、刹那を殴るための拳にマスターウェッブを括り付けた後に地面へ叩きつけ、更にそこから連撃を叩き込む。
「片手だけとは言え、滅茶苦茶痛いね!!フェイクも上手いとはやるね!!」
「戦いは小手先の技も大切だって、教わりましたからね!!…誰かから!!」
…そこは確信を持って言った方がいい。しかしながら片手に深手を負わせたところで倒れる程この男は甘く無い。もう片方の手で刹那の反撃を透過しながらボディブロウを再び当てて刹那が流石に効いたのであろう、よろける。
「ぐっ、コレはキツイですね…」
「でもここまで渡り合えてるんだったら上出来だよ!俺の片手に深手を負わせたんだし!」
「その言葉は嬉しいですが…最後まで戦わせてもらいます!!」
通形からの褒め言葉に照れる刹那だが、折角の戦いということで最後まで戦う事を決意する刹那。それに呼応するように笑顔で頷く通形。そして刹那が右手を構え、そこから周りでもわかるぐらいの熱気が放たれ始める。
「コレがこの機体の奥義…シャイニングバンカー…!!とくとお見せしましょう、通形先輩!!!」
「お、大技勝負かい!そういうのは好きだよ俺!!」
そうして通形も構え…両者走り出す。刹那は先ほどと同じく爆速走で接近する刹那。そしてシャイニングバンカーが命中…すると思われたが、すり抜けてしまう。
「でもコレはあくまで実戦に近い形式の訓練だからね…ごめんだけど、勝たせてもらうよ!!」
そう、あくまでこの訓練は実戦形式、なので王道展開である大技勝負は起きる事なく通形は刹那のガラ空きの背中に裏拳を放つ…と思われたその時。
「やっぱり狙ってくると思いましたよ…!!タキオンスライサー!!」
「嘘!?いつの間に隠し持ってた!?」
刹那はそれを察していたようで、左手にオーバーリミット状態のタキオンスライサーを握っており、左手の装甲のスラスターが火を吹きタキオンスライサーが振るわれる。青白く光るビームソードは刹那に攻撃を加えるために姿を現した通形に命中し吹き飛ばす。そして止めに…
「一・撃・必・殺!!!」
吹き飛ばした方向へ向かい、タキオンスライサーの出力を更にオーバーフローさせて青白い火花を散らしながらその刃を通形に当てる。…命中した瞬間に青白い爆発が起きたのは演出のはずだろう…一先ず爆炎と爆煙が収まり、少しボロボロの通形が現れる。
「…いやー、参った参った!最後の最後で決められるとは!!見事だよ!!」
「肉弾戦だけでは勝てないと思いましたので、色々と使わせてもらいました。タキオンスライサーは当てれば一撃必殺を決めれますから…なんとか勝てて良かったです」
「うんうん、凄いよ鋼華君!ミリオに勝てる人って、かなり限られてるから本当にすごいよ!」
「まさか真正面から殴り合って勝つなんて…凄いよ」
戦いが終わったからか、観客席から相澤やねじれに天喰、気絶から回復した1-Aメンバーが降りてくる。
「凄えな刹那!まさかタイマンで勝っちまうなんて!」
「大・勝・利!!…できて良かったよ」
「…熱血は抜け切ってなかったのね…」
生徒達もワイワイ騒いでいたが相澤が咳をすることで静まる。そう、なんか凄い事になっていたが今回の目的はあくまで先輩方によるインターンの説明である。通形はいつもの笑顔で話し始める。
「…こんな感じで、俺達はインターンで色んな経験を積んできた、だから君達も「説明してるところ悪いが、お前に生徒指導案件が出来たから来てもらう」…皆も俺みたいにならないでね!それじゃ!!」
「なに愉快に喋っている…波動、天喰、あとはお前らに任す」
「了解です!」
「俺には出来ませんよ…」
「やれ…それと鋼華、放課後に面談室に来い」
「…パワハラだ…」
一先ず通形が生徒指導に引導を渡されたところで、実践形式の授業は終業の鐘を鳴らした。…ちなみに天喰が最後まですみっコぐらしになっていた事は別の話…
〜〜〜〜〜
「失礼します、1年A組の鋼華刹那です…相澤先生はいますか…?」
「いる、少し来てもらおう。お前と話をしたいと言う方が来た」
放課後、刹那は職員室に来て相澤に会いに行く。相澤はこう言うところはしっかりしているので在室しており、早速話をすると言って面談室へ移動する。相澤が扉を開けるとそこには…
「来ましたか」
「やあ鋼華君!いつもの齧歯類の僕なのさ!」
そこにはいつものネズミの姿のこの学校の最高責任者、根津校長とこの雄英校では勤めていないはずのメガネを掛け黄色のメッシュが入っている黒髪の男。相澤は2人の対面に座り、刹那も相澤の隣に座り込む。
「さて…この場を設けていただきありがとうございます根津校長」
「構わないのさ!君の話を聞く限り、僕達にも重要な話なのさ!」
「気遣いありがとうございます。…君は初めてですね、鋼華刹那君。私はサー・ナイトアイです。…それですみませんが、早速話を始めても良いですか?」
男、サー・ナイトアイは刹那に自己紹介をした後に話をさせて欲しいと話す。特に拒否する理由がないので、刹那達は
「初めましてナイトアイさん、話については僕は良いですよ」
「俺も異論ない」
「僕もさ!」
肯定の意思を示し、ナイトアイはそれを確認後メガネを光らせて話を始める。
「感謝します…それでですが…話の前にまず私の個性を話しておきます。私の個性は『予知』、対象に触れ、目を合わせる事でその人の未来を見ることが出来る…ここまではイレイザーヘッド、根津校長はご存知ですね?」
「ああ、それでお前が活躍していたからな」
「もちろん僕もなのさ!」
「…最近たまたま、ティエリア・アーデ君と出会って話をしていたのですが…その見えた彼の未来が途轍もないものだったので、それを確認する為に来ました」
ナイトアイの個性は言えば少し条件が厳しい未来予知で、非常に心強いのだが、そんな彼がティエリアと会った時に悍ましい未来が見えたのだと言う。3人はそれを聞き頷く。
「…わかりました、僕に触れてください。ナイトアイさん」
「ええ、触れさせていただきます………やはり、ですか…」
ナイトアイは刹那に触れた後に目を合わせる…しかしその目はどこか儚げであった。相澤はそれを不審に思い尋ねる。
「…どう言うことだナイトアイ、何が見えた?」
「…アーデ君にも話したのですが…この世界にELSが襲来してくる未来が見えました。その後については何も見えなかったのでおそらくその後は不確定の未来…しかし、この世界にELSは来るのは確実です」
その内容はこの世界にELSが来ること、刹那は先日のサグメ・鈴仙襲撃事件で理解していたので苦虫を噛み潰した顔で頷き、相澤は表情に出してないつもりだろうが、驚愕が隠し切れていない。根津はその事に関して早速考え…
「…そのELS君達が来るのはいつ頃なのさ?」
「…かなりブレがありますが…最速で雄英のインターン開始日に来ます」
「…わかったのさ。鋼華君、君にはインターンという名義でソレスタルビーイングの皆と共同でELSの対処に当たって欲しいのさ。相澤君、ホワイトベース社に連絡を、彼等は宇宙開発を目指す会社なのさ。彼等はヒーローを嫌っているけど、今回の事態を聞けば恐らく協力を求めれると思うのさ」
根津曰く、ソレスタルビーイングとホワイトベース社と協力してELSの対処に当たらせるようで、普通ならマスゴミなどが動くだろうが、今はインターンの時期が近いのでインターンで誤魔化せる。そう考えての行動のようであった。相澤は静かに頷く。
「…了解しました。…鋼華、ELS達と対話するつもりか?」
「…先日彼等と接触しましたが…彼等はかなりまずい状態です、対話は厳しいですね…けど、それで諦めるほどの僕じゃない。彼等と対話してわかり合ってみせます」
「…君のような者がその個性を持ってくれて本当に良かった…私の話はこれまでです。後は託しました、鋼華刹那君」
ナイトアイはもう自分にできる事はないと思ったか、面談室から退室する。相澤達もそれに乗っかって退室、少しの話の後刹那は下校。下校中でも、今回の話について刹那は考えていた。
(あの時微かに感じ取れた彼等の思い…原作の刹那が対話を失敗して、そのまま取り込まれてしまった…となれば、今の彼等の母星は本当にまずい状態のはず…彼等の声を聞けてかつ、異世界へも行ける僕がやるしかない…クアンタの擬態、早く成功させなきゃ…)
施設に帰った後もクアンタの擬態を練習する刹那だったが、対話を捨てたフルセイバーにすらも擬態出来ないまま、インターン開始の日を迎えたのだった…
おまけ ホワイトベース社の詳細設定
創設当初は表向きはサポートアイテム製作会社、裏は宇宙開発施設として創設され、それは今はサポートアイテム開発社兼宇宙開発施設となっている。創設したのはかつてリボンズと親友で、地上で彼等のサポートを行なっていた者達数名がリボンズ等の救出の為に立ち上げたが、時代がそれを許さなかったので後の代の者達に託す事となった。その間にリボンズが逆憑依的な展開になってると知らずに…
かなりの大企業であり刹那の、と言うか原作開始前に時代が変わったと見て宇宙開発の面も表に出している。その効果は勿論大きく、ブライトやキラが入社、ブライトが社長になったりブライトの死後もキラがその後を継いでいる。実は宇宙開発面の公表にはリボンズが関わっていたりする。リボンズの暗躍については、ブライトとやキラなどの一般社員は無知、ごく一部の古株社員が知ってると言ったところである。
ブライトやキラはリボンズという
いやー…最終決戦難易度爆上げですけど…具体的に言えばあたおか戦力差+数多のサバーニャ、ハルート、ラファエル、ガデラーザなどが来るんですからね、ヤバすぎる…ダブルオー以外の世界には行っていないようですがそれでもねえ…
文化祭にて歌わせるガンダム曲
-
Ash like snow
-
儚くも永久のカナシ
-
閃光
-
RAGE OF DUST
-
閉ざされた世界
-
その他(活動報告立てます)