天才ハッカーになりたくて!   作:ただの厨二病A

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注)1話に走馬灯を付け足しました。


第2話「人生の終了と再開」

そして、目を開けると全く身に覚えのない光景が、、、

 

いや、ここどこー⁉︎

 

都会の病院にしては古い建物だし、知らない男女が顔を覗き込んでる。

 

 

もしかして、異世界転生ってやつか?

そう考えると、辻褄は合う。

って事は、異世界転生トラックは実在したのか。

 

転生トラックはどうでも良いな。

そんな事よりも、今はせっかく転生したこの命をどうするかが問題。

 

突然断たれたかに思われた天才ハッカーへの道は、まだ残っている。

なら、天才ハッカーへの道を進むしかない。

 

ただ、それには問題点がある。

 

 

この世界にパソコン及びネットワークがあるかどうか。

 

 

もちろん、ここがど田舎だから電子機器が見当たらないだけで、都会に行ったらある可能性もある。

でも、異世界転生と言えば大体が、中世とかの未熟な時代(※個人の感想です)が舞台。

まったく。パソコンを持たない人類は、ただの喋る二足歩行生物だって言う(※言わない)のに、なぜこんなにも発達が遅いんだ。(※当然)

 

「【この子、全然泣いてなくないか?】」

「【確かに。おかしいわね。】」

There is 言語の壁〜。

 

だが、天才のこの僕にかかれば、相手が何を思っているのかは推測可能。

考えろ。今の状況から、親が発すると思われる言葉を、、、

 

①名前説。子供が生まれたらまず最初に名前で呼ぶはず。

②かわいい説。生まれた時に言いそうな言葉で、『たくましい』とか『かっこいい』とかその他諸々も考えられる。

③違和感説。普通の子供と違って、僕は転生者。何か普通とは違うと感じる要素があって、それについて言っている可能性がある。

 

あとは、親の表情から選択肢を絞る。

①か②なら、満足げな笑顔をするはず。

でも、見た感じ心配そうな顔をして、僕の顔を覗き込んでる。

つまり③や。

 

③と言うことは、普通ならしないはずの事、もしくはするはずの事をしていない。

何もしていないから、しないはずの事には当てはまらないし、

生まれたばかりの赤ちゃんに、するはずの事なんてある訳ないし(※普通泣きます)

ただ、これは前世基準だから異世界特有の文化って可能性がある。

 

で、今考えられるのは、親の身体にうっすらと見える謎の信号の流れ。

異世界だから、仮称『魔力』としておこう。

これが、親のは動いてるけど、僕のは動いていない。

そこで、親の魔力をよく見ると、血液のように自然と流れている訳ではなく、体の動きと類似して動いてる。

ということは、自分の意思で操ることができるはず。

 

つまり、異世界特有の赤ちゃんがするはずの事としては、この魔力を操る事というのが導き出される。

 

果たして魔力をうまく操れるのだろうか。

でも、異世界とは言え赤ちゃんは赤ちゃんだ。

その赤ちゃんができる程度の難易度なら、そんなに難しい訳ない。

 

 

・・・

 

 

うん。分からない。

だがしかーし、この程度で諦めたりはしない。

なんたって、僕は天才なんだからな。

 

こういう時は、できる人の真似をするに限る。

とりあえず、父の魔力の動きを見てみるか。

 

 

う〜ん。魔力は体内にある感じだから、服とか皮膚でよく見えないな。

こういう時は、目を瞑って他の五感に意識を向ける。

人間というのは、視覚からの情報に頼りがちだから、視覚の情報が邪魔なら遮断すれば良い。

そうすると、、、

 

見えた見えた。

表面はさっき見た通りだけど、内側の方はなんか絡まって詰まってるな。

そのせいで、扱える魔力量が少なくなってるのかな。

魔力にも肩こりみたいなのがあるって事か。

なら、僕が魔力を動かせてないのはその魔力の詰まりが原因かもしれないから、

まず、父の魔力の詰まりを解いてみるか。

 

なあ〜に、天才ハッカーのこの僕にかかれば、こんな簡単なパズル、一瞬で解いて見せよう。

 

 

とりあえず、ここを抑えて、

こっちの絡まりを緩めて、

「【ねぇルシウス見て、この子もう魔力を操っているわ。】」

「【こんなにも早くか、これは将来が楽しみだな。】」

 

というか、赤ちゃんにしてはこの手(※手ではなく魔力)、繊細な動きしすぎじゃないか?(※手ではなく、魔力を操っているからです(※大事な事なので2度言いました))

 

それは置いておいて、

緩んだ部分をそのまま抑えて、

さっき抑えてた部分も緩くして・・・

〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜

・・・で、ここを解けば絡まりはなくなると。

 

「【う゛う゛う゛】」

「【ルシウス⁉︎どうしたの!大丈夫⁉︎】」

ん?あれ?あ、まずい。

魔力の詰まりをなくした影響で、ずっと詰まってた魔力が一気に流れて制御不能に、、、

えーっとですね。はい、これはまずいです。僕の手に負えません。

 

なので、、、

 

こういう時は、強制シャットダウンして誤魔化しましょう!(※脳筋)

父の身体と父の魔力を切断!

こうすれば、パソコンで言うところの電源コード引っこ抜いた状態なはず!(※パソコン壊れます)

 

「【ゲホッ...】」

「【ルシウス〜〜〜!】」

あ、吐血して倒れた。

 

 

 

〜〜〜〜〜

こうして、

僕、ハック•ジニアスの生まれた日と同日に、

父、ルシウス•ジニアスは魔力欠乏症と思われる謎の病気によって死を迎えるのであった、、、

 

まぁ、そう言うこともあるよね。きっと。うん。




ジニアスはジーニアス(天才)、ルシウスは名前でネタバレしてくるゲーム(調べればすぐ出てくると思う)のキャラから取りました。
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