原神詳しいわけじゃない上に神の目も無いけどそれでも可愛い女の子を守りたい 作:あんに
教会に足を運んだけど…あー、流石に誰もいないか?
……あっバーバラちゃん居た。
セイ「おーーい」
バーバラ「?どな……」
バーバラが俺の脇腹の傷に釘付けになる。
バーバラ「い、いやぁぁぁ!!!!セイ!!血、血がぁ!!!」
セイ「あーそれが、ちょっと切っちゃってさ」
バーバラ「全ッ然ちょっとじゃないよこれッ!!誰かに襲われたの?!」
セイ「いや、その…まぁいろいろな」
バーバラ「と、とにかく服めくって」
セイ「はい」
その後治療してもらった。驚くバーバラたまも可愛い
彼女達が居るとしたらここかと思い図書館に来た
「せ、セイヘン!!……だよな?」
緑髪の女の子とアンバーが居た。俺の名前把握してくれてる……可愛い
アンバー「セイ!大丈夫……じゃ無さそうだね」
アンバーが俺の服の脇腹の部分が赤く血で染まっているのを見ている。
セイ「仕返しはしっかりしといた」
親指を立ててニッと笑う。
「なんで……なんであたしを助けたんだ?」
セイ「うーん……笑った顔が可愛いから?」
「な!き、キモい!!///」
セイ「キモい………」
そこまで言わなくても良いじゃないか………
アンバー「セイ、コレイは照れ隠ししてるんだよ」
「アンバー!余計なこと言うな!!」
セイ「そうか、君はコレイって言うん…………」
……え
アンバー「そう!この子の名前はコレイだよ」
コレイ「あ、ああ……その……コレイだ」
コレイ……確かに緑髪にピンクの瞳俺の知ってるのより髪が短いが確かにコレイだ。
スメールでレンジャーしてるキャラだよね?アンバーと会ったことがあるらしいからモンドに過去に行っていたのは知っていたが今だったのか……
「話中のとこ悪いが、お前が魔人の残滓を注入された子だな」
大きなウサギの耳のフードが付いた黒いローブを付けた白髪にレッドアイの男が喋った。……つか何時から居たの……………てかセノじゃね。あれ?ここスメール?
アンバー「魔神の残滓?なにそれ?あなたは?」
セノ「そう構えるな。俺はスメールの使者だ。リサと一緒にソイツの身体を治療するよう師匠に頼まれたんだ」
アンバー「あー、疫病を治してくれるの?コレイ良かったね!」
セノ「魔神の残滓の封印だ」
アンバー「?????」
コレイ「2人とも……ごめん。黙ってたんだけどあたしの中にはおぞましい力が眠ってるんだ」
アンバー「……そうなの?」
そういえばファデュイのやつらにイジられてたんだっけ…………
セノ「ただ封印するだけで完全に消せるわけではない、あくまで眠らせるだけだ。」
セノ「もし封印後、再びそれらを目覚めさせ封印を破ったら…今度こそお前の意識は完全に飲み込まれる」
アンバー「……完全に消す方法は?」
セノ「俺が知っているのは封印する方法のみだ」
コレイ「分かった……封印してくれ」
セノ「ああ、だが今はその時では無い。夜は魔神の力が増す時間だ。明日の朝……朝10時に星拾崖で会おう」
セノが去っていった。
アンバー「うーん、なんか難しくてわかんなかったけど。多分良いことしてくれるんだよね?」
セイ「大丈夫俺も全然わかんなかった!」
コレイ「……はぁ」
カランカラン
酒場のドアベルが鳴る。
ディルック「営業終了だ……いや、やはりラストオーダーだ、来い」
ガイア「おや、いつも通りのつれない反応とは違うじゃないか」
ガイアが席に座る。ディルックはガイアを一瞥すると反対へ向き直り作業を再開した。
ディルック「その肩の傷はどうしたんだ」
ガイア「ちょっと転んでな」
ディルック「……強かっただろ」
ガイア「は……盗み見かよ、趣味悪いな。というかそれが聞きたかったのか?」
ディルック「僕はセイヘンを買っている。お前とやったって何かしら残すと思ったんだ」
ガイア「ソレがあの女の子に与えたのとおんなじ肩の傷ってわけだな」
ディルック「ふ、そういうことだ」
ガイアが拗ねた様子で瓶のお酒をグラスに注ぐ。
彼はグラスを持ち半透明な液体を覗いた。
ガイア「だが俺には…………アイツは危うい存在に見える」
ディルック「………それもまた、事実なのだろう」
ガイアはグラスをカンッと置いた。
ガイア「このままあんな真似続けてたら……間違いなくアイツは破滅する」
ディルックが作業を止めた。
ガイア「分かるだろ………ディルック……」
ディルック「………ああ」
沈黙がエンジェルズシェアを包んでいた。
朝10時星拾いの崖にて
セノ「今、この時間こそ魔神の力が最も弱まる時間」
コレイは星型の魔法陣の上に立っている。
セノ「最後に確認する。封印したら二度と魔神の力は使ってはいけない。それを破ればお前は完全に飲み込まれる」
コレイ「……ああ」
魔法陣の上に三角形の物体が出現する。コレイから紅い炎のようなものが吸い取られて行くように見える。
コレイ「あァああああああア!!あぁあアァ!!!あ……ぎっ…」
コレイ………
儀式は終わったようだ。アンバーとともに駆け寄る。
アンバー「コレイ!起きて!」
セイ「大丈夫か?」
セノ「封印は終わった。俺は先にモンドに戻る」
セノがモンド城へと歩んでいく。
セイ「全然わかんなかったけどありがとう!!」
セノは反応を示さなかったが多分聞こえただろう
アンバー「全然よくわかんなかったけどよかったね!コレイ!」
コレイ「あ…ああ………っは!」
コレイが息を呑んだ。
コレイの見てる方を見るとターバンを付けたアラビア風の服を着た老人が立っていた。
老人「これはこれは感動的な再開だな」
老人が白いヒゲを弄りながら喋る
老人「呪を背負いしものよ、あの聖なる力だけがお前を救うというのに封印してしまうとは」
コレイ「ふざけんな!!」
アンバー「誰?」セイ「さぁ?コレイの友達?」
コレイ「全ッ然違う!!」
老人「愚かだな、感染者よ。我らの神はお前を贔屓にしてやったというのに、お前は少しの感謝も知らないようだ」
老人が剣を振るうとバツ字で波のようなものが飛んできた。これはきっと当たるとダメなやつだ。
それらの攻撃は……全てコレイを狙っていた。
セイ「コレイ!!」
アンバー「っ!!」
アンバーがコレイを抱えて避けた。……良かった
老人「騎士団のガキ……邪魔するな」
老人の持っている剣が黒い焔を纏ってバラバラになり、その一つ一つが意思を持つかのようにコレイめがけて飛んできた。
俺はその直線上に立ち、バラバラの剣どもを抜剣して打ち落とす。焔が腕を掠め軽い火傷を負った。
老人「ええい!!小癪な!!コレイ、世界に捨てられたお前にはもう復讐しか残されてないんだぞ!!」
コレイ「っ!」
アンバー「ごちゃごちゃわけのわからないことを煩いな!!」
アンバーが炎元素を纏わせた矢を老人に撃つが避けられる。見た目の割に運動神経良いなアイツ。
老人「気取ったネズミよ、かつてのお前は道端に捨てられ、高熱にうなされ、体中脱皮したみたいだった………お前をそうした人間に復讐をするには力が必要だ」
老人へ肉薄し、剣を振るう。老人が剣で受けると焔が俺の剣へ伝染する。猛烈な熱さが腕を襲い、耐えかねて無理矢理剣を弾いた。
セイ「っく!」
老人「はっは!!黒焔は信者で無い者を拒む!!神を冒涜したことを後悔するんだな!!」
コレイ「セイッ!!」
老人が振るう剣を避ける。
グッ!ちょっとこのままじゃ危ないな
火の矢が老人に放たれることで距離を取ることが出来た。ナイス!アンバー
老人「病に感染せしものよ……隠れながら生きることを選ぶか?……なら心ゆくまで逃げるが良い!!感染者!!」
再び剣の波がコレイへ迫る。
アンバーが炎元素の矢をぶつけることでソレは離散した。
コレイ「違う……あたしはお前なんか信じない」
老人「実に残念だよ、信じてもらいたかった」
ザシュ
その時老人の手に火の矢が刺さった。衝撃で剣が手から落ちる。
老人「バカが!!ワシはスネージナヤの使者だぞ!」
アンバー「お生憎外交は一昨日終わったよ!!」
老人へ近づき両脚の腱切る。老人は立っていられなくなり倒れた。
老人「おのれ……」
老人が剣へ手を伸ばすが先に拾い上げる。
セイ「コレ良い素材だな、売ったら何モラになるかな~」
老人「返せ!!それは使命を任されたワシの神聖な」
へー、神聖なんだったらさぞかし高いんだろうな〜
アンバー「コレイ、帰ろ」
コレイ「……」
アンバーがコレイの頭を撫でる。コレイは頷いて歩みを進めた。いやあよかったよか───
老人「貴様ら……行きて帰れると思うな!!」
老人が叫んだと思うとみるみる身体が肥大化し蛇の牙と舌にユニコーンの角とヤギの角を生やしたような巨大なおぞましい生物となった。
……マジかよ
腕を上げたかと思うと爆発が起きた。覚悟していたがアンバーが炎元素で作ったシールドで守ってくれたようだ。
「素晴らしい……これが神の力……」
おぞましい生物が恍惚とした野太い声で喋る。
「無能な輩め!」
化け物が腕を払うことによってシールドが割れて…………そのままアンバーの腹を切り裂いた。
アンバー「っゴボ!!!!!!」
アンバーが大量に吐血し、お腹を押さえて蹲る。
コレイ「あ…あ、あぁ!!ダメ!!ダメだ!!」
セイ「……………………あぁ」
コレイがアンバーに駆け寄る。アンバーのお腹からたくさんの血が草を赤く染めていく。
血が………血…………これは……、
「うっはっはっはっはっは!!傑作だ!!神を冒涜するからこうなるのだ!!」
アンバー「ヒュー………ヒュー……」
コレイ「は、早く医者に見せないと!!」
アンバーが……
『もう!また変態さんしてるの!!!』
あんばー
『次からは気をつけるように』
…………………………………………………あ
『セイ〜』
また、一緒に
アンバーの脈が弱くなっていく。ダメ…ダメだ……あたしが………あたしがアイツの言いなりになれば
コレイ「おい!あたしが欲しいんだろ?連れて行け!!!」
「ふぅむ………ではそうしよう」
よし……これで
「お前以外を殺してからなぁ!!」
巨大な怪物の腕がアンバーへと向かう。
コレイ「待───「30」」
いつの間にか移動していたセイが怪物の腕を切り落とす。セイが黒焔に包まれた。
コレイ「セイッッ!!!!」
「ふん、無駄な足掻きを」
即座に怪物の腕は再生した。
「もはやどっちも満身創痍、ワシが手を下すまでもなさそ───「ニジュウゴ」」
再び右腕を切り落とされて怪物が体勢を崩す。
「なっ!!!なに!!!しつこ、いッ!!」
再生しセイに向かって爆発を起こした。
「はっは!!ようやく死によったぞ!!さぁて後は」
「に……う」
上半身と下半身が真っ二つになった。
「はぁ!!!!????なんだ????なんなんだお前はぁッ!!!!」
けたたましい音とともにセイのいる場所で爆発が起きる。
「ず……………こ」
再び怪物の右腕が根元から切り落とされる。
「ぐぅぅぅッッッ!!!化け物……化け物がぁ!!」
怪物は全身を再生させた。
「じ……………」
左半身と右半身が左右に裂けた。
「やめろッ!!!!コッチへ来るなぁ!!」
何度もセイの場所で爆発が繰り返す。
「………こ」
怪物の首が切り落とされた。
「あぁ……ああ神よ……私はこれまで貴方様のために尽くし──「……………」」
頭が左右に切断された。
グチャグチャになった怪物の黒焔はしだいに小さくなって老人になり、倒れた。
終わった……のか?
ッ!それより!アンバーを連れて行かないと!!
コレイ「おいッセイ!!アンバーと……いっしょに………」
そこには全身が焼き爛れ、頭の半分以上を失い、左半身が欠落し、かろうじて剣を握っている…………セイだった肉片しか無かった。
コレイ「ッあ……あ……」
セイが……助けてくれたのに……どうして………
「ぃ……、」
コレイ「!」
セイが何か喋った。
「………」
行けと言っている気がする。アンバーを早く連れて行けと
コレイ「……ぅぐすッ……ごめん……すぐッ連れて行くからッ……ごめんなさい……」
セイが笑顔になった気がした。