NARUTO~千手間取忍法帖~   作:神爪 勇人

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アカデミーの卒業がよく分からんから勝手に考えてみた。
兵の書等を参照。


第3話 アカデミー卒業

 

卒業試験は分身の術だった。

特に苦労する事無く、生徒達はアカデミーを卒業していく。

・・・・・・唯一人を除いて。

言うまでもなくナルトだ。

聞けばみんな最低でも三人には分身で来ているのに、あいつはたったの一人、しかもフニャフニャの足手まといを増やしただけ。

流石にこれでは合格は出来ないとの事で、不合格で留年する事になる。

アカデミーの卒業試験は年に三回行われ、その三回中一度でも合格すれば卒業出来る。

戦時下かどうかにもよるが、今では基本的に5歳から入学出来、六年間のカリキュラムをこなせば卒業試験を受けられる。

このカリキュラムも優秀なら短縮する事も以前は出来ていたらしいが、そこそこ平和になった現代では、育成カリキュラムをみっちりと行っている。

基礎段階で器を作り、演習段階でスキルを注ぎ、応用段階で熟成させる。

この三段階の教育を六年間行うわけだ。

そんな感じでじっくりやっているからか、卒業試験課題は基本忍術から選出される上に合格人数の制限も無い為、合格ラインはクソ甘かったりする。

もっとも、そんなクソ甘卒業試験ですら合格出来なかった奴がいる訳だが。

 

「あ、でも次の試験(・・・・)で落ちる奴は多いかもな」

 

これは調べでもしない限り分からず、アカデミーでは教えてくれない事なのだが、アカデミーを卒業したからといって、直ぐに忍者に成れるわけではない。

忍者の最下級の階級である『下忍』になるは、アカデミーを卒業した後に『下忍認定試験』を受けて合格しなければならない。

つまり、二度の試験を合格しなければ忍者にはなれないという事だ。

それが出来なければアカデミーに強制送還され、もう一年留年する事になる。

・・・・・・それを嫌って、送還された奴は忍者を諦めることもよくある。

恥晒しみたいな感じになるからな。

 

「俺には関係ない話だが」

 

上忍が相手でも負ける気は無い。

次の試験も俺が落ちる事はないだろう。

倒せば良いだけだし、下忍未満に倒されれば文句も言えまい。

 

「修行でもするか」

 

いつもの様に、やることは何も変わらない。

・・・・・・修行する場所もな。

そろそろ赤ヶ原から違う場所に移りたいな。

死の森とか修行のし甲斐がありそうなんだが、流石に厳重に封鎖されてて簡単には入り込めない。

何処かいい場所はないものか。

 

◆◆◆

 

 

翌日に忍者登録書の証明写真を撮り、書類を提出したその翌日。

俺はアカデミーに来ていた。

俺だけではなく、何人ものアカデミーを卒業した元生徒達がこの教室に集っている。

というのも、忍者として活動するにあたり今後の為の説明会の集まりだ。

まぁ、ホントは此処から忍者になる為のふるい落としがあったりするのだが。

そんな事を知っている奴は、此処には多分俺以外にはいない。

いったい何人が下忍に成れるのやら。

 

「アレ? ナルトォ! 何でお前が此処に居んだよ!? 今日は合格者だけの説明会だぜ」

「お前さ、お前さ。この額当てが目に入んねーのかよ」

 

そして意外や意外、なんとナルトがここにいる。

昨日、いつものように修行していたらフラリとやって来たヒルゼンの爺から色々聞いたのだ。

卒業試験の夜にナルトが禁術が書かれた『封印の書』を中忍のミズキに唆されて持ち出したとか、そして分身の術の上位版とも言える影分身の術を身に付けて補欠合格したとかなんとか。

いや、何やってんの?ってのが正直な感想だ。

初代火影・・・つまり俺の曽祖父さんの兄が記した、危険な術が書かれた封印の書。

いくら唆されたとはいえ、そんなモノをよく盗み出そうと思ったものだ。

初代火影の禁術の書・・・・・・そんなモノを覚えようなどと・・・・・・まったく、何故そんな面白そうな事に俺を誘わないのか。

そう言ったらヒル爺に呆れられつつ殴られた。

どうやらその封印の書とやらは、初代火影が記していると言われているが、その大半は弟である二代目火影・・・つまりは俺の曽祖父さんが開発したものが殆んどなのだとか。

多重影分身の術も曽祖父さんが開発した術らしい。

なら何で初代火影の封印の書とか呼ばれてるのか、詳しい事は知らん。

ま、何か色々あるんだろう、たぶん。

 

「今日から君達は、めでたく一人前の忍者になった訳だが・・・しかし、まだまだ新米の下忍。本当に大変なのはこれからだ!」

 

いつの間にか時間になっていたようで、イルカ先生の説明会が始まっていた。

アカデミーを卒業し忍者になった俺達は、これからは下忍として任務が与えられて働くことになる。

今後は3人1組・・・スリーマンセルの班で行動することになる。

そして各班ごとに1人ずつ担当の上忍の先生が付く。

その先生の指導の下、任務をこなしていくのだ。

・・・・・・という説明がされた。

 

「班は力のバランスが均等に成る様、コッチで決めた」

 

イルカ先生のその言葉に、みんなが「「「えー!?」」」と不満の声を上げる。

なるべく仲いい奴と組みたいよな。

気持ちは分かるぜ。

 

「よーし、それじゃあ1班から順に発表する!」

 

さて、俺はいったい誰と何班になるか・・・・・・。

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