NARUTO~千手間取忍法帖~   作:神爪 勇人

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第4話 班結成?

イルカ先生が第一班から順に名前を上げるが、第一班に俺の名は無かった。

強いて言えばトビオという、さっきナルトの背を押してサスケと『ズキュゥゥゥゥン‼』な事を仕出かした奴がいたくらいか。

 

「次、第二班はアミ、カスミ、フキ」

 

女子三人の名前が挙がる。

誰だと思ったが、アレだ。

確かサクラを昔虐めてた奴等か。

いのに締められてからは、タフになったサクラと陰湿な舌戦を繰り広げているらしいが、女子の喧嘩はネチっこくていかんな。

忍びなら拳でケリを付ければいいだろうに。

 

「次、第四班」

 

あれ? 第三班はどうした?

何か急に飛んだんだが。

あー・・・確か中忍に昇格しておらず、班が解散してないなら次の代(俺等)の班決めには割り振られないのか。

確か第三班は一つ上の先輩らだったか。

日向の分家の天才がそこの所属だったはずだ。

そして第五班、第六班と続くが、俺の名前は呼ばれない。

 

「じゃ次、第七班。春野サクラ・・・うずまきナルト!」

「ガクっ・・・・・・」

「やったー‼」

「それと・・・・・・うちはサスケ」

「しゃーんなろー‼」

「ガクっ!」

 

イルカ先生の発表に一喜一憂するナルトとサクラ。

何やってんだこいつ等・・・・・・。

サスケは誰と組むかはあんま興味ないのか我関せずを貫いてるが。

ナルトは班分けに異議有りと叫ぶが、イルカは成績ドべのナルトが次席のサスケと組むのは自然と言う。

・・・・・・そこは首席の俺じゃねぇのかよ。

 

「次は第八班。油目シノ、犬塚キバ、日向ヒナタ」

 

・・・・・・今度は何だ、感知系に偏った班編成なのか?

性格とかバラバラ・・・・・・いや、むしろそれがバランス良いのか。

寡黙で冷静沈着なシノ、煩いが明るく前向きでリーダーシップ溢れるキバ、引っ込み思案だが協調性があり割と誰とでも合わせられるヒナタ。

・・・・・・うん、こうしてみるとバランスが良いのかもしれん。

 

「次は第十班。奈良シカマル、山中いの、秋道チョウジ」

 

呼ばれたのは木ノ葉名物三人一組の『猪鹿蝶』。

ま、これは必然な組み合わせだろう。

同世代に山中家、奈良家、秋道家がいれば組まされるくらいには。

 

「——————以上で、班の発表は終了だ」

 

・・・・・・・・・・・・うん?

 

「じゃ、みんな。午後から上忍の先生達を紹介するから、それまで解散!」

「・・・・・・あのー、イルカ先生?」

 

思わず挙手する俺。

 

「何だ、間取?」

「いや、何だじゃなくて・・・・・・俺、名前呼ばれてないんですけど」

 

俺の発言で静寂に包まれる教室。

そしてざわつく一同。

 

「何だ何だ間取ー、お前ってば留年かぁ? 卒業試験実は落ちてたんじゃねーの?」

「お前と一緒にすんな補欠合格」

 

茶化すナルトに現実を突きつける。

俺は首席卒業で、しかも最初の三回ある試験の一回目で合格が決まったのだ。

今更試験の不備などないし、仮にあったとしても事前に通告なりなんなりがあるだろう。

仮になかったとしてもそれはアカデミー側の過失であって、俺に責任なんぞない。

故にどういう事なのかとイルカ先生に問うたが、イルカ先生は「すまんすまん、忘れてた」と謝罪した。

いや、忘れんなよ。

 

「間取、お前はこのまま火影屋敷に向かってくれ」

「火影屋敷に?」

「ああ。そこでお前に話があるそうだ」

 

.




~オマケ~

サラダ「ねぇ、パパとママのファーストキスって何味だった?」
サクラ「ちょ、何よ急に?」
サラダ「いや、ちょっと気になって・・・・・・で、何味だったの? やっぱりレモン味?」
サクラ「ま、まぁ、そんなところね!」
サラダ「パパもそうだったの?」
サスケ「・・・・・・」
サラダ「パパ?」
サクラ「サスケ君? どうしt――――――あ(察し」
サスケ「味噌味・・・・・・だったかな」
サラダ「味噌?」
サクラ(ナルト、あの日の朝ごはんカップ麺か・・・・・・)

~その頃~

ヒマワリ「お父さんの初めてのキスって何味だったの?」
ナルト「・・・・・・おかか味だったってばよ」
ボルト「どういうことだってばさ?」
ヒナタ(サスケ君そういえば、おかか味おにぎりが好物だったかしら)

思いついただけ

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