「新作コーデのプロモーション?」
「ああ、ロドスには様々な企業が協力してくれていることはキミも知っているだろう。今回はファッション系の企業からの依頼だ。当日までにどのようなことをするか、どのオペレーターが担当するのかなどを話し合う必要がある。」
「ファッションに疎い私よりも色んな服を着こなしている君の方が適任だと思うが...」
「何度も言っているがあれは任務のためだ、今回のような件に私は向いていない。とにかく君が担当だ。準備しておくように」
後日担当者との打ち合わせが始まりあちらの希望するオペレーターのリストを見るとケオベの名前があった。
「なぜケオベを希望してくれたんでしょうか?」
一抹の不安を抱えながらそう私が尋ねると担当者はニコニコしながら答えてくれた。
「彼女の天真爛漫な笑顔や色合いがプロモの雰囲気にピッタリだったのですよ!こちらとしては難しい要望を出すつもりはありませんし、自然な表情を見たいのでカメラに収められればそれで十分です。あとはこちらの編集の問題ですので!」
「なるほど、そういうことならこちらも問題ありません。当日はよろしくお願いいたします。」
そして当日
各オペレーターのメイクや衣装のチェックが始まる。ケオベは最初こそメイクの最中にも動いて困らせていたが、どんどんキレイになっていく自分に興味津々でメイクが進むごとに大人しくなっていっていた。
メイクが終わりニコニコしながら「ドクター!おいらキレイ?」と聞かれた時は思わずドキッとしてしまった。
華やかさと太陽のような温かさを感じるような色合いとふわふわした印象の衣装がケオベによく似合っていた。
結果としてプロモの撮影は無事に成功し、担当者はイメージ通りの素晴らしいプロモーションになったと大絶賛してくれていた。
その後、プロモのお礼としてロドス内で小規模のパーティを開いてくれた。様々な料理や酒が用意されており、ケオベは大喜びだった。
先程までの見惚れてしまうほどに美しかった姿とは随分印象が変わり思わず笑みがこぼれてしまった。
しばらくオペレーターや担当者と談笑しつつ料理や酒を楽しんでいるとケオベが突撃してきた。
「どくたぁーおいらも混ぜて」
そう言いながら腕をぎゅっと掴んでくる。いつもよりふわふわしているので嫌な予感がした。
「ケーちゃん!?まさかお酒を飲んでしまったのか?」
「んぅ?分かんない何かぽかぽかするよ?」
「ケオベさん。大丈夫ですか?」
アーミヤが心配そうに尋ねる。
「うーん?だいじょぶだよー」
答えながらアーミヤを強く抱きしめる
「わっわっ!」
「アーミヤ好き!おいらアーミヤが好きだよー」
「えへへ。私もですよ。ケオベさん」
その後もハイビスやラヴァ、ヴァルカンに抱き着いたり甘えたりするケオベ
パーティもお開きになり、ケオベを探していると椅子に座りながらうとうとしているのを見つけた。ヴァルカンに部屋に連れて行ってあげて欲しいと言われ、おんぶして連れて行くことになった。
部屋へ移動中
「ケオベ。パーティは楽しかったかい?」
「うん。ご飯もすっごく美味しかったよ」
眠そうな声で答えるケオベ。
「ねぇ。どくたぁ?」
「うん?なんだい?」
「おいらキレイ?可愛い?」
「ああ。凄くキレイだったよ」
「えへへ。どくたぁーおいらまたこんな服を着てみたいな…」
「ああ。今度はヴァルカンやハイビス達と一緒だと良いな。」
「うん!」