思いつくままに一気に書き上げてしまったので、もしかしたらどこかおかしな部分もあるかもしれませんが、楽しんで頂ければ幸いです。
それでは本編をどうぞ!
「ついに出来た〜!これが私の新デッキだ!」
同じ部の仲間にマスターデュエルのデッキ構築を手伝ってもらい、葵夷の新たなブルーアイズデッキが完成した。
「おめでとう!葵夷さん!これで前より戦えるようになったはずだよ」
「ありがとう!よし、さっそくデュエルだ!ユウトさん!」
「もちろん受けて立つよ!…そういえば、葵夷さん…デッキに組み込んではいるけど手札誘発については大丈夫?」
「正直、あんまりわかってないけど…まぁ、なんとかなるっしょ!」
「うーん…今の遊戯王においては手札誘発ってかなり大事だからな…僕でよければ軽く解説しようか?」
「本当に?それは助かる!教えてもらっていい?」
「オッケー!それじゃあ、まずは…」
そう言いながら、ユウトは葵夷の新デッキを確認する。
「よし、『エフェクトヴェーラー』からにしよう」
「よろしくお願いします!」
「了解!『エフェクト・ヴェーラー』レベル1・光属性・天使族のチューナーモンスター、遊戯王5Dsの時に初登場して以降、現在でも使われている手札誘発の代表格といってもいいカードだね」
「え!この子チューナーだったの!?初めて知ったんだけど!」
「そうだよ?だからシンクロにも使えるんだよね…まぁ、ほとんどシンクロ素材としては使われないけど」
エフェクト・ヴェーラーは相手のメインフェイズに自身を手札から墓地に送ることで相手のモンスターの効果を無効にすることができる効果があるため、主に使われるのはそちらになる。
「まぁ、ヴェーラーには相手のモンスターの効果を無効にする効果があるから、そっちが多いんだ。ただ、ヴェーラーを使うのには少し注意点が必要だから、それについて話すね」
ユウトの言葉に葵夷はうんうんと頷いて、どこからともなくペンとメモ帳を取り出す。
「まず、ヴェーラーの効果が使えるのは《相手のメインフェイズ》だけだから注意。後、効果の対象にならない、カードの効果を受けない、みたいなモンスターにはヴェーラーの効果は効かないから注意して」
「なるほどね…具体的にはどんなモンスターには効かないの?」
「葵夷さんにもわかりやすく言うなら、『ブルーアイズカオスMAXドラゴン』とかがそれだね。カオスMAXは相手のカードの効果の《対象にならず》効果では破壊されないカードだから」
「じゃあ、私のカオスMAXにはエフェクトヴェーラーは効かないんだ!」
「そういうこと!だから、カオスMAXの耐性は地味に厄介なんだよね…あ、そうそう!ヴェーラーの効果を使うのは相手が効果を使ってきたタイミングが良いよ」
「なるほど…わかった!…でも、なんで最初にエフェクト・ヴェーラーを使っちゃダメなの?」
「あー…遊戯王はカードの処理が逆順処理だから、なんだけど…なんのこっちゃって感じだよな…とりあえず、基本的に相手がやばそうなモンスター効果を使おうとした時にエフェクト・ヴェーラーで無効にする。これを覚えておけばオッケー!」
「おけ!教えてくれてありがとう!」
「どういたしまして!…さて、次は…お、これにしよう!『原始生命態ニビル』!このカードも使われる手札誘発だね!ただ、ニビル対策がプレイングに浸透してるせいか、最近はあんまり使われているのを見ないけどね…まぁ、たまたま僕が遭遇してないだけかもだけど」
「ニビル対策…?」
「ニビルは相手が召喚・特殊召喚を5回以上行ったら、効果を使えて、お互いのモンスターをすべてリリースしてニビル本体を自分の場に、リリースしたモンスターの攻撃力、守備力をそれぞれ合計した数値を持つニビルトークンを相手の場に特殊召喚する効果を持っているんだけど…」
「だけど…?」
「そもそも、召喚・特殊召喚を5回以上行わなくても強力なモンスターが出てくるデッキが出てきたり、回数が5回以上になる前にニビルの効果を無効に出来るモンスターを出すことができるから、ニビルが活躍するチャンスが減っちゃったらしいよ」
「え!それじゃあニビルって弱いの?」
「いや、今でも決まるとめちゃくちゃ強いし、弱くないよ。一部のデッキには通用しないってだけで、大量展開するデッキには刺さるし」
実際、今の環境でも刺さる時はとことんまで刺さる。ユウト自身もそれを経験済みであるため、この言葉に嘘はない。
「ただ、ニビルトークンを相手の場に特殊召喚する時は守備表示で特殊召喚するのが大事だ。リリースしたモンスターによっては攻撃力がめちゃくちゃ高くなるから、うっかり攻撃表示にしちゃったらそのままゲームエンド、なんてことにもなりかねないからさ」
「そうなんだ…それはやばいね…気をつけるよ!ありがとう!ユウトさん!」
「どういたしまして!そういえば、ニビルと似たような効果を持っている、可愛い女の子モンスターもいるんだけど、まぁ、今は関係ないか」
「なにそれ!めっちゃ気になるんだけど!ねぇねぇ!なんて名前のカードなの?」
「えーと、『
「倶利伽羅天童ちゃんか…調べてみるね!…おぉ!これは!」
そう言いながら葵夷は目を輝かせる。
『ユウト…あれは良いのか?お前の説明、抜け落ちちゃってないか?』
「まぁ、可愛い女の子は、多分誰もが好きだろうから仕方ないね…うん。それに、メモ自体はしてるから大丈夫じゃないかな?」
『まぁ、そうかもな…』
「ユウトさん?なにか言った?」
「うん?えーと、葵夷さんは可愛いなって、つい言っちゃっただけだよ…」
「えへへ!そんな褒めても何も出ないよ〜?…嬉しいけどね♪」
本当に嬉しそうにそう言う葵夷を見て、ユウトは笑みを零す。
そうして、しばらく倶利伽羅天童について話をしたり、軽くデュエルをしたりしながら、時間は過ぎていくのだった。
といった感じでした!
そういえば、エフェクト・ヴェーラーってパンツが見えるんですよって、対戦相手に言って、その反応でヴェーラーがあるが見極める戦術があったと聞いたことがあるんですが、マジなんでしょうか?もし、マジならびっくりしますね…
それはさておき、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!