転生先はエーテリアス   作:YEX

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特務捜査班×if転生エーテリアスの短編です
アーマーハティにしようと思ったけどこっちにしました


特務捜査班 新入り ブルート・パーズ

朱鳶はあの日、決して忘れられない出会いが目の前に広がっていた....

 

それは、とあるホロウでの任務のことであった。

 

「『先輩』犯人は今、ホロウ内部の奥へ逃走中です...早急に捕まえないとキャロット(地図)外に出てしまいます」

 

黒髪ロングに赤毛のメッシュが入っており、ワイシャツをロングパンツにタックインし、その上から治安局のベストを羽織るという警官らしい服装の女、『朱鳶』が言う。

 

「ふむ、そうじゃな...面倒ごとになる前になる早で捕まえなければならんな」

 

ツインテールの幼い少女にしか見えないが、その正体は人間そっくりなタイプの知能機械人、『青衣』が答える。

 

彼女達はとある犯罪グループを捕まえるために来たが...そのメンバー達がホロウに逃げ込んだのでこっちもすかさず入り、現在捜索中らしい....

 

そうしている中、一人の男がいた。

その男は犯罪グループのメンバーであった。

 

「っ!そこの犯人!止まりなさい!」ガチャ

 

すかさず朱鳶は拳銃を取り出し構えるが.....

 

「へへっ...くらえ!」ポチッ

 

すると男は何らかのスイッチを押す。

 

「っ!朱鳶!爆弾が設置されてるぞ!!」

 

「なっ!?」カッ

 

青衣が朱鳶に伝えるが、時すでに遅し...

 

 

バカァァァンッ!!

 

 

「あぁぁっ!!」ビュンッ

 

「朱鳶っ!!」

 

「いやぁぁぁ!!」ヒューン

 

爆発に巻き込まれた朱鳶は、高いところから落っこちた。

 

 

~~~~

 

「....うぅ...うん?」スクッ

 

目が覚めると、そこは簡易的に作られた家のような場所で布団の様なもので寝ていた。

 

「ここは....人工的に作られたモノみたいですが....誰か住んでいるのでしょうか?...しかもちょっと粗いですが治療もしてますね」

 

朱鳶は至るところにガーゼや包帯を付けていたので誰かが治療したとわかった。

 

「...さてと、何時までもここにいてはいけません、ここの人には感謝してますが...早く先輩と合流しないと...」

 

すると突然『ドシンッ』と足音が聞こえた。

 

「っ!誰かが近づいてくる?...ここの人でしょうか...でも足音的に人間ではない....一様ですが銃を構えときましょう」ガチャ

 

そう言い、拳銃を構え、物陰に隠れて様子を見る。

 

「一体誰が.....っ!?」

 

そこで朱鳶が見たのは...何と青い光を放っているエーテリアスであった。

 

『.....?』キョロキョロ

 

その姿は、ワームホールの顔に身体中電柱やら標識等突き刺さった巨漢の姿のエーテリアスで何やらこの部屋をキョロキョロと見回す。

 

(私を探してる?....それに、今エーテリアスが持っているのは『リンゴ』に『バナナ』?...まさか私に食わせるために?)

 

そのエーテリアスが持っているかごの中にはリンゴやバナナ等のフルーツがあった。

 

『.....もう行ったのかな?』

 

(喋った!?)ガタッ

 

エーテリアスが喋ることに驚いた朱鳶はつい物音を立ててしまう...当然聞こえたので...

 

『っ!?誰だ!』

 

(くっ....仕方がありません...)

 

朱鳶は隠れるのは無駄と分かり、物陰から出た。

するとそのエーテリアスは警戒が解かれる。

 

『...あぁあなたか....もう動けるんですね』

 

「えっ...えぇ、えっと...この治療はあなたが?」

 

『はい、何しろ散歩しているとき急に空からあなたが落ちてきましてね...幸い、袋に包んだものがクッションになって軽傷で済んでましたよ』

 

「あの...その、ありがとうございます」(随分社交的なエーテリアスですね....)

 

『いいよ気にしなくて、それより...何で落ちてきたん?』

 

「えっと...実は...」

 

朱鳶はこれまでのことを青いエーテリアスに言う。

 

『ふむ...朱鳶さんが言うには爆発で仲間とはぐれてしまったと...そういうことですね?』

 

「はい、一刻も早くせんぱいと、合流しないと...」

 

『....そういうことなら、アイ分かった!自分も朱鳶さんの手伝いをしようじゃないか!』

 

「えっ?...えぇ!?そっそんな急に...」

 

『確かに朱鳶さんの言う通り、早く合流しないといけない...けどあなたは軽傷だが怪我をしている...とても万全じゃないだろ?』

 

「うっ...」

 

『ならここはお言葉に甘えてもいいんじゃないか?』

 

「....そうですね、今は猫の手ならぬ『エーテリアスの手』も借りたい状況です」

 

『はっはっはっ...うまいことを言うね』

 

「そういえば....あなたのお名前は?」

 

『ん?俺かい?....『ブルート・パーズ』、『ブルート』で構わない』

 

こうして朱鳶は青いエーテリアス、『ブルート・パーズ』を一時的に仲間になったのだ。

 

 

~~~~

 

一方、青衣は犯罪グループ達の相手をしていたが難航していた。

 

「くっ...敵が多い...朱鳶は無事なのか?」

 

「へへっ相手は一人だ!」

 

「やっちまえ!!」

 

「へへへ......ん?何か音がしないか?」

 

「あぁ?なんだ急に?....ん?」

 

すると、犯罪グループの一人が上を見上げると...

 

 

ドドドドドド

 

 

標識がロケットみたいに犯罪グループ目掛けて向かっていた。

 

「「「「なっ...なんじゃありゃぁぁぁぁぁ!?」」」」

 

「えぇ.....?標識が飛んでる?」

 

 

チュドドドドォン!!

 

 

「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」

 

「.......不思議なこともあるもんじゃな...」

 

っと今の状況に現実逃避をする青衣、すると朱鳶が出てきて、合流した。

 

「先輩!!無事ですか!」

 

「朱鳶っ!無事であったか....それにしても何故標識が飛んでいたのだ?」

 

「先輩、それはここに来る途中、屈強な助っ人を連れてきました」

 

「ほぉ...それはどんな奴なのじゃ?」

 

「それは...この方、『ブルート・パーズ』さんです」

 

そう言って朱鳶がブルート・パーズを指す。

 

『どうも、あなたが朱鳶さんの仲間なんですね.....よろしくお願いします』

 

「いや確かに屈強な助っ人だけども!?」

 

朱鳶が連れてきた助っ人がまさかのエーテリアスだったことに人生最大に驚く青衣であった。

 

「しゅ....朱鳶?確かに屈強な助っ人っぽいが...大丈夫なのか!?しかも今、社交的な行動しなかったかこのエーテリアス!?」

 

「先輩、色々と突っ込みたい気持ちは分かりますが...今はこの犯罪グループの逮捕を...」

 

「うっ...うむ、そうじゃったな....今はそれに集中するべきじゃな」

 

『援護なら任せてください』

 

戸惑いながらも今すべきことを優先する青衣達、すると犯罪グループ達はヨロヨロになりながらも立つ。

 

「ぐっ...えっエーテリアスが助っ人なんて聞いたことねぇぞ!?」

 

「にっ逃げるしか.....」

 

『させま....せんっ!!』ズドドドドド

 

「うおっ!?」

 

「ひよっ...標識がぶっ刺さって戻れねぇ!?」

 

ブルートはそう言うと、肩らへんに刺さった標識が飛び出して、犯罪グループ達の後ろからの進路を塞ぐ。*1

 

「これで....逃げ場はありません」

 

『大人しく捕まった方がいいですよ?』

 

「っ....くそぉ....」

 

こうして、犯罪グループ達は屈強な助っ人のおかげで捕まえることに成功した。

 

「今回はありがとうございます、あなたのおかげで犯罪グループを逮捕できました」

 

『いやいいよ、それよりも朱鳶さんの仲間が無事で良かったよ』

 

「自分より他人を優先するとは...何とも珍妙なエーテリアスじゃな....」

 

『はっはっはっ....出会った人によく言われますよ....あっこれ朱鳶さんに渡そうと思ったフルーツです』

 

「あっ、どうもありがとうございます」

 

そう言い、朱鳶はフルーツを受けとる。

 

「.....ん?フルーツで気づいたのじゃが....それ何処で買ったのじゃ?」

 

『これですか?エーテルと物々交換で貰いました。確かエーテルは色々と使われるみたいですし』

 

「.....場所は?」

 

『確か『●●●区 七分街』らへんですね』

 

「おもっくそホロウ外部にいるのじゃがぁ!?」

 

っと突っ込みを入れる青衣であった。

 

「えっ?...大丈夫何ですか!?ブルートさん!?」

 

『んー?全然?何ともなかったけど』

 

っとあっけらかんなブルートであった。

それに対し、朱鳶達はコソコソと話し合う....

 

「どうします先輩?ホロウ外部に出れるなんて前代未聞ですよ!?」コショコショ...

 

「ふむむ......早急に手を打たなければ....そうじゃ!これならどうじゃ?」コショコショ...

 

「先輩?何か思い付いたのですか?」コショコショ...

 

青衣はふと、策を思い付いた...それは....

 

「『虎子に入らずんば虎児を得ず』じゃ....朱鳶よ」コショコショ...

 

「そっ....それってまさか....」コショコショ....

 

「ふむ、ブルートよ」

 

『何ですか?』

 

「主の働きぶりに我は感服したぞ....その働きぶりにたいして、どうじゃ?『特務捜査班』に入らぬか?」

 

『....えっ?俺がですか?』

 

「せっ...先輩...本気ですかぁ?」

 

こうして彼が『特務捜査班』に入ることとなった。

*1
ちなみに発射した後、標識はすぐ肩に生えた




ブルート・パーズ
転生したらエーテリアスだったひと(メトロゴブリン)
のんびりエーテル採掘しながら色々とやり取りしていたらポリスメンが落っこちてきてびっくり!
なんやかんやで特務捜査班の入団した(この時、簡易的な家から荷物をまとめて持ってきた)

朱鳶
治療した人がエーテリアスだったことに驚いた。
先輩が無茶ぶりで入団させた時には困惑した。
上司の苦労が目に浮かぶ...

青衣
朱鳶が屈強な助っ人を連れてきたと思ったらエーテリアスだったことに驚いた
ホロウ外部に出れると聞いたとき、早急に手を打たなければと考えた結果がこれ。
後でブルートにもらったフルーツは美味しく頂いた。
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