アンケートの結果、この先の未来を誤魔化すことにしました.....
謎の敵サクリファイスを倒したタンザナイト達はそのあと、重症を受けた人と一緒に治療を受ける。
数日後、『Random Play』店内....
タンザナイトは治療を終えて気晴らしにアキラ達の店に訪れた。
「お、いいところに。誰が来たと思う?」
『ん?誰だ?』
「よう、プロキシ、タンザナイト」
そこに現れたのは、元気そうなクレタだった。
『おお!クレタじゃねえか!』
「クレタ、病院で検査した結果はどうだったの?」
「安心しな。全部正常、何の問題もねえよ。なんともねえっつってんのに、姉貴やアンド―たちも、エーテルの侵蝕がどうのって聞かなくてな....おかげで検査を
っと困った顔をするクレタであった。
「みんなが心配するのも当然さ、君はプロトタイプを操縦して長時間、それも至近距離で怪物と戦っていたんだから。あの怪物が人体に悪影響を及ぼさないって保証は、
「まっ言われてみりゃそうだけどよ....てか一番わかってねえのはタンザナイト....お前だよ」
『エッオレェ?』
「当たり前だろ!」
っと急に言われたタンザナイトの反応にツッコミをいれるクレタ。
「あんだけボロボロの状態だったのに、元の姿に戻ったらほとんど軽傷だったじゃねえか!.....おまけに食事たらふく食ったら回復するスピード上がるし.....診察した医者がずっこけてたぞ」
「確かに....あれは異常だったね」
「色々と研究したら凄いことが判明しそうだね.....」
『ははは......』
っとタンザナイトは苦笑いで返すしかなかった。
「ところでクレタ....あの怪物、サクリファイスだっけ?あとプロトタイプについてだけど.....その後、調査はどお?」
「実を言うと、今日はその話をしに来たんだ。タンザナイトにも言うつもりだったが、そっちから来てもらったから手間が省けたぜ」
そうしてクレタ達は本題へ話し合うのだった。
「まずあのサクリファイスっていう怪物のことだが.....今朝、
「へぇ、それはよかった。残骸はずいぶん特殊そうだったから、治安局もそれなりに時間が掛かるだろうとはばかり....」
「ああ。これも全部、現場に足を運んでくれた治安局の姉ちゃんのおかげだ。*1とはいえ、治安局のがバケモンについて調べるのをただ待ってるワケにもいかねぇ――『パエトーン』、『蒼光の騎士』、こいつを託してもいいか?」
そう言いクレタが渡してきたのは....プロトタイプについていた『外部記憶素子』だった。
「このチップみたいなのが、前にプロトタイプから取り出したと言っていた論理コアの『外部記憶素子』だね?」
「そうだ。親父は、サクリファイスがモニュメントに隠れてることに気が付いてた。だからプロトタイプを操縦してぶっ倒そうとしたんだ。この記憶素子の中には、当時に関する手掛かりがあるかもしれねえ」
「けど、親父のヤロー....こいつを特殊な暗号化でプロテクトしてやがんだ。うちらじゃデータの読み出しはできねえ.....悪いが、手伝ってくれるか?」
「遠慮なく僕たちを頼ってくれ、クレタ。実は僕たちも....訳あって、サクリファイスについて少し気になっていたんだ。必ず中のデータを解読してみせるから、安心して」
「わかった。それじゃ、記憶素子はお前らに託したからな。これから仕入れ業者と打ち合わせなんだ、ぼちぼちお暇するぜ」
「じゃあね、クレタ。工事が順調にいくことを祈ってるよ」
『またな、クレタ』
「ああ。あたしも、お前らの朗報ほを待っているからな」
そう言いクレタは店を出ていった。
「なんだか、初対面の頃からずいぶん雰囲気が変わったね。今のクレタは....前よりずっと、頼りになる社長に近づいた気がする」
『ああ。あれなら白祇重工の未来は大丈夫そうだな』
「でも、本当に予想外だったな。シンプルな依頼かと思えば、白祇重工の過去を掘り起こす羽目になり....サクリファイスという謎の怪物が出てきたり.....しまいにはその怪物がタンザナイトの力を奪って襲い来る始末だ」
『あはは....そうだな』
っとタンザナイトは苦笑いした。
「そうえばリン....サクリファイスがエネルギーを放出した時、急に目の違和感を覚えたと言ったね?」
「一瞬だったけど、確かに目に違和感があったかも....」
「あのサクリファイスの裏には、絶対に何かがあるはずだ....僕たちが追い続けている『あの件』の真相も、もしかしたらそこに.....」
(『あの件』.....あれの事か)
「....コホンっ。とにかく、残骸の件は一旦治安局に任せよう。僕たちは、何とかして記憶素子はに入っている情報を解読しないとね」
『そうだな....『Fairy』、解読方法についてアドバイスはない?』
[マスター、私の最大の取柄は情報収集および分析です。現時点で
するとアキラは、何か知ってるような口ぶりで呟いた。
「『レイン』?その名前、聞いたことがあるな。システムやデータをクラッキングする腕前なら、インターノットでもピカイチだとか。それに、ニコの知り合いなら話が早い」
『というと?』
「タンザナイトが依頼としてニコに頼んでくれたらきっと飛びついてくるだろうから」
『あー....』
っと納得したのだった。
するとリンは何かを思い出すとタンザナイトに聞く。
「....あっ今思い出したんだけどね、タンザナイト」
『?.....なんだ急に』
「うんサクリファイスが言ってたんだけどね.....『本来なら、あの重機達を私が取り込むのが
『っ!』
「でもそうはならなかった.....だってその時タンザナイトが
その言葉にアキラも不思議に思った。
「確かにそうだ....ヴィジョンの時も、赤牙組の金庫の時も、前もって色々準備していた....まるで初めから知っていたように....」
『.....』
「タンザナイト....単刀直入に言うよ。君はもしかして見えているのか?.....未来を」
『.....』
アキラの答えに沈黙するタンザナイト....そして口を開く。
『未来を....知っているっと言った方が正しいか』
「「!?」」
「じゃあやっぱり....『ただし』!」
アキラの言葉を遮るようにタンザナイトは言った。
『知っていたとしても....他の誰にも、伝えることはしない』
「えっ....なっ、なんで?」
っとリンは声を震えながら言うと....
『先に言うが...俺は意地悪で伝えないからじゃない....心配だから伝えないからだ』
「....心配?」
『さっきリンが言っていたろ....『本当ならあそこであの重機達をサクリファイスが取り込むはずだったんだ』って』
「そうだけど.....あっ!」
『そう....俺の知っている未来が食い違っている......それが伝えない理由だ』
その言葉にアキラは納得した。
「そう言う事だったんだ.....」
『でも心配することはない.....もう二度と.....迷わない。そのためにも俺はまだまだ強くなる』
「タンザナイト....」
『だから....これからもよろしくな.....『パエトーン』!』
「....うん、こっちこそ!改めてよろしくね、『蒼光の騎士』!」
そう言い三人はお互いに握手した。
次回.....サブクエ無視して突っ走ります
<ゑゑゑゑ!?