イヴリンとちょいと仲違いおこるけど...
ところでイヴリンってえちちですよね、特に下半身
アウトドアのようなバーがあり、壁には様々な落書きがあるところに、ふとボンプたちが集まって何かをしているのが目に映り、寄ってみた。
「見て。このボンプたち....面白いことをしてるみたいよ。翻訳機はある?」
「ンナ....(皆揃ったようだな....)」
「ンナナ!(始めよう!)」
「ンナ、ンナ、ナ!!!(月に一度の、『アストラ様ものまねコンテスト』の開始を宣言します!)」
『......何だって?』
そのコンテストについて、タンザナイトは?を浮かべていると、アストラが楽しそうに言う。
「わぁ、本当だったんだ!前にインターノットでスレッドが立ってて....生で見てみたかったの。ボンプしかいないとは思わなかったけど....」
『でしょうね』
「ンナナ、ンナンナ(本当なら参加者は人間だけです。今日はルミナスクエアでアストラ様応援イベントがあるので、誰もいません)」
『あー.....』
ボンプのその言葉にタンザナイトはあの人だまりを見てたので納得する。
「ン!ンナン、ンナナ(そこで!彼ら
「ンナ!それではエントリーナンバー1番の方、お願いします!)」
「ンナ!」
一人のボンプが声を出す。
「ンナナ!(なんと完璧なものまねでしょう!)」
『???........なんのマネだ、これ?』
「ンナ?ンナ!(分からないのですか?『ボンプのまねをするアストラ様』のマネです!)」
『なんだそりゃっ!!』
と、マネとしてどうなんだとタンザナイトはツッコム。
「もし、私がボンプのマネをしたら、あんな声だろう....ってこと?えっと....ンナナ?」
「ナ、ンナ!ンナンナ....(おっと、強力なライバルが出現です!それでも、1番の選手のほうがややうわてですね....)」
「ン!!ナ!!(僕よりボンプのマネがうまいやつはいない!!!)」
(いやそいつ本人.....てかボンプがボンプのマネすんの?)
「ンナ!ンナナ!(つづいてエントリーナンバー2番の方、どうぞ!お題は『コンサートのポスターの、しなやかなポーズをとるアストラ様』―――お膝を抱えた姿の、独特な悲哀を出せるかがカギです!)」
『なんか一気にハードル上がったぁぁっ!!』
「.....」
2番目のボンプがポーズを取る。
「ン!ンナ、ンナ!(ご覧ください!2番の選手が前かがみになり.....立っています!)」
「これのどこが....ヒザを抱えたポーズなの?」
「ン......ナ!(ボクには.....ヒザがなかった!)」
「『.........』」
「ンナ!ンナンナ!ンナナ....(大失態!エントリー番号2番のーしなやかボンプ、ポスターのチョイスを間違える致命的ミス!大人しく寝ころんだポーズのものにしておけば.....!)」
『あ ほ く さ』
と、タンザナイトは呆れながら言う。
「ンナ....ンナナ....ンナ!(残るはエントリーナンバー3番、なりきりボンプ。本日のものまねは.....おおっとパーフェクトです!!」
「ンナ!ンナナン!(このファッションとメイクは、アストラ様の基本スタイルさ!赤、白、黒、そして黄色!どこをとっても完璧さ!)」
『....いがいと納得したことになんか腑に落ちない』
すると、アストラが参加したそうに見つめる。
「ねぇ、そのコンテスト....私も参加できないかしら?見て。私の今日のコーデも、アストラの基本スタイルよ」
「ナ、ンナ!ンナンナ.....(超強力な対抗馬が現れてしまいました....!確かに、あなたのスタイルは参加条件を満たしてます....)」
「ナ、ンナ―――(それでは発表します。今回のものまねコンテストの上位3名は――)」
結果は.....
「ンナ、ンナ、ンナ!(第3位、エントリー番号1番。第二位、人間の参加者。優勝は、エントリー番号3番の選手です!!)」
なんと、ホンモノがボンプに負けた結果になった。
――当然アストラはこのことに抗議する。
「ちょっと、どうして私が2位なの?不正のにおいがするわ!」
「ンナ、ンナンナ、ンナンナナ(詳しい配点は次の通りです。あなた達の体型は二人ともほぼ同じで3番の選手が99点、あなたが98点です)」
(体型???)
「ンナナ、ンナ!ンナンナナ!(そしてあなたが2点マイナスなのは、その――サングラスです!ポスターのアストラ様は、
「ンナンナ!(アルバムのジャケ写にいるアストラ様もかけてない!)」
「ンナナ、ンナ!(トランクに入ってたアストラ様もかけてないね!)」
『.....トランク?』
「それは
『あっ、ちょ....』
そう言うと、アストラは自信満々にサングラスを外す――
「さあどう!?これで100点になったかしら!?」
『おいおい....お前忍びで来てる自覚は―――ん?』
すると、タンザナイトの左腕に
『....糸?―――っ!』
スパァァァンッ!!
気が付いたと同時にタンザナイトの左腕が飛ぶ。
『なっ!....』
「っ!」バッ
バキィィィィッ!!
金髪で後ろで纏めるアップスタイルに胸元が大きく開いた袖がないシャツにタイトなズボンで内側が赤いレザー風のジャケットを羽織り、袖を通さず肩にかけている女、『イヴリン・シェヴァリエ』が突如現れ、蹴りを繰り出し、タンザナイトは右手で蹴りを防御する。
『っ.....お前は...』
「アストラお嬢様から....離れろ!」
ドッ!!
『むっ....』ズッ、ズッ.....ズズズズッ
吹き飛ばされるタンザナイトは、着地して、その場で体制を整える。
「イヴ!?誤解よ!彼は...」
「アストラお嬢様、下がってください!....こいつはエーテリアスですよ!」
『いきなりでずいぶんな挨拶だな....』
「黙れ、アストラお嬢様には近づけさせん!」バッ
『!』
イヴリンが糸でタンザナイトを拘束しようとするが―――
『....残念だが、対処法は今できた―――『
「っ!糸が縛れない!?」
タンザナイトの体から押し出す余波を発生させ、イヴリンの攻撃を当てさせない。
『ふっ...』ズズ...
「なっ!」
次にタンザナイトは、『亜空間』でこの場から消える。
「消えた....ど、どこだ!」
『ここ』
「!」
ガッ!!
「しまっ....」ドサッ
隙をついて、イヴリンに足を引っ掛け倒し、その場で馬乗りになり、タンザナイトは追撃する。
『時空真拳――』
(ま...まずい!このままでは――)
イヴリンがお終いだと悟り、目を瞑る―――
「ストォォォォォップ!!」
「『!!』」
アストラが大声で攻撃を中断させた。
「ストップ、ストップ!!落ち着いて二人とも!その人は敵でもなんでもないから!!」
「.....えぇ?」
唖然とするイヴリンにアストラは説明する。
「....つまり、あなたはアストラのネット上の友達......か」
『(半ば強制的だったけど)そうだな』ガチャコォンッ*2
アストラの説明が終わると、イヴリンはさっきのことを謝罪する。
「さっきのことは申し訳ない.....事務所は総出でアストラを探していて、そのアストラは『ネットの友達とリバーブ・アリーナへ行く』と言い残し消えた。いざ来てみるとそこにアストラお嬢様とエーテリアス...つまりあなたが一緒にいたので危険だと
『あー....いいよ、よく子供に怖がれることもあるから、気にしてない』
「....ありがとう。ところで自己紹介がまだだったな――お初にお目にかかる、イヴリンだ。アストラお嬢様のマネージャーと身辺警護を兼任している」
『俺はタンザナイト。インターノットでは『蒼光の騎士』で名が知れてる....ホロウ専門の何でも屋だ』
「そうか...よろしく頼む」
と、二人はさっきのことを水に流す。
「うんうん....よかった一件落着だね!」
「それはそれとして」グリンッ!!
「ピェッ....」
と、イヴリンの目がギラリとひかり、アストラを見る。
「目立たないようにして、変装もするという約束だったな....それがどうして、なけなしのサングラスすら放り投げているんだ?もっとも、それに大した効果がなったが....」
(その通りなんだよなぁ....)
「うぅ....」
と、イヴリンの説教でタジタジになるアストラだった。
「まったく....取り敢えず、まずは戻ろう。車はそこに停めてある、あとのことは私が....」
「私....戻りたくないわ、イヴ。今日は戻りたくないの」
「分かっている。これはあなたの傍についてやれなかった私のミスだ。だが、あなたには速やかに戻ってみなに説明をする責任がある。
「そ、それは.....分かったわよ。戻るわ.....」
その説明を聞くと、アストラは折れた。
「タンザナイト、私行くわね....ここまでワガママに付き合ってくれてありがとう。今日のこと、きっと忘れないわ。さようなら」
『ああ....またな。あと誕生日おめでとう!』
そう言い、アストラは車に戻って行った。
タンザナイトも帰ろうと動くと.....
「待て、君にはまだ言っておくことがある」
『ん?』
イヴリンが呼び止められる。
「―――ありがとう。私は....君に感謝しなければならない。アストラの様子がおかしいことは、
『......その、なんだ.....お疲れ様』
「コホン....君が一緒にいてくれたことは、幸運というほかない。彼女は....今朝より機嫌がよくなったようだ。私にできなかったことをしてくれた、ありがとう」
『気にすんな....あいつから依頼されたからやったまでだよ』
「そうか....話はそれだけだ。とにかく、いまの話も秘密に.....」
「なあによう....秘密って?」
と、ここでアストラが帰って来たる
「どうして戻って来た!?早く車に乗れ!」
「タンザナイトに言い忘れたことがあって。次に会うときは、素敵なプレゼントを持ってくわ。期待してて!」
イヴリンの付き添いのもと、アストラは去って行った。
いつかまた、出会えるだろうか.....そんな思いを心にしまって、タンザナイトは帰るのであった。