転生先はエーテリアス   作:YEX

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特別劇場のアストラだよ

ガチャ引いてアストラ出てきたよ 二十連で

おかしいななんか既視感が.....(←雅を十連で当てた人)


輝きのモーメント

ある日、タンザナイトはスマホで番組を見ていると、ふとアストラが映っている番組が目に止まった。

 

「スターループは私にとって意義深い場所よ。今までに、数えきれないアーティストがあの場所で歌声を披露してきた.....かくいう、私が音楽の道を志すきっかけになったヨラン・デウィンターもその一人ね。私のコンサートにも、そんな力があればと願っているわ」

 

「それでアストラさん!今回のニューイヤーコンサートには、どんなテーマを冠されるのでしょうか?やはり、デウィンター氏への手向け、でしょうか?」

 

「テーマは――『輝きのモーメント』って感じかしら。新年を迎えるわけだし、みんなには自分だけの幸福な瞬間を手にしてほしいわ」

 

「おおっと、これは何やら()()()()()()()()ですねぇ!それで言うと.....アストラさん、ご自分の幸福は手にされているのでしょうか?よろしければ、私たちに教えてくださいませんか?」

 

アナウンサーがそう言うと、アストラは少し笑いながら答える。

 

「ふふ、()()()()()()()。私のことなら、もうずっと幸福に恵まれているわ。だから新エリー都中に分けてあげたいの。()()()()()()、ね。みんな、いつも応援してくれてありがとう!スターループで会いましょう」

 

 

 

『へー....スターループね....前の世界だとガキ使や紅白みたいな年越しにもってこいなイベントなんだろうな.....ん?』

 

するとスマホのDMからメッセージが届いた.....その人物は、『デタラメチャーハン』であった。

 

『....アストラ?』

 

さっそく送られたメールを読んでみると――どうやら大切な物をホロウへ探しに行くのでついて来てほしい....という内容らしい。

 

『大切な物を探すのにホロウへか.....あっ

 

それでふと、タンザナイトは思い出した。

それはタンザナイトがアストラと護衛(デート)しに行った時から数日たったある日のこと――

 

~~~~~

 

「.....お話があります、タンザナイト」

 

『どうしたリン、急に』

 

「これ」

 

『ん?』

 

リンが指差してきたのは、タンザナイトのスマホでのやり取りだった。

 

「この自撮り写真...どう見てもアストラさんにしか見えないけど?」

 

『そりゃだって....アストラ本人だろ』

 

「ずるいっ!!」

 

と、私念の叫びがタンザナイトの耳に響き渡る。

 

「ずるいずるいずるい!あの超有名なアストラさんと知り合うなんて!主人公か?主人公補正なのか!?ズブズブズブズブ

 

『いてててて.....やめろリン』

 

リンが嫉妬しながら人差し指でタンザナイトをつんつく指を突き指し続ける。

 

~~~~~

 

『....はぁ、しょうがねぇな』

 

タンザナイトがそう言い、『Random Play』へ移動した。

 

 

 

『Random Play 店内』

 

『よぉアキラ、リン、いるか?』

 

「タンザナイト、どうしたんだい?」

 

『ああ、ちょっとアキラ達に依頼の手伝いをお願いしようとおもったんだが.....どうした、リン?』

 

タンザナイトが言うと、そこにはソファーでうつ伏せの状態で気分が下がっている感じで寝ていたリンがいた。

 

「ん....おはよう、タンザナイト」

 

『ちっさ....ほぼ聞こえんぞ。アキラこれって...』

 

「あはは...実はアストラさんのコンサートのチケットが入手できなかったことにちょっとふて寝しているのさ」

 

『あー....』

 

その答えに納得したタンザナイト。どうやらチケットが買えなかったことにショックを受けていたらしい。

 

「それはそうとタンザナイト、依頼の手伝いって言ってたけど、どんな依頼なんだい?」

 

『ん?ああ、ホロウに大切な物を探したいって依頼なんだが....』

 

「それだけかい?それなら、タンザナイト単体でも大丈夫なんじゃ?」

 

『いやー...その依頼主が何を隠そう、アストラ本人からで「アストラさんから!?」いや、うるさっ』

 

アストラと名が出た瞬間、リンは顔をあげ目を光らせた。

 

「なら早くいこうよ!もしかしたらサインとかもらっちゃったり....ぐへへへ」

 

『さっきまで落ち込んでたやつが嘘のように立ち直ったな....』

 

「はぁー...全くうちの妹は現金なんだから....」

 

「さぁお兄ちゃん、タンザナイト、準備してよ!さっさとアストラさんに会いに行くよ!

 

『ほーい...』

 

こうして、タンザナイトはイアスとともに依頼先のバレエツインズのホロウへ向かうこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~

 

「依頼人はこの近くに.....」ㇳテテ....

 

『おっ』

 

ふと見つけたのは、数人のエーテリアスがアストラを取り囲んでいる場面だった。

 

『GYAAA!』バッ

 

エーテリアスが一斉にアストラに襲い掛かってくる。

 

「~~♪」

 

ピキィィィィンッ!!

 

アストラの声が衝撃波として変わり、襲ってきたエーテリアスを吹き飛ばした。

 

「聞いてくれて.....ありがとう

 

パリーンッ.....

 

「うわぁ.....」

 

『すげっ....』

 

エーテリアスがまるで星のようにキラキラと散って、まるでコンサートのフィナーレのようだった。

そうしていると、アストラがこっちに気付く。

 

「ん?――あっ、タンザナイト!来てくれたのね」

 

『よう、来たぜ』

 

「あら?その子は?」

 

「アストラさん!私リンって言います!プロキシをしてます!」

 

「プロキシ.....ああ!貴方が、タンザナイトが言っていた『パエトーン』ね!.....にしても、ボンプが喋るなんてかわい~!」ナデナデ

 

アストラはそう言いながら、イアスをナデナデする。

 

『....んで、本題に入るけど―――大切な物ってなんだ?

 

「誰もが欲しがる、正真正銘のお宝よ。だから当然、私自身の手で探し出さなきゃ――かのヨラン・デウィンター、最後のコンサートが録音された伝説のアルバムなんだから!」

 

『.....伝説のアルバム?』

 

「前に話したことがあるかもしれないわね?今、市場に流通しているあのアルバムは『本物』じゃないって」

 

「あのアルバムって、たしか()()()()()()()()()()()()()()()?それが、偽物....?」

 

「大資本っていうのはね、売り上げのためならなんだってするんだから。あのアルバムに収録されてるのは、ヨランの定番ソングを()()()()()()()しただけのやつ....少なくとも、会場で聴いたのとは全くの別物だったわね」

 

『そう言うのってあるよね...』

 

「あの時の私はまだ子供で、どこにでもいる『スターの追っかけ』に過ぎなかったけど....あのコンサートは()()()()()開催されたの。ほんとは、CDショップでささやかなファンミーティングをやるだけのはずだったのよ。その頃、ヨランはもう事務所を辞めていて契約まわりのゴタゴタで、ステージには立てなくなっていたの

 

「それも『帝高』『フーガ』、この二つの会社がそれぞれ、ヨランの『公演権』を持っていると主張してたから。歌声は()()()()()()なのに、彼自身は自由にコンサートを開けなくなってた。程なくしてヨランは亡くなって、その未公開コンサートが彼の生前最後のなってしまったのだけれど....最近になって、こんな噂がインターノットに流れ出したの。『あのコンサートを、個人的に録画した音源が存在する.....』

 

アストラは目を輝かせ、子供のような好奇心で言い続ける。

 

「あの日の雰囲気は....何て言うか、()()()()()()()()()()1()0()0()%()ってかんじだった。ヨランの調子もすっごくよくて、ファンと対話しているうちに、自然と即興のコンサートになっていたの。ミュージシャンとファンが一つになって、セッションみたいだったあの感覚は....本当に言葉では言い表せない――まるで、何かとんでもないものを呼び出してしまったかのような....」

 

「アストラさんが羨ましいなぁ。私まだ、そういう感覚になったことないもん」

 

『おれもあんまり....』

 

「そうなの?いいこと聞いちゃった。つまり、そんな風に()()()()()()()()()()()()()()()()は、私の作品ってことだもの。」

 

と、うきうきで話を進めるアストラ。

 

「とにかくそのコンサートのあと、私は確信したの。心が『ぎゅっ』となって....ある種、宿命のようなものがやってきた気がした――――」

 

「アストラさんにとって、そのアルバムはすごく意味のあるものみたいだ」

 

「なら、そのアルバムを見つけよう!行くよ、タンザナイト!」

 

『落ち着け、おまえは』

 

「あははっ!貴方たちって本当に面白いわね!」

 

こうしてタンザナイト達はアストラの探し物―――ヨランのアルバムを探すため、ホロウの中へ駆けだしていった。

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