「最初の目的地は....ズバリ、バレエツインズの制御室よ!」
『へー....なんで?』
「勘よ」
『勘か、なら仕方ない』
「勘でいいんだ....」
と、勘で納得するタンザナイトをアキラは横目で見らがら目的の場所へ行く。
――しばらく辺りを探索すると、アストラが何か日記のようなものが発見する。
「探索隊日誌.....やっぱり思った通りだわ!今日は絶対うまくいくって思ってたもの!最近インターノットでね、心霊系サイトで数年前にされた書き込みが掘り起こされたの」
『そうなん?』
「みんなこんな噂をしてなかった?バレエツインズのマリオネットをおびき寄せられるのは、『本当にいい音楽だけ』って。それで、『ソファに挟まったポテチ』ってIDの誰かがヨランの楽曲を個人的に録画したものが手元にあるって言い出したのよ。」
その名前に『えぇ...』と平たい目で見ている二人。
「あの音源には
『ふむふむ....』
「それでね、『ソファに挟まったポテチ』ってIDもあのゲリラコンサートのとき、ヨランがMCで何気なく言った『ソファの隙間には、いつも奇跡的な発見がある』ってジョークが元ネタの可能性があって.....推測が正しければ、『ソファに挟まったポテチ』は私と同じようにあのゲリラコンサートに居合わせてた.....つまり、彼女がバレエツインズに持ち込んだ音源っていうのは――」
「例の伝説のアルバムの可能性が高い、ってことだね....!」
「そのとおりよ!」
と、アストラが興奮気味で言う。
「ここは当時の心霊探検隊の拠点、絶対に何かの発見があるはずだわ。日誌にはこう記されてる。3人が隊を離れた....次の探検目標は....離れたギャラリー!」
「離れたギャラリー....心当たりがあるよ!」
「うんうん、今日はきっと収穫があるって予感がしたの!」
『じゃあ、早速行くか』
タンザナイト達は日誌に記されているギャラリーへ足を運ぶ。
探索中、アストラがふと、感謝の言葉を言う。
「ありがとう。迷わずにすんだのは貴方たちのおかげね」
「えへへ....アストラさんも言ってるわけだし、せっかくだからサインを.....」
『ンンッ....あんまり離れんなよ』
「ええ。貴方、意外と騎士道精神もあるのね.....あっだから『蒼光の騎士』なのね!」
「.....むぅ、けち....」
『どうせなんか貰う気だろ....バレてんぞ』
そう言い進んでいると、何やら壁の端っこに
『なんだあれ?』
「えっと....『明かりが全部消えた....怖い....歌が聞こえた気がする』――探検隊の人たちが残したメッセージかしら.....機会があれば、私もマリオネットの歌声を聞いてみたいわ。エーテリアスの歌声って、どんなものかしら.....」
「.....タンザナイトに歌わせればいいんじゃ?」
『えっ?』
「.....!」
『ちょっ....何その『その手があったわ!』みたいな顔して!歌わないからね!?』
「「えぇ~....」」
『おい、残念そうな顔すんな』
「たくっ」....とタンザナイトは少々呆れながら探索してると、何かの機械を見つける。
『これは....?』
「これって、ボンプが使ってた外部記憶素子よね?手がかりがあるかもしれないわよ?読み込んでみる?さぁ、リン、口を開けて。あーん―――」
『ボンプに口なんてないが....』
「モグモグ!アストラさんがくれたデータおいしい!」
『いや食べれるんかい!?』
と、ツッコミしている間に読み取りが終わった。
「データを読み取ったよ!確かに心霊探検隊のボンプのやつだね。彼らは
『賛成』
「にしてもこのボンプ...凄い速さで移動している。まるで逃げてるみたい」
「逃げる?まさか、本当にマリオネットに遭遇したんじゃ.....探検隊の人たち、無事だといいんだけど.....」
そう言い、データの読み取ったルートを進み始める。
途中、エーテリアスが襲い掛かるも、軽々と撃退し、ついには読み取ったデータの終わりまでに着いた。
「データはこれで全部.....」
「急に心配になってきたわ....探検隊の人たち、本当に大丈夫だったかしら....」
『ん?なんか
と、タンザナイトは封筒らしきものに手を取り、読む。
「まさか....探検隊のみんな、どうか無事でいて!」
『....手紙が入ってんな、多分『ソファに挟まったポテチ』が残したやつかな?どれどれ....
『このアルバムを見つけた探検隊へ!安心して。私は無事に脱出したよ。ここの明かりが点いたり消えたりするのは確かに怖いけど、私の指示に従えば、貴方もここから脱出できるから!
.....これが最後だな』
と、タンザナイトが手紙の内容を読み終えると、アストラはホッと一息ついた。
「ふぅ....ひと安心!ヨランの歌声のおかげで、無事にここを脱出できたみたいね.....ちょっと待って!と、言う事は――」
『もしかして...これか?』
タンザナイトが取り出したのは、8個の宝石のような装飾が入ったCDだった。
「見つけた!これだわ!本当に実在してた....!ああ、もう最っ高、嬉しくてどうにかなっちゃいそう!」
「こんなことお願いするのはちょっと恥ずかしいんだけど....実は私たち、アストラさんのサインが欲しいんだけど.....」
「たったそれだけ?もちろんいいわよ!」
と、モジモジしながらお願いを言うリンにアストラはOKを出す。
「ぜひメッセージは『親愛なるリンへ』でお願いしたいなぁ。豪華な感じで....」
「リン、それはずるいぞ。僕もしてほしい」
『兄妹揃ってがめついな....』
「あ、でもペンがいま手元にないわ....まずここから離れましょ。外でペンを見つけたら、なんにでもサインしてあげるわ!」
そう言い、タンザナイト達は目的のものを入手した後、ホロウを脱出するのであった。
~~~~
ホロウから出た後、アストラはご機嫌そうにCDを見つめる。
「~♪やっと見つけた!」
すると、ふとした瞬間、CDが消えた。
「....!」キョロキョロ
「確保――」ピンッ
「あぅ....」
アストラはCDを探すと、どこからか現れた手でデコピンをアストラに食らわせた。
「いったたたた....も~.....捕まっちゃった、あはは....」
『お前は...イヴリンか』
「お嬢様、即興で何かするならせめて、ステージで頼む」
と、イヴリンがそう言うと、さっき取ったCDをアストラに返す。
「!」
「さぁ車に乗れ」
「バイバイ」
アストラがウキウキしながら、タンザナイト達に小さい声で言うと、無言で手を振る二人。
「あっそうだ、忘れるところだったわ!」
『?』
アストラがタンザナイトに近づくと、段々とアストラがタンザナイトの顔に近づく。
『えっ?ちょっと?』
「えっ.....ええっ!!」
チュッ♡
なんと、アストラはタンザナイトの顔?に熱いディープキスをした。
『........』
「ふふ、サインの変わりよ。大好きなタンザナイトへ」
「....タンザナイト大丈夫?」
『......めっちゃいい匂い(あぁ、大丈夫だ)』
「いや逆逆!?心と本音逆になってるよ!」
と、タンザナイトの顔が黒じゃなく赤く変化していた。
「ふふ...いい?コンサートで待ってるからね!」
めっちゃいい匂い『タンザナイト』
「なんかバグった!?」
と、てんやわんやしてる二人を笑いながらアストラは車へ乗り込んでいった。
あのシーンほんとさぁ....大胆だよ