「なっ...なによこれ....」
「.....キレイ....」
地面がリフレクション現象が起こって、その場にいた全員が戸惑う。
『....』バッ
タンザナイトが手を空中で何かを描くと、3台の協律コアが一斉に再起動した。
「「「「!?」」」」
『......』バッ
そうすると、次に協律コアの動力が光り出す。
「な、何々?....!嘘、協律コアの動力が最大まで回復しつつある!」
「なんだって!?」
「何よ....なんなよ....何をしたのよ!!」
次々に起こる不可解な出来事にテッサはタンザナイトに聞く。
『『
「っ....!やれっ!」
テッサが言い、テラー・プラトルが銃撃で攻撃しようとすると....
『―――っ!?』ザッ...ザザザ...
「なっ....どうしたのよ!」
突然テラー・プラトルが煙を噴き出して、行動不能にする。
『無駄だ、そいつはもう動くことが出来ない』
「っ!くそぉっ!」バッ
今度はテッサが、拳銃で発砲しようとするが....
ズズッ
「なっ!?」
「えぇっ!拳銃がエーテル侵蝕した!?」
テッサの拳銃がエーテル侵蝕し、使い物になる。
「なっ....なんで....」ヘタッ
『せっかくだから教えてやる....この技は人工的に共生ホロウをつくりだす技だ』
「えぇぇっ!?」
「なんだと!?」
タンザナイトが言う通り、今このスターループはホロウの中に包まれている状態なのだ。
「なっ...何ですかあれ!?」
「あれは...ホロウか!?」
と、パトカーを発進している朱鳶と青衣がスターループがホロウに飲み込まれていることに驚いていた。
「それ大丈夫なの!?観客たちがエーテル侵蝕に....」
『だいじょーぶ....このホロウの中限定だが、『エーテル』そのものを俺が操っているから、無関係な観客たちがエーテル侵蝕に蝕まれることは
「そ...そう?ホッ....」
と、リンは安心したかホッと一息つく。
「....いくら無事だと言ってもヒヤヒヤさせるな....」
「....あっそっか、だからあの協律コアを操作できたし、あのデカブツを侵蝕させて行動不能にさせたのね!すごいわ!」
『そゆこと』
「......」
と、無言で動かなくなったテッサを無視し、和気藹々しているタンザナイト達だったが、今は、この状況を如何にかするのが優先であった。
『さてと、動力も動かしたし....アストラ、後は任せていいか?』
「ええ、任せて!私の歌で皆を救うわ!」
アストラは、そう意気込んで、マイクを持ち、歌い出す。
考えたこともなかったの~♪
アストラの歌で装置が編隊に動く。
その眼差しが、私に力をくれる~♪
道を照らす、迷わないように~♪
グラグラ....
『おっと!?』
「うわわわっ!」
墜落していたスターループを動かしたことで急停止し、合流したアキラやタンザナイト達がふらつく。
きらめき、光の中で紡ぐ~♪
貴方と私の旋律 すべての~♪
「~♪」
「っ!」
アストラの歌に合わせて、合いの手を歌うリン。
「っ!....~♪」
『~♪』
リンの行動を見たタンザナイト達も合いの手を歌いながら手を振る。
想いを歌にかえて~♪
「「「『~♪』」」」
光と共に奏でる、星々の声~♪
タンザナイト達だけでなく、観客たちもペンライトを振りながら合いの手を歌う。
幸せに満ちた希望を抱くの~♪
星の光が空を彩り、私たちの記憶を~♪
永遠に~♪
すると、3つの協律コアが動き出し、黄金の楽譜が辺りを展開する。
ゴゴゴゴ......
更に、推進ユニットが最大火力で動き出し、着陸と同時にタンザナイトが作った共生ホロウを解く。
そう、とびきり輝くあの歌~♪
光と共に奏でる、宇宙の魔法~♪
ざわめく心、鎮めて~♪
嵐が去ったら~♪
もう誰にも縛られない~♪
夜明け、希望~♪
......パチパチパチパチ!
アストラが歌い終わると、拍手の音が全体に響き渡った。
すると、イヴリンはアストラに近づき、イヴリンの懺悔を言う。
「.....すまない。アストラお嬢様。ずっと、あなたに打ち明ける勇気がなかった――私は
「どうしてグリーンなの!イヴの髪の毛は、誰が見たって木の葉みたいなイエローでしょ!」
『いやそっちかい!?』ベシッ
と、他に重要なところがあるだろとタンザナイトはツッコミを入れる。
「何を言っているんだ....私は、最初からあなたを騙していたんだぞ。存在からなにから、全てを嘘をついて....」
「嘘ってなぁに?本当の名前を教えてくれなかったこと?イヴはイヴだもん。私の目の前にいる貴方は、頼りになるイヴリン・シェヴァリエよ。なんて呼ばれていようと、貴方はすべての不協和音から庇ってくれるパートナーで優しく、辛抱強く、私を守ってくれる人.....」
「貴方の体には、優しくて純粋な旋律が流れてる。私には聞こえるもの」
「....アストラ....お嬢様.....」
イヴリンは、アストラの胸を借り、静かに涙を流した....
こうして、コンサートは無事に終わり、フィナーレを飾ることが出来たのであった。
~~~~
コンサートが終わって、数日後、色々調書を取られていたイヴリンが解放され、アストラと共に、『Random Play』のH.D.Dシステムまで来ていた。
「紹介するよ、彼女は最強の人工知能....『Fairy』だ。ホロウ探索は副業で本業は皮肉屋さ」
「へぇー?最強の人工知能?じゃあ―――教えて妖精さん。この世で一番素晴らしいアーティストはだあれ?」
(鏡よ鏡か?)
すると、モニターいっぱいにペンライトをもった『Fairy』が言う。
[もちろんアストラ様です。いつまでも、とこしえに、アストラ様だけです]
「まあ、お利口さんね!」
『調子いいやつ....』
「あの事件があってから、アストラさんの人気は凄いことになっているもんね」
「ついでに、帝高エンターテインメントの株価は30%の高騰だ」
「時価総額はもうすぐ、5兆ディニーに迫る勢いだそうだぞ」
『くっ....まだ預金1000億到達した俺でも敵わねぇな....』
「いやそれでも十分凄いよ!?」
と、リンはツッコム。
「んー....とはいえ全然足りないわ....」
「足りない?5兆ディニーだぞ....兄妹が何人いれば稼げるんだ....」
「お兄ちゃん!妹は私一人いればいいでしょ!」
『えっそこ?』
「帝高と契約解消には、まず十分な違約金を用意しないいけないもの」
「......私さえなければ、アストラお嬢様をこんな目には.....」
「何言ってるの、イヴ」
アストラがそう言うと、イヴリンの手を引く。
「お金なんて無価値なもので、かけがえのない貴方が手に入るのよ。むしろお祝いしなくちゃ!」
「お祝い!?私、美味しいお店知ってるよ!」
『おれも』
「ふふっ....二人のおすすめなら間違いないわね!せっかくの休暇だもの、思い立ったが吉日よ!」
「なっ....!ちょっと待て!」
『?』
扉が開かれると、そこには大量のマスコミがいた。
「アストラさん!一言頂いていいでしょうか!」
「このお店にいらっしゃるのは、何か特別な理由が!?」
「あの『蒼光の騎士』、タンザナイトさんとの関係は!」
「言っただろう、『即興』もほどほどにしておけと」
バタンッ
「どどど、どうしましょう!?」
「タンザナイト、頼めるか」
『あいよー....』
「やっぱ便利だね....タクシーナイト....」
『混ぜんな』
そうして、タンザナイト達は心ゆくまで食事をして、カラオケに行って、それでも満足できず、終わった後にまた食べ、休日を満喫しに行ったのだった。
『....なぁ、さっきのあのマスコミなんか変なこと言ってなかった?』
「気のせいだろう」
『.....そう?』
これにて、特別劇場 完!
次回は年越しの話だお