0アンビーストーリーやりましたよ
重い....あと、ネタバレ注意です
――私、夢を見たの....心寂しい女の子が颯爽と現れた騎士によって満たされる夢。
――この小隊で一番『欠陥品』て言われても、
――いつか....あの....青い空で....姉妹たちと....寝たいな....
――謝らないで●●●●....私が....したいって思ったから....
――だから....生きて....ほしいな....
――ごめん、私は...眠たくなっちゃったな....
――いつか....目覚める日が来るまで.....
果てしない夢の続きで.....待ってるね.....
――――
―――
――
ー
『....またあの夢か』パチッ
目覚めたタンザナイトはあくびをする。
『
そう言いながら、タンザナイトは眠気覚ましに、『カモン・ミールティ』によった....
そして、これから起こるのは、タンザナイトが生まれる前の過去の遺産である。
~~~~
「....それって本当なの?」
「ああ、間違いない。診断の結果、ほぼ一致したからな」
何処かの建物で、そこにいたのはアンビーに似た眼帯をつけた両手、両足が機械の少女が連絡を取っていた。
「まさか、『シルバー小隊』で一番ドジでのろまな甘い妄想を垂れ流していたあの愚図が、生きていたなんて....」
「おいおい、仮にも仲間だったんじゃないのか?」
「...ふんっ、別に...あんなどうしようもないやつ、私は思ってもいないわ」
「まっ...小娘がどう思っていようが、今の彼女――いや
「....チッ」
「まぁいいさ、前に言っていた例のブツはあともう少しで完成する...精々待っておけ」
プツン――
謎の人物が電話を切ると。アンビーに似た少女は資料を手に取る。
「....癪だけど、完全な体になるにはあの
その資料にはこう書かれていた――
『『8号 インフィニティ』、『タンザナイト』 DNA照合結果....
「....まぁ確かに『誰かに対するやさしさ』の点では、似てるかもね」
~~~~
『あーもう...邪魔っ!!』ズバァァァンッ!
「「「ぐわぁぁぁっ!?」」」
『なんでこんなに反乱軍が要るんだよ....』
タンザナイトは今、日課のホロウでのパトロールをしている中、突然現れた敵と戦っていた。
「おいどうする!?これじゃ手に負えないぞ!」
「ええい...!化け物すぎるだろ!?」
「ん?」
ズバッ! バキュゥゥゥンッ!
「「「ぎゃぁぁぁぁっ!?」」」
『!?』
すると突然、電撃を纏った斬撃と射撃が反乱軍を襲った。
その正体は....
「大丈夫?タンザナイト」
『アンビー!』
「....噂には聞いてましたが、本当に喋るんですね」
『お前は...誰?』
邪兎屋のアンビーと浸蝕された目を隠すかのような黒いバイザーと金髪のポニーテール、そしてミリタリーチックなスーツが目を引く服装の女性が現れる。
「初めまして、私は『トリガー』、よろしく」
『トリガー....トリガー!?――えっと、オボルス小隊の?』
「はい、そうです」
『お、おう...よろしく。えーっと....改めて、俺は『タンザナイト』だ!みんなからは『蒼光の騎士』ってよばれてるぞ!』(トリガーの人物は見たことなかったからな....まさか、こんなキャラデザしてるとは...)
「噂は聞いていますよ....エーテリアスだけど人のために動く変わった人だと」
『そ、そうか―――というか、なんでアンビー達はここに?』
「実は....」
トリガーは話し始めた....如何やら『11号』が行方不明らしい....『シルバー小隊の復活』、その意味をインターノットの情報経由でアンビーが来たらしい。
『ふむふむ....そういうことなら、あいわかった!11号の件、俺にも手伝わせてくれ』
「えっ?い、いいんですか?」
『ああ、友達助けたいんだろ?ならなおさらほっとけないな』
「どうしてそこまで...?」
と、トリガーが聞くと....タンザナイトはこう返した。
『決まってるだろ....『困っている人を助けるのは――当たり前!』....てなっ』
「―――っ!」
『決まってるじゃん...困った人を助けるのは当たり前だよ、アンビー!』
『....?どうした、アンビー?』
「い、いいえ...何でもないわ、行きましょう」
「『?』」
なんかぎくしゃくしてた動きをしたアンビーに首をかしげるトリガーとタンザナイト....進んで先にはエーテリアスが待ち構えていた。
「エーテリアス....」
『よし、いくぞ!....頼むからフレンドリーファイアは止めてくれよトリガー?』
「大丈夫、貴方とエーテリアスの匂いは全く別だから.....」
『そ、そう?....コホン、行くぞ!』
「「えぇ!」」
こうして三人は、襲い掛かってくるエーテリアス達をなぎ倒しに行く...
「....」ズバッ
『知ってるアン...隊長!8っていう数字を横にすると∞になるんだよ!えへへ...インフィニティって『無限』の意味だから私にぴったりですね!』
「....違う、そんなことは無いって...頭で分かっているのに....」
『アンビーっ!』
「っ!」
『GYAA!!』
タンザナイトが声を出すと、アンビーの目の前に、エーテリアスが接近していた。
「ふっ!」ザァンッ!
それに気づいたアンビーは、素早い斬撃で、エーテリアスを真っ二つにする。
『アンビー、どうした?なんか体調悪いのか?』
「....大丈夫、ちょっと考え事していただけ....」
『?....それならいいが、気をつけろよ』
敵を一通り、倒すとトリガーが確信した頷きで言う。
「...なるほど。貴方は確かに、『
(あの....?)
「貴方と『11号』は....攻撃のパターンも、エーテルの使い方も....ほぼ、完全と言っていいほどに一致しておりました。信じられません。まるで、あなた達は....」
「
『クローン!?』
アンビーの答えにタンザナイトは驚く。
(マジかよ...前の世界ではクローン説が出ていたけど....本当だったのかよ.....)
「それは、つまり...シルバー小隊に関する軍内部の噂は、全て事実なのですか...?」
「貴方はどこまでしっているの?」
「シルバー小隊がもう存在しない、ということのみです。生物学的手段で、兵士を量産する?...そのようなことができるはずありません」
「...私の知る限りでは、知能構造体以外はみんな、生物学的手段でうまれてくるはずよ。コウノトリの伝説だってそう。だから...一人作るよりも、百人作るのも、結局のところあまり変わらないわ」
『倫理性のかけらもねぇなそれ....』
「兵士の量産....そんなことが可能であれば、何故....」
「――クローンという肉の壁があるのに、どうして替えのきかない人間の兵士が死地におくられるのか...でしょう?」
『いや言い方ぁ!?間違ってないけどもうちょっとオブラートに包もうよ!?』
と、冷徹な回答をするアンビーにツッコム。
「大丈夫、私はこんなことで怒ったりしないわ。クローンはコストが高いから――彼らは、きっとこう答えるでしょうね。一人で戦場を左右できるシルバー小隊の兵士....その一人当たりのコストは、優秀な将校を育成するりにかかる弔慰金を含めた金額と比べても、そう変わらないはずよ。肉体や意識は重要じゃない。価値があるのは、抜きんでた身体能力や頭脳、反射神経....」
『はい、隊長!お茶を入れてきましたよ!....えっ私の入れるお茶は美味しいって?えへへ///』
「....」
『?』
「んんっ.....完全に解析されないまま研究が中止になったことで、それはより貴重になった。『量産』しても、優秀な素質が完璧に継承されるとは限らなかったから。そして彼らはこう言うの....『欠陥品』に、兵士としての価値はない」
『っ!』
――この小隊で一番『欠陥品』て言われても、
その言葉に、タンザナイトはふと、夢に出てきた言葉をおもいだした。
「アンビー....私はそういうつもりでは....」
「ええ、わかってる。でも、そういうつもりの人もいるわ。私たちを利用しようとする人たちは、常にいるの。だから、シルバー小隊は滅んだのかもしれない。」
と、アンビーは悲しそうな声で呟く。
「私はあの人たちのことを許すつもりはないわ。誰ひとりとして。私にとって唯一の幸運は、この不幸そのもの。シルバー小隊の壊滅と一緒に、この罪深い技術も失われたから。少なくともそう思っていた....今までは」
「『シルバーの復活』――この技術を蘇らせた人物がいると?『11号』が拉致されたのも、この件が関係している....今の状況ではそう推測するのが妥当でしょうね。しかし、私が知る限りでは、当時の資料はすべて焼却されたはずです。もしや
『どうした?』
「もし、軍が秘密裏に技術を復活させようとしているのなら、『11号』を拉致するという
「....そう。今の彼女は....そういう感じなのね」
と、アンビーはどこかホッとしたような顔つきをした。
「彼女は忠実な兵士の模範です。貴方の記憶の中の『11号』とはちがうのですか?」
「私の記憶に....『11号』という名前はないわ。あるのは....」
『ん?』
するとタンザナイトがみたのは....
『っ!おい、さっき銀色っぽい服をきた奴が裂け目に入って行ったぞ!』
「っ!」
「なんですって!」
『あの服装....まるで忍者っぽいが...』
「あれは....当時の、シルバー小隊の制服よ」
『ってことは、追いかければ分かるかもしれないってことか』
「そうですね....急ぎましょう!」
そう言い、三人はシルバー小隊の服をきた人物を追うべく、裂け目に入り込んだ.....
ちなみに自分の中で候補に挙がっていたのはカローレでした。