転生先はエーテリアス   作:YEX

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ケモナー....あんまり心響かなかったけど....ライカンとプルクラのせいで壊れたYO☆


今明かされる真実と過去

とある建物の中のラボ――

 

「はぁ...はぁ...流石は隊長ね...あの身のこなし....昔と変わらない...本当に眩しいわ。私、あの人の『()()()』になら、なってもいい....やっぱり『シルバー小隊』には、隊長がいなくちゃ....それにしても、あの愚図...エーテリアスになったからかしら?随分と強くなっていたわね....むかつく、今まではドジでのろまな役立たずのくせに...ちっ、痛むわね。A、薬を持ってきて」

 

「....」

 

すると、Aと呼ばれたアンビーに似たマスクをつけた人物が治療する。

 

「痛っ....!『欠陥品』中の『欠陥品』が....口の次は神経まで使えなくなったの?もっと丁寧にやりなさい!

 

「.....」

 

眼帯の人物に怒られたのか、Aと呼ばれた人物は悲しそうにしょげる。

 

「どうして痛みって、()()()()()()()()()()()()()()()()強く感じるのかしら。不思議....」

 

「.....」

 

「こんな難しい質問、貴方に答えられるわけないよね。馬鹿だから」

 

「....」

 

そう言うと、『ゴメン...』と言いそうな顔で目を閉じるAだった。

 

「もういいわ、そんな情けない声出さないで。それより、私達の『実験体』は....まだ生きている?」

 

「....」

 

Aは、11号が監禁されてるところへ案内する。

 

「ふふっ...ここにいのね。今の名前は...『11号』だったかしら。可愛くない名前。でも...お顔は本当に可愛い。可愛らしくて...可哀想。今の私とあなたに共通点があるとしたら、この顔だけね。もっとも、あの愚図は顔すら似てないけど....」

 

「......」

 

「あなたと違って、ツイッギーに手足はもうないの。私はもう、『シルバー小隊の完璧な隊員』じゃない。実験のためには、完全な体じゃないといけないの。だから、貴方が必要なのよ....あとあの愚図も。」

 

そう言い、11号の顔を触るツイッギー。

 

「どうしてこうなったかって...知っているでしょう?あの日、あなたが来なかった日....アンビー隊長はね、自分と引き換えにあなたを助けたのよ。彼女ほど強い人でも....一人しか助けられなかった。なんで、助かったのはあなたなの?どうしてツイッギーじゃなかったの?ねぇ、教えて?どうして?」

 

みんな死んだ。私は.....いくつもの死体に押しつぶされた。発見された時、私の手足は侵蝕が進んでいてね....動けなかったの!抵抗もできなかった!私は()()()()()()()()()()()()()だったのに.....私、私は――」

 

「....」

 

急に現れたAにツイッギーは驚いた。

 

「ビックリさせないで!死にたいの!?」

 

「....」

 

「はいはい、分かっているわよ。あいつらが今日ののブツを取りに来たんでしょ?ちょっと片付けてくるわ。話の続きは....後にしましょう」

 

 

 

~~~~

 

同時刻、ラボの外。霧で覆われた冷たい扉に体を寄せたアンビーとトリガー、タンザナイトは、険しい表情で中の動向に耳を澄ませている――

 

「『11号』はここに閉じ込められているようですね。ここからのプランでは、どう動きますか?」

 

『ステルス作戦』

 

「『プロらしく』――潜入して11号を救助」

 

しばらく無言が続いた。

 

「.....えっ?続きは」

 

「以上よ」

 

「.....ステルス作戦は?」

 

『透明化で11号がいる所まで行く』

 

「....あの、どうやって透明に?まさか、光学迷彩とかですか?」

 

『もっと簡単なことだ....俺しかできないが――『透明結晶(カモフラージュ)』』フッ...

 

すると、タンザナイトは結晶を構築させ、透明に変化する。

 

「....見えませんが、匂いで分かります...成分が違うエーテル結晶を纏ってますね

 

『ああ、光を反射する()()()()()で作ったが...たいていのやつならバレない。あと手を繋げばそいつも一緒に透明になれる』

 

「.......なんでもありですね、あなたって」

 

『よく言われる』

 

「.....では、いつでも連絡できるように、通信を繋いでいます。アンビー、タンザナイト、決して無理はしないでください。もしあなたたちに何かあれば――」

 

私達だけでは『11号』を助けられない、でしょう。大丈夫、気を付けるわ」

 

「....あなた達を気遣う言葉をかけるつもりでした....必要ないのであれば、忘れてください....」

 

『よし、行くぞ!』

 

こうして、タンザナイトとアンビーは建物に侵入し、目的の場所へと向かった.....

 

 

~~~~

 

透明化で難なく着々と進んでいると、目的の場所まで着いた。

 

「ここは...とても寒いのね」

 

『そうだな...冷房か?』

 

「外からでもわかります。空気の匂いも妙ですね」

 

「ドンドドドンドン....」

 

すると、遠くから誰かがやって来る声が聞こえた。

 

「!」

 

『アンビー、手を...離れんなよ』スゥゥゥ....

 

タンザナイト達は、『透明結晶』で透明化し、隠れる。

 

――そうして現れたのは、ツイッギーであった。

 

「あら?まだ目覚めていないの、『11号』?あなたの体はけっこう細胞を取ったし、薬の実験もしたけど...このくらいでギブアップなんてしないわよね?ね?末っ子だから...()()()()なのね。でも、ダメ。ツイッギーお姉ちゃんと一緒に遊びましょう?

 

「......」

 

11号は虚ろな感じで意識が朦朧としていた。

 

「そうそう、そうこなくっちゃ。話の続きをしましょう?私、どこまで話したかしら?...ああ、そうだった。手足を失くした私が、()()()()()()()に拾われたってとこね。ふふっ、優しい人たちだったなあ....あの人たち....私を売ったのよ。でも残念、買い手の足りない頭じゃ、私みたく()()()()()()()()使()()()は想像できなかったみたい。だから、また売られた

 

(.....ひでなぁ)

 

「私は闇市に流れて、色んな商品やいわくつきのブツ、特殊な改造を施されたボンプと一緒に、()()()()()()にかけられたわ。あの時...シルバー小隊って、血と肉でてきたボンプみたいだなって気づいたの。肉と金属の唯一の違いは...もっと痛いってこと

 

「そして私は、彼女と出会った」

 

彼女...如何やら元軍医らしく、ツイッギーを買い取ると、お腹を切り開いて、臓器を確認した。クローンは麻酔は効かないらしく、その時の苦痛が残るのだ....

 

その時、彼女は()()()――恐らく、ツイッギーの体に異常を感じたのであろう。

 

そかもこの軍医はシルバー小隊のことは良く知っているらしく、何度も手術し、機械の体を手に入れるが戦闘向きではなかった.....唯一無事なのは、ツイッギーの記憶――()であった。

 

独自の伝手で不完全な研究資料をみつけると、ツイッギーの記憶の断片を辿りながら、検証し補って....シルバー小隊の技術を再現したらしい....

 

そして、その時のツイッギーの顔は()()()()()....これでシルバー小隊を復活できると....

 

(.....狂ってるぜ.....こんなの....!?)

 

「それで、私の計画は気に入ってくれた?()()()()()?」

 

『っ!?.....気づいてたのかよ.....』スゥゥゥ....

 

バレていると知った、タンザナイトは透明化を解除する。

 

「....!」

 

「私の子犬がとっくに気づいてたわ。指示を飛ばして、もう人を呼ばせてる」

 

どうやらAが、気づいていたらしい....

 

「隊長が会いに来てくれて、本当にうれしい。ちゃんと話しておかなきゃって、ずっと思っていたの!....余計な奴もいたけど

 

『それって...おれのことか?』

 

「ふんっ....」

 

「彼女を返して。その後で、ちゃんと話を聞くわ」

 

「...欲しいなら、奪いに来て!」

 

そう言うと、タンザナイト達はラボを飛び出し、トリガーとの合流場所へ向かった――

 

「トリガー!」

 

『すまんバレた!』

 

「説明不要です、状況は把握しました」

 

『そう?....ならさっさと倒すぞ!』ジャキィンッ

 

と、タンザナイトは武器を展開し、現れた敵を数分経たずに倒しきった。

 

「さっすが、アンビー隊長。こんなクズ共、あなたの剣のサビにしかならなかった」

 

『お前さっきからなんなん?敵なのか味方なのかどっちかに振り切ってくんない?

 

「うるさいわね、愚図。私は()()()()に決まっているでしょう?」

 

『愚図!?ひどくね!?俺、初対面なのに!?』

 

「.....」

 

 

『愚図!?ひ、ひどいよツイッギー...私だって頑張っているのに...』

 

『だったら、そのトロトロした動きは止めてくれない?あなた、この中でも一番の『欠陥品』なのよ?もうちょっとしゃんとしなさい!』

 

『ピエン....』

 

 

「....っ」

 

「初対面?....ああ、そうね、()()()()()()()()私は初対面ね...」

 

『?』

 

ツイッギーはふと、一息つくとアンビーに話しかけた。

 

「ふぅ...それより隊長、軍の制服はもう捨てちゃった?」

 

「ツイッギー...」

 

「私だったら、パジャマに使うわ。毎日、過去の栄光と苦悩に包まれながら眠るのよ。素敵でしょ?」

 

「ツイッギー、あなたが生きていること...今日まで知らなかった」

 

「私はいつも戦闘が一番苦手だったから。そんな私が生き残るなんて、隊長が予想できなかったのも当然ね」

 

すると、アンビーはその言葉を否定するように、訂正する。

 

「あなたは戦闘が苦手だったわけじゃない。たとえ力が足りなくても、()()()()()()()()()()()()があったわ」

 

「そうね。あなたはそう言ってくれたこと、もちろん覚えているわ。私が残すよう研究員を説得してくれたし、『自分の価値を正しく評価して』って励ましてもくれた。そう、私には価値がある。今になって、それを理解したわ。役立たずは簡単に死ねるけど、私は違う。私には大切な価値があるから...そして、それを見出してくれる誰かがきっと現れるの。昔のあなたみたいに

 

『.....』

 

「時々、思うの....私がシルバー小隊じゃなかったら、って。ただの新エリー都市民だったら、今頃はホワイトスター学会にいたかも。『特定のホロウにおけるエーテルの3つの形態』...とか研究してたのかな?私は確かに頭は回るけど、賢さにもいろんなタイプがあってね。利益を奪い合い、嘘を見抜き、限られたリソースでこの世界を生き抜く知恵なんて、シルバー小隊で育った私は、()()()()()()()()。全部....この数年で少しずつ学んだけどね」

 

「辛かったのね。それで、あなたがこんなことをする理由?」

 

「理由なんて必要ないわ。少なくとも、あなたを説得する必要はないもの。私はただスポンサーを納得させられたら、それでいいから」

 

「あなたは誰よりもシルバー小隊の罪深さを知ってるはず。こんな技術は二度と使われるべきじゃない....」

 

その言葉に、ツイッギーは拳に力が入る。

 

「罪深い?あなたや私、そして姉妹たちが....みんな罪を背負ってるっていいたいの?」

 

「私達は、罪そのものよ」

 

「だから、私たちは滅ぶべきだって?」

 

「すくなくとも、罪の中で生き続けてはいけないわ」

 

「ああ、なるほど。勉強になったわ、隊長....

 

ハンバーガーを食べて、映画を観て、仕事を見つけて、人とデートするのが私達のすべきことだった....手足を失くして、痛めつけられて、売り飛ばされて、必死に生き残るべきじゃなかったわけね?アンビー隊長、あなたのことは好きだし、何があっても嫌いになんてなったりしないわ。でもね、だからって私の前で、そんなことを()()()()口にしないで――」

 

「私の居場所は分かっている、そうでしょう?」

 

「......」

 

アンビーの出した言葉に無言になるツイッギー....

 

「私がどこに住んでいて、どんなハンバーガーを食べて、どんな映画を観て、どんな人とであっているのか....全部、知っているでしょう?なら....私を探しに来て、ツイッギー

 

「....!」

 

「私はあなたの隊長。あなたにふさわしい罰を、私が直々に与えるわ。そして...一緒に罪を償う

 

「隊長....」

 

「あなたが、()()()()()を犯す前に」

 

「――だったら....」

 

「?」

 

「だったら....『インフィニティ』は――()()()()()と?」

 

「っ!」

 

『?....インフィニティ?』

 

『インフィニティ』....その言葉にピンとこなかったタンザナイトだが、アンビーの表情が見たことない困惑と冷や汗がでる。

 

「...下らない冗談はやめて、ツイッギー....インフィニティは――」

 

「『誰ひとり生還させるつもりのない作戦で姉妹共々死んだ』....でしょ?」

 

「.....そう、私の目の前で息絶えた....あのインフィニティよ」

 

「本当にそうかしら?」

 

「.....何?」

 

「これを見たらいくら隊長でも、理解するでしょ?」

 

そう言い、ツイッギーが取り出したのは、一枚の資料だった....それをタンザナイトの顔に叩きつける。

 

痛っ!?....もうちょっとソフトに渡せって―――えっ?

 

「?どうしました、タンザナイト.....一体何が書かれているんですか?」

 

『......どういうことだ?』

 

「....見せて、タンザナイト」

 

『お、おう』スッ

 

タンザナイトがアンビーに渡すと、アンビーは絶句した.....

 

「嘘....これは....嘘よ.....何かの間違い...!」

 

「間違いじゃないわ....事実よ

 

「一体...何が書かれているんですか?」

 

目が見えないトリガーはタンザナイトに聞いてくる

 

『....『DNA検査結果 『8号 インフィニティ』、『タンザナイト』 DNA照合結果98%』......これはつまり―――』

 

「タンザナイトが....インフィニティ?

 

「嘘よ...そんなはずない....だって、だって....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(―――私のせいで死なせてしまったんだよ?)

 

その時、アンビーはあの悲惨な記憶が蘇る.....




みんなもうすうす気にはなっていたでしょう.....どうやってエーテリアスになったか
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