実はこの小説はこうなることを予言していたんだよ!
ΩΩΩ「な...なんだってぇ!!」
※ただの偶然です
アンビーが見た光景は見るも無残な場所だった。
....そこは、崩壊した建物が蔓延る中、姉妹の死体がいたるところにあるのが目に映る....そこに
「た...隊長、生きてる....?」
その人物は重傷を負いながらも、何とか持ちこたえている人物...『インフィニティ』。
「えぇ...なんとか」
もう一人は、インフィニティよりかは軽傷ですんだボロボロの『アンビー』がいた。
「....ひどい、あの人たちはこうなるのを分かってて....」
「....そうみたいね」
「....ねぇ、隊長....」
「....何?」
「もう限界――逃げよう、隊長」
「....えっ?」
その言葉にハトが豆鉄砲を食らう顔をするアンビーだった。
「こんなところにいたら、どのみち、処分される.....だったらもうこんな所におさらばして、新しいところで一から始めようよ!」
「....どうやって?兵士として育てられた私たちに、一体どうやって始めるの?」
「それは....」
「あなたは、他の姉妹とはちがって、人の思いやりがある....けど、そんなものは戦闘に置いて、必要ないもの....だから.....貴方だけでも逃げて.....」
「っ!」
「あなたなら、私たちと違って、その
「でも....隊長!」
ガコッ!!
すると、建物の一部が壊れ、一塊の物体が、アンビーに落ちる。
「っ!」
「隊長!」
ズブッ!
「....あ」ピトッ
「....ゴフッ」
当たるはずの物体はアンビーを庇ったインフィニティがその物体に入っていた棒状の鉄がインフィニティの腹に貫通する。
「あ....あぁぁ....あああああっ!」
「たい...ちょう」ドサッ
庇ったインフィニティは倒れる。
「なんで...なんで庇ったの!!そんなことしなければ....」
「...ゴメンね....隊長....私って....いつも、そうなんだ....考えるより、先に動いちゃう.....ゴホッ」
さっきの重傷もあってか、もうインフィニティの体力はない....それを感じたインフィニティは最後に、アンビーに話しかける。
「もう....限界...かも....はははっ、まだやりたいことあったんだけどなぁ....」
「いや...いやっ!!お願い、インフィニティ!死なないで!」
「ごめんね...隊長....いくら命令でも...無理かも...」
「っ.....っ!」
アンビーは、大粒の涙を流すしかなかった....
「隊長.....最後だけ.....お願いしていい?」
「....何?」
そう言うと、インフィニティは、アンビーの手を握り、最後のことばを言う。
「....『幸せに、生きて』」
「っ.....」
「....貴方のしたいこと、やりたいこと....いっぱいやって、
インフィニティは――そっと目を閉じた。
「インフィニティ?......インフィニティ!!しっかり!お願い.....目を覚まして.....インフィニティィィィィィッ!」
アンビーは叫んだ―――唯一、アンビーたちを第一としていた心優しきの戦友を失ったことに。
アンビーは願った―――生き返れないと、知りながらも血反吐吐いて奇跡を願った。
それが、幸か不幸か、
―――人の心を持ったエーテリアスとして。
―――
――
ー
『ちょっと待てよ....俺は、インフィニティとは別の人間だ!だって...前の記憶だってある!』
「だったら....自分が
『っ!....そ、それは....』
「....反応は図星ね」
「あなたなの?.....インフィニティ.....」
『俺は....』
タンザナイトが答えようとすると、ツイッギーが割り込んで来る。
「....そうえば、前に聞いたことがあったわ....前に、インフィニティは、とある科学者から実験用の薬を貰ったって....インフィニティは姉妹の中で弱かったから」
『っ!...
「どんな薬かはしらないけど.....もしかしたら、それがあなたの最大の秘密って事じゃないかしら?」
『?...どういうことだ?』
「だって、聞いたことなかったでしょ?.....『人語が喋れる思いやりがあるエーテリアス』なんて?」
『!』
その言葉にタンザナイトはハッとする。
「その薬の効果...どっかで見たことなかったかしら....例えば、『サクリファイス』とか?」
『なっ...!?』
『サクリファイス』と言う言葉に反応したタンザナイトは、思い返してみる───確かに、ブリンガーもルシウスもエーテリアスになりながらも、意識は確かにあった。
『まさか....そういうことなのか?』
「....」
タンザナイトが頭を押さえて考え込むと...ドサッと何が落ちた音が聞こえた....その音に目線を向けると、そこには青ざめた 『11号』だった。幸い、体がまだわずかにうごいており、呼吸をしている。
「お気に入りを返してあげる。これで貸し借りはなしよ、アンビー」
「つ、ツイッギー?」
「貸し借りなしって言ったの。今後、二度と隊長面してお説教なんてしないで」
そう言うと、タンザナイトは即座に前に出て、『11号』を回収し、トリガーに引き渡す。
「『11号』!ああ、起きてください、『11号』....アンビー、彼女の容体は極めて危険です。直ちにホロウから脱出しましょう」
「....分かった。ツイッギー...必ず戻ってくるわ。あなたを....一人にはしない」
『気持ち悪い。やめてって言ったでしょ。私と同じ顔が、いらないお節介を焼いてこようとするのは耐えられない....インフィニティみたいに...!』
『......』
「....節介は焼いてないわ。顔は....慣れてくれたらいいのだけど......行きましょう、トリガー、イン――タンザナイト....」
....ツイッギーは去って行くアンビー達の姿をじっと見つめていた。
「ねぇ、『あの人』につなげて」
「.....!」
「●●●●●、私だって分かってるわ!仲介抜きにスポンサーと直でやり取りすることが、危ないってことくらい....でも、見たでしょ?彼女が集めたクズじゃ、何も変えられないの!」
「.....」
Aが無言で「でも....」と言いそうな困惑する顔をしていた。
「唯一のチャンスは、アンビーが弱くなっていることよ。あのすべてを顧みず、壊しつくすような....最大の強みともいれる戦い方を彼女は捨てた。今のアンビーは家族を養っている傭兵みたい。お給料をもらうまでは死んでも死にきれない、そんな感じのね」
「彼女の使い方には考えがあるわ....全部守らないと....じゃないと私の....今までの.....」
すると、通信を繋いだ人物がノイズ交じりの声が聞こえる。
「....ここまでよくやったな。小娘」
「その呼び方はやめて」
「お前の研究はとても貴重だ。我々は共に....この世界で唯一、力を注ぐ価値のある仕事をしている。人々に希望を与えるという仕事をな。しかし、希望が訪れるその時までは、絶対的な暴力でしか解決できないこともあるだろう。そのこと、勿論理解している」
「前に話したものは、お前の助手に取りに来させろ。ただし、これは
その人物はニヤリと笑いそうな感じで言うのだった....