転生先はエーテリアス   作:YEX

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私は1人じゃない

「....もう!心配したんだからね!」プンスコ

 

「....ごめんなさい」*1

 

『まぁまぁ....なんとかなったからそれくらいに...』

(もちもちな隊長もかわいい...ふふっ♪)

 

「タンザナイトは優しすぎるよ....」

 

あの後、アンビーと和解し、一旦『Random Play』に戻り、リンからお仕置きをうけたあと、これからのことを行動に移すのであった。

 

『さてと....ひと悶着あったが、目的は、あのラボを破壊すること...だったな』

 

「うん、あの技術は悪い奴に渡ったらダメ....だから破壊しなきゃならない」

 

『それと、ツイッギーも止めなきゃな....あいつは()()()でサインを出している....絶対、救ってみせる...!』

 

「なんか、タンザナイトがいれば、今までの困難が起きても、『何とかなる!』って安心できるね」

 

「だからといって彼だけに任せっきりとはいかないだろ?僕たちも精一杯、サポートさせてもらうよ」

 

『よーし....行くぞみんな!目指すは―――ホロウにあるラボ!!

 

「「「うん!」」」

 

こうして、タンザナイト達は、ツイッギーがいるホロウのラボへと向かうこととなった。

 

 

~~~~

 

ホロウに入って、エーテリアスと戦闘していると、リンが不思議そうに言う。

 

「アンビーの戦い方、いつもと違うね....」

 

「制服に着替えたら、昔のことを思い出したの」

 

「このアンビー、ゼッタイ敵に回したくない....」

 

『僕もそう思います』

(ふふんっ!隊長はすごくつよいんだから!)

『なんでお前がドヤるんだよ.....』

 

「どうしたの、タンザナイト?」

 

『いや....なんでも』

 

インフィニティの会話はタンザナイトしか反応しないので、アンビーはどうしたか聞いてくると、タンザナイトはごまかす。

 

「今のアンビー、すっごく頼もしいね!」

 

「今までも、でしょう」

 

「うんうん、そうだねー....それより、破壊しないといけないラボって、ここにあるの?」

 

「ええ....私がプロキシ先生を案内する日が来るなんて....」

 

(.....っ!剣君、ツイッギーがあそこにいるよ!....だけど、なんだろう...()()()()())

『!.....皆、あそこにツイッギーがいるぞ』

 

「ツイッギー....」

 

破壊予定のラボに到着すると、そこにはツイッギーとAが立っていた。

 

「ガッカリだわ、アンビー....私達姉妹の問題に、助っ人を呼ぶなんて」

 

「助っ人の力を借りなくても、あなたに負けることはないわ。それに私は()()()()()()()()()()()().....()()()()()()()ツイッギー」

 

『そうだツイッギー...そんなことをやめて、俺たちと一緒に来いよ....』

(ツイッギー....)

 

「.....」

 

さっきまでの態度と違うことに、ツイッギーは無言で見つめる。

 

「シルバー小隊はとっくに存在しない。小隊の復活は、あなたにはできないわ。戦場で戦えるレベルの兵士を作り上げることの難しさは、私達が一番わかっているでしょう

 

「.....その必要がないといったら?」

 

「どういうこと?」

 

「あなた達は一つ、勘違いをしてる。私はもう可能にしたの。私だけのシルバー小隊はの復活を....!

 

ツイッギーがそう言い、そこに現れたのは、10人...20人....30、40―――それ以上のアンビー達に似たクローンが沢山いた。

 

「――!!!」

 

『U・SO・DA・RO!!』

(嘘....そんなことって....)

 

「おかしい....あのアンビー達、ううん、あの人たち....戦えるように見えないんだけど....」

 

「妙だ....彼らは、戦闘員に見えない.....」

 

「ツイッギー。あなた――何をしたの?」

 

その不気味な光景を目にしたアンビーはツイッギーに訳を聞いた。

 

「何をしたと...思う?何をしたら....私の内臓をかき回すあの両手を止めさせて、TOPSのお偉いさんから、私の研究に対する()()()()を引き出せたと思う....?」

 

瞬間――冷たく骨の髄まで凍りつくようなラボの中、()()()()()()()()()()が記憶のそこから、だんだんと浮かび上がって来る。

 

「そんな....嘘....あなた、彼女たちの....臓器を売って....その手で私達の姉妹を作って....家畜のように扱ったの?

 

『....っ!』

(ひどい....ひどすぎるよ.....)

 

これにはタンザナイトも絶句する。

 

「シルバー小隊の復活に必要な資源を、()()()()()()()()()()()。私は家が欲しかった、それだけなの。『私達の姉妹』って言ったわよね?そう、私たちは姉妹であり、家族なの....家族なのに――どうして同じ痛みを分かち会ってくれないの!?

 

(ツイッギー.....もうそこまで....)

 

「私もハリン*2もインフィニティも完璧じゃないのが、本当に残念....どんなに頑張っても『欠陥品』しか作れなかった。臓器を取る以外、なんの役に立たない」

 

 

『違う!!』

 

 

タンザナイトは大声でツイッギーの言葉を否定する。

 

(剣君....)

 

「....タンザナイト」

 

「っ!」

 

『どんな人でも....『欠陥品』でも....はぐれものでも......誰かのために役立てる力があるはずだ!何の取柄もないなんてことは絶対にないんだ!!

 

と、役に立たないと言ったことを今までの色んな人を『夢』を与える手伝いをしてきたタンザナイトは強く否定する。

 

「っ....そんなのは()()()()()()()()()()()()()()()!それに、成果がなかったわけじゃないわ!」

 

『なにっ?』

 

「誰にも言わなかったけど...少し前に、技術の改良に成功したの。これからはもっとクローンを作りやすくなる。優秀な兵士を作るコストが今よりもずっと低くなって、立案書に書かれた通り――『砂糖と空気から軍隊を作る』そんな魔法が、もうすぐと実現するの」

 

(「『っ!?』」)

 

その方法を聞いたタンザナイト達はゾッと鳥肌がたった。

 

「アンビー、インフィニティ───アンビー隊長。今ならまだ手を取り合えるわ。あなたたちはパズルの最後のピース、協力してくれれば、絶え間なく本物の戦士を生み出し続けられるようになる。そして、誰にも知られることなく実験は続くの。()()()()()ができあがる、その時まで....この軍隊で何ができるか、想像してみて!姉妹がいじめられることはもうない!新エリー都を制圧することだってできるわ!そして、あなたはみんなの先頭で指揮をとるの....」

 

もはや、誰もが狂気と言わざるおえないぐらいな醜態をさらすツイッギー。

 

「私?私はどうなってもいいわ。私が浪費した.....いえ、殺してしまった姉妹たちに報いるために処分されたっていい。好きにして

 

「....」

 

「隊長、一緒に....家に帰ってくれる?」

 

「こんなもの...家じゃない。胸が悪くなるわ」

 

『そうだ...もうこれ以上命をもてあそぶ前に―――お前を助ける(止める)

(ツイッギー、いい加減に目をさまして!そんなのあの研究者たちと同じだよ!!)

 

 

「あははははははっ――――!!」

 

 

タンザナイト達がツイッギーの提案を蹴ると、狂ったように笑い出した。

 

「そうね。私だって....自分が気持ち悪いって思うもの

 

ツイッギーは薬液が入った注射器を取り出すと、自分の体に刺す。

 

「...!」

 

「どきなさい!」

 

半分ほど注入されたところで、ふいにAが注射器を奪い、残りの自分に打ち込んだ。

 

「.....」

 

「...何してるのよ!このバカ、大バカ!気でも狂ったわけ!?あなたみたいな『()()()』じゃ、耐えられない!あなた....みんなを――」

 

「....ふっ」

 

「....」

 

すると、Aはツイッギーに笑いかけ、プツリプツリと口を開く。

 

「アナタ....マモル....ミンナ.....」

 

「アリガトウ....ワタシ....ウンデクレ...テ。ヒトリニ.....サセナイ」

 

それは異様な光景だった。無抵抗なクローンたちは、一つの巨大な怪物の影に引き裂かれ、吞み込まれていく。次の瞬間――威圧感を放つ敵の前が目の前に現れる。

 

『......』ズズッ

 

見た目が()()()()()()()()だが、タナトスの装備している外側白色で内側緑色のマントに、弓のように曲がった結晶の剣、眼帯のしていた所にブラックホールの球体が埋め込まれ、Aが装着していたマスクをかぶっている。

 

正に一心同体となった姿のエーテリアスだった。

 

「ツイッギー....」

 

『くっ...ん?』

 

すると、コンテナから、誰かが急いで降りてきた――それは、休んでいた11号だった。

 

(ハリン!?)

『なんでここに!?』

 

「....戦闘の技術を忘れてはいないわ」

 

そう言い、11号は剣を取り出し、構える。

 

「―――うんっ!」

 

(っ!....うん!)

 

(「「シルバー小隊―――対エーテリアスTWーAN弐式――」」)

 

『....さすが、姉妹...息ぴったりじゃねぇか』

 

三人は、エーテリアス化したツイッギーを退治するため、戦闘態勢にはいった。

 

 

 

 

 

『シルバー小隊は....私が復活させる....』

*1
リンから両頬を引っ張られた

*2
11号の名前

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