『行くぞ!』ダッ!
タンザナイトが先に動き出して、ツイッギーに攻撃する。
『ふっ..』
「はぁぁっ!」ズバッ
「てやぁ!」ザァンッ!
『....っ』
攻撃を軽々と避けるツイッギー、その後にアンビーと11号の攻撃も簡単に避ける。
『すごい反応速度...』
「ならっ!」バッ──
バリリリッ!!
『っ!』
アンビーは電光が走った加速で一気にツイッギーのところまで、接近する。
「これで───」
『嘗めないでよ....シルバー小隊の復活は....私が達成するわ!!』
ボボボボッ!
「「『(!!??)』」」
アンビーが攻撃する直前、ツイッギーが体から泥々した液体のような何かを出すと──アンビーそっくりな顔をしたシルバー小隊のクローンが大量に生成される。
「これは──うぐっ!?」ドッ!
大量のクローンに押し出され、アンビーは吹き飛びされる。
『アンビー!!』
(隊長!?)
「うぐっ....大丈夫、吹き飛ばされただけ...だけど──」
「...まるで地獄絵図ね」
ワサワサワサワサ.....
タンザナイト達が目にした光景は....何10人、50人、100人―――1000人以上のクローンが山のようにあふれる光景だった。
『いや多すぎぃ!?』
「ざっと千人以上....流石に手が折れるわ....」
『この力があれば....シルバー小隊は強靭!無敵!最強なのよ!!』ドドドド
―無限増殖
ツイッギーは、増殖した大量のクローンでタンザナイト達に波のように襲い掛かってくる。
『ちよっ!?マジかよ!』ダッ
「プロキシ先生!」
「うわわっ!?」
「ふっ!」
タンザナイト達は、クローンの波を飛びこみ、上から渡るように走る。
『ツイッギー!』
『うるさい....着易く呼ばないで!』
「お願い、ツイッギー...正気に戻って!」
『...何言ってるのかしら?―――私はもうとっくに正気よ!!』
―
呼び止める声を聴かず、ツイッギーは増殖したクローンをまるで蛇のように、うねうねと合体させたものを多数出現させ、タンザナイト達に襲い掛かる。
『クソッ!』ドドドンッ!
(圧倒的に多すぎる...)
「くっ...」ズババッ
「一体、一体は大したことないけど....キリがない!」ザァンッ
襲い掛かる蛇型合体クローンを重火器や剣撃で攻撃をやり過ごすが....一向にツイッギーの所まで着けない....
「ツイッギー...!」バチバチ....
バリリリッ!!
アンビーは電光石火の如く、高速で動き、一気にツイッギーの所へ踏み込む、掴む。
『っ!.....アンビー隊長....』
「お願い....もうこんなことしないで、私たちと一緒に帰りましょう!」
『......』
「あなたが傷つくことの無い、安心できる帰れる場所も用意するから.....貴方と、一緒にハンバーガーたべて、映画見て....そんな下らない毎日で過ごそう、ツイッギー!」
『....うるさい』
「えっ....」
『うるさいんだよ、アンビィィィィっ!!』
ツイッギーは掴んだアンビーの手を叩き落とし、首を絞める。
「ガッ....」
『アンビー!?』
(隊長...!)
『偶々親切な人に拾われたくせに!偶々生きやすい環境にいたくせに!偶々幸せな生活を手に入れたくせに!―――そんなお前が、私を可哀想扱いをするなぁぁぁぁっ!!』
ドコッ!―――ガシャァァンッ!!
首を絞めた手を放すと、すかさずツイッギーは蹴りで吹き飛ばし、アンビーを建物の壁に叩きつける。
「うぐっ....」
『死ねっ!!』
―
沢山集まったクローンがまるで巨大な腕に見えるくらいの形になり、そのままアンビー目掛けて、放った。
(隊長!!)
『やめろぉぉぉぉっ!!『
ガツゥゥゥンッ!!
タンザナイトは、アンビーの所までジャンプし、右腕を巨大な龍の頭に生成し、ツイッギーの攻撃にぶつける。
『ぐっ...』
『っらぁ!!』
バキィィっ!
ぶつけた技が不発に終わると、タンザナイトはすかさず、『
『なっ!?いつの間に!?』
『『
『ちぃぃっ!』バッ
タンザナイトは発勁のような攻撃でツイッギーに放つが、一早く気づいたツイッギーは、クローンの壁を作り、攻撃を防ぐ。
『くっ....
『甘いんだよインフィニティ....私よりドベのお前が、勝とうなんて十年早いんだよ!』
ガッ!
『うぐっ...!?』
(剣君!)
そう言い、ツイッギーはタンザナイトの首を掴む。
『クローンでも、エーテリアスでもない....フラフラと中途半端なお前が!甘ったるい夢見てんじゃねぇよぉぉっ!!』
ブォン――ドコォォォォンッ!
『ぐうぅ...』
ツイッギーは叫びながら、タンザナイトを地面に勢いよく下に投げて、地面に叩きつける。
『このまま圧死させてやるよぉぉ!このホロウも、街も、世界も!全部呑み込んで、知らしめてやるよ!!』
『ハッハッハッ!』と笑いながら、大量のクローンに押しつぶされるタンザナイト。
「タンザ...ナイト....」
「くっ....タンザナイト!」ズバッ
『.....』
――俺が押しつぶされる中、色んな感情が混じり合ったツイッギーの怒り...だからこそ見えたんだ....怒りの感情の奥に
『....寂しい』
――泣いていた。
――ただ、悲しくて、寂しくて、痛くて....お前は泣いていたんだ。
――お前は『奪う』ことしか知らなかった....誰かに『与える』ということを教えてなかったから....それしか分からないんだ.....
――だから....だからこそ、手を差し伸ばさなきゃいけないんだ....!
『....インフィニティ』
(どうしたの剣君!)
『どうやっても俺達じゃツイッギーを止めることは不可能だ...』
(!....そ、そんな。じゃ――)
『だから、お前の力が必要だ――インフィニティ...!』
(....え?)
『俺とお前....二人の魂を一つに合わせるんだ』
(えぇ!?急にそんなこと言っても....出来る訳ないよ!?)
『
(っ!)
『お前の力が....必要なんだ、インフィニティ.....一緒に戦ってくれ....!』
(........うん、分かった。私もツイッギーを助けたい、皆を助けたい!)
『....ああ』
フッとタンザナイトは笑うと、インフィニティとタンザナイトはお互いの手を
――俺とお前....心を一つにするんだ。
――誰かを救いたい....
――誰かを守りたい....
――その思いを....重ねれば....
「『心は今.....一つになるっ!!』」
―――
――
―
『終わったかしら?......あぁ?』
ビリッ....ビリッ.....
バリシャァァァァンッ!!
大量のクローンが、電撃と共にタンザナイトがいたところから爆散してクローンたちが吹き飛ぶ。
『っ!?なんだ?何が.....!?』
『....』バチッ....バチッ
そこに現れたのは.....エーテリアスのデュラハンではなく、ツイッギーと同じ服装・体型になっており、銀髪の金と銀のオッドアイで、胸の上にブラックホールのような玉が埋め込まれ、服装の色も黒の部分が金色、白い部分が銀色に変わって、背中に
「.....嘘っイン....フィニティ?」
「嘘でしょ!?あれってタンザナイトなの!?骨格から何から何まで変わってるけど!?」
「タンザナイト?....いや、あの人はどこかで.....」
『なによ...その姿は?』
『――お前の言う通りだよ....ツイッギー』
『!』
タンザナイトとインフィニティの二つが重なった声を出しながら口を開く。
『沢山迷って、がむしゃらに遠い回り道して、そんな中途半端なのが.....今の俺たちだ―――
『っ....』
『俺はクローンでも、エーテリアスでも、インフィニティでも、剣でもない。今の俺の名は....
―――『
黄金の精神と純銀のような瞳でツイッギーを見つめた。
『
タンザナイトとインフィニティが心を一つになることでなれる形態
能力は電気が使え、エーテル活性が凄く、力、速さ、防御力、機動力、が他の形態より物凄く高くなる。