次の日....アキラとリンがオークションに出かける準備をしていると....誰かが入って来る。
『よう!待たせたな』
その人物は...青いスーツ一式を着た
「えっと....どちら様?友人にそっくりだけど....」
『ふふっ...当てて見ろ、ヒントは―――これ♡』バッ
そう言うと、スーツを解けて、下へ引っ張ると、
「もしかして...タンザナイト!?」
『あったりー!』
「たしか、君の中にいる元の人格、『インフィニティ』とシンクロすることでなれた形態じゃなかったかい?」
そう、今タンザナイトは『
『ああ、俺って結構有名人じゃん?そんな俺がオークションに行くとなると、
「もうなんでもありだよね....タンザナイトって」
『はははっ...そんなことより、早速オークションに行こうぜ!』
そう言い、タンザナイト達はオークション会場へ向かうのであった。
~~~~
『VIPラウンジ』
「さすがVIPラウンジだな。洗練された上流の雰囲気だ」
『わざわざ招待制にするだけあるな....』
「高そうなスイーツにドリンクも...ゴクリ」
と、VIPラウンジの凄さに感心する三人。
「少し早く着いたみたいだ、ライカンさんたちはまだ来てないな....先にここを見て回るのはどうだい?高そうなスイーツや飲み物もあることだしね」
『そうだな』
その時、すぐ近くから哀願するような声が聞こえてきた....
「お願いします、どうか助けてください...もう他にどうしようもないんです....」
『?....なんだ?』
「あそこで何かあったみたいだ、見に行ってみよう。」
そこにいたのは....紫髪の赤目で傘を持ったお嬢様風の女性と怯えるシリオンの母と娘らしき人物がいた。
「虚言....欺瞞....背反....」
そう言いながらこっちに向かってきた。*1
「迷霧が立ち込め、真相は底知れぬ幻の中....見つけたのです」
(((.....なにが!?)))
「―――運命の人」
その少女がそう呟いたのだった....
「思った通りなのです」
『えっ?』
「運命の人って...なに?久しぶりに聞いたよ、そんな懐かしい口説き文句....」
「言葉で表現できることには限界があるのです。今のあなたたちに理解できないとしても、それは普通のこと―――すぐにわかるのです。わたしが何を言わんとしているか....」
すると、白い髪の女のシリオン、『シエナ』が口を開く。
「おっ、お嬢さん――私を詐欺師だと疑っているのはわかっています。でも....あれは本当のことなんです!あの
『何あれ?八百長?』
「さぁ...?」
「あのコレクションには、実は傷がついています。競り落としたあと、裏で手続きをする際に運営へ指摘してください。そうすれば出品そのものが無効となり、質屋へと戻って行くでしょう....あなたがお金を払う必要もありません!もちろん手間賃として、いくらかお支払いいたします...!多くはありませんが、私の用意できるすべてを....だからどうか...!」
「ママ、泣かないで...」
と、悲しい目をする親子に思わずタンザナイトも心が揺らぐ。
『うっ...これはちょっとほっとけないな....』
「.....」
謎の少女は冷静な目で見つめる。
「あなたのお話が事実だとして、そのために来たわけではないのです。第一、わたしとなんの関係が?あなたの不幸になろうと、わたしの知ったことではないのです」
(めっちゃ冷徹!?)
「お嬢さん、そんな...お金に困っているように見えないのに、どうしてそこまで冷徹になれるんです...!お隣にいらっしゃるお上品そうなご友人も、きっとそう思ってらっしゃいますよね!」
『....えっ?俺らに聞いてんの?』
と、流れ弾でタンザナイト達に当たった。
「どうする?」コソコソ
『うーん...嘘言っているように見えないし....それに『助けを求める顔』してる奴をほっとくわけにはいかないしな.....まぁ話を聞いてみないと分かんないからな』
「!......」
「本当ですか!もしよろしければ、お願いを聞いていただけないでしょうか―――」
すると、謎の少女が言葉を遮った。
「まもなくオークションが始まるのです。どうやってここに紛れ込んだのかは知らないですけれど....小さい子供も警備員に突き出されたいのですか?」
「....!」
『おいおい...そんな冷酷なこと言わなくたって―――』
「それと、あなた達」
と、謎の少女がタンザナイト達に冷ややかな視線を向け、口を開く。
「ささやかな忠告をしてあげるのです。オークションは戦場、
『......』
思わず、タンザナイトは口ごもる。
――その時アナウンスが響き渡る。
『まもなくオークション第一部を開始します。お席についてお待ちください』
「すぐに、手に入れられるのです.....」
すると、奥にライカンがいたので、話しかける。
「プロキシ様、ご無事でしょうか?なにやらトラブルに巻き込まれたようにお見受けしました」
「大丈夫、そんな深刻じゃないから」
「そのようであれば安心いたしました....ところで、その青いコートの人は?」
『ん?ああ...これならわかるか?』チラッ
と、タンザナイトはスーツを下に引っ張り、ブラックホールを見せた。
「っ!貴方様でしたか...なるほど、変装できていたんですね。実は、会話がいくらか耳にはいってしまったのですが......率直にもうしあげますと、このようなオークションに彼女のような親子連れが客人として招待されているのには...少しばかり違和感を覚えます」
『ああ?.....あっそうか、これ招待状が無いと入れないんだったな』
「ともすると、ありーの謎めいたビビアン様の仰る通り、正規のものではない手段という可能性もございますね。何やら裏がありそうな気も....」
(.....でもあの顔は、嘘には見えないんだよな)
「ですが、話をオークションに戻しましょう。プロキシ様、タンザナイト様、ご興味を惹かれた品がございましたら入札して頂いてもかまいません。ご主人様がご負担くださるとのことですので」
「ほんと!?」
『うわー!ふっとぱら!!』
と、タンザナイト達は懐の広さに感心する。
「ご安心ください、ご主人様の予算は潤沢でございますから、およそ通常のオークションに出回るような品であれば支障はないかと。もっとも、我々の追い求める『あの品』を狙う勢力が他にいなければ、ではございますが.....そのような状況が起きた場合は、臨機応変に対処するといたしましょう。貴方様達のお知恵を信頼しております」
ライカンと話していると、いきなり招かれざる客が近づいてきた....
「またお前か...!しかも、今度は別の奴と一緒だと?あの自惚れ屋のパツキンとエーテリアスもどきはどこに行った!?」
『なんだ、おまえか』
その人物は哀れにも財布を無くした『カーティス・レイヴンロック』だった。
「なっ...僕を知っているのか!」
『さぁてね.....』
「...『自惚れ屋のパツキン』?」
「えっと...話せば長くなるけど....」
そう言おうとすると、カーティスが口を開き遮った。
「フン、お前のような庶民風情がこのオークションに参加できるとは....どこで招待状を手に入れたのか、エドモンド様は大層ご興味を持たれるだろうな!」
「誰なの?」
「エドモンド様のことを知らないのか?彼はTOPSの重鎮で
『....へー』
「はぁ、なんでこんなやつに説明してやらなきゃならないんだ。どうせ理解できないと分かっているのに....せいぜい僕と同じ品に目をつけないことだな、僕は絶対に勝つぞ!」
捨て台詞を放った後、カーティスは慌ただしく去って行った....
「プロキシ様。今しがたの彼は、ずいぶんとあなた様に敵意を向けられているようでした。何やら過去にトラブルのあったご様子....しかしながら、間もなく時間でございます。まずは入場するといたしましょう」
そう言い、ライカンと共にオークションに向かうことになった。
ディスク『蒼光の騎士の歌』
『蒼光の騎士』の熱狂的なファンが制作した奇妙なドライバーディスク。
奇妙な歌唱者が奇妙な声で歌うのだが、なぜか心に響く。
『蒼光の騎士』様の伝説を広めようとしている
2セット効果:会心率5%、会心ダメージ5%
4セット効果:会心が出た時、バフ効果を一重獲得する。1回のスキルにおいて1回のみ発動可能。『特殊スキル』または『強化特殊』発動時、敵に命中後ダメージが出た時、装備者の会心ダメージ+4%、物理、電気、エーテル属性ダメージ15%。最大三重まで獲得する。
1.あの日「守る」と決めた
約束はこの胸に
全てを失うことで
今 救える命があるのなら
2.喜んで全部をあげよう
この気持ちが初めての生きがいだ
傷跡はかくさないで
絶望も武器にして
生きると決めたんだよ
3.精一杯この涙かきわけて
君に全てをあげるから
お願いどうか消えないでくれ
あの日「守る」と決めた
約束はこの胸に
4.誰かの懸けた命に
今 生かされながら戦ってる
負けることはもう怖くない
勝ちを諦めるのが嫌なんだ
もう絶対逃げたりはしないから
なりたい自分(ボク)で挑みたいだけ
しょうもない綺麗事だとしても
君が笑ってくれりゃいいんだ
5.”強さ”は何かの上に立つため
在るんじゃない
大切なものを抱きしめるそのために
何もかもを失くしても
きっと 君を忘れない
6.精一杯この涙かきわけて
君に全てをあげるから
お願いどうか消えないでくれ
あの日「守る」と決めた
約束はこの胸に
消えそうな希望 (ヒカリ) だとしても行け
これ聞いたタンザナイトの達の感想
タンザナイト『これポ●リスじゃねぇかぁ!?ヒロアカの!?』
リン「....なんか私たちの歌よりよくない!?ヒロアカは知らないけど....」
アキラ「こうして聞くと、タンザナイトに当てはまるな....」