情緒がおかしくなったビビアンは外の空気を吸うと同時に、『ブレイズウッド』で現地集合することとなった。
すると、到着と同時に見覚えの顔が二人いたのだった.....
「プロキシ先生、弟達*1もいたのね」
「ここでお会いできるとは、予測していませんでした」
そこにいたのは、トリガーとシルバー小隊の服をきたアンビーであった。
『姉さんにトリガー?というか、姉さんなんでその服を?』
(......もしかして)
「調査しに来たの...この間の件について*2」
『....そうか』
「?」
タンザナイトの雰囲気に
「黒幕の手がかりが、ようやく最近掴めたから。でも情報提供者は警戒してて、私の素性を確かめたがっている。だから、この格好で会うことにしたの.....あのことならもう
「私はアンビーの助力となるべく同行いたしました。勿論、黒幕を捕えたいという思いは同じです」
「そうなんだ....」
「ところで、こちらの女性は?」
「ビビアンって言うの、友達なんだ*3。ちょっとここで調べたいことがあってね」
「
「私たちを....知っているの?」
「事前調査は徹底されているようですね。プロキシさんに起因するものでしょうか?」
「....あなた方はとても有名なのです。お仕事上、新エリー都で名を馳せている人々については把握するようにしています――――ですが今はどうでもいいことなのです」
「「「『...えっ?』」」」
と、全員があっけに取られている中、ビビアンが急にキリッとした表情でアンビーに聞いてくる。
「時にアンビーさん....さっき、タンザナイト様が『姉さん』と言っていたのですが.....これについて聞いても?」
「....その名のとおりよ、タンザナイトは私の血の繋がった弟よ。他に妹もいるわ」
「そうなのですね....では」
「?」
ビビアンがそう言って取り出したのは、『茶菓子』であった。
「『カモン・ミールティ』の茶菓子セットです....今後ともタンザナイト様と是非、よろしくなのです―――
「あっ...うん....ありがとう」
(いや字!?完全にそっち方面にいってないビビアン!?)
と、若干引き気味で困惑しながらアンビーは『茶菓子』を貰う。
「....えっと、あれは?」
「えーと....実はビビアン、私たちとタンザナイトのファンなんだって....」
「なるほど....タンザナイトの姉であるアンビーさんにお近づきになろうと.....」
と、ゴマ刷っているビビアンはコホンっとせき込み、目的の場所へ行くため、離れようとする。
「....では、私達はこれからホロウに入るのです。ホントはお話をしたいのですが、用事があるので、ここで失礼したいのですが....」
「ホロウに入る?でもプロキシ先生、あなたは生身....」
「えへへ....実はH.D.Dをアップグレードしたおかげで、生身でも行けるようになったんだ!」
「そうなの...!プロキシ先生、いつの間に....」
と、会話しているその時、突然その場によく見知った女性が現れた。
『ん?』
「....!あなたは、以前オークションで....」
「こんにちは。また会えるとは思ってなかったわ、お嬢さん」
その瞬間―――ビビアンは大粒の涙があふれだした。
『!』
「......」
「....ビビアン、大丈夫?すごく、悲しそうだわ」
「ビビアン、どうしたの?具合でも悪い?」
と、心配する皆にビビアンは大丈夫と心配かけないようにする。
「.....すこしぼんやりしていました。大丈夫なのです....それはそうと、どうしてあなたがいるのです?」
「安心して、今日はあなたたちのお金をだまし取る気はないわ。ここで待ち合わせをしているだけだから」
「情報提供者というのは、あなた....?」
「ええ、そうよ。あなたがかの、シルバー小隊のアンビーね?会えて嬉しいわ。それじゃ、こちらの方と情報交換してくるから、失礼するわ」
シエナはそう言うと、アンビー達と横にずれ、何か詳しく相談していた。ビビアンは
「ビビアン...?なんか顔色悪いよ...?」
『...それに、さっき泣いてたろ?何か関係があるのか?』
「あ...後で詳しく話すのです。今はだめです」
(今は?)
「....以上、私が把握できてる情報はこれだけよ」
すると、終わったのか、シエナが頼みごとを言う。
「交換条件といってはなんだけど、ちょっと私を手伝ってくれないかしら。ホロウの中に連れてってほしいの。大事なものを落としたから....見つけたくて」
「私たちも、ちょうどホロウへ入るところだったのです。そういうことなら、付いて行ってあげないこともないです」
「....私は構わないわ。けど、あなたたちは別の用事があるんじゃ...?」
「大丈夫なのです。お義姉様....わたしたちは急いでいませんから。そうですよね?パエ――プロキシ様、タンザナイト様?」
「え...?確かにそこまで急ぎじゃないけど....じゃあ一緒に行く?」
『俺は大丈夫だが....』
(わたしもー!)
「ええ...♡あなた様達がいればどんな敵だろうと安全なのですから」
「あ、ありがとう....」(この子...あんなキャラにだっけ?)
と、シエナは若干引きつつもお礼を言う。
....行く準備をしている中、リン達はビビアンにシエナのことを聞く。
「えっと...ビビアン、なんで急にシエナの肩を持つように?」
『あっ、俺も思った』
「パエトーン様、タンザナイト様......あなたは運命を信じますか?」
「信じる...かな?」
『運命しだいかな』
「そうなのですか。わたしは常々、定められた運命とは、なんて悲しいんだろう....と思っているのです。パエトーン様、タンザナイト様、実は、わたし....」
ビビアンが何か言おうとした時、途中でやめた。
「――いえ、なんでもないのです。早くホロウに入りましょう」
「『?』」
タンザナイトたちはビビアンの言葉を気になりつつも、シエナの依頼を達成するため、ホロウに入るのであった。
「ここには、何しに来たの?」
「お義姉様方と同じです。とても....大事なものを探しに。新エリー都の存続がかかっている、と言っても過言ではないのです――次は私の番です。....お義姉様方は何の調査を?」
「....『シルバー』を知っているなら、それがもうこの世に存在しないことを把握してるはずよ。私が調査してることは、それと関係があるの」
『ん?』
すると、数々の敵が現れてくる。
『さてと、敵さんのお出ましか....行くぞ!』
「ええ」「援護します!」
「....がんばれー!」*4
『『剣足』――『
ズバババンっ!
足をスケートの刃に変化させて、勢いをつけジャンプ、その場で回転して蹴りを放ち、敵をなぎ倒す。
「で...でましたわ!あれがタンザナイト様の技....『
「......『バンッ』えっとビビアンさん?」
『『
「わかったわ...!」
ズバァァァンッ!
タンザナイトの手から、鎖をだし、敵を縛り付け、その間にアンビーが斬りつけ、倒す。
「あれがタンザナイト様の技....『
「び....ビビアンさん?」
『『時空真拳
ドコォォォォォンッ!!
タンザナイトは『時空モード』に変化し、拳から腕ぐらいの太さの衝撃波を放って敵を吹き飛ばす。
「あれはぁぁっ!!タンザナイト様の新たな力、『
「いやあなたも戦ってくださいよっ!?」
と、あまりの豹変っぷりにトリガーは突っ込んだ。
「――はっ!す、すみません...私ったらついはしたないところを////」
「.....私があったあのミステリアスな子があんなにオタクだったなんてね....」
「あはは.....」
(....やりずれぇ)
と、ビビアンの熱狂にタンザナイト達は引いていた。
ねじれポイント
ビビアンからのアンビーの呼びが変わった。(発音は依然としてアンビーさんだよー)