デュラハンじゃないよ!
「あ゛あ゛....うう....」
旧都陥落時、とある女性が瓦礫の下敷きになっていた。
「....ゴホッ....ゴホッゴホッ.....こちら.....こちらはH.A.N.D対ホロウ行動部特別調査小隊所属...サラ....」
「.....私達の小隊は....要警戒エーテリアス殲滅作戦に巻き込まれ.....全ての隊員と連絡が途絶.....」
すると、サラのぼやけた目に人影が通る。
「!...待って!お願い、行かないで....助けて....死にたくない....」
『......』
「た、助けて...いや....置いてかないで....お願い....誰でもいい...助けて.....」
その人影は、
「...神様...もし本当にいるのなら....どうか、応えて.....」
『.....っ!』カッ!
白い布の人物が、手を翳すと―――下敷きになっていた瓦礫が吹っ飛び押しつぶれていたサラが露わになった。
「.....うう...」
『......』
白い人物はそのまま、サラを担ぎこみ、この場を去った......
―――
――
ー
「...う、ううん?」
サラが目を覚ましたのは、ボロボロの内装だったが、ある程度綺麗にされた部屋だった。
「....こ、ここは....?私は...助かったの?」
『そうだ』
「!!」
そこに立っていたのは....青い光を纏い、白い布で覆われた青白く尖った「マント」に痩せこけた不気味な骨格をした胸に近い場所にワームホールがくっついている怪物が、目の前にいた。
「ヒュッ――か、怪物....!」
『ひどいな....助けを求めたから折角、治療してあげたのに』
「え...ほ、本当だわ....傷が治ってる.....あなたは?それに何故エーテリアスなのに言葉が....?一体どうやって治したんですか!?」
『質問は一つずつにしてくれんか....そうだな、おれの名前は―――『ラブラド』と呼んでいい』
「ら、ラブラド....それで、何故言葉が.....?みたところエーテリアスですよね?」
『うむ、それは――――俺にも分からん!!』
「分からないの!?自分のことなのに!?」
と、自信満々にいうラブラドにサラは思わずツッコんだ。
『だって気付いた時にはこれだったんだもん』
(えー.....)
『まぁいいさ、ほれ。怪我が治ったんだから、とっととお家に帰りな。お前には心配している家族がいるだろう?』
「え、ええ....ありがとう、ございます?」
こうして、サラは謎のエーテリアス、『ラブラド』の案内でホロウから脱出し、サラはH.A.N.D.へ戻るのだが......
「何度も言ったはずだ、対ホロウ行動部に『特別調査小隊』など存在しない!H.A.N.D.にも、お前の言う『サラ・フローレン』などという人物の情報はなかった。最後の警告だ。これ以上食い下がるなら、出て行ってもらう」
「.....」
サラは、激しい雨が降っている中、受けて入れてくれなかった絶望に路頭にさまよいながらも、自然と救いを求めるかのように、あの人物へと歩き始める。
『ん?誰――――ダッ!?』
「......」ズブヌレ....
『.........えーっと―――茶でもいるぅ?』
その後、ラブラドは、サラの隣で寄り添い、彼女の心が落ち着きを取り戻すまで月日が流れ――――
現在....
「....主任、TOPSからの資料が届いています」
『ええ!?また!?またのねぇ!?一昨日出したような気がするけど!?』カタカタ....
「どうやら今度は『讃頌会』がポーセルメックスと結託していたらしく....そのせいで私達、『魔女教会』に飛び火したとのことです」
『F●●K!ホントあいつら、ねずみみたいにどこにでも潜伏してんなぁ!!』
と、数多の書類を秘書たちで捌き切っているラブラド、そこに追加で来るので軽く発狂する。
『この前にあったブリンガー事件*1も、ビビアンの件*2も、全部『讃頌会』がかかわってんじゃねぇか!!そのおかげでなんか、
「落ち着いてください、主任」
と、サラが冷静な口調でラブラドを落ち着かせる。
「まぁ、確かに....『始まりの主』とか姿もよく分からない神のようなのをよく信仰しますね....そんな胡散臭いのを崇拝するより私は主任を崇拝しますね」
『いや、こっちもはたから見れば、胡散臭さがするんだけどね?』
「なにを言いますか。讃頌会というテロリストより、魔女教会は圧倒的(他社比)新エリー都に貢献しています!医療は勿論、工事に、エーテル業、その他諸々と幅広く活動を広げているのですよ!あのTOPSよりも上なのは確実です!」フンスー
と、誇り気味に魔女教会のことを持ち上げる。
「....まぁ、讃頌会とかTOPSの横やりのせいで新エリー都一位じゃないんだけどね」ボソッ
「何か言ったかしら?」
「イエッ!マリモッ!」
と、このように讃頌会やTOPSの企業達の邪魔が入るせいで、売り上げなどが負けている.....それでも入る人は続々と増えているけどね。
『あー、こうなってくると、魔女教会も一回洗いを入れないといけないよな~』
「そうですね。いつどこで
『そうそう...こんな風にね』ズアッ!!
「へっ....ぎゃぁぁぁっ!?」
『!?』
すると突然、ラブラドは杖を翳すと、1人の社員を影のような手で絡めとる。
『ダメだよ君....勝手に
「っ!彼、どうやら書類を盗んでいたようね」
サラがそう言うと、秘書の一人が資料を取る。
「なっ...!!これは―――『魔女教会が扱う魔法について』の資料です!」
「ということは....
『....讃頌会か』
「ぐっ....は、始まりの主は貴様らのような紛い物が許しはしないのだ....ふ゛こ゛ッ゛!?」
「黙りなさい」
と、サラが社員に紛れた讃頌会を踏みつける。
『さ、サラ君?』
「主任はね....世に捨てられ、全てに絶望した私を受け入れてくれた主なのよ?他の人達だってそう、ホロウ災害で居場所を失った人、周りの人から否定され続けた人、悪人に貶められた人....そんな世の人達を主任は掬い上げてくれたのよ?貴方のようにただただ、始まりの主とかいう正体不明の人物を崇拝している盲目の集団とは違うのよ―――分かったのなら恥を知れ、毒物」
(こ、こえー...)
この場にいた全員がそう思ってしまうぐらい、サラはブチ切れていた。
あの後、その偽社員は治安局に引渡し、作業を進めるのであった。
『....やっぱ、カルト集団とTOPSの偉い人の考えはよくわかんねぇなーホント....』ズズッ....
ラブラドはサラが入れた紅茶を飲み干し、今日も今日とて魔女教会の仕事をするのであった。
ラブラド
転生したらハイヨトだった件
ホロウの中でふらついていたら、女性を発見、手当てして帰らせたら、ずぶ濡れの状態で戻ってきてビックリ。
サラの名が出てびっくりしたが、全てに絶望している姿を見て、必死に隣でメンタルケアしたら、崇拝された。
能力はエーテルによってできた魔法のようなものを出す。種類は多々あり、能力の向上、影の操作、重力操作など多彩。それを相手にも分け与えることが可能。
魔女教会
讃頌会とは相反する組織であり、讃頌会は「無力なヒトの身を捨て、ホロウに適応した生命へと生まれ変わる」事を教義をしているが、魔女教会は「ヒトの身で立ち向かい、ホロウに適応する」事を教義をしている。崇拝するのは当然ラブラド。
ラブラドのエーテルを媒介に、様々な独自の技術力で新エリー都に貢献している。
貢献してるが、讃頌会と互換性があるのか、勘違いしやすい。
サラ
元H.A.N.D.
捨てられた世に絶望したのをラブラドが隣で話を受け止めて、全部を出し切ったらラブラドを崇拝することとなった。ちなみに魔女教会を作ったのはこの人。
ラブラドを主任と呼び、彼の為なら命を燃やせる覚悟があるらしい(それ本人に言ったらめっちゃ止められた)魔女教会の副主任である。ラブラドから魔力を受け取っており、ホロウ空間を操る能力を授かっている。主任に依存気味らしい。H.A.N.D.のメンバーを見ると、すっごい渋い顔をする。
ビビアン
実は魔女教会に拾われた人。
人の死の未来が分かると気味悪がられていたが、ラブラドが『んなことより、腹減ってるだろ?おら食え』と、拾われてすくすくと育てられた。
『パエトーン』のファンは相変わらずだが、スパイの技術を学ぶため、モッキンバードへ入ると決意、それをラブラドに話したらすんなりOKだして、ちょっと戸惑った。
サラのことはお姉様と呼んでいる。たまに会いに来る。モッキンバードへ入る前に重力を操る能力を授かっている。
ツイッギー
ホロウの道端に発見したクローン。
侵蝕された体だったので、手足はラブラドに授かった影の能力で保管。
サラのとこで秘書の手伝いをしている。
アンビーの件は一悶着あるかも....
この設定だと、いろんなキャラを回収するフラグが溜まる。
サラがこんな過去があったなんて...まぁそれはそれだけど
タンザナイトにヒロインはいる?
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いる
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いらない
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ハーレム一丁!!