転生先はエーテリアス   作:YEX

48 / 330
IF もしもタンザナイトが六課に確保されていたら....その3

とある路地裏....そこには、鉱物で出来た腕がぽつんとあった。

 

『....』ピキッ...ピキキッ....

 

左腕の付け根部分から、エーテル結晶が出てきて、みるみると人の形へと変わり、とある人物に似たものへと再生した。

 

『......』

 

その人物は、緑色の長髪をプラスネジを模した髪留めでツインテールにしており、房にはそれぞれ黒いリボンをバツ印に巻き付けている。青色が入った黒色のメイド服、青色の瞳に黄色のハイライトが入ったタレ目、小さく垂れ下がった少し太め (まろ眉気味) の眉が特徴的で『カリン・ウィクス』と瓜二つな顔つきだった.....本物(オリジナル)違うところと言えば、髪色と瞳の色、服の色である。

 

『......!』

 

「おい見ろよ....あんなところに良い上玉がいんぜ?」

 

「おお....可愛いじゃねぇか!」

 

偽カリンが再生した体を確認していると、どこからかチンピラモブ(命知らず)が現れた。

 

「へへへ....そこのお嬢ちゃんちょっといいか?」

 

『......』

 

「無視してんじゃねぇ.....よっ!」

 

ビリッ!

 

チンピラの一人が近づくと、いきなり偽カリンの上部分の服をやぶる。

 

「へへへ.....ああ?」

 

チンピラがゲスイ顔をしながら偽カリンの胸をみると.....そこには女性の胸ではなく、ブラックホールのような玉が体に埋め込まれていた。

 

「なんだ....この玉.....」

 

「おっ....おい、おいっ!

 

「うるせぇな、どうした!」

 

「お前、腕が!」

 

「腕?......っ!」

 

チンピラの取り巻きが怯えた表情で言ってきたのでふと、手を見ると....偽カリンの掴んでいるチンピラの腕が()()()()()()()()

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 

『......』ズズズッ.....

 

偽カリンは一瞬にして、チンピラの一人を瞬く間に取り込んだ。

 

『......っ』ギロリッ

 

「「ひっ....ひぃぃぃぃ!!」」

 

取り込んだ偽カリンは次の標的を睨みつけ、チンピラたちは怯える。

 

「に....逃げろぉぉっ!」

 

「たったすけてくれぇぇ!」

 

『.......』バッ

 

 

「「ぎゃああああああああっ!!―――――」」

 

 

その惨劇をみたチンピラたちはとっさに逃げ出すが.....偽カリンの追跡から逃れず、チンピラの悲鳴が響き渡る。

 

『―――Ureyyy.....』

 

バッ

 

三人を取り込んだ偽カリンはため息交じりに呟き、その後、何かを感じ取れた場所へと飛び始め、屋根にのぼって走り去っていった.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?さっき何か聞こえたけど....気のせいかな?」

「.....あっ靴がおちてる」

 

~~~~~

 

「ではこれから尋問を開始します」

 

『ご....ごくり...』

 

一方、タンザナイトは対ホロウ六課の尋問が始まろうとしていた。

 

「まず、最初の質問です。『あなたの名前は?』」

 

『.....タンザナイト、インターノットでは『蒼光の騎士』で名が通っている....』

 

「ふむ...『蒼光の騎士』、噂ではうっかりホロウに入ってしまった一般市民を救助したり、調査員たちの助太刀など耳に入っていますね」

 

と、月城は確認しながら、眼鏡を光らせる。

 

「では、『出身はどこですか?』」

 

『あんまそん時の記憶はないぞ』

 

「ふむ....エーテリアスになった際の記憶喪失ですか.....いや、それでも....」

 

「私からもいいか?」

 

と、今度は星見が尋問する。

 

「では、『何故あんなに手ごたえがあったのか?』」

 

『そりゃあ....特訓したからとしか....』

 

「ふむ....具体的にはどんな修行なのだ?」

 

『俺の能力はエーテル結晶を自在に操るから、自分が思い付いたことをとことんやった....かな?』

 

「ほう....そんな修行があるのか....」

 

「課長、あれはあのエーテリアスだからできたやつですからね?課長がマネしてもエーテル結晶が出てくることはないですからね?」

 

と、キラキラした目で見つめる星見を悠真はツッコム。

 

「むぅ....そうか...」

 

「はいはーい!次は蒼角が聞くね!.....ずばり、『好きな食べ物は?』」

 

「蒼角ちゃん、今その情報いるのかい?僕はいらないと思うな~....」

 

『.....サバ味噌と甘いスイーツ系』

 

「いや答えるんかい!マジメですかあんた!」

 

蒼角の質問に普通に答えるタンザナイトにツッコム悠真だった。

 

「ちょっとちょっと!これはあくまで今後の為の尋問ですからね!?遊びでやってるんじゃないんですよ!?」

 

「いいだろう、私の今後の修行相手にもなるからな」

 

(もう修行相手判定しとる!?)

 

『おい拒否権』

 

さすがのタンザナイトもこれにはツッコム。

余りにも脱線しすぎるので悠真が軌道修正する.....

 

「えー....コホンッ――『あんたは今まで人を襲ったことはあるかい?』」

 

ない。俺は自分から襲うような真似はしない....襲ってきたらやり返すがな』

 

「....へー」

 

その答えに、悠真は黄色の瞳で見つめ、その後、一つため息が出る。

 

「はぁー....どうします副課長?このエーテリアス、結構人の心が失っていないようですが?」

 

「そうですね....」

 

(おっ....これはいけそうか?)

 

と、内心ほっとしているタンザナイト。

 

「そもそも、エーテリアスはホロウ内でしか活動できない.....それがいま、このエーテリアスは理性もある、人語が話せる、ホロウ外での活動...と、どれもとっても規格外な存在なんですよ....」

 

「確かに....もしかしたら、自然に生まれたんじゃなくて、誰かに作られたかもしれませんね」

 

「その可能性も捨てきれませんね....一度、このエーテリアスを診断する価値はありそうです」

 

『....えーっと、どうなんの俺は....』

 

「すみません、置いてけぼりでしたね。尋問した結果、貴方にはこちらに危害を加える人ではないと分かりました.....ですが、一度こちらで診断していただきます。あまりにも前例がないエーテリアスですので我々もその謎の追究する義務があります。いいですか?」

 

『えー.....もしかして、特撮よろしくな改造手術的なことを?』

 

「安心してください。そんな非人道的なやり方ではないので....血液検査や最新機器での診察なので大丈夫ですよ。もちろん、あとでお菓子とかも用意しておきますよ?」

 

と、月城はにっこりと優しく微笑む。

 

『(お菓子....)ピクリッ....まぁ、その程度ならいいけど』

 

(いまこのエーテリアス、お菓子に反応したな....)

 

「ねえねえ、ナギねえ!蒼角もおかし食べていい?」

 

「ダメですよ蒼角、あれはあのエーテリアス用です。.....後で蒼角用のお菓子を用意しますので我慢ですよ?」

 

「はーい....」

 

と、渋々了承する蒼角の横で、タンザナイトは拘束から外させてもらった後、ふと思い出す。

 

『....違和感あるし、もういいかな?』

 

「?....何がだい?」

 

ピキッ....ピキキキッ!!

 

「「「「!?」」」」

 

突然、タンザナイトの左腕が鉱石が生えてきて、みるみると元の腕へともどった。

 

『うん、やっぱ両手があると違和感がないな』

 

「再生持ちか....これは腕が鳴る...」

 

「うわーすごーい!!」

 

「っ....っ....!?」カタカタ

 

「....いくら何でも規格外すぎでしょ?」

 

と、対ホロウ六課のメンバーは、腕が生えたことに驚きと関心が出てくるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あそこか.....我が『肉体(Body)』......』

 

高い建物で偽カリンが見下ろしていたのは.....H.A.N.D.本部であった。




偽カリンのcvだぶん察してると思う

ツール・ド・インフェルノのボス候補は決まってるけど迷ってるんだよな....どうしよ

  • ポンペイ「もどき」
  • 「ぺらっぺらの正義のなぁ!!」
  • 「許可なく見上げるな小僧」
  • 「チャオ~」
  • 「アークライズ.....」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。