子供『ラピスラー』という少女の父親、『インディゴ』と出会い、預かっている娘のところまで向かった。
「わーいパパー」キャッキャッ
『おぉー娘よ...元気でよかった』*1
「....娘って言っても、あんた何歳なのよ」
『16』
「いやわっかぁ!?」
「そんなに若いのに...娘を育ててるなんてすごいなぁ...」
「....もしかして、その子って捨て子なのか?」
『あー...まぁ厳密に言えば.....なっ』
「んー...」ギュー...
ラピスラーはインディゴにギューっと抱き締めていた。
『最初の出会いは....そうだな、ある時ホロウに襲われてるのと助けた時だな...そこから色々あったな...初めての夏祭りにお遊び、海に出て泳いだり、秋の紅葉で楽しんだり、雪が積もって雪だるまを作ったり、初詣でおみくじ引いたりしてな...』*2
「...そんなにやってたんだ」
「どれぐらい居たんだよ...」
「3ヶ月ぐらい」
『嘘っぱちじゃねえか!!』
『嘘じゃない!俺の心の
『お前絶対存在しない記憶が発生してない?領域展開してない?』
「なにやってんだか....『ppp』ん?」
するとアキラのスマホからメールが届く....差出人は『青衣』からだった。
『すまん、今手が空いてるか?』
『実は今ちょっとおかしなことがあってな....』
『ふむ、どうか落ち着いて聞いてほしい....』
『今、朱鳶が二人いる』
『いや違うぞ、朱鳶は双子なんていないぞ』
『その反応....なにやら心当たりがあるようじゃな?』
『あぁいたぞ...空から降ってきたときは驚いたがな...』
『詳しいところは治安局、そうじゃな...ルミナスクエアの方へ来てほしい....待っているぞ』
っとアキラはメールを確認すると、みんなに伝える。
「皆、聞いてくれ...今治安局の方で別の世界から来た人が今いるんだ」
『マジっすか!?』
「ってことはもしや....」
「あぁ、別世界のエーテリアスもここに来ている」
『これで四人目...ですね』
「まぁー取りあえず...行ってみない?話はそれからだし」
「そうだね...じゃあ行こうか」
こうしてアキラ達は四人目の別世界の人に会うため、ルミナスクエアの治安局に向かうのであった。
『ルミナスクエア 治安局 駐車場』
「到着したね...」
「待っておったぞ主よ」
そこに現れたのは、ツインテールの幼い少女にしか見えないが、その正体は人間そっくりなタイプの知能機械人、『青衣』が現れた。
「ふむ、どうやら主もこのおかしな体験をしたようじゃな...顔でわかるぞ?」
「ははは...どうも」
すると続々とタンザナイト達が現れる。
『ふぃー...狭かったぁー』←アキラの車に乗っていたタンザナイト
『サイズ的に入らなかったから徒歩で来たな....』←サイズ的に無理だったので徒歩で来たインディゴ
「ターコイズは車よりも早い」フンスー
『バウッ!』←アンビー乗せて走ってきたターコイズ
「....多くないか?」
「ははは....色々ありまして」
「まぁよい...ではこちらも紹介するとしよう...朱鳶、出てきていいぞ」
「はいっ」
青衣が合図すると、でてきたのは一人の女と青く光ってるエーテリアスだった。
「番号148 朱鳶、ただいまここに」ビシッ
『番号191 ブルート・パーズ 同じくここに』ビシッ
っと敬礼する。
「....驚いた、まさかこのエーテリアスも治安官だったなんて...」
『....色々と職に就いてね?俺...』
「あー...取りあえずどういった経路でここに?」
「ふむ...そうじゃな、あれは数時間前のことじゃな...我と朱鳶...正確にはこっちの世界の方の朱鳶と犯人を追いかけていたことなんじゃが.....」
数時間前....
原「そこの犯人、止まりなさい!」
「うっ動くなぁ!こいつがどうなってもいいのかぁ!」スッ
「うぅ....」グスッ
朱鳶達は追い込んだが犯人は人質をとり、難航していた。
「むぅ....厄介じゃ、迂闊に手を出せん」
原「くっ...卑怯な」
「へへっ...あ?」ゴゴゴゴゴゴ
すると犯人が上を見上げると....そこには巨大なものが向かってきている。
「なっ!?なんだこれはっ....『ドスゥゥンッ!』ぎゃぁぁぁぁっ!?」
その巨大なものは犯人を押し潰したのであった。
原「くっ...今のは...」
「うえーんっ!...」
「...どうやら人質は無事なようじゃな...して、いったい何が...むっ?」
煙が晴れると....そこには、青い光を放つ大きなエーテリアスがいた。
「なんと、これは珍妙な....空からエーテリアスが降ってくるなんて思わんぞ...しかもそれもホロウ外部から....」
原「っ!あのエーテリアスの上に誰かいます!」
青いエーテリアスの腹の上に誰かが乗っている...それを確認するため、人質を避難させた朱鳶と青衣が近づいてみると....
「なんじゃと?」
原「こっ...これは、私?」
「....っ...」
なんとそこにはもう一人の朱鳶がいたのであった。
「ふむ....朱鳶よ、一応聞いておくが....双子の姉では無いよな?」
原「いいえ先輩、私に双子なんていません...でもこれは一体....」
「....取りあえずこの二人を医療室に運ぶぞ、話は目覚めてからじゃ」
そう言うと、青いエーテリアスともう一人の朱鳶を医療室に運び込むのであった。
~~~~
『.....うん?』ガバッ
治安局のベットから青いエーテリアス....『ブルート・パーズ』が目を覚ました。
『ここは...治安局の医療室?...そうだ、朱鳶先輩は...』
っと辺りを見渡すと、横には静かな寝息をたてている朱鳶がいた。
それを見たブルートは安心する。
『ほっ....良かった』
ガチャ
『!』
「ふむ....そっちのエーテリアスは目覚めたようじゃな」
『青衣先輩!...どうしてここに?』
「待て待て待たんか....我じゃって今混乱しておる....それに主らにも聞きたいこともあるしな」
『....?』
その言葉に疑問を持ったブルート、すると医療室の扉が開き、入ってくる。
原「先輩、あの人たちの様子は...」
「ふむ....どうやら青いエーテリアスの方は目覚めたのぉ~」
『えっ?....『チラッ』えっ?えぇ?』
っとブルートはベットで寝ている朱鳶と目の前にいた朱鳶を交互に見て、混乱する。
数分後....
「ふむ...この治安局のIDカードは我らと同じタイプ...本当に主も治安局の人じゃったとは....いやはや、別世界は広いのぉ~....」
『自分も、まさか別世界の青衣先輩達に出会うなんて思ってもいませんでしたよ....』
原「うぅ...こうして見ると、いざ自分が目の前にいるなんて何だか不思議な気分です...」
「うっ...んんっ」ゴソゴソ
すると別世界の朱鳶が目を覚ます。
『先輩、目が覚めたんですね』
「えぇ....にしてもここは?......えっ?ええっ!?」
「....もう一回こやつにも説明せんとな」
っと驚く別世界の朱鳶にやれやれ、と呆れながらも説明する青衣であった。
~~~~
「...っとこのような感じじゃ」
「成る程...大体理解した」
「わーい!面白ーい!」キャピキャピ
『危ないから気を付けてね』
「あの子、早速ブルートと遊んでる....」
『ppp...』
ラピスラーはブルートの肩から出てきた標識等で遊んでいた。
するとアキラのスマホからメールが届く。
「ん?....クレタからだ...どうしたんだ?」
『今手が空いてるか?』
『話は後だ!』
『今すぐ黒雁街跡地に来てくれ!』
『あー何て言えばいいか.....』
『兎に角早く来てくれ!』
っとアキラはメールを確認すると、みんなに伝える。
「皆、今から白祇重工の所へ行くけどいいかい?」
『白祇重工?何でまた?』
「わからない...何やら急な助けが必要みたいだ」
『困っているなら....見過ごせませんね....早速行きましょうか』
「...何かどんどん増えていくわね」
「ははは...確かにそうだね」
『バウッ!』
っと苦笑いするリンであった.....
こうして、アキラ達は急いで白祇重工の所へ向かうのであった。
『黒雁街跡地 工事現場』
「急いで来たけど....これは....」
『.....』
アキラ達が目の当たりにしたのは.....
「ねっ...ねぇ?その機械さぁ...お姉さんに見せてもらってもいいかな?」ハァハァ....
『.....』*3
「あー....グレース?このエーテリアスがビビっているが?」
原「やめろ姉貴!!機械のエーテリアスで興奮するのが分かるが落ち着け!」
「そうだ姉...グレース!一回落ち着けぇ!!」
「嫌だぁ!私は引かぬ、媚びぬ、顧みぬ!私に撤退はないっ!!だから離しておちびちゃん達!!」
「「いい加減にしろよお前っ!!」」
....何やら興奮している女、『グレース』を止めている二人の女、『クレタ』達に機械のエーテリアスが熊のシリオン、『ベン』を盾にしていた場面が目に映る。
「あのエーテリアス...めちゃくちゃ引いてるな」
『....まぁあの場面ならそうだろうな、俺も嫌だし』
「....これで五人目だね」
「と、取りあえずその人たちを落ち着かせましょう...」
朱鳶がそう言うと、アキラ達はグレースを落ち着かせるのであった。
....そしてそうしている中、何やらとある場所で廻りの空気が変わっていた.....
ゴゴゴゴゴゴ
五つの小さい歪みが今、混ざろうとしていた。
タンザナイト『....俺は、アキラとリンにこれから起こる未来のことを伝えた方がいいのか?』
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伝えよう!
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いや、危険すぎる...誤魔化すか