次にタンザナイトは『カモン・ミールティ』のデリバリーが当たったとされている、対ホロウ六課のオフィスへ来ていたのだったが....そこで奇妙な場面に遭遇する。
「貴様...その手を離せ。これは私の母上だ」グッ
T「...違うこれは私の母上だ」グッ
「えーっと....仲良くね?」ググッ
『.....』
「弟さんこれ止めなくていいの?」
『なら止めてみるか?二人の
「いえ遠慮しときます!!」
二人の星見が星見の母さんの抱き合ってにらみ合い、それを悠真やトラキアン達が見ている場面だった。
『....何してんの?』
「むっ....喋るエーテリアス?」
『んあ?』
「あら?」
T「っ!いたのか、タンザナイト....」
と、さっきまでいがみ合っていた星見達が一斉に視線をタンザナイトに移る。
『....なぁ、もしかして星見がもうひとりいるのって....』
「はい、タンザナイトが思っている通り、この方たちは最近発生した『謎のホロウ空間』から来られた人たちです」
「....やっぱりか」
と、タンザナイトは前にルーシーの件を見ていたので月城に聞くと予想通り、この星見たちは別の世界からきた人達だった....当然、このエーテリアスも――
『ということはお前....前にあった弟の名前から察するに多分――『
『っ!よく分かったな....それにその言葉を言うということはまさか....』
『ああ、まぁ言っちゃえば別の世界線の俺だな』
「まぁ!まさか他の世界の剣に出会うなんて....よろしくね」
と、ここで星見の母さんがタンザナイトに話かける。
『おっおう、こちらこそ.....俺は『タンザナイト』だ』
「タンザナイト....良い名前ね」ヨシヨシ
『.....』
(あっ照れてる)
「「....むぅ」」
星見の母さんがそう言いながらタンザナイトの頭をヨシヨシする。
『こ、コホン....ところで何でここに』
『ああ...実はこの世界に来た時でな....』
~~~~
「そうだな.....お昼を食べよう」 ドーンっ!
この世界に来て、最初の言葉は星見が何かを食べたいことだった。
「....えっと、一応言いますが――私達は今、ホロウの影響でどこかに飛ばされているんですよ?」
『大丈夫だよ母さん、俺と姉貴がいればどんなことでも打ち破れるはずさ』
「もう...二人ともマイペースなんですから.....」
と、自信ありげに言う剣に星見の母さんは「全く」といいながらため息を一つ吐いて、三人は腹ごしらえするため、店を探し始めると、そこに今の光景を目にして止まった人がいた。
T「......」
「課長?どうしたんですか、そんなに目をかっぴらいて.....んー?」カチャッ
その人は、この世界の星見とその付き添いの月城だった。月城は不思議な光景を目にすると眼鏡を整えながら見る。
「あれは....課長?服も同じですし、所謂コスプレでしょうか?.....というか何かエーテリアスいませんか?それになんだか普通に話して『ドンッ!!』―――って課長!?」
「ふふ....ん?」
と、星見の母さんが振り向くと、急接近する星見が目にする。
T「....母上?」キキッ!
「えっ?....み、雅が二人?」
「ほう....私がもう一人いる」
『....アッ(察し)』
その場で止まって、困惑していると.....星見が母さんに抱き着いた。
「えっ...み、雅?」
T「母上....母上....」グスッ
「『!』」
すると、星見が母さんに抱き着いたまま、大粒の涙を流した。
「私は.....うう....ぅぅぅっ....」グッ
「.....」
星見は子供の頃、自身の手で母さんを刺してしまったことを悔やみ、別世界とは言えどこうして星見の母さんが生きていることに嬉しさがこみあげて、涙があふれるのだった。
「雅、顔を上げて」
T「グズッ...母上?」
「なんで悲しいのか分からないけど....ずっと頑張って来たのね」
T「....うん」
「そう....偉いわ、雅」ポンポン
T「―――っ」
笑顔で撫でる星見の母さんの手を、星見は手を掴み、それを頬に持ってきて、添えると母さんのぬくもりを感じながら、星見はポロポロと涙が零れ始める。それを黙って見守る剣と別世界の星見だった.....*1
~~~~
『...という感じで俺らここのオフィスまでやって来たってこと』
「うふふ....雅が双子みたいで可愛いわ」
『はえー』
「...ところでなんで相棒はここに?」
『あぁ?...ああ、『カモン・ミールティ』のキャンペーンで抽選に当たっただろ?その注文を届けに来た』
「本当?わーい!ごはんだー!」
「ふふっ、蒼角ったら....そうだ、タンザナイトも一緒に食べませんか?」
『えっいいの?』
「ええ、課長も喜びますし.....それに私も」ボソッ
『?....そう言うならお言葉に甘えるよ』
そう言い、タンザナイト達は届けた品を片手に色々話し合ったのだった。
「っ!うまいな、この『メロン入りロールケーキ』は....!」ピョコピョコ
T「そうだろう?やはりこの店の菓子はうまいな...!」ピョコピョコ
(耳がめっちゃう動いてる....)
と、美味しかったのか、ピョコピョコと耳が動き回る光景をタンザナイト達は遠目で見ていた。
「うふふ....二人とも、口元にクリームが付いてますよ?」
『全く、姉貴は....』スーッ
「というか君、口そこなんだ」
星見の母さんは二人の口元のクリームを拭いてる光景を剣は呆れるながら食べるが、ワームホールに運んでいたので、悠真が突っ込んだ。
「どうぞ、タンザナイト」スッ
『ん?....どうも』アムッ
T「....」
月城がケーキをタンザナイトの口にフォークで渡すのをみた星見は、こちらもロールケーキをタンザナイトに渡す。
T「タンザナイト、このケーキもうまいぞ」
『え?みや―――もがぁっ!?』
「た、タンザナイト!?」
と、星見がタンザナイトの口?を無理やりに突っ込ませる。
「...うふふ、二人のやり取りにそっくりだわ♪」
『やれやれ....別の世界の姉貴でも、本質的には同じだな』
「....」モッモッ
その二人のやり取りを見て、それぞれの反応をみせるのであった....
「そうえば、剣って元々課長の剣って使えたんだね」
『ん?ああ、でも主導権を姉貴に渡したから、使う時はただの剣だがな』
「へー....」
『まぁ、姉貴との主導権めぐる戦いでポート・エルビスのホロウの場所が色々と崩壊してたが....』
「何してんのあんた!?」
「あとにも先にも、これ以上のない試合だったな」フンスッ
「しかもなんか得意げにしとる!?」
T「ほう....それはぜひとも一試合を試したいものだな」
「ふむ...私も思ったところだ」
「課長?」
『....大丈夫かな....建物』
と、剣は遠い目でこれから起こることを心配する....後に、訓練所が崩壊寸前になったことは少し先である.....
ツール・ド・インフェルノのボス候補は決まってるけど迷ってるんだよな....どうしよ
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ポンペイ「もどき」
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「ぺらっぺらの正義のなぁ!!」
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「許可なく見上げるな小僧」
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「チャオ~」
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「アークライズ.....」