転生先はエーテリアス   作:YEX

84 / 330
11号とカモン・ミールティーのサブストーリーです。


レッドホットなティー・ブレイク

『カモン・ミールティ』

 

そこは最近出来た喫茶であり、そこでは味わい深い紅茶が楽しめる喫茶店である....そこにとある人物が頼んでいた。

 

「ここに激辛の料理は無いのかしら?」

 

「.....帰ってくんない?」

 

『......』

 

そこには、11号とタンザナイトが入店していたのだった。

 

「何?何故だ、私はただ紅茶と一緒に辛いものを食べたいと思って来たのだが?」

 

ここ喫茶店やぞ。あるわけないだろそんな激辛の料理は」

 

『多分あったとしても、お前の口に合うか分からんぞ?』

 

「むぅ....」

 

と、11号は顔をしょんぼりする。

 

「はぁー....待ってろ、辛いのは出せんがスパイスの効いた菓子なら出せる」

 

そう言うと、店長が作り始める。

 

数分後、菓子と紅茶を持ってくる。

 

「お待たせしました、こちら『アップルパイとミルクティー』と『スパイスクッキーとストレートティー』だ」コト

 

『おー来た』

 

「頂くわ」パクッ

 

そう言い、11号は一口かじった。

 

「....!これはいい、様々なスパイスが鼻に通る....とても奥深いわね」

 

「だろ?...何たって()()()()()()()()()一から作ってるんだぜ?」

 

「...この紅茶もいい、さっき食べたクッキーの味も合わさって深みが増したわ」

 

と、11号は食べた商品を誉める。

 

『やっぱりティータイムするならここだよな~』

 

「...一つ聞いていいかしら?」

 

「ん?」

 

ここで11号はあることを聞き始める。

 

「この店の従業員は昔、反乱軍だったはず...なのに何故、ここで働くようになったの?」

 

「あー...その事か」

 

その言葉に、店長は懐かしそうに思いだす。

 

「それはタンザナイトさんのお陰かな」

 

「タンザナイトが?」

 

『おっ?あの事か?』

 

「そうだな、ここを始めたきっかけは、タンザナイトさんと初めて会ったときだったな...」

 

それはこの店が建てられる前の出来事.....

 

 

 

~~~~

 

「隊長、こちらの武器の調達が完了しました」

 

「分かった、次は設備の点検を頼む」

 

「了解」

 

とあるボロボロの建物に、多数の反乱軍が待機していた。

 

「我々は金を入ればどんな仕事も引き受ける...そういう道しか残されていないからな...たとえ()()()()()()()()()()()....」

 

「隊長!!」ダンッ!

 

すると一人の兵が、慌てて飛び出してくる。

 

「何だ、こんなときに?」

 

「た、大変です!奴が...『蒼光の騎士』がここに接近しています!」

 

「何だと!?まさか、ここに嗅ぎ付けたのか!?」

 

「隊長、どうしますか?」

 

「全員、戦闘体勢に入れ!奴を近づけさせるなぁ!!」

 

隊長がそう言い、全軍装備して建物の前に出た....

 

 

数分後──

 

 

『ふぃー...()()散歩してただけなのに、まさかここに反乱軍が占拠していたとは....』

 

「ぐっ...くそぉ...」

 

そこに立っていたのは、多数の反乱軍を壊滅させたタンザナイトの姿があった。

 

『たっく....何でテロ行為のことすんかなー?』

 

「ふっ...貴様にはわからんだろうな....『旧都陥落』事件の後のことなんか....俺たちがどれだけ苦労したことも...!」

 

『.....』

 

隊長の言葉にタンザナイトは考え込む...すると、タンザナイトはとある提案を思い付く。

 

『.....じゃあ、ちょっと付き合ってくれる?』

 

「....何?」

 

 

~~~~

 

『ついた~』

 

「おい、ここはどこだ?」

 

タンザナイトがついた先は、どこか古さを感じるレンガ伊達の煙突付きの家が目の前にあった。

 

『前に空き家があってだな....何かに使えそうと思って、この家を買い取ったんだ...いつかここに誰かがお店を開くためにね』

 

「.....」

 

『中に入ってみる?』

 

そう言い、タンザナイトは反乱軍の隊長を中に入れる。

 

───中は、()()()()()()のかきれいで、まだ何も置いてなく、冷蔵庫や水道、カウンターらしきものしかなかった。そんな中、唯一物が置かれていたのが見つかる。

 

「中は思ったより綺麗だな―――っ!これは....ティーポットか?」

 

『そっ....実はこの家の庭には『紅茶』を植えてるんだよね~』コポコポ

 

そう言いながら、タンザナイトはティーポットを洗い、湯を沸かし、紅茶を入れる。

 

『ほら、飲みな』コトッ

 

「これは....」

 

タンザナイトが出したのは...仕上げにミルクを足した、『ミルクティー』であった。

 

『安心しろ、毒とかそんなもん入れてないから』ズズ....

 

「.....頂く」ズズ

 

タンザナイトが砂糖を入れ、飲んでいるのをみると、隊長も飲み始める。

 

「....分からん、なぜここに案内した?」

 

『ん?....そうだな、単刀直入にいうと、お店開かないか?

 

「なんだと?」

 

タンザナイトは反乱軍にこの家をお店にするよう提案してきた。

 

『この家を()()()()()にしようと考えてるんだけどさぁ....如何せん人手が足りないからさ、開業できないんだよねぇ』

 

「まさかとは思うが....我々にその家で営業をしろと?」

 

『うん』

 

「.......」

 

その答えに唖然とする隊長だった。

 

『だってこれから先、血なまぐさいことばっか進み続けると、感情も繋がりも、なんもかんもなくなるでしょ?.....そんなの嫌じゃん

 

「.....何故だ」

 

『ん?』

 

「何故、俺達にここまでする?...それでお前になんの得がある!

 

『......』

 

隊長の言葉に、タンザナイトは考え――にやけながら言う。

 

 

『なんか、俺がほっとけないからかなぁ~』

 

 

「っ!?」

 

その言葉に、隊長、閃光走る!―――重なる、子供時代の母親に!

 

「........っ」

 

『?.....どうした?』

 

タンザナイトの姿が昔の母親と重なり、顔を抑える隊長.....すると隊長はタンザナイトに聞く。

 

「....変われるのか?今から.....」

 

『......変わるか変わらんかは結局は自分の気持ちしだいだけど.....その気持ちがあるなら変われるんじゃない?

 

「.....そうか」ズズ

 

そう答えた後、隊長はミルクティーをすする。

その顔は吹っ切れたように感じる。

 

 

 

~~~~

 

「....俺達はあの日、()()()()()()()()()()()()――ではなく紅茶で、人生を流す.....そう決意したんだ」

 

「.....それは、素晴らしいことね」

 

「どうも」

 

『今では有名店に成長して....お父さん感動したよ

 

「父さんではないだろ....」

 

『ハハハっ』

 

「ふっ....どうりであの時、敵であった私を助けるわけだ......」

 

っと軽い冗談を混じりつつ、店長がお菓子をタンザナイト達に提供してきた。

 

「あと.......これ、新しく考えた商品なんだが....試食してみてくれないか?」

 

『おぉ、ケーキか?』

 

「おしゃれな見た目ね」

 

それは、四角型のケーキで、下にスポンジ、その上にムース、クリーム、スポンジの順に乗せられ、その上にカラメルらしきソースがかけられている。

 

『いただきまーす『パクッ』.....んんっ!美味しい!』

 

「これは....ソースのほろ苦さとケーキの甘さが合わさっていいわね」

 

「それはうれしいな」

 

美味しいと、絶賛する声に元隊長、現店長はニヤケながら呟いた。

ツール・ド・インフェルノのボス候補は決まってるけど迷ってるんだよな....どうしよ

  • ポンペイ「もどき」
  • 「ぺらっぺらの正義のなぁ!!」
  • 「許可なく見上げるな小僧」
  • 「チャオ~」
  • 「アークライズ.....」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。